611 ぬばたまの檻
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[女の声が聞こえた。>>176
慌てて顔を上げる]
……君は。
[そういえば、あまり言葉を交わしていなかった。
姿は、食堂で何度か見かけたけれど]
ベルナルト。
大丈夫、――ニンゲンだよ。
[投げやりな声を響かせる]
( 180 ) 2011/01/29(土) 00:39:33
騎兵長 グレゴリーは、城主 イライダの名前さえ知らない。
( A21 ) 2011/01/29(土) 00:39:50
>>178
貴方……
[名前を覚えていない女]
礼拝堂に、 いロッて、
言ッタデショウ。
[熱を失って冷えきる息を吐いて。
ヴェロニカの周りに金色の光はない]
噛み付かれても 知ラナいわ、よ。
( 181 ) 2011/01/29(土) 00:40:25
[にい、とした笑みに怪訝そうに眉を寄せる。]
[邪魔、しないで。]
緊張感…?
なぁに、それ。
[そんなの在ったかしらと小首をかしげる。]
[じりじりと寄るグレゴリーに嫌な気配を感じてずるずると下がる。]
[喉が、渇いたんだから。]
ね、ねえ…グレゴリーさん…?
[はは、と引きつった笑いを向けてあくまでも人間のままを装うとする。]
( 182 ) 2011/01/29(土) 00:40:47
>>177
[ユーリーに制され、後ずさる。
しかし、状況が全く飲み込めない。]
(ナタリーさまが、吸血鬼とその仲間に殺されそうになっている?
それともその逆??
それとも、お互いの勘違いなの?)
( 183 ) 2011/01/29(土) 00:42:08
―井戸→門の傍―
……この音は、ニコラエヴナ様?
[立ち上がろうとした瞬間、鼓膜を震わすピアノ音。
その不協和音の響きは焦燥感を呼び覚ますかのようで、
娘は足早にその場を立ち去ることにする。
そして門の傍を通りかかれば、そこに人影を認めて。
かすかな警戒とともに近づけば、
すぐには把握できない状況に思わず歩みを止めた]
――――っ、なにが、
[手燭の灯りは娘を照らす。
少しの距離はあるが、誰かに気付かれるかもしれない]
( 184 ) 2011/01/29(土) 00:43:27
……っ!
[ 目を見開いて。
ひ、と音を鳴らし、息を飲んだ
声を出すより先に、腕が動いていた。
ポケットに潜っているものを、とっさに取り出して──
蒼のハンカチ。
思わず、どうすればよいのかわからなくて。
アナスタシアに駆け寄ると、既に灰となった部分を払い──その付け根を、強く縛った。
アナスタシアは、抵抗をしただろうか?]
消しズミよりは、…!
[そこまで言われて、気が付いた。
──それでも、こんなモノを見て、先に祓えと言う方が無茶だと。そう、結論付けて]
( 185 ) 2011/01/29(土) 00:45:59
[差し出された鞘を受け取った>>177。]
私が切り込む――なに、一度噛まれたのだ。
二度も三度も変わらんよ。
[自信満々に言い放った。
―― チ ヲ ヨコセ ――
本当の所は知らず。]
お前さんの役回りは――まずは、後ろの嬢ちゃんの護衛だ。
吸血鬼というものをよく見ておけ。
[首に穿たれた二点を軽く鞘で叩いて、一歩前に出た。]
美味しそうな匂いが二つとあれば、喉は鳴るでしょうなあ。
……と、お待たせしました。それでは、踊りましょう――!
[慇懃に一礼し、鞘を片手に駆けだした。]
( 186 ) 2011/01/29(土) 00:47:06
[名を返され、少し悩んだが、足を引き摺るように歩いていた青年を思い出す。>>180]
ベルナルト様。
こんな夜更けにいかがなさいましたの?
[ニンゲンだ、という投げやりな響きを含んだ声に首を傾げながらも、その傍へと近付いた。]
わざわざ、そんな事をおっしゃらなくても。
( 187 ) 2011/01/29(土) 00:47:54
[グレゴリーのタックルを避けて、戸惑ったように笑うナタリー。
だが、瞬間のその動作は、人間からは遠い昔に失われた、しなやかで優美な動きだった。
まるで山猫。
それは、ニコライに献灯しに来てくれた時の彼女とは、根本的に何か違う存在に見えた。
グレゴリーの指示に、わずかに後ろの気配を気にする。
近づく、もうひとつの明かり。]
( 188 ) 2011/01/29(土) 00:50:01
[襲おうとしているのは、誰。
そのどちらかは吸血鬼か、それとも、殺人者か]
[霧がふいに風に流れ]
[ナタリー、グレゴリー、ユーリー、カチューシャだと分かる]
( 189 ) 2011/01/29(土) 00:50:50
――……ン?
[ダニールの声>>+16が聞こえことと首を傾げる。
彼にさえわからぬことを知る術はなく――]
( *21 ) 2011/01/29(土) 00:51:19
離セ…!
[身を捩るように腕を引き戻そうとして、痛みに喘ぐ。
痛みと、飢えに。
目の前に蠢く 管 生命を――血を中に流して躍動する血管]
…嗚呼……
いや…お願いダカラ…
[何処かへ去ねと、懇願の響きさえ帯びて、必死に目を閉じた]
( 190 ) 2011/01/29(土) 00:55:06
[ひきつった笑いに隠された、瞳の色を覗き込もうとする>>182。]
はっはっは。
私が貴方に戦意を保てるという事は、私と親を同じにする者ではありませんな?
[トリスの死により、アナスタシアより上階へと至る血縁の道は閉ざされた事を知らず。
走り寄り、一合目を振り下ろした。]
( 191 ) 2011/01/29(土) 00:56:04
ナティア・コサリコフ、神の翼の下へ戻りなさい。
[祈るように呼びかける。]
( 192 ) 2011/01/29(土) 00:56:39
お墓参りとか、お通夜とか。
……ああ、そういえば。
ロランも死んでしまったんだけど、知ってた?
[改めて問われると、色々なことがありすぎた。
目の前の彼女は、どれだけの事を知っているのだろうか]
そうだね。わざわざ言うほどのことでもないか。
……君こそ、どうしたの。
早く寝ないと、明日に差し支えるよ。
( 193 ) 2011/01/29(土) 00:57:01
[グレゴリーの言葉>>186に目を丸くする。]
きゅ、吸血鬼っ?私が?
[はっとして、口を押さえる。]
[堕ちかけが、余計な真似を。]
[何かの間違い、と言おうとしたけれど―]
[鞘を片手に駆け出してくるグレゴリーを見て、やめた。]
わかってるなら邪魔しないで欲しいなあ。オジサン。
それとも―堕としてホシイノ?
[くすくすと笑ってにいと笑う。]
いいよ、オジサンに私の相手が務まるならねっ!
[ざ、と地面を蹴って飛び掛った。]
( 194 ) 2011/01/29(土) 00:57:36
遊牧の民 ナタリーは、振り下ろされた鞘は、身体の脇をかすめるように避けて、裏に回って反撃をしようと。
( A22 ) 2011/01/29(土) 00:59:16
――ナティア様ッ
[まだ混乱したままの思考。
ただ、振り下ろされる鞘に、悲鳴に似た声が漏れた]
( 195 ) 2011/01/29(土) 00:59:25
( A23 ) 2011/01/29(土) 00:59:30
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