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[手遅れであった。
シグエルにイステの通信が届く数瞬前。
放たれた熱線は空を往く青と赤と黒の一団を薙ぎ払うように迸り、溶けた無数の鉄塊が爆ぜながら墜落していく]
[そして、それはシグエルも例外ではなかった]
う、うおおおおおお…ッ
[直撃、ではない。
だが掠めた熱線は機体を斜めに溶かし落とし、鈴木の駆る青い機体はバランスを崩して近くの民家へと突撃した――*]
……こうでもしなきゃ、
やってらんねぇんだよ。
[流れる血もそのままに、操縦桿を握る。
視線は真っ直ぐに終焉へと向けられたまま。]
手前勝手に約束だお願いだと並べ立てて、
結局は何も出来てねぇ……
自分自身の不甲斐なさに腹が立つ!!
[ヴォルバドスの手の内にある剣。
それが叫び声と共に燃え盛る蒼い焔に包まれる。]
く………!
[目の前で、何機ものHMが終焉に屠られていく。
あるものはバラバラに、
あるものは半身が溶かされ。
運よく攻撃の間をかい潜った者以外が、
次々と黒煙を上げ地へと落ちて行った。]
………いい加減にしやがれ!!!
[ヴォルバドスは剣を振りかぶり、
終焉へと向かい真っ直ぐに飛んでいく。]
スズキさん!!!!!
[シグエルが落ちていく。
起動不可能といった状態ではないだろうが、
それでも中破に値する破損だったのは見て取れる。]
なんだってんだよ、一体!
[突然の機体間の通信の不良。
それによる連携の乱れ。
シグ改は今や、屠られる獲物と化していた。]
[一機、また一機と落とされていく。
自分達はこんな物だったか。
この程度で終わるようなヤワな部隊だったか。
鬼のスズキの訓練に堪え、乗り越えてきた事はこの程度で潰えてしまうような道程だったか。
ギリ、と奥歯を噛み締め外部スピーカーのスイッチを入れる。]
―――――何をしてる!!!!!
通信が使えない程度で連携を乱すな!
スズキさんの指導はそんな生易しかったか!?
違うだろうが!
[周囲に、スピーカーから怒声が響き渡る。]
今すぐ隊列を組み直せ!
近い者はスズキさんとシグエルを回収!
これより最優先目標を本社より現れた大型インフルエンザと定める!!!
街を守るサラリーマンの意地見せてやれ!!!!
[これまでバラバラに逃げていたシグ達の動きがピタリと止まる。
そして次の瞬間には……もはや混乱は収まっていた。]
[それでも、決して敵う事はない。
落とされるスピードは遥かに遅くはなっただろうが……だがそれだけ。
少しづつ、シグ達はその数を減らして行った。]
[溜め込んだ速度と質量の積分値がラミアへと移送し、ラミアの体躯を大きく揺らる。
反動が《コンゴウ》の進路を跳弾のように屈折させた。《コンゴウ》の巨体がラミアから遠ざかるのを、翼が力任せに逆らって食い止める。姿勢が逆転しそうになってよたよたと立て直す姿は、穴から這い上がろうとする獣の様]
少々勢い余りましたね。
[キャスリーンの両手が別個の生き物のようにうねって《コンゴウ》の姿勢を制御する。それは如何にも力業で美しさの欠片も無い]
足の裏を少し火傷しました。被害詳細、右足底部十三パーセント損傷、各部外装甲は五から七パーセント、間接機構二パーセント、その他は軽微です。
敵の数は一体と、……あとは誤差です。
[大型の独立スクリーンが現れる。大写しになる巨大なる影。再臨した暴力装置。その口が赤熱し、輝く焔を吐き出して周りを一切の容赦なく薙ぎ払っていく]
あれが「終焉」です、円城寺。
[再び見る悪夢。それは懐かしいと言えるようなものではなかった。*]
 ̄―__
了解した。
[機体は、ゆっくりと海中に沈み行く。
大気の声が枯れ、水の声が大きくなる。
内部への浸透は、全く無かった。
水に触れた緑光晶から光を発し
その色は緑から深緑へ、深緑から紺へ――]
[やがて機体は潤しいまでのスカイブルーへと変化し――]
今一度、力を課そう。
遺産。遺志。
機能を稼働して。
[水圧を物ともせず、深く、深く潜っていった。
光は圧力を切り裂くように、いつまでも輝きを失わない。]
検出。
"ここ"でなら。
誰の邪魔も入らない。
誰の検知にもかからない。
[こうして――一人と一体の闘いは始まった。**]
[本当に、目の前に惑星探査装置が姿を現した。
天地をまったく異質なものに、塗り替えて行くようなテラフォーミング作業。
リルの胸を満たす感情は、単純な歓喜と言うものではない。
それは【フィリップ】と【リル】の共同研究の最後の成果であり。独り、【フィリップ】が繋いだ復讐の糸が結実した結果であり。
そう、「罪人」だと【フィリップ】が残した言葉。
実稼働するギルゲインを、【青い】【星】のインターフェイスの身体を通して、それがこの惑星の人間達に取って──まさに【終焉】に相応しいと、重くるしい程に感じさせる。]
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