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[ポケットに入ったままの、金のボタンに指が触れる。]
< カラン >
[指先から零れ落ちたボタンが、床に弾み、転がった。
階段の先へと──。
導かれるように、それを、追う。]
[そうして、喋りすぎたかと思いながら一息つくと]
先輩だなんて、堅苦しい呼び方はなしにしてほしいっす。
[表情の見えにくい笑みに、僅かに嬉しさのようなものが浮かんですぐに消えた]
……後悔、っすか。
[それすらも男には縁遠い感情。今の男を動かすのは唯一つ―――]
ね。私も何故かそんな気がしてたわ。
……忘れないでね。
[楽しそうに、笑って手を離す。
ベルナルトが息を止めた事に気付いて。
そしてスカートの裾をつまむと膝を折った。
しゃがみ込んで、男の左足を凝視する]
――少し、膿んでいるわ。
だから塞がらないのよ。
[不潔にしていたんでしょう、薄汚いわねと一つ罵って、熱を持つ足をそっと掴もうとした]
[振り向いた人はやはり肖像画の人で―生身の方がずっと艶っぽいと思った。]
[憧れを持っていた人を目の前にして、胸が高鳴った。]
城主様、なんですね。
えっと…ナティア・コサリコフ…です。
招待を頂いた姉のエウリアの代理で来てました。
[過去形の挨拶。]
わ、私こそご挨拶にお伺い出来なくてすみません。
[ぺこり、と頭を下げた。]
城主様は私が全部ご存知…みたいですね。
私、喉が渇いて渇いて…
[血を飲んだときの快感が忘れられなくて。]
満たしたい…のかもしれません。
[困ったようにイライダを見上げた。]
そう、我が主の為。
待ってくれる者の為に、俺は結局、ここで「生きている」。
我が主の為に、結局諦めてしまうんすよ。
悠久の時に屈し、退屈のもとに殺されに行くことを。
[ロランの問い>>+61にそう応えると]
ロランには、――待ってくれる人はいるんすか?
そのためにこの城に居ることを願い、実行しているんすか?
[不躾な問いには不躾な問いを返す流儀は男にはない。
単に訊いてみたかった。「こちら側」の住人になったばかりの、青年の願いを]
忘れないことにします。
……しますよ。
[手が離れると少し力が抜けた。
アナスタシアが膝を折る。驚き、あわててこちらも屈もうとした。
視線を感じるのは、左足。さっきまで血を拭っていたところ]
まあ、ろくな手当はしてないですからね。
あの時、やっぱり湿布貰っておけばよかったかなあ。
――膿んでるなら、そこはやめといた方がいいですよ。
[触れた指先にそう声をかける。
そうではない可能性を考えたかったが、そこは傷が開いていて、彼女は吸血鬼であるから]
[足を掴む白い手。 同じように屈もうとするベルナルトを見上げた]
そういえば…面白い話を聞いたの。
この城に来た亡霊は、迷ってしまうのですって。そういう所なのだそうよ。
だから貴方について来た亡霊達も、貴方が出て行く頃にはそんなこと忘れて、城の中でのんびりお茶でもしているかもしれないわね。
どうでも、私には関係ないけど。
[こういう時に言葉が迂遠になるのは、兄譲りかも知れない]
やめないわ…毒をもって毒を制す、って言うじゃない?
――動いたら牙が刺さって、ぐっちゃぐちゃになるかもしれないわよ。
[冗談めかして脅すと、跪いた姿勢で頭を垂れて、開いた古傷へ
紅い舌を這わせた]
この城、いわくありすぎじゃないですか。
……でも、勝手に迷ってくれるんなら、それが一番いいかな。俺なんかについてくるより、この城に残ってくれたほうが、ずっといい思いが出来る――
[亡霊をも捉えてしまう城ならば。
閉じた門のことを思い、そして]
ありがとうございます。
[呟いた]
……でも、だからって、
[毒を持って毒を。
意味を測る前に、足を退けようとする。だが、動かせないのは――牙への恐怖か、それとも。
紅い舌が傷をたどる。
見ていることしか出来ない――]
ぬばたまの、檻?
[瞬いて、首をかしげる。]
ここから出られないのは、ここが檻だから…なのでしょうか。
[ぐるりとあたりを見回した。]
[首をなぞるイライダにゆっくりと首を振って。]
だって、そんなことしたらイライダ様が…。
[吸血鬼になってしまう。]
[言いかけてはっとした。]
[ここは吸血鬼の城―。]
イライダ様も、吸血鬼…。
い、いえっ、そんな……血を頂くなんて、とんでもないっ。
[ぶんぶん、とまた首を振った。]
[>>142紅茶を飲んで、一息つくのみのユーリーを見て、溜息を洩らす。
……休息を求めないその人に、自らを守っていた父の姿を僅かに感じて。
嗚呼、守っていた。其を知ったのは、ここでの出来事の中だけれど]
ええ、その通りね。貴方も、あまり無理はしないで。
──掴んでみせる。
[>>146全員に伝えた言葉。そのチャンスを、自分は持てる。
そっと胸へと手を当てて、そこに積もる祈りに、己の祈りを重ね]
…崖から。そうね、調べてみる価値はあると思う。
彼が力になってくれれば、事は…進むわね。
私も、何かないか探してみる。
[打ち明けた案を聞けば、吸血鬼へと化した男の事を思う。
…陽気な紳士。その彼が、闇に呑まれていると。あまり、信じたくはなかったけれど
…それでも、吸血鬼と化して尚、人であったものの姿を重ねる。…信じるだけの賭けだ]
そう、なんだ。
[白い貌を更に青白くして、緩慢に相槌を打った。
両の拳をぎゅっと、動揺を押さえ込む様に握り締めて。
あのさ、…と、唇を震わせ緊張した声音で問い掛ける]
その小鳥っていうのは、
今回の宴で籠から放たれ、また囚われた……白い、小鳥?
[恐れたのは。
イライダが小鳥へと向ける感情。
其れがもし、愛しさ等とは対極のものであったとしたら――?]
……アナスタシア。じゃあ、彼女の右腕が灰になったのは。……
[>>150を聞く。音楽室で会った際の状態を思い出して、一瞬顔を歪め。
しかしながら、その口ぶりから『彼』ではない事には気付く事ができた。
ユーリーも、守護の光を知らぬ様子で──その力を持つ者は、至極限られて。
だとしたら、あの『ぬくもり』の持ち主は。同じあたたかさだった、あの小さな]
……私は、フィグネリアを連れていく。
今の彼女なら、礼拝堂に居た方が…良いと思う。
[祈りの力。それを見続けていたからこそ、自然と言葉が出た。
一人にしないように、ならないように。隣のカチューシャにも声をかけて]
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