情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
――もう一方から意識逸らさないでね。
動いたら教えてくれると、……、
[男へとそう告げる最中、視界の先に現れた二人組に気付いて口を閉ざす。
ちら、と視線を往復させるのは、30代程の男と――
フードで良く見えないが、恐らく己よりは幾らか年上に見える男。
尤も、どちらが魔術師かぐらいは、令呪の反応で充分判るが。
――と、突如大仰に嘆く男に、一瞬面食らったのかぱちりと翠を瞬いた。
…警戒はしていたが、第一声がそれとは流石に想定していなかった。
おた、と僅かにたじろぎながらも、視線は両者から逸らさない。]
…お、おじさんに比べれば若輩者だろうけど!
――…ってゆか、聖杯戦争を“こんなこと”呼ばわり、ね。
貴方、ほんとに魔術師?
[比べるも何も、あらゆる意味で若輩者なのはさて置いておく。
まぁ曲がりなりにも魔術師でなければ、
サーヴァントを呼びだしたりしないだろうが。]
―埴市南部・教会付近地上/時刻:夜―
…――ギイチ。
[短く、囁くような声を
大仰な声を上げる己の召喚主へ向けた。
王の気配を持つサーヴァントも
気づいていたかも知れぬ]
鐘楼の上。
狙っている。
ああ、こんな事だ。
だからこそ、君のような少女が……
[魔術師と言う問いには答えずに、そう言う。
ユダの言葉を聞き、「僕は耐えられない」などと言いながら、鐘楼からは見えないであろう位置へと移動した。]
どういう事だ、背後にはやる気の奴がいて、正面の娘はやる気は無いようだ。
[偽一は内心動揺する。
お互いいつ抜くかと不審を募らせながら、突発的に戦いが始まってしまう事はあるまいとした問いかけではあったのだが、状況は少し複雑らしい。]
…………
魔物とは3世のような者の事を言うのだと思っていたが
なるほど。このような魔物の形も在るのか。
[見えない位置へと移動する男を観察した結果
アーチャーの中では一つの結論が出た。
かすかに聞こえた最後の叫びは、その論拠のように思えた。]
……逢瀬の邪魔はよくないよな。うん。
[色々と、その、最中だったりしたら、呪われる。
何に呪われるかは分からないが、きっと呪われるだろう。
銃口を下げ、気配と風の音を聴いている。]
――…、お言葉だけどおことわり。
…他人の望みを、自分の尺で計るのは軽率じゃない?おじさん。
[案の定、キャスターのクラスを頂く男もその気配には気付いたらしい。
その言葉に、目前の相手から視線こそは逸らさぬまま、僅かに眉を寄せる。
…、流石に頭数が多いと太刀打ち出来る気がしない。
これでもまだ召喚から魔力が回復しきっている訳ではないのだ、
これで戦闘ともなれば、流石に――
元より薄い勝てるビジョンが見事に掻き消える。
今来た道、背後に位置する商店街に意識を僅か向ける。
…確か、“使えそう”なモノが、あった。
――最悪の場合は其れに頼って逃走を図る心算で一歩、退く。]
……、何。 おじさんたち、アレと手を組んでたりするわけ?
[明確な答えが返ってくるかは、知れないが。
そうなれば、尚更厄介だと。]
あっちとこっちに
繋がりはない、ということだろうな。
では…単独なのだろう。
……。
[ちら、と今は影となった鐘楼に視線を向ける。
向けられていた「戦意」は薄らいだように
感じられた。
理由を推察せども正解にたどり着くはずもなかった。]
[少女の発した言葉に、偽一はやや安堵する。
まさか、これが巧妙な嘘と言う事はあるまい。]
……いや、全く知らんよ。
と、言ってもにわかには信じられないだろうが、ともかく我々はここから引く。
状況が不確定すぎるからな。
さっき言った事は3割位は本気なんだが、まあ君がそう言うならこの話はここまでだ。
[小声でそう言うと、鐘楼からの視界を避けたまま、移動し始めた。]
[パーカーの陰になった目元、
眉を少し寄せて首を傾ぐようなしぐさを見せる。
答えるは偽一が先だった。]
…三割って。
[地味に突っ込んだ。]
そういうことだ。
…そちらは、やる気はないのだろう?
いま、…此処では。
[さて彼女の連れのサーヴァントは
どんな反応を見せたことか。
顔を上げたとき、ほんの少しだけくらいいろをした眼が相手からも見えただろう。]
[周囲の見回りを終えると、再び拠点へともどってきた。]
幸運にも近くに敵はいなそうだ。とは言え、攻められるよりは、こちらから攻める方がやり易い。
クリスティーナが目を覚ましたら、他の連中の拠点探しも含め、この町を案内してもらうとしよう。
[それだけ呟いて、再び屋敷の屋根へと飛び上がる。]
さてと…。
[そのまま静かに祈祷を始めた。]
…そ。
じゃあ、この場はこっちからも手は出さないって言っとく。
[…手を出す心算は頭っから無いがそれを口にする必要は無いだろう。
存外にあっさりと返る答えに一度翠を瞬きながら、しかし一つ頷いた。
事実それが容易に信じられるかと言えば別の話だが、
僅かに滲む安堵の気配はこちらとて同じ故に、疑うには決め手に欠ける。
――尤も、退くのならば事実此方とて有難い話だし。
それに本当に手を組んでいるのだとすれば、此方が口に出した時点で、
挟撃なりすれば良い筈だ。人数の利も向こう側に在る。]
…7割はそうでもないって事よね、それ。
[男の言葉に小さく吐息を零しながら、すれ違うようなら道を譲る。
それがてら、もう一つの気配には気付いているとは思われぬ様に
己も僅かに視界を避けるように位置を移った。]
[方や遠ざかり、方や位置を移ったようだ。
火薬の匂いは紆余曲折を経て霧散していった。]
……何もないに越したことはねーか。
最悪なのは共闘関係。最高なのは戦意なし。
[銃口は降ろしたまま、気配の行方を見守っている。]
――まだいる?
[幸運を、とその場を後にする相手を見送って――
周囲へと、更に気配を辿らせる。――やはりそれ以外に令呪の反応は無い。
己のサーヴァントへと視線を向けると、是の言葉。眉を一つ寄せた。
なれば単独で動いていると言う事だろうか。
令呪が感知出来ない範囲で、しかし然程離れていない距離にマスターがいるか
それとも単独で動くスキルをもつサーヴァント――アーチャーかアサシンか。
…アサシンならば、気配を消さない理由が思い当たらない、が。
さて、問題は此処からだ。
明らかに、自分たちの用事がある方角に相手は陣取っているという事になる。
何を思って其処にいるのか、さては参加者を待ち構える算段か――
…と、思考ばかり巡らせても仕方のないことではあるけれども。]
―埴市南部・教会付近地上/時刻:夜―
[視線を少しの間向け、流すように逸らしきる。
少女と男、その隣をすり抜けて
教会から遠ざかっていく。
警戒は解かず、見えぬ片手に銀貨を握って
此処にくるときに使ったバス停へと歩を進める。]
…あの位置から。
他に魔術師が居なかったとなると
…所謂「アーチャー」だろうな。
[偽一に向かって言う。
彼もそれくらいは分かっていよう。
樹の影になった鐘楼を一度だけ振り返った。]
ふむ。
あかさらまに警戒が滲み出ているな。
[一定距離以上を、積極的に近付いてくる様子はない。
具体的な行動は見えはしないが、気配だけはそこにある。]
戦意が無い、というわけではないのではあろうが
単純に、アクションを起こす契機を見計らっているとも取れる。
背を向ければ撃たれるか、はたまた見過されるか。
[眼下を見下ろし
風に流されるように、視線を空へ向けた。]
ここでは砲台を作るには手狭過ぎるな。
とすれば戦力は半減か。
まとめて潰す、が面倒なくて最良の選択なのだがな。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新