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[仮眠室へ足を運ぶ。涙を流す小説家の後ろへ]
セドリック…
[一言、放つと返事も聞かずに抱きしめた]
ありがとう。
俺のことを好きになってくれて…
ありがとう。
だが…俺は貴女を幸せにすることは出来ない。
貴女を幸せにするのは…
ほら。そこにーー
[腕を放す目線の先には音と共に消えたサングラスがいた]
[もっふもふの布団とぬくもりにくるまれて、男は穏やかな寝息を立てている。
悪夢すら見ない久方ぶりの深い眠りだった。
だから気付かない。頬に添えられた手にも、その手の持ち主の心にも。
男はもう少しの間だけ、深い眠りの中で漂う]
ん゛……。
[もぞもぞと動き始めたのは、ナタリアが再び眠りに落ちてから暫く後のこと。
暖を求めて、華奢なぬくもりをそっと抱き寄せる。
―――ぬくもり?]
[少しだけ痛む目を見開き、ぱちぱちと瞬いた]
……姐さん?
[至近距離に見えるのはどう見ても目を閉じて眠るナタリア。
男は真顔でその寝顔を凝視して。
ひとつ、ふたつ、深呼吸。]
あねさーん。起きてー?
[遠慮がちに問いかけるが、その声はあまりに小さすぎた。
動かないナタリアに眉を顰める]
ったく……。
[一つ溜息。
肩を抱き寄せていた腕を解き、身体を起こす。
その腕はナタリアの頭の後ろに突いて。覆いかぶさるように身体を寄せ、耳に被る髪をそっと掻き上げた]
姐さん、こんなところで寝ないの。
でないと……。
[指先で髪を遊ばせながら困り顔で呟く。
耳元に顔を寄せて。]
[一瞬の逡巡の後、囁いた]
もうこれからは……さ、何するか分からないよ?
[髪の生え際、頬よりは耳元と呼ぶべき場所へ、
そのまま唇を落とす。*]
[頭を撫でられる>>41と、へにゃりと笑う]
おにーさんがそう信じててくれるにゃら、ねこにゃも、信じますにゃ。
ずっと人間として、生きていけるって。
一緒に時を、歩んでいけるって。
[腕が解かれると、素直に頷いた。部屋を出て行くレオを見送る]
いってらっしゃいですにゃ!
[そうして、誰もいなくなった部屋で、一人考える。
もしかして、もしかしたら]
……セドリックさんは、お姫様でしたにゃ?
[でも、長靴を履いた猫は、お姫様を探しに行かず]
もし、そうにゃら……。
[考えると、胸が痛い。
――――でも、それでも]
恋すると、欲張りににゃりますにゃ。わがままににゃりますにゃ。
ねこにゃ、悪い子ですにゃ……。
[ぎゅっと胸の前でこぶしを握って呟く。
胸が痛んでも、それでも……やっぱり、手に入れた幸せを手放すことなど、考えられないのだから**]
[ジョーンズの位置からは見えないだろうが、静かに目を開き]
…………どうするの。
[寝惚けているとも、無感情とも、あるいは夢を見るような声音で言った。]
[泣きつかれ、へたり込んでいた体を、一瞬だけ包む抱擁。
伝えられなかった想いへの、優しい拒絶。
しかし、行き場を無くして狂っていた感情は明確な形を与えられたことで、ゆっくりと浄化され始めていた。]
(まったく…。愛とは…痛くて、苦くて、苦しくて…どうしようもない、感情だな…)
[心の奥で、自嘲の言葉を紡ぐ。そうして、感情を少しずつ、胸の小箱にしまっていく。]
(…でも。
貴方に、この感情を教えてもらえて…私は少し、強く、優しくなれた、気がするよ…。
だから…ありがとう、レオ。
私の、初恋の人…)
[去っていく温もりと共に、流れる涙の最後の一滴。
その雫が、胸の小箱に収まった感情の、新しい鍵になる。
仕舞い込まれた感情はやがて、思い出に形を変えるだろう。だからもう大丈夫。二人の前でもきっと笑える。そう思って、顔を上げた―]
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