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ダニールは、ここまで読んだ。 ( b7 )
[アナスタシアにダニールの姿と声を伝えようとしたのも
城主にとっては気まぐれの一つか。
瑠璃にダニールを映したまま、ゆると目を細めた。
苦笑滲ませるダニールの姿が垣間見えるか]
伝えたい言葉を問うてみたのだけれど……
[アナスタシアから、そ、と手を離す]
いろいろあって纏まらぬらしい。
[微苦笑を漏らし、ふ、と息を吐き出した]
引き止めて済まなかったね。
[アナスタシアのぬばたまを見詰めてから浅く腰を折る**]
[男はイライダに折を見ては自分の見てきた国のこと、その国にある建物や風景などについて話して聞かせた。
男の話を聞くときのイライダの目は…好奇心旺盛な幼子のようにキラキラ輝いているように感じた]
(だから…私が呼ばれたのか)
[自分が外に出られないから、世界を旅する貿易商を宴に呼んでいたのか…そんな気がした。
男はイライダに得も言われぬ…愛おしさにも似た感情を抱いていた。]
── サロン ──
[フィグネリアの部屋から、皆の集まるサロンへと戻り、ベルナルトに紅茶を求める。]
フィネリアは自室で休んでいます。
血を求める欲求にいずれ耐えられなくなることを、当人も覚悟はしているようですが、わたしは彼女を殺したり監禁したりするつもりはありません。
グレゴリーが闇の牙にかかったと知ったとき、彼を地下牢に監禁して、外へ出られるようになってから治療法を探す、という方法も考えはしました。
けれど、いつ解放できるかわかりもしない監禁をすることは、支援のない篭城戦に送り込むのと同じ。
そのようなことをすべきではない。
[少し休んだだけで、ふたたび立ち上がる。]
わたしは、これから礼拝堂へ行きます。
ニコライへの献灯を続けたい。
あちらには毛布も運び込んでありますので、今夜はあちらで休むこともできるでしょう。
ここより安全だと思うのであれば、ご一緒にどうぞ。
持っていくべきものがあれば、お手伝いします。
[礼拝堂へゆく目的は、もうひとつある。
「門を避けて入るは、招かれざる客」という。
その逆もまた理。
あの礼拝堂の裏手には崖があった。
そこから外へ出られるか、確かめたいと考えている。
だが、ここにいる者の手を借りることはできない。
ベルナルトは足を怪我している。安全を確認してから腰紐をつけて下ろすならまだしも、ラペリングなど無理だ。
カチューシャとヴェロニカにも体力的に頼めることではないのはわかっていた。]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b8 )
―北塔・自室―
闇を、恐れず――。
自分の内にあるのと外にあるのでは、全く違うけれど。
[ユーリーの姿がドアの向こうに消える。
サイドテーブルに手を伸ばし、呼び鈴の曲線を指でなぞれば、
金属の冷たさが火傷を鎮める気がした。
彼の触れた場所が、――まだ熱を持つようで]
……私は、……あなたのようには在れない。
[娘には、彼の孤独を全て知ること等出来ず。
ゆっくりと寝台を降り、窓から凍える闇夜を見据えた]
― フィグネリアの部屋 ―
[扉を軽く叩いた。
応えは声か、鈴か、あるいはどちらもなかったとしても、吸血鬼は闇をくぐってフィグネリアの傍らに沁み出でる。
北塔の最上階から見える凍える夜を見た]
フィグネリア・エーリン。私の子が粗相をしたそうね。
[詫びる事に意味はないし、それを望む心もなかった]
――貴方の答えを、聞きに来たわ。
死ぬか。 生きるかを。
[フィグネリアの深碧を闇の深淵が覗き込んで、
清潔な布の当てられた細い首筋に、冷たい手を伸ばす]
[彼が利己主義者であるなら、自分もそう。
人間である彼を、皆を、吸血鬼にしたくないとするのも。
ただひとつだけ思う。
グレゴリーやナタリーは、その変化を望んでいたのだろうかと。
自らを噛んだグレゴリー。
ユーリーは彼に意志があり、理解できる相手と言った。
でも、本来の彼は、噛むことを是としたか?
闇にのまれ自らの心など押し込められ。
ただ本能のままに襲わざるを得なかったならば、それは――]
[素直に欲求不満を表情に出して、ごろごろと寝返りを打つ。]
はぁーん。ごくごく飲みたい。
やーらかーい首にかぷっとして…。
[想像しただけでも身体が熱くなる。]
[はぁ、と焦がれるような吐息を零した。]
[きっと、成仏出来ないのはそのせいだ。]
[勝手に判断してがっくりとうなだれる。]
………。
……―――、…?
[はっとして、がばりと起き上がった。]
それって、悪霊じゃないっ!
[えー……そんなぁ。]
[ぱたり、と力なく倒れこんだ。]
ええ。──その時が来ないに越した事はないけどね。
[懸念すべき事…『こちら』の戦力は、吸血鬼に対して足りるだろうか。
……考えていても仕方のない事。今にある状態でどうするか、それが求められるのではないか。
そう思い直し、改めてベルナルトの足に目を向けると、呼応するように剣へと手を当てた]
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