情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
…吸血鬼のまま死んだら…
今の私は、やっぱり吸血鬼なのかな?
[感覚は人間であったときよりは、吸血鬼の時のそれに近い。]
[まだ血を求める本能も薄れてはいない。]
[―もっとも、吸えるのかどうかは知らないし、吸ったところでどうなるのかも。]
[この感覚もそのうち薄れてしまうのだろうか。]
おと……おかーさんは、どうなんだろう。
[ふと、自分が殺めた親吸血鬼のことを思った。]
―― 回想・一年前 ――
血を与えられ使役されていない人間がいるのは助かるね。
[玲瓏とした声で師に笑みかける。]
彼らの呪縛を解くのは永い時間や業が必要だから。
[血に濡れた剣を振るう。
紅の血が点々と地を染めた。
吸血鬼狩りの師弟が相対した相手は実に多様だった。
夜な夜な渇望赴くままに街道を往く人間を襲う吸血鬼も居れば、穢れし場所を塒とし理性喪い獣性を顕にした吸血鬼、人を囲い隠れ住まうように倦んで時を過ごす者、血の欲望に勝てず零れ落ちてゆく人との繋がりに耐え切れず死を望んだ者、眷属を率い集団で襲い掛かって来た吸血鬼も居た。
粗野な振る舞いを行う者、欲望のままに振舞う者、血を啜られた途端に「狂」った者、吸血鬼とし覚醒めながらも人間で在り続けようとした者、意思強き者は少数だったが其の者は狡猾にし強敵となった。
そして、其処には目に見えぬルールが存在していた。]
[上を向き目を瞑る。
欲した応えは聞けぬままであったが
別の聲が聞こえて少しだけ表情を緩めた]
――…誰も呼ばぬとは寂しいこと。
[クツと咽喉を鳴らしゆらりとその姿を闇に溶け込ませる]
[凄惨といえる過去を持つのに、彼の光は曇りなく感じる。
影に囚われず前を見据える姿。
例え自らと考えが同じでなくとも、それは変わりようもない]
ザハーリイン様を慕い、慕われる方は幸せですね。
[ふいに、柔らかに微笑む。
そこには虚偽のない素直な感情が浮かんだ]
――あなたの無事を祈っています。
ずっと、ずっと、希望ある世界を、求められるよう。
[そうして、彼を送り出すためベッドから起き上がろうと]
――現在より少し前――
……それが我が主の願いなら、喜んで任されますよ。
[揶揄の響きをもった主の言葉>>*7にも男はいたって真面目に返答した。
その後、「それも、今すぐに」と付け加えようとして]
……
[城の屋根にかかる月を見た。
思い起こすのはそう遠くない昔の話―――]
ありがとう。
……宜しくお願いするよ。
[ニコライは死んだ。ロランも死んだ。グレゴリーは吸血鬼と化した。
――即ち、この城に残る人間の男は自分とユーリーのみ。
その事実を改めて認識し――背筋が総毛立った]
俺も、この足だ。
いざって時は……本当に、頼みますよ。
[呟く。
剣の柄をぐ、と握りしめた]
―― 回想・一年前 ――
[人に吸血鬼の存在を公に知られてはならない――――と。
噂は噂のままで在り、
だからこそ吸血鬼狩りもまた忌むべき範疇に入る。]
居ない。
どこへ――…?
[城内を探したが主は見つからず。]
「あれを見ろ、ラビ。」
[示された先には、薔薇園に在る 夜 の姿。
その場のみ視えるは、妖艶なる主の姿ではなく――――]
あれが 城主 …なんて深い 夜 …
[抑えられた陽光の下でも漂う其れは、
紛う事なき ぬばたまの――――――――]
[幾許かは逢瀬を愉しんだことだろう。
だが不意に、ふ…と目を細め、]
今日は夜が永いね――
嗚呼…俺だけでなく、まさか更に犠牲が……?
[眼差しが揺らぐ。
紅が陰り、黒の濃さが増す。
渇望が闇の欲を生むのならば、満たされてしまえば呪縛は弱まる道理。
長い睫を瞬かせ、白い貌に不安と焦燥を滲ませて]
皆は…? 血の匂いがするのは、俺の気のせい……?
[気のせいであって欲しい、と強く願う。
未だ制御出来ぬ霊の躯は、想いの侭彷徨うように――
娘の前で其の身を薄れさせ闇に溶けた。]
[自分の辛さは短い覚悟に秘めて、祝福を送るフィグネリアの、いまにも倒れそうな身体を優しく押し戻す。]
ここまででけっこうです。
また後で――様子を見に来ます。
外から声をかけますから、入室をお許しいだけるときは、このベルを鳴らして合図してください。
[サイドテーブルに呼び鈴を置く。]
──どうか、あなたと共に在る闇を恐れずに。
…。
お初に、お目にかかります。御城主様。
[左手で喪服の裾を上げ、膝を屈めて頭を下げる。
招待客の礼]
この度のお招、き、は ―――。
[気圧されている。
美しいひと。
水を掛けられた熾きのように勢いをなくしかける敵意を、我が身を抱くように引き留めようとした]
これは。
貴方の宴ですよね?
[剣呑な色を眼差しに乗せ、城主の琥珀から逸らすまいと力をこめる]
―― 回想・一年前 ――
[娘の膚に粟が立つ。
黒衣の下に護り符のように着けている胸飾りに、
黒衣の上から無意識に手を当てた。
先行く師を追って走り、
途中見かけた眷族をまた一体屠る。
紅の血は薔薇の花弁の様に飛び散る。
やがて、薔薇園にて対峙す師と城主の元へと駆けつけた。**]
[フィグネリアの部屋を出る。
距離と想いとを隔てる扉。
人であったもの。
人でなくなったもの。
この世にあるもの。
この手からこぼれ落ちたもの。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新