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>>+97
こ、好みなら行けばいいじゃないか っ!
[何かちょっと掠ったような声だった。
顔を背けたら抱きつかれた。
うー…、と俯いた。
そのまま。]
/*
かえれないのか
だいじょうぶなのか
お前は、もし追っ手が来たら
新たに手に入れた生活を棄ててまた別の人生を掴むのか?
それとも、手に入れた幸せのために、戦うのか?
[戦う。それは、守るのか?と言い換えても良かっただろうか。]
僕の普通はPCの普通ね。PLの普通と言うほど僕の中身はこんなに口説かない。
なんと言うかまだ口説いてる途中だったから中途半端なんだ…
ずっと逃げ回ってばかりいるわけにも参りませんもの。
そうですわね…「その時」が来れば、戦うのだと思いますわ。
けれどそれは、今の、この場所ではないのような気がいたしますの。
[手を止めて、包帯を巻いた手を、じっと見つめました。]
だってわたくし、まだ確固として立ってはおりませんもの。
食べるものも、着るものも、住むところもお世話になってしまっておりますもの。
もっと先…わたくしが、わたくしの力で生きていけるようになって、生きていく場所を見つけたら、その時は戦いますの。
[顔を上げて、ケヴィンさんの方を向きました。向けた笑顔は、ちょっぴり情けなかったかもしれません。]
今のわたくしは、まだ逃げるだけで精一杯。
戦おうとしても、きっと相手にもしてもらえませんわ。
そっか。
アデライドは、
アディは、
[言葉にならない。]
真っ直ぐだな。
[多分それが一番近い言葉。
情けないかもしれない笑顔は、+表+内側から輝いているように思えた。/それが何であるか、やはり言葉にはならなかった。]
…見なくていいぞ!!(ってカウンターに向かって)
おかえり、だ。
……たしかに そう だ >くどかれて
/*
マッドピープルなつかしいな…
難しそうで外から見ているだけだったけど。
乗っ取り乗っ取られ楽しそうだったな。
そしてヘンリーは書庫でなにしてる。
まっすぐ。
[ケヴィンさんの言葉を鸚鵡返しいたします。]
そうでしょうか?
[首を傾げました。自分ではよくわかりませんけれど、でも。]
もし、そうなのだとしたら…今のわたくしには、それしかないからですわ。
いろんな色を塗り重ねていくうちに、曲がってしまうかもしれませんの。
[ふふふ、と笑います。それはそれで、楽しみのような気もしました。
無理はするな、と言っていただいて、にっこり笑います。今度はちゃんと笑えていると思うのです。]
はい。ありがとうございますの!
[書庫の扉の隙間から覗きならがくすくす]
まあ落ち着きたまえ、えろい人。
僕は袋とじ本の出版社社員だ。
でばがめこそ本来の仕事なのだよ。
[どきっぱり。]
記事に書けそうな事件って君のことぐらいだし?
えいりあん?なにそれ?
検閲されてもみ消されるよ!
下手したら命ももみ消されるよ!!
[ガクブル]
ええい、笑うな、このっ…!!
[服引っ張ってやろうとしている。]
えろい人じゃないって言ってるだろー!
なにきっぱり胸を張って言い切ってるんだよ!
くっ…もみ消しは、確かに…
エイリアンじゃなくったって
こびとさんとかかわいい記事いっぱいあるじゃないか!
[袋とじにはならない気がする。]
[アディを見つめていた。
どんな未来になっても、笑って乗り越えてゆくのだろう。
内側から輝くような笑顔を、目に焼き付けるように。]
――――――――…。
[こくん、とだけ頷いた。]
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