人狼物語(瓜科国)


611 ぬばたまの檻


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


追われし者 ユーリー は 貿易商 ニコライ に投票した
城主 イライダ は 貿易商 ニコライ に投票した
アナスタシア は 貿易商 ニコライ に投票した
海賊紳士 トリス は 敗残兵 ベルナルト に投票した
敗残兵 ベルナルト は 貿易商 ニコライ に投票した
伯爵令嬢 カチューシャ は 貿易商 ニコライ に投票した
貿易商 ニコライ は 騎兵長 グレゴリー に投票した
騎兵長 グレゴリー は 貿易商 ニコライ に投票した
オリガ は 貿易商 ニコライ に投票した
フィグネリア は 貿易商 ニコライ に投票した
遊牧の民 ナタリー は 貿易商 ニコライ に投票した
薄命の青年 ロラン は 貿易商 ニコライ に投票した
ヴェロニカ は 貿易商 ニコライ に投票した

貿易商 ニコライ は村人の手により処刑された……


今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?


現在の生存者は、追われし者 ユーリー、城主 イライダ、アナスタシア、海賊紳士 トリス、敗残兵 ベルナルト、伯爵令嬢 カチューシャ、騎兵長 グレゴリー、オリガ、フィグネリア、遊牧の民 ナタリー、薄命の青年 ロラン、ヴェロニカの12名。


オリガ


 ……お困りですか……それでは。

[牙はないというアナスタシア。>>1:243
 短剣を隠し持っている事は知らず、ならば、と体を離して近くの卓に置いた白薔薇へ手を伸ばし――棘の処理などしていないその茎を、力いっぱい握り締めた。
 手を開けば、血が滲む。]

 どうぞ、お舐めになって?

[その手で、アナスタシアの唇をそっと撫でた。]

( 0 ) 2011/01/26(水) 01:02:37

追われし者 ユーリー

[男が落ちた、その窓際に立つ黒髪の少年――ロラン。]

──動くな。

[言いおいて、大股に男が落ちた場所へ歩み寄る。
 こんなときに、何故グレゴリーは消えたのかと苛立ちながらも、ベルナルトの注進を無下にしたのは自分だということは、はっきりと自覚していた。]

( 1 ) 2011/01/26(水) 01:06:51

騎兵長 グレゴリー

―三階―

[足の悪いベルナルトの姿を捉えるのは簡単だった。
一定の距離を開けて尾行する。

態々リディヤの葬儀に来れない人間を伝えに来た男が、式が終わる前に礼拝堂を後にする。
音を立てぬように階段を上り、壁越しに廊下を覗き込む。
ベルナルトの姿が、ある一室に吸い込まれたことを確認した>>230。]

 ――ふむ。

[音も立てず、扉の前へ。
耳を澄ますと、微かな物音――ここで違いない。]

 ベルナルト殿、居りますかな?

[ノックはせず、いきなりドアを開け放った。]

( 2 ) 2011/01/26(水) 01:08:05

アナスタシア

……ええ。其処は…おあずけ、に、しておくわね。

[首筋から離し、そっと触れられた唇を舐めて]

嗚呼…我が身は大切にするものよ。
でも足りない、と言ったら怒るかしら?

[血の滲む掌を取り…… 微笑んで手首を強く引いた。
切れ味の鋭いキンジャル>>1:247で、袖から覗いた腕の内側に触れる。
甘い甘い、掌の血の玉をとろりと舐める]

切っても、いい?

( 3 ) 2011/01/26(水) 01:08:56

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

――書庫――

[既にそこに生者の影はなく]

『一部の地域では吸血鬼を〈冥府からの使い〉と呼び、それらがヒトの生き血を吸うことを』――――

[男は吸血鬼伝承に関する書物を音読していた。もう既に何度も読んだ本ではあるが、時間を潰すにはちょうどいい。
だが、突如その声がぴたりと止まった]

今の音は……

[まるで、大きな物が上から下に落ちたような音だったけれど]

( +0 ) 2011/01/26(水) 01:10:03

伯爵令嬢 カチューシャ

何事ですの…?!

今の…

( 4 ) 2011/01/26(水) 01:11:55

敗残兵 ベルナルト

[丁度廊下に出ようとした時だったろうか。
声を上げるまもなく開いたドアに後ずさる>>2]

グレゴリー、さん……!?

[現れた人影に目を白黒させ――ている暇はない。
不機嫌さを隠さずに眉を潜めた]

何ですか。
急いでるんです。――見回りの件は後にしていただけませんか?

( 5 ) 2011/01/26(水) 01:12:05

伯爵令嬢 カチューシャ

[駆けつけて、何が起こったのか確かめたいが
体が泥のように重い……

…また、闇が深くなった。]

( 6 ) 2011/01/26(水) 01:15:23

ヴェロニカ

[見てしまった

伝聞ではない、この目で、それを]

──あ、あ………!!

[動くな、という言葉を聞くまでもなく、
足から力が抜ける──]

( 7 ) 2011/01/26(水) 01:16:35

オリガ


 …ぁ………ふふ……ふふふふ…。

[アナスタシアの舌が、掌を舐める。>>3
 くすぐったそうに小さく声を漏らしたが、嫌がる様子は見せない。]

 もちろん、怒りませんわ。これだけでは足りませんわね。
 どうぞ、お好きなだけ。

[冷たい刃が腕の内側に触れるのにも構わずに、笑みを浮かべて頷いた。]

 あ、でも。
 ドレスから見えてしまう場所には傷をつけないで頂けると嬉しいですわ。

( 8 ) 2011/01/26(水) 01:16:42

騎兵長 グレゴリー

 ふむ、お急ぎですか。
 差支えなければ、何に急いでおられるのか、話していただけますかな?

[小脇に抱えた軍用コートは、隠すにはかさばり過ぎている>>4:236
目ざとくないものでも簡単に注意を引くだろう。]

 ――話していただけますかな?
 納得できればお通ししましょう。

[扉の前で仁王立ちをする。]

( 9 ) 2011/01/26(水) 01:18:07

伯爵令嬢 カチューシャ

ヴェロニカさまっ?

きゃあっ、誰か、誰か…


[思わず手を差し伸べるが一緒に倒れてしまう。]

( 10 ) 2011/01/26(水) 01:18:09

伯爵令嬢 カチューシャ

[フィグネリアと共にヴェロニカを抱き起こす]


どこか、風通しの良い所へお連れ致しましょう…

ここは空気が悪いわ。

( 11 ) 2011/01/26(水) 01:19:30

アナスタシア

[オリガの手の平に刺さり、傷つけた薔薇の棘に褪めた眼差しを注く。

香りは嫌いではなかったが、こういうところがあるから、薔薇をあまり好かないのだと思う。

切っ先で袖を捲り上げ、肘の内側、最も柔らかい皮膚に刃を埋め込んだ]


痛くして御免なさい?

[罪悪感など欠片も滲ませない声でそう告げて。
浅く切り開いた傷に唇を寄せる――]

( 12 ) 2011/01/26(水) 01:20:00

追われし者 ユーリー

[すぐにわかった。
 窓から落ちたのは貿易商のニコライ。

 角度のズレた頸骨からも既に絶命しているのは明白だった。
 両手で握りしめているのはリディヤのロザリオ。
 かすかにアルコールの匂い。

 リディヤの亡骸を包んだシーツの余りを引っ掴んで戻り、その上を覆った。]

( 13 ) 2011/01/26(水) 01:21:45

伯爵令嬢 カチューシャ

[血塗られた空気は濃くなったが
…そう言えば、この二人は変わりない!



(この二人は信用出来るわ!)


[ヴェロニカが何事かを見て失神していると言うのに
カチューシャは、内心光の差す思いだった。]

( 14 ) 2011/01/26(水) 01:22:58

敗残兵 ベルナルト

>>9
……あんた、ヴァンパイヤハンターも兼ねてるんだっけか。

[仁王立ちしたグレゴリー。
低く舌打ちして、鋭い言葉を投げる]

急がないと、死人が出るかもしれない。
だが、俺の思い違いかもしれない。

とりあえず確認したいんだ。――だから、急いでいる。

[納得させるには言葉が少なすぎるか。だが、憶測で動いているのも事実だから。
人手はあったほうがいいのは確かだ。これは好機なのかもしれない。
――凌げれば]

アナスタシアさんの部屋、知ってるか?

( 15 ) 2011/01/26(水) 01:25:56

伯爵令嬢 カチューシャ

―庭園―

[葡萄棚の下のベンチにヴェロニカをそっと寝かせた。]

( 16 ) 2011/01/26(水) 01:25:56

伯爵令嬢 カチューシャ

お気を確かに。
どうぞ、しっかりなさって下さいませ。


[冷やしたレースのハンカチをヴェロニカのおでこに乗せ
そっとヴェロニカの手を握る]

( 17 ) 2011/01/26(水) 01:26:51

追われし者 ユーリー

[悲鳴をあげる女性たちに一瞥をくれるも、構っている余裕はなかった。

 事実確認を優先すべく、城の中へ駆け上がり、ロランの身柄を確保しようと試みる。]

( 18 ) 2011/01/26(水) 01:27:02

薄命の青年 ロラン

[>>1言われずとも、青年は呆然突っ立った侭、
下を、集まる人々を惰性の様に目に映していた。
ただ激突する瞬間は、流石に見ていられずに視線を逸らしただろうけれど]

( 19 ) 2011/01/26(水) 01:27:03

遊牧の民 ナタリー

-- アナスタシアの部屋 --

[ごくり。]
[ただ緊張してアナスタシアをオリガを見ていた。]
[いつの間にかトリスに手を握られていたようだがそれもはじめは気付かず。]

 こんなことして…なにが目的なんですか。
 アナスタシアさんを吸血鬼にするためだけ?
 吸血鬼って、誰彼構わず襲うモノなんですか。

 …どうして私にこれを、見せるの。

[視線をトリスに向けぬまま、問いだけを向けた。]

( 20 ) 2011/01/26(水) 01:27:16

薄命の青年 ロラン、メモを貼った。 メモ

( A0 ) 2011/01/26(水) 01:27:57

オリガ

[刃が皮膚を切る感触に、僅かに眉を顰める。
 傷口に沿って滲む、紅い糸。]

 構いませんわ。
 お好きなだけ。貴女が、満足なさるまで。
 どうぞ、お舐めになってください。

[己の紅に口付ける赤い唇を、愉しそうな笑みを浮かべて。
 零れ落ちる黒髪にそっと手を伸ばす。]

( 21 ) 2011/01/26(水) 01:29:10

騎兵長 グレゴリー

[死人が出る>>15
何を以てそう確信を得たのか、問いただす前にするべき事がある。]

 ご一緒しましょう。
 アナスタシア嬢の部屋は知らぬ故、案内を頼みますぞ。

[半歩引いて、出口を用意する。
優先すべきは現状の把握。]

( 22 ) 2011/01/26(水) 01:30:35

ヴェロニカ

[ベンチに寝かされると、漸く気分が安定してきて。
周りを見渡すと、傍にフィネグリアが立っていて、
手に温かみを感じ──カチューシャが手を握っていた>>17]

……あ、有難う…
…! いま、人が…ひとが、窓から…!

[再びパニックに陥りそうになる──
しかし、握る手の安心感からか、落ち着きを取り戻した]

( 23 ) 2011/01/26(水) 01:36:02

城主 イライダ

―居室―

[血の匂いが濃くなる。
酔ってしまいそうになる血の気配に城主は柳眉を寄せた。
コクリと何か嚥下するように咽喉が鳴る。
欲しいと思ってしまうのは吸血鬼の性]

――…ふ、…ッ。

[切なくも苦しげな声を漏らし濡れた眸が誰かを探した]

( 24 ) 2011/01/26(水) 01:36:18

アナスタシア

[溢れ出す血を受け止める。

トリスは不興だろうか。構いやしない、と考える。
同胞になれば血が不味くなると、麗人は言ったのだから――不快な思いをさせられることもなくなるだろう]

美味しいわ…ローズグレイ。

[弾力で塞がろうとする傷を尖らせた舌先でこじ開けて抉る。ジュ、と啜る音が耳の奥に響いた。

ともすれば犬歯を突き立てようとする衝動を、浮かべる笑みで抑え込んで。

髪を撫でる手>>21に、猫のように目を細めた]

( 25 ) 2011/01/26(水) 01:37:25

海賊紳士 トリス

誰彼構わずなんて事はない
俺達は吸う人間は選ぶからな、誰彼構わず襲うのはーーー寧ろ人間だろう

[戦争、犯罪、暴力
 生きていくのに必要もないのに襲うのは人間だけだと、ナタリーに囁く]

アナスタシアを吸血鬼にするのだって、種の保存の為だ
俺達はこれ以外に種を増やす手段を知らないからな

そして、増やす相手は何も知らない人間より
如何ばかりか知識のある人間の方が良い、と言うわけだ

[そう言って笑う
 そう、暗に次に夜の住人になるのはお前なのだと言わんばかりに]

( 26 ) 2011/01/26(水) 01:39:00

ヴェロニカ、伯爵令嬢 カチューシャとフィネグリアに感謝すると、そっと上体を起こして頭を整理する事にした**

( A1 ) 2011/01/26(水) 01:40:03

追われし者 ユーリー

── 二階 / 割れた窓付近 ――

何があった?

[ロランを見つけ、問う。
 逃走の気配もないところから、彼がニコライを突き落としたのではないと推測はできていたが、誘導になるような質問は避けたかった。]

( 27 ) 2011/01/26(水) 01:40:34

敗残兵 ベルナルト

あんたも知らないのかよ。
……困ったな。

[人の気配は消えているから、廊下を順に回ればやがては辿りつくだろうが。
用意の悪い自身に苛立ちながら、グレゴリーを先導し三階の廊下を進んだ]

トリス……
あいつ、アナスタシアさんは嫌がっていたのに……

[ぼやきともつぶやきともつかない声を漏らす。口調を改める余裕はない。
部屋の気配を一つ一つ辿りながら、廊下を彷徨う]

( 28 ) 2011/01/26(水) 01:41:07

薄命の青年 ロラン

……は、…っ……。

[ずるずると躯が崩れた。力が抜ける。
其の侭、力無く床に腰を落として。
視線が捕らえたのは――先程のロザリオ。
それがリディヤの持ち物だとは知らない。ただ、目を奪われた]

なんでニコライさん……なん、で…

[落ちたことにか、ロザリオに拘っていたことにか。
もう何もかもが良く解らなくて。
無意識に…酒の芳香が漂うロザリオに手を伸ばした]

( 29 ) 2011/01/26(水) 01:43:34

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

――外――

[落ちて、死に花を咲かせていたのは貿易商の男。
周りにいた人々の反応は様々だった。貿易商の男に駆け寄る者、その場から動けなくなる者、そして]

……いた。

[その場から動けなくなる者を支えようとして倒れてしまう者>>10]

( +1 ) 2011/01/26(水) 01:46:26

城主 イライダ

[探す者は見つからない。
この部屋には自分以外誰も居ないのだから当然のこと。
伏せた睫が小さく震える。
我が身を抱き衝動を堪えるような仕草。

その姿が揺らぎ――、酒庫へと姿を向かうはずだった。
ふ、と意識が途切れ目標がずれる。

酒庫の扉の前で膝を折り扉を背に凭れるような姿勢で目を瞑る]

( 30 ) 2011/01/26(水) 01:47:06

薄命の青年 ロラン

[問われた時>>27、青年は虚脱した表情で床に座り込んでいた。
現れたユーリーを緩慢に見上げる。
ぼんやりと右手に握るのは、件のロザリオで]

……窓が割れる音が、して……

廊下に出たら、ニコライさんが――…

[言葉を切る。思い出すだけで背筋が冷えた]

……笑って、ロザリオを掲げて、………まど、に…っ……

( 31 ) 2011/01/26(水) 01:47:24

伯爵令嬢 カチューシャ

>>23

[何も言わず、震えるヴェロニカの手を優しく両手で包んだ]




(だいじょうぶ。

わたくし達は
共にこの城を生きて出るのです――主の加護と共に**)

( 32 ) 2011/01/26(水) 01:48:37

アナスタシア

[敏くなった耳に、人の気配>>28
ちゅ、と音を立てて唇を離す。紅い銀糸が引くのをどこかうっとりと眺めて、一つ瞬くとぬばたまを褪めた色に戻した]

 すぐに止まるわ。押さえていて。

[ハンカチを傷口にあてがって、オリガの肘を内側に曲げさせる。丁度、胸を抑えるような格好に]

( 33 ) 2011/01/26(水) 01:48:57

オリガ

[舌先が傷口を抉るような感触。
 痛みを感じる事はなく、ぼんやりと昔姉に読んでもらったお伽噺を思い出す。

 ――吸血鬼の唾液は、痛みではなく快楽を与えるのだと。

 それが事実かどうかは分からない。
 しかし、今確かに感じているのは、痛みではなく別のもの。
 間近で聞こえる血を啜る音。]

 貴女の目の色……昨日拝見した時よりも今の方が、ずっと。
 ――美しいですわね。

[ぬばたま色を細めるアナスタシアへ、同じようにローズグレイを細めて囁く。>>25]

( 34 ) 2011/01/26(水) 01:52:28

騎兵長 グレゴリー

 他の客人の部屋を覚える機会がなかったものですからな。

[抜けていたとばかりに頭を掻いた>>28
ベルナルトに付き合い、部屋を開けては、中を確認して閉じる。]

 トリス……ベルナルト殿は、彼が吸血鬼でないかと疑っておいでかな?

[ベルナルトの愚痴めいた言葉を漏らさず聞き取り、彼の苛立ちの理由を探るように。

その後も、彼と共に、部屋を開けて回るだろう**。]

( 35 ) 2011/01/26(水) 01:53:02

追われし者 ユーリー

[ガラスの割れ方からして、内側から外へと力がかかったことは見てとれた。
 ロランの手にあるリディヤのロザリオが鈍い光を反射している。
 (ニコライが持っていたように見えたのは錯覚だ)
 
 ロランの証言。
 窓が割れた後に、ニコライがまだそこにいたと。]

ニコライ・ミハイロフは、
──君を見て、ロザリオを掲げたというのか?

[答えではなく、ロランの反応を窺う。]

( 36 ) 2011/01/26(水) 01:53:57

オリガ

[アナスタシアの唇が離れる時、僅かに息を漏らした。>>33
 手当てされるままに、傷口に宛がわれたハンカチをそっと抑える。
 胸を抱くような格好のまま、先程まで自身に触れていた女の唇を見つめている。]

( 37 ) 2011/01/26(水) 01:56:01

薄命の青年 ロラン

[ユーリーの発言>>36の意図は知らない。
青年はぼんやり考えてから、]

ううん。
というより、誰でも良かった――みたいな…

[あの場を思い出しながら答える。
そう、彼は自分など見ていなかっただろう。
もっと別の、闇の中の見えないナニカを]

( 38 ) 2011/01/26(水) 01:59:18

アナスタシア

種の保存なんて、くだらない。
私にそのお遊びに付き合えと言うのね。トリストラム・シアー?

[尖った犬歯を一つ舐めて口唇の間にしまい、酷くつまらなさそうに呟いた。
見つめるオリガには莞然として曰く]

貴方の望みがなんであれ……叶うといいわね。

( 39 ) 2011/01/26(水) 02:00:59

敗残兵 ベルナルト

彼じゃなくて、カ・ノ・ジョ。
随分と潔癖な性格した女だよ。男装の麗人ってやつだ。

[ドアに耳を押し当てたり、開いたり。
見聞しながらグレゴリーの言葉に返す。>>35
疑っているのか――その問いには、まあ、と言葉を濁しながら]

……そいつを確かめたいんだ。
アナスタシアさんは具合が悪かった――男手はいらないときっぱり断られて、あいつは彼女を運んでいった。礼拝に行けないって言われたのはその時だ。
手伝いにナタリーも連れて行って……
そういや、ナタリーも結局来なかったな。あのお嬢さんは、葬式に参加したそうだったのに。

[ふう、と息を吐き空の部屋を確認して扉を閉める。
ばたり、と。大きな音が響いた]

無事なら、それでいいんだ。馬鹿にされるのはちょっと辛いけど。

( 40 ) 2011/01/26(水) 02:04:38

追われし者 ユーリー

誰でも、よかった…?

[しばしの間を挟んで返されたロランの言葉は、瞬時には理解不能で。
 窓枠を調べた後、廊下の手前へと引き返す。]

ニコライ・ミハイロフ氏の部屋を調べさせてもらおう。
君の目にどう映ったにせよ、
わたしは彼の死が「事故」であることを祈る。

( 41 ) 2011/01/26(水) 02:05:32

敗残兵 ベルナルト、人の気配を近くに感じれば、耳をそばだててまずは様子を伺うつもり。**

( A2 ) 2011/01/26(水) 02:05:38

追われし者 ユーリー

仮にだ──
ニコライ・ミハイロフ氏が自ら死へ走ったのであれば、我々は教会の法に則って彼を葬ることができない。

自殺は神が禁じた大罪なのだから。
自殺した者は墓地に葬られることなく、その魂は救われることがない。
その亡骸は──

[この城の立地を思い浮かべる。]

礼拝堂裏手の崖へ投げ捨てることになるだろう。


   それは、神が定めた法だ。

( 42 ) 2011/01/26(水) 02:09:18

追われし者 ユーリー

ニコライ・ミハイロフ氏の部屋はここか。

[鍵のかかっていない扉をあけてニコライの部屋と確認すると、中へ入った。**]

( 43 ) 2011/01/26(水) 02:09:53

海賊紳士 トリス

保存ではないな
結局生き物である以上、俺達とて誰かと繋がらずにはいられない

[アナスタシアの言葉>>39にそう答える
 物理的にも、精神的にも、繋がりを求めてやまないと言うのにこの吸血鬼は物理的に繋がる事の出来ない性癖の持ち主だ]

寂しいとは言わん、しかし
同じ時間を生きる者がいると言う事実を俺が知っているという事が大事なんだよ

俺の遊びに付き合う必要はない、お前はお前の好きにその体を使えば良いさ
普通の人間よりは遥かに死ににくい筈だからな

[一瞬年老いた老婆のような目になった
 これ程までに自信に溢れているというのに、それは永きを生きたが故の摩耗なのだろうか]

( 44 ) 2011/01/26(水) 02:11:20

薄命の青年 ロラン

[事故というよりは『自殺』だろうと瞬時に思った。
でも理由があるならば其れは自発的行為であっても
『事故』であるのかもしれない。
『事故』の方が――まだ、心に優しい、から]

俺も…一緒に行っても、いいかな…?

[ふらふらと立ち上がりながら、相手を見てそう尋ねた。
『事故』の手がかりを、と。
手には未だ、ロザリオを握った侭に]

( 45 ) 2011/01/26(水) 02:11:30

アナスタシア

[ふと、鏡に視線をやる。
半身の気配を探すのは、ここ数年で身に付いた癖だった。

反転した斜めに射す陽光の中、表情のない、黒髪の。
ベッドに半身を起こした  男が]

 ――っ!?

[驚愕の声を上げる前に、鏡像は瞬時揺らいで、アナスタシアのそれに変わる]

( 46 ) 2011/01/26(水) 02:11:44

アナスタシア

そう…。じゃあ好きにさせてもらうわ。

[乾いた声でトリスに答える。
女の目にだけ映った幻視。それとも、今鏡に映る像こそが幻視なのだろうかと、酩酊に似た感覚を覚えていた]

鏡に映らないというのは、迷信かしら…


[そういえば、昨夜訪れたトリスは映っていただろうかと、鏡枠を凝視する。覚えていなかった。
だがそんな単純な判別法があるなら、朝の時点であのグレゴリーが全員に鏡を覗かせたに違いない。
くすりと笑った。

廊下に人の気配があると、オリガとナタリーに目配せる]

( 47 ) 2011/01/26(水) 02:14:06

古よりの眷属 イヴァン、庭園の葡萄棚のベンチにいる面々の近くにいる。**

( a0 ) 2011/01/26(水) 02:16:10

遊牧の民 ナタリー

 やっぱり、理性のあるイキモノってことなのね。

[トリスの返答にふうん、と答え、離して欲しいと握られた手を振って訴える。]
[ならば、無駄な警戒は要らないのだろう。]
[襲われさえしなければいいのだから。]

 そうかもしれない。
 人間はいつもどこかで争っているわ。

[自分の郷里は優れた騎馬部隊を持つ。]
[何度かは戦に加担を求められ、戦場を駈けたことがある。]
[その度に、戦の原因には女の影を見ている。

 種の保存…

[ふうん、と。]
[まさか自分が次のターゲットになるなんて―。]
[もちろん、ただで逃げられると思っていなかったけれど。**]

( 48 ) 2011/01/26(水) 02:19:25

【墓】 囚われし者 ラビ



イライダさま。

[眷属とした化した娘は闇に静かに染み入る囀りを一つ、した。**]

( +2 ) 2011/01/26(水) 02:21:46

薄命の青年 ロラン

[続く言葉>>42に、弱々しいながらも僅かに笑みを浮かべた。

硬い言葉を使って、けれど紡ぐのは相手を案じるが故の台詞だ。
周りを固めて固めて、そうして彼は優しさを忍ばせるのだろう。
真実は知らない。でも勝手に、そう感じた。

立派だなあ。
朝…食堂で呟いた言葉を、その時とは違う感慨を添えて呟いた。
ただし今度は相手に知れぬよう心の中で、だけれども]


あ…、待ってください――――  足早いなあ…もう…

[ロザリオを、少し迷ってからズボンのポケットに入れて。
そうしてユーリーの後に続いて、ニコライの部屋へ入った。**]

( 49 ) 2011/01/26(水) 02:24:21

遊牧の民 ナタリー

[誰かが、やってくる。]
[廊下から気配を感じてトリスを見、アナスタシアを見、それからオリガを見る。]

[来たらどうするの?]

[問いかける視線をトリスに向けた。]
[アナスタシアと視線が合うと、目配せの意図を図りかねて首を傾げた。**]

( 50 ) 2011/01/26(水) 02:27:07

オリガ

[アナスタシアの浮かべた表情に、ふと我に返った。>>39]

 ええ。ありがとうございますわ。
 私の望み……貴女のおかげで、叶うと思いますの。

[こちらの約束は守った。ならば、次はそちらの番だと。
 トリスへと視線を向ける。
 一瞬見えた老婆のような目に、不思議そうに首を傾げたが何も言わないまま。>>44

 握り締めた白薔薇は、茎が折れアナスタシアのベッドの上で花弁を散らしている。]

 嗚呼……ごめんなさい。

[愛しげにその薔薇を手に取り、折れた茎の下を屑篭へと捨て。花を胸に挿す。

 アナスタシアの目配せに、微かな笑みを浮かべて頷いた。>>47]

( 51 ) 2011/01/26(水) 02:28:30

アナスタシア

付き添ってくれてありがとう。
もう平気みたい。少し寝るから、戻ってくれていいわ……亡くなったという子の埋葬でしたかしら?終わってしまうかもしれない。

[ゆっくりと落ち着いた声を出す。
聞かれても問題のない言葉。とうに葬儀が済んでることは知らなかった。
首を傾げるナタリーへはにこりと目許を和ませて**]

( 52 ) 2011/01/26(水) 02:42:26

囚われし者 ラビ、城主 イライダの元へ辿りつけるなら、そっと現れるだろう。

( a1 ) 2011/01/26(水) 02:44:28

【墓】 ダニール

[男が向かうのは、やはり妹の元。
しかし予想より人の気配が多くて面食らった]

な、何が起こっているの……?

[屑籠に打ち捨てられた茎からは、かすかな鉄の匂い]

( +3 ) 2011/01/26(水) 02:46:12

オリガ

[アナスタシアの意図を悟り、それに合わせる。>>52]

 お顔の色も随分良くなりましたわ。
 それでは、私も部屋に戻ってあの子の為に祈ります。
 もし何かありましたら、声をかけてくださって構いませんわ。

[そう言って、胸を押さえる格好のままドアの方へと向かった。**]

( 53 ) 2011/01/26(水) 02:57:11

【墓】 囚われし者 ラビ


イライダさま… あなたはずっと傍にと…仰いました…

…苦しそうな響きが闇に染みいていたのです。

[城主が見るのは
 誰も居らぬ闇か白薔薇の衣か。
 其れは窺い知れずとも。]

( +4 ) 2011/01/26(水) 02:58:01

城主 イライダ

[薄く目を開ける。
誰も呼ばずにいたはずなのに――
目の前には眷属にしたばかりの娘が映る。

大きく上下する胸は苦しさのあらわれ。
未だ立ち上がることも出来ぬ城主は
座したまま、ちいさく、わらう]

( 54 ) 2011/01/26(水) 03:12:17

【墓】 囚われし者 ラビ

[白き衣は闇に揺れ、
 やがて床に靡いて広がる。]


彼は、別のところに行きました。

私の声は届けども、人の目では見続けは出来ないのでしょう…


[城主を深紅の眸で窺うように見詰めて。]


あぁ…、イライダさま…、…わたしはあなたのもの…

お役には立てませんか…?


[唇を開く度に覗くのは紅い舌。
 囀りの声は抑えた甘みを持っている。]

( +5 ) 2011/01/26(水) 03:17:08

ダニール、アナスタシアの変化を感じ取る。

( a2 ) 2011/01/26(水) 03:21:47

海賊紳士 トリス

[問いかけるような視線>>50にも平然としている]

レディーの部屋の前で騒々しくするのは如何なものか!
か弱き乙女を狙う悪辣非道の化け物かもしれないな、俺が見て来よう

[全くこれだから野蛮な男は嫌いだーーー
 雰囲気を読むとかそう言う事が出来ないのか、今の自分の喜びを邪魔しようなど!

 オリガと共にアナスタシアの部屋を去る寸前にナタリーの手を取った
 手の甲に唇を押し当てる]

じゃあな、ーーーまた後で

[音を立てて離すと、今度こそ部屋から去って行った**]

( 55 ) 2011/01/26(水) 03:26:05

海賊紳士 トリス、廊下で騒がしくしている男達を捜す事にした**

( A3 ) 2011/01/26(水) 03:26:54

【墓】 ダニール

[部屋から人が減れば、それを見やり。
まだ他の者がいたとしても構わず、妹に視線を投げた]

――ナスチェンカ。
あんたが血を求める者となっても、わたしの片割れであることには変わらないよ。

[届かないことは承知で改めて告げ、ふわりと溶けて消えた]

( +6 ) 2011/01/26(水) 03:43:44

ダニール、ここまで読んだ。  ( b3 )


【墓】 囚われし者 ラビ


なぜ?

わたしはあなたを望んで夜に囚われたのです。


[瑠璃色の眸に心奪われるように眸は離せずに。
 仄かな熱を深紅色の眸は宿している。]


…は、い…。


[こくんと白い喉が鳴る。
 今は丸みを帯びた城主の身に寄り添う。]

( +7 ) 2011/01/26(水) 03:50:16

【墓】 囚われし者 ラビ

[城主の傍らに寄り添う白薔薇は
 城主が求めれば紅き痕の首筋を向け、
 更には狂気の沙汰としか思えぬ場所も差し出すだろう。]

( +8 ) 2011/01/26(水) 03:52:09

【墓】 囚われし者 ラビ

[頬に触れる長い指先は、
 娘の膚に吸いつき
 娘の貌を上向かせれば
 城主の眸に白い首の紅き痕をまざまざと晒す。]


……ふっ、…ん、ぁ…


[虚脱したように身を反らし、
 首筋から吸われぞくりとする寒気と、
 躯を駆け廻る甘美な電流に酔い痴れる。]

( +9 ) 2011/01/26(水) 04:25:08

城主 イライダ

……は。

[眷属となった娘の甘い囀りと口腔に残る血の味。
城主を苦しめた衝動は彼女の手により癒されて
とろ、と蕩けるような色をその顔に宿し微笑みを浮かべた**]

( 56 ) 2011/01/26(水) 04:32:31

【墓】 囚われし者 ラビ



―――…ぁ、あぁ、…イライダさま…。

[甘い啼き声で囀る。
 ぴちゃりと舐められれば躯を軽く震わせた。]

あなたは、いじわるです。

わたしを、あんなにしておいて、…

いまさら、手を離そうというなんて

[長い睫毛を伏せ今にも涙が零れんばかりに。
 然し髪を梳き撫でられれば擽ったそうにして、
 やがて城主が何処かへ向かえば姿を消すだろう。**]

( +10 ) 2011/01/26(水) 04:35:46

ヴェロニカ

[両手を包む、ちいさなてのひらの温かさ。
そこにあるのは、生命の光。
その光は、人間たる証明──]

…あたたかい…

[血に濡れた陶器の肌。窓から落ちた男の姿。
そして、自らを運んでくれたフィグネリア、
カチューシャのぬくもり──
それぞれに対する想いが交差すれば、ただ…涙を流していた]

( 57 ) 2011/01/26(水) 10:19:57

遊牧の民 ナタリー

-- アナスタシアの部屋 --

 あっ。

[アナスタシアの言葉>>52に、はっとしてうなずいた。]
[すっかり気をとられてしまって頭の中がごちゃごちゃで。]
[目配せの意図に気付かなかったのだ。]

 そうですね。では、私も。
 …えと、お大事に、なさってください。

[調子を合わせて、一歩引いてぺこりと頭を下げた。]

( 58 ) 2011/01/26(水) 11:08:26

遊牧の民 ナタリー

[先に部屋を出ようとしていたオリガとトリスを先に見送ろうとしたが―]

 ――…ひぇっ?!

[不意に手を取られ、甲に口付けを落とされて>>55ぞくりとした。]
[それは甘美な―という意味ではなくて、単純に驚いたのと―]
[そんなことに慣れていないのでただただ戸惑っただけ。]

 ………ああいうのを、気障というのかしら。

[瞬きながら半ば唖然として見送る。]

( 59 ) 2011/01/26(水) 11:09:42

遊牧の民 ナタリー、オリガとトリスから少し間を置いて、部屋を出た。**

( A4 ) 2011/01/26(水) 11:10:50

フィグネリア


――抗うべき、

[ヴェロニカの細い瞳>>4:242には、強い意志が感じられた。
輝くような生の色。娘にはないもの。
オリガにもあったその強さに、わずかに羨望と諦めさえ浮かべ、
顔を上げたカチューシャ>>4:244の瞳にも、きっと]

あなた方はお強いのですね。
その輝きは――きっと闇を止め、照らすのでしょう。

[ぽつり。その呟きは溶けるように。
ヴェロニカを元々疑っていたわけでもないが、
問いかけの答えとその瞳は人間のものにしか思えなかった。
カチューシャにも同じものを感じる]

( 60 ) 2011/01/26(水) 11:41:50

敗残兵 ベルナルト

―三階廊下―

[グレゴリーはついてきているだろうか。
人の気配が近い。
扉の開く音と、話し声がする。
ワインボトルにかけていたコートを外して、もう片方の腕にかけた]

俺だって心配なんだ。お見舞いくらいしてもいいですよね?

[トリスと出逢ったのなら、むき出しのワインボトルを掲げて首を傾げ。
苛立ちを隠さずにトリスを睨みつけ、言葉を叩きつける。
何を言われようが、物音のした方へと足を進めるつもり]

( 61 ) 2011/01/26(水) 11:42:36

アナスタシア、皆がいなくなると、静かに息を吐いた。

( A5 ) 2011/01/26(水) 11:45:32

敗残兵 ベルナルト

―アナスタシアの部屋前―

[ナタリーとオリガの影はもう見えなくなっていただろうか。
足音や話し声から、この部屋だろうとあたりをつける。
少々の躊躇いの後、軽く二三扉を叩いた]

アナスタシアさん、俺です。ベルナルトです。
お見舞いに、来ました。

――ご無事ですか?

( 62 ) 2011/01/26(水) 11:48:38

フィグネリア


…………。

[吸血鬼を良く思っていない、というのも本当。
きっと母の心を奪っていったものだから。
でも理由なく殺したいなどとは思わない。だけれど――]

嫌がる者を無理やり、は好みではないわ。

[自らの生に執着もない。
でも吸血鬼がいるとすれば、それは誰かを知らなければならない。
ただの興味しかなかった宴だが、
人と関わるうちに思い出してきた感情があった。
ただ無意識に紡がれる独り言は、どう受け取られるだろう]

( 63 ) 2011/01/26(水) 11:52:16

アナスタシア

>>62
ベルナルト?

[声と内容から、朝言葉を交わした男だろうと。
口の中で名前を何度か繰り返す]

ええ、大丈夫よ。
入って。


[褥に沈んだまま殿方と話すのも、と、幾許か軽くなった体をべッド横の安楽椅子に移した。そちらの方が窓から遠いという理由も含め]

( 64 ) 2011/01/26(水) 11:59:12

フィグネリア


――っ、……!?

[ガラスの割れる音。
そして続く、何かが地面に叩きつけられた、ような]

アルマゾフ様っ、

[振り向くが遅く、その瞬間を見ることはなかった。
事態を把握するよりも倒れ掛かるヴェロニカ>>7へ意識は移る。
カチューシャ>>10に手を差し伸べ]

ええ、移動しましょう。

[ともにヴェロニカを抱き起こす。
空気が悪い、というのにはかすかに首を傾げたが、何も聞かず、
葡萄棚の下のベンチへと運んだだろう。
まだ血の滲む指には、シルクのハンカチが結ばれていた]

( 65 ) 2011/01/26(水) 12:05:40

敗残兵 ベルナルト

……無事だ。

[中から聞こえた声>>64に呟き、扉を開いた。
安楽椅子に座るアナスタシアの姿に漏らしたのは、安堵とも自嘲ともつかない溜息]

これ、お城の地下から持って来ちゃいました。
具合の悪い人にワインとか勧めちゃいけないのかな。でも、色も綺麗ですし……

[ワインを掲げて愛想笑いをする。
いざとなった時に鈍器代わりにしようと思っていたことを急に馬鹿らしく感じた]

あの時、物凄く具合が悪そうに見えましたけど……
本当に、何もありませんでした?

( 66 ) 2011/01/26(水) 12:09:17

フィグネリア

―庭園―

[不安げなカチューシャ>>17
ヴェロニカ>>23と目が合えば、安心させるように微笑む]

ひとが、窓から……?

[ああ、では。あのときの音は、きっと。
手を包むカチューシャ>>32の傍らで、何が起こったか悟る。
それは誰? そして、何故?
その問いを表に出さずに、静かにヴェロニカを気遣う]

( 67 ) 2011/01/26(水) 12:14:53

アナスタシア

[果たして、想像通りの人影と。
もう一人男が入ってくるなら片眉をあげるだろう]

お見舞いに、ワイン…?

[少し目を丸くして、愛想笑いを見つめ――
楽しそうに笑った]


いいえ、花束を持ってくるよりよほど効果的だったみたいよ。
私のようなひねくれ者が相手なら、だけど。

[グラスがあっただろうかと立ち上がる]

( 68 ) 2011/01/26(水) 12:19:37

フィグネリア


――ええ。
アルマゾフ様もブランシュ様も、生きているのですから。

[ヴェロニカ>>57の滑らかな頬を涙がつたう。
ハンカチは血に濡れたものしかない。
そして自分の体温は低いと知っているから、触れはしなかった]

…………。

[それでも、彼女が落ち着くまで傍にいて**]

( 69 ) 2011/01/26(水) 12:20:19

アナスタシア


見ての通り、だいぶいいようね。

[真っ直ぐに立って、軽く足踏みしてみる]


何もなくなかったわ。
知りたいなら話すけど……本当に聞きたいの?

世間話の種のおつもりなら、お天気だのくだらないファッションの流行話だのでもしてたいくらいだけど。

( 70 ) 2011/01/26(水) 12:22:16

追われし者 ユーリー

―― ニコライの部屋 ――

[ロザリオを仕舞い込んだロランが後をついてくる。
そう、彼はあれを手に持っていたのだ。
戸惑いながらも、苦痛は見せず。]

( 71 ) 2011/01/26(水) 12:26:21

追われし者 ユーリー

[ニコライの部屋に遺書めいたものは見当たらず。

まだ塗れているワインの空瓶とコルクに目を留めた。]

転落したニコライ・ミハイロフ氏は酔っていた…と考えてもよさそうだな。
リディヤの死の悲しみを、酒精で紛らわし…あるいは彼なりの追悼をしようと昼のうちからワインを空けたのだろうか。

( 72 ) 2011/01/26(水) 12:31:02

敗残兵 ベルナルト

……お葬式に使ったお花って、お見舞い用にもなるんですかね?
あ、場所を教えてくだされば、俺が取りますよ。

[リディヤの葬式に百合が散らされていたことを思い出した。
立ち上がるアナスタシアにそう声をかける。
先ほどとは大違いだなと感想を抱いて――放たれた言葉に顔を強ばらせた>>70]

お天気や、ファッションの話題ですか。女性の方ってその手の話題大好きですよね。

……教えてください。
世間話で終わらせるほど、もう、呑気になれないんです。

( 73 ) 2011/01/26(水) 12:31:10

追われし者 ユーリー

ロラン・シエル、
君の体調が芳しくなく、無理をさせてはならないことは故ニコライ・ミハイロフ氏から伺っているが、これから一緒に外へ出て、彼の亡骸を礼拝堂へ運ぶのを手伝ってはもらえまいか。

もう日が傾く…
今日のうちに墓を掘って埋葬するのは無理だろう。
一晩、礼拝堂に安置しようと思う。

( 74 ) 2011/01/26(水) 12:35:33

追われし者 ユーリー

ところで君たちは…

礼拝堂にいたあの「白い小鳥」を逃がしたのか?

[リディヤが発見されたときには、すでに居なかったのは確認している。

あれが放たれたせいで凶事が起こり始めたのだと考えれば辻褄はあう。]

( 75 ) 2011/01/26(水) 12:43:21

アナスタシア

>>73
[固い表情のベルナルト。
グレゴリーはどうだっただろう。口を挟まないのが不思議、とせせら笑って]

そうねぇ…呑気にしてたら、永遠にこの城から出られないかもしれないものね。


[動こうとするベルナルトを遮って、小さな棚からグラスを人数分取り出す。
――コルク抜きがない]

立ったままじゃなんでしょう。おかけになって?

( 76 ) 2011/01/26(水) 12:47:20

アナスタシア

[卓にグラスを並べる仕草に淀みはない。
どう話そうかと考えていた。ベルナルト一人と、ハンターを名乗るグレゴリーが共にあるのでは状況が違う。

逡巡の末に小さく嘆息して、流れた黒髪を耳にかけた]


昨夜、吸血鬼がこの部屋に来たわ。
――女、だと思う。

( 77 ) 2011/01/26(水) 12:47:50

敗残兵 ベルナルト

すいません。

[遮られては仕方ない。
並ぶグラスを厳しい目で眺めながら。

アナスタシアの口元から発せられた声に、いよいよ息を詰めた]

……城主ですか?

[目の前に居るのが生きた彼女であるが故。
どうなったか、よりも。――誰だったのか、の方が気になって。
低い声で質問を落とした**]

( 78 ) 2011/01/26(水) 12:55:39

遊牧の民 ナタリー

-- 庭園 --

[パタパタと廊下を駆けて階段を下り、玄関から外へ。]
[礼拝堂へ向かおうと足を進め…首を傾げて立ち止まった。]

 空気が…ざわざわする。

[ふんふんと鼻をならす。]
[ざわざわとした空気は―視界の隅に見える白い布の辺りから。]
[なんだろうと白い布に近づいて―ひ、と口を覆った。]

[布で覆われているものの形を見て、元人間であったものと察したのだ。]
[恐る恐る布に手を伸ばし、そっとめくる。]

 きゃぁっ………ニコライさん…!

[墜落死したニコライの遺体に悲鳴を上げ、ぺたんをしりもちをついた。]
[捲っていた布の端が手から離れ、遺体は再び覆われた。]

( 79 ) 2011/01/26(水) 13:40:55

アナスタシア

>>78
ご城主様の顔を拝見してたなら、とっくにそう言ってると思わない?


[言外に、誰だったのかは見ていないかのようなニュアンスを含めて。
ドレスの懐から刺突用の短剣を取り出す。

偽りを言霊に乗せるのは容易い。
女がそれをしないのは気まぐれだった。

幼い頃から周囲との軋轢にうんざりしながらも、妥協による和よりは、角を立ててでも我を押し通したい性格で……嘘を吐く事はいつしか不得手に。
 回りくどく現実を歪めた嫌味を言うのは得意だったが]

( 80 ) 2011/01/26(水) 13:40:59

アナスタシア





失礼。

[言うなり逆手に握ったスティレットナイフを力任せに、振り下ろした。
瓶の底と卓が激しい騒音を立てる]

私はご城主様は吸血鬼だと思っているけど、昨夜のあのクソッタレが彼女だと証言することは出来ないわね。


……嗚呼。
いいわ。たまには役に立つじゃない。

[ワインのコルクを貫いた短剣へ満足げに。
深く刺さりすぎて、トリスの血が染みついたままの先端が酒の液面に届いてしまっていたが――女はそれを黙殺する。
十字架に似た柄を捻ってコルクを抜こうとしながら、来客の反応を待った**]

( 81 ) 2011/01/26(水) 13:41:18

遊牧の民 ナタリー

[何かを話したわけではない。]
[けれど優しそうなおじさんだと思っていた。]
[建物を見上げる。窓が割られているのを見た。]

 あそこから、誰かが?それとも…

[わからない。]
[わかるはずもない。]

[けれど、これで無くした命は2人目―。]
[いや、礼拝堂の少女を入れたなら3人だが、その存在は終ぞ知らぬままで。]

 どうしてこんなことに。

[探るのは後でもいい。今すべきことは一つだけ。]
[手をぎゅっと組んで安らかであるようにと、祈った。**]

( 82 ) 2011/01/26(水) 13:42:43

ヴェロニカ

─回想─

[フィネグリアの呟き>>60は聞き取れなかったが、独り言>>63は聞こえ
一体、何の好みだろうかと考えようとした所で──
不意に、ガラスの割れる音がした。

後に残ったのは、小さな小さな違和感ばかり]

─回想 了─

( 83 ) 2011/01/26(水) 14:35:21

ヴェロニカ

[>>63生きている。その響きは、心に重く圧し掛かる。
…しかし、その重さが力を持つような気がして──

二人の姿を瞳に映しながら、涙を零す。
恥じらいなど、持てる筈がなく**]

( 84 ) 2011/01/26(水) 14:36:39

フィグネリア

[ヴェロニカの透明な涙>>84は、いつしか止むだろう。
彼女が自分に何を思ったのかなど想像もせず]

私、少し様子を見てまいります。

[礼をし立ち去ろうとして、ふと振り返り]

この城から出れぬのは確実。
ならば……なにか対策を考えなければ、仕方ありません。

――身を、守るための。

[リディヤやまだ知らぬニコライが自死であったとしても、
ここに閉じ込められたのだから、何かある]

吸血鬼であれ人間であれ、
殺意や邪な考えを持つものがいるなら、危険ですから。

[貴族出で力も弱そうな彼女たち。
珍しく饒舌に、遠まわしながら自衛を勧める言葉]

( 85 ) 2011/01/26(水) 15:09:05

城主 イライダ

―酒庫前―

[眷属となった小鳥をあやしして落ち着くのを待ってから
城主はゆると立ち上がる。
自ら死を選んだ者たちの声はまだ聞こえない。
迷い込んだ灰色も誰かを探しに行ったままか]

――さて、如何したものかな。

[自称紳士の呼び出しに応じるか
白薔薇の園で見かけた彼の娘を探してみるか、或いは――]

( 86 ) 2011/01/26(水) 15:20:14

フィグネリア

―本塔近くへ―

吸血鬼には効くのかしら。普通の武器で。

[そういえば、とそんなことを思う。
家に吸血鬼に関する本などなく、娘はそちらの知識に疎かった。
リディヤの時と同じ白百合を一輪摘み、
先ほど音がした場所――ガラスの散乱するそこへ]


――──Amen.


[白い布に覆われていても端から覗く衣服で誰かを知る。
祈るナタリー>>82がいても声はかけずに、
白百合を傍らに添えて、小さく祈りの言葉を唇に乗せた]

( 87 ) 2011/01/26(水) 15:32:54

遊牧の民 ナタリー

[静かな足音が近づいてくるのを聞く。]
[祈りを終えて、組んだ手はそのままに顔を上げた。]

 ――……ニコライさん、いい人そうでした。

[フィグネリアの添えた白百合に視線を落とし、ポツリと。]

 リディアさんも亡くなってしまったって。
 弔いはもう、終わってしまったみたいですね。

 あの、リディアさんの亡骸は…どこに?
 ご存知なら教えていただけませんか?

[せめて祈りだけでも。]
[フィグネリアの祈りの声が切れ、邪魔にならないのを見計らって声を掛けた。]

( 88 ) 2011/01/26(水) 16:33:54

城主 イライダ

―酒庫前―

[城主は未だ表舞台に立つ気は無い。
だからこそ人の集まる場所を避けている訳だが]

この城で不自由を感じるなんて……

[自嘲的な笑みを微かに過ぎらせ呟けば
ふるりと銀糸を揺らし其れを払う。
次に顔を上げた時には瑠璃の眸に宿る揺らぎは消え
力を得て満ちた蠱惑の香がふわりと漂う]

部屋に来い――、ね。

[伝えられた言の葉を口にして城主の姿がその場から消えた]

( 89 ) 2011/01/26(水) 16:42:13

【墓】 ダニール

[またひとつ、こちら側へ向かう魂が増えるのを感じて]

――リーリヤ(百合)。

[ニコライの亡骸に供えられた花>>87と、彼が呼んだ名>>55が似ていたのは、偶然だろうか。
どちらにせよ男はそれを知らず、ただ静かに見下ろしたのみ**]

( +11 ) 2011/01/26(水) 16:49:43

ダニール>>4:55

( a4 ) 2011/01/26(水) 16:50:25

薄命の青年 ロラン

―― ニコライの部屋 ――

[薬を貰いに彼と一緒にこの部屋に入ったのは
つい昨日のことだというのに――
主を失った部屋は急速に他人顔をし始める。
薬を取り出すニコライの姿を幻視しそうになったから、
慌てて大きくかぶりを振った]

( 90 ) 2011/01/26(水) 16:53:53

薄命の青年 ロラン

[酔って>>72…其の言葉に、はっと思い出す。
青年はロザリオを取り出し、自らの鼻に近づける。
やっぱりそうだ。…ふわりと薫る酒の匂い]

ユーリーさん、
  ……ニコライさんは、これにお酒を掛けていたのかも。

[嗅いでみるといいよ、とばかりにロザリオを差し出す。
その動きと重ねるようにして、
このロザリオの最初の持ち主について聞いただろうか。
あの少女が殺されたとは聞いたけれど、凶器については覚えていなくて。

だから説明されれば、
そう…だったんだ…と幾度か瞬いて、ロザリオをじっと見つめただろう]

( 91 ) 2011/01/26(水) 16:56:10

薄命の青年 ロラン

[名を呼ばれ、手伝いを請われれば、
弱々しいながらも緩く微笑んだ]

ニコライさんには本当によくして頂いて……
俺、勝手に親戚の叔父さんみたいに思っていたんです。
だから、寧ろ――

手伝わせてください。

[其の漆黒の瞳を真っ直ぐ、相手へと向けて言った]

( 92 ) 2011/01/26(水) 16:58:31

薄命の青年 ロラン

逃がした…?

[一瞬だけ苦く顔を歪めてから、ふ…と儚く寂寞感漂う表情に戻り、]

小鳥は自ら飛んでいってしまったよ。そうして籠の中こそが居場所と選んだ。
今頃は城主様の肩の上に留まって、甘く囀っているんじゃ…ないかな。

[僅かに遠い目をしながら、視線を逸らして窓の外を見た。
もうすぐ陽が暮れる。
闇の者達が笑いざわめく夜の時間が始まる…]

( 93 ) 2011/01/26(水) 16:59:55

薄命の青年 ロラン

ねえ、ユーリーさん。
宴って何だろう…ね。

[人々を集めて、城という檻に閉じ込めて。
吸血鬼を放して後の出来を観る。
其れは悪趣味な貴族の遊びにも似て]

死ななくてもいい人が死んじゃうのは、
…やっぱり、間違っているよね――…

( 94 ) 2011/01/26(水) 17:01:01

城主 イライダ

―トリスの部屋―

[窓の無いその部屋に音なく姿を現した。
部屋の中を見回してみるが部屋の主は居ない]

場所を指定したのはあちらの方なのに。

[少しだけ困ったような貌をして待つ態を見せるけれど]

退屈は嫌い――…。

[ポツと呟けば甘い香りのみを微かに残し城主は居室へと戻る**]

( 95 ) 2011/01/26(水) 17:01:20

【墓】 囚われし者 ラビ

[眸から滲む雫は一滴。
 城主が唇を触れさせあまやかな言葉を紡げば
 娘の紅き眸は開かれる。]


イライダさま…


[小さく囀り
 瑠璃色の眸を見詰め
 巨きく深き闇の腕に其の身を委ねた。**]

( +12 ) 2011/01/26(水) 17:23:20

フィグネリア

[ニコライは何故死んだのか。
そう思うが、その瞬間を見ていない娘に分かるはずもなく、
そう考えることは一時放置することにして]

……ええ。本当に。
リディヤ様の身体を抱いて、誰かの名前を呼んでいたの。

とても、とても、切ない声だった。

[彼には大切なひとが、もう会えないひとがいたのだろうか。
ナタリー>>88に説明するでもなく、呟いて]

リディヤさんなら、礼拝堂の隣の埋葬場に。

[そうしてふと、手を組んだままのナタリーを瞳に映す。
一瞬小さく首を傾げて何気ない口調で問うた]

そういえば、――いままでどこにいらしたの?**

( 96 ) 2011/01/26(水) 17:28:37

遊牧の民 ナタリー

 リディヤさんを抱いて…?切ない声…?

[フィグネリアの言葉>>96を聞いて瞬いた。]
[ニコライがかつて大切なヒトを無くし、その面影をリディヤに重ねていた―]
[なんてことはただのはねっ返りには到底思い至らないもので。]

[ただ、それでも―]

 なんか…辛かったの、かな、ニコライさん。
 せめて辛いのから解放されるといいのだけど。

[なんとなく、そうポツリと。]
[それからリディアを埋葬した場所を聞いてこくりと頷いた。]

 ありがとう、フィグネリアさん。

[地面にぺたんと座り込んだままの姿勢から立ち上がろうとした。]

( 97 ) 2011/01/26(水) 18:14:41

遊牧の民 ナタリー

 えっ?今まで?

[どこにいたのかと問われて瞬いて。]

 ご飯の後はアナスタシアさんと書庫にいたの。
 その後、廊下でアナスタシアさんが急に体調悪くしてしまって。
 お部屋にお連れしていたのよ。
 ベルナルトさんに葬儀のことを聞いたので、駆けつけたかったのだけど…。

[眉を下げ、躊躇いなく素直に話す。]

 それじゃあ、私…お祈りしてくるね。

[地面に手をついて立ち上がる。]
[散ったガラス片に触れてしまったのか、手のひらに血が滲む。]

 あっ、やっちゃった。

[小さく呟いてハンカチで血を拭い、ぱんぱんとスカートを払った。]

( 98 ) 2011/01/26(水) 18:15:36

遊牧の民 ナタリー

-- 埋葬場 --

[そこには新しい埋め跡が一つ。]
[その傍に膝立ちになって手を組んだ。]

 大いなる大地よ母よ。
 大いなる空よ父よ。
 今旅立つ魂が安らかであることを、御守りください。

[口にしたのはそれよりも馴染みのある信仰の言葉。]
[自然を神とするのは、ほぼ定着とはいえ遊牧の民なら当たり前で。]
[教会の教えも知っているけれど、窮屈で好きではなかった。]
[厳しい宗教家には異教だと嫌われることもわかっているけれど。]

[ひゅうと吹き抜けた風が夕刻であることを告げる。]
[風になれたら、ここから帰れるのだろうか?]
[そんな思いが脳裏を掠めたけれど、すぐにないない、と消す。]

( 99 ) 2011/01/26(水) 18:37:56

遊牧の民 ナタリー

 どうして、自刃なんてしてしまったの?

[問いかける声を、風がさらっていった。**]

( 100 ) 2011/01/26(水) 18:38:22

追われし者 ユーリー

[ニコライの部屋で交わされた会話。
 「白い小鳥」に関するロランの答えに唇を引き結ぶ。]

自ら逃げた、か。
ならばそれも──あらかじめ想定されていたことなのかもしれないな。

[皆が言うように、城主が客人を「招いた」というなら。
 それは「吸血鬼」を退治させるためやも知れぬと思う。

 ロランの投げた言葉は、その暗示するところを違えて、ユーリーの脳裏には「逃げた魔物が城主の肩を掴んで嗤い──その首筋を狙っている」とのイメージを結んでいた。

契約か呪いか──誰かが手を差し伸べねば、永遠に逃れられぬぬばたまの闇に囚われた美しいイライダ。


  歪んだ鏡は、正しい像を結ぶことなく。]

( 101 ) 2011/01/26(水) 18:49:59

追われし者 ユーリー

宴については――
アナスタシア・ニコラエヴナから聞いた断片的な情報では、事情はよくわからない。

わたしが確信していることはひとつだけ、

  ──宴の主催者は、何らかのルールに基づいてこれを行っている──

それだけだよ。

( 102 ) 2011/01/26(水) 18:51:17

追われし者 ユーリー

吸血鬼が伝説に聞くような強力な力をもっているなら、人間などとっくに滅ぼされているだろう。

そうはせず、食べ尽くさないようにという理性に基づくものであれ、獲物をいたぶる狩人の本能に根ざした享楽のためであれ、
吸血鬼が彼らなりの「思考」に基づいて宴を行っているならば、そこには必ず、交渉の余地──

  あるいは、つけいる隙があるはずだ。


それをうまく使えば、自分の望む道を拓くことができるだろう。

( 103 ) 2011/01/26(水) 18:52:35

追われし者 ユーリー

吸血鬼を動かすものが、
利得か、驕慢か、矜持か、あるいは──情や愛ですらあるのか、わたしにはわからない。

  だが、それを知る努力をわたしはしたいと思う。
  彼らが我らを知るように――わたしは彼らを知りたい。

そう、君の言うように、
死ななくてもいい人間が死なないうちに──と願う。

( 104 ) 2011/01/26(水) 18:53:23

追われし者 ユーリー

あくまでも、わたしの考え…信念だ。
実際のところは知らない。

ものの見方など、いくらでもあるのだ、

  ちょうど、ニコライ・ミハイロフの死の謎のように──

( 105 ) 2011/01/26(水) 18:56:47

追われし者 ユーリー

[ワインに関するロランの意見を受け、ロザリオを手にとってみる。]

確かに…
少し湿っているし、ワインの香りがするな。

このロザリオで心臓を挿し貫かれて死んだリディヤ…
その血を「キリストの血」で洗う…

[額に掌を推しあてる。]

彼にとって、その行動はどんな意味があったのだ?

( 106 ) 2011/01/26(水) 18:57:52

追われし者 ユーリー

[自問しておきながら、ユーリーはすぐに打ち消した。]

──いや、それは考えても仕方がない。

彼について必要な事実はひとつだけだ。


ロラン・シエル、
君は、目撃者として、ニコライ・ミハイロフの死について、他に証言することはあるか?

( 107 ) 2011/01/26(水) 18:58:40

遊牧の民 ナタリー追われし者 ユーリーに話の続きを促した。

( A6 ) 2011/01/26(水) 19:02:48 飴

敗残兵 ベルナルト

>>80,81

顔は、見てないってことですか?
それで――そいつは、やっぱり……

[その先をはっきり口に出さなかった。
己の項に手を当て、吸われたのかと仕草で問いかけようとした時]

――うおわっ!

[唐突に立てられた音。
それが、栓抜きのためのものであると理解するまでに数拍の時間を要した]

変なことを尋ねるようで申し訳ないんですけど。
トリス……さんは、アナスタシアさんをここに運んで、介抱してた、だけ、ですよね?

[グレゴリーに己の心中をぶちまけてしまった以上、確認をとらなければならなかった。
そろそろ日が暮れる頃だろうかとぼんやりどこかで考えつつ]

( 108 ) 2011/01/26(水) 19:06:04

フィグネリア


え? ニコラエヴナ様が、体調を?

[眉を寄せ、今朝の食堂での様子を思い出すように。
心配げに聞く娘は、たとえアナスタシアに何を感じていようと
躊躇いないナタリーを疑うことは出来なかった。
それは初めて会ったあの一瞬、
陽の光のように鮮烈な、彼女の輝きに惹かれたからか]

血が出ているわ。
吸血鬼が好むでしょうから、気をつけられて。

いるのなら、だけれど。

[掌の赤に、ユーリーの忠告>>4:133のように。
そうして礼拝堂へ向かう彼女を見送っただろう]

ごめんなさい、書庫の場所を教えて頂けるかしら。

[最後にそれだけを問いかけて]

( 109 ) 2011/01/26(水) 19:30:34

アナスタシア、敗残兵 ベルナルトに微笑んだ。

( A7 ) 2011/01/26(水) 19:48:19

フィグネリア、ニコライを見て目を伏せると、本塔へ**

( A8 ) 2011/01/26(水) 19:51:03

アナスタシア

[項に手を当てる仕草に視線を流し、栓の抜けた瓶をグラスの上に傾けた]

…トリス?

あいつ…そうね。ベッドまで運んでくれたわ。
その後は特に。ナタリーと、オリガも来てくれていたから。彼女達にも、時間を取らせて申し訳なかったわね…


[グラスの一つを手に取って。
態と、挑発するように微笑を作る]


そう、大蒜を押し付けられたり心臓を刺されたりもしてないわよ?
もう陽も暮れるし、貴方やってみる?

( 110 ) 2011/01/26(水) 20:00:48

遊牧の民 ナタリー

-- 回想・ニコライの遺体の傍で --

[今までどこにいたのかを素直に話した後。]
[眉を寄せたフィグネリアと同じように自分も眉を下げていた。]

[素直に言った。嘘もついてはいない。]
[けれど―黙っている事も多くて。]

 えっ、あ…そうね、気を付ける。
 ありがとう。

[血を拭ったハンカチを握り締めて、頷いた。]

 書庫はここの―。

[書庫の場所をフィグネリアに教えて、埋葬場へと。]

-- 回想/了 --

( 111 ) 2011/01/26(水) 20:10:22

ヴェロニカ

[涙が枯れれば、>>85フィグネリアが去ろうとするが、振り返って]

…ええ、判ったわ。

[身を守れ──という言葉を聞けば、己の傍にある姿をそっと見遣る。守らなければならないものは、きっと自分の身だけでない]

   フィグネリア…!

[そのまま、フィグネリアが立ち去ろうとすれば、伴おうと言う為に、か細い喉を精一杯振り絞って大声で名前を呼んで]

…貴方も、気を付けて…。

[けれど、彼女に感じた違和は拭いきれず。
結局、常の小さな声で、その身を案じるのみに終わった]

( 112 ) 2011/01/26(水) 20:18:00

敗残兵 ベルナルト

>>110

本当に?
――なら、いいんですけど。

[ともかく、アナスタシアはこうしてここに居る。
書庫の前で出会った時より調子が良さそうなのも明らかで。
力が抜けた。……そして、頭を抱え込みたくなった]

(あの女、分かりにくい態度とるなっつーの……)

[勝手に疑念を抱いて先走ったのは自分だが。
気の抜けた笑い声を漏らし、アナスタシアの言葉に肩を竦める]

お見舞いに来た相手に、何でそんなことしなくちゃいけないんですか……。
あ、そうだ。
夕食はどうなさいます?

( 113 ) 2011/01/26(水) 20:30:31

囚われし者 ラビ、闇の腕に思うのは――――

( a5 ) 2011/01/26(水) 20:30:31

【墓】 囚われし者 ラビ

― 回想>>4:*9 ―

[愉悦を湛える城主の笑みに娘の体は淫らに震える。
 口元から零れるのは飲み切れぬ雫と甘き吐息ばかり。
 悦んでいるのは誰かと問われれば小鳥は囀る。]


ひ、ん…、わたし…ですぅ…――

[羞恥と悦楽の波間に舌足らずに啼く。
 零れた雫はあたたかな城主の舌で絡め取られ新たな痕を残し、
 絡め取られた雫と城主の舌先が娘の咥内を深く蹂躙する。]


ん、……ぅんん…、…ふっ…  んん!

[>>4:*10娘の声は奪われあまやかな呪縛の聲は娘の耳を奪う。
 蜜壷を揺らし掻き鳴らした城主の長き指先はぬるりと濡れ、
 娘の蕾に宛がわれた楔は容易く甘い蜜に塗れる。]

( +13 ) 2011/01/26(水) 20:30:40

【墓】 囚われし者 ラビ

― 回想 ―

[楔は硬く蕾は容易く。
 開いていた花弁の奥に眠る蕾を綻ばせる。
 しとど濡れる蕾は城主の楔を奥まで呑み込み、
 娘の体を強く反らせる。]


――…ん、ん―――…!


[唇を貪られたまま痙攣を起こし、
 然し楔は一度では終わらぬ。
 深く深く繋がれば娘の体も熱りを高める。]

( +14 ) 2011/01/26(水) 20:31:36

ヴェロニカ

……武器を持ちましょう。
本当に吸血鬼が居たら、このままでは危ない…。

[自身とカチューシャの姿を見比べる。
目の前の幼い姿は、信頼して大丈夫だと半ば確信を持っている──

 「手があたたかかったから」 ]
…そう言えば、馬鹿にされるだろうけれど。

[最後は、小さく独りごちて。改めてカチューシャへと向き直ると、]

…一緒に、行っても良いかしら…?

[すっと、優しく笑んで、手を伸ばした]

( 114 ) 2011/01/26(水) 20:32:02

【墓】 囚われし者 ラビ




あ、あぁ、やぁぁ…――イライダさまぁ、あ、あ、あぁ…


[散らされる花弁は紅の薔薇。
 穿たれる楔は白薔薇を染めゆく。
 娘を淫らな色へと――――

 ――――穿たれる度に嬌声は艶増す。
 娘の手は寝台のシーツを離れ蹂躙を施す夜の躯を強く抱えた。]

( +15 ) 2011/01/26(水) 20:32:41

【墓】 囚われし者 ラビ

[硬き楔は蜜壷を泡立て音を娘に聞かせれば
 幾十幾百の先に其の硬さを解き娘の芯を燃やしただろう。
 刻は永く快楽の炎は易々と消えず、
 娘を喉が嗄れんばかりに永く永く艶やかに啼かせただろう。*]

( +16 ) 2011/01/26(水) 20:41:23

ヴェロニカ

[カチューシャがどんな返答を返しても、その表情は凛と変わり。

>>4:212 >>4:215の会話を思い出して、本棟へと…
…どうしても姿を見る事は恐ろしく、ニコライの落ちた窓を避けて歩み出した]

……吸血鬼……本当に…?

[何も知らないまま、食事の場で言われたっきりだ。
その存在は確信できるものではない。
しかし、こうも死が立て続くのならば、自衛の手段は取るべきなのだろう──]

( 115 ) 2011/01/26(水) 20:41:39

城主 イライダ

―居室―

[部屋に戻れば暗がりからは女のすすり泣く声が聞こえた。
城主の柳眉がピクと跳ねる。
此処に入れるということは眷属であると知れるが――]

何を泣いているの?

[ゆらり姿を現したのはトリスが我が物顔で連れて行った者。
泣く泣く語る女の其れに城主は深く息を吐いた]

そう。
無法なことをするものね。
――…数少ない同族と目をかけてきたが
目に余るようならば、…………。

[嘆く女の髪を梳き撫であやしながら瑠璃は冷たく光る]

( 116 ) 2011/01/26(水) 21:02:43

アナスタシア

>>113
あら、しないの?…そちらのナイト様はしたいのではなくて?

[グレゴリーにワイングラスを渡そうとする。
朱唇は皮肉げに弧を描いた]

私が珍しくも正直に告白したのに、気を使ってぼかしてくれなくてもいいのよベルナルト。あの女の子達もだけど…甘いったらないわね。

[事実に虚構を織り交ぜる。
偽りにはぎりぎり届かない、言葉遊び。 本音も織り交ぜながら、怒りを忍ばせたぬばたまを瞬かせる]

私は昨夜襲撃された。普通の感性なら、私はお可哀想な被害者では済まないはず。
伝承では…吸血鬼に血を奪われると自らも同じ闇に引きずり込まれるのだったかしら?ハンター殿はご存知?

[首を傾けて、指先で吸血痕に触れる。
やはり痛みはなかった]

( 117 ) 2011/01/26(水) 21:06:15

アナスタシア

少なくとも私は、この一日ばかり誰かを殺したい気分にもならなかったし、………この城に来た目的も忘れてないわ。

[これは事実]

餌として血を吸うだけが吸血鬼の正体だったなら、薄汚い蚊や蛭と同じかしら。

[これは正しくない]

…私に「傷」をつけたことは後悔してもらうつもりだけれどね。

[そして、本音]

( 118 ) 2011/01/26(水) 21:07:52

アナスタシア

夕食。
そうね…少しくらい栄養のあるものを食べないと体がもたないわ。暖かいカーシャか何かなら喉を通るかも知れない。

[朝は紅茶以外は、数口摂っただけだった。
飢えはオリガの血で満たされてくちくなっていたが、それは言わず]

嗚呼、とりあえず、注いでしまった分は飲んでくれないと困るわ。
お見舞いでしょう?

[にこりと笑んで、ワイングラスを掲げた。射し込む弱い夕陽に赤い液体が揺れる。
それから、気になっていたことを尋ねた]


…ねぇ。
亡くなったという子。何があったの?
乾涸びてミイラになってたとか言わないわよね?

( 119 ) 2011/01/26(水) 21:09:57

【墓】 囚われし者 ラビ

― 回想>>4:85>>4:86 ―

[魂さえも眠るのか。
 嵐のような一刻の後、
 娘が目覚めたのは城主の声で――――]


ん…、


[魂は躯に引き寄せられる。
 透けた体は躯に合わさり情事の痕を魂にのみ刻む。
 然し躯は身動きは出来ずに ぬばたまの夜 のかいなの中。]

( +17 ) 2011/01/26(水) 21:11:04

【墓】 囚われし者 ラビ

[総ては覚醒められぬ暗闇の裡。
 あたたかき手を感じ
 首筋に一対の鋭き牙が宛てられるのを知る。
 其れは幾度も幾度も繰り返され
 けして娘に行われなかった刻印。

 暗闇の裡で生じたのは紅き闇。
 あまやかに躯を廻る新たな息吹。

 >>4:91動けぬ侭。
 二つの悦楽の紅き蛇が身裡を廻り躯を変える。
 魂が、嬌声を、あげる。]

( +18 ) 2011/01/26(水) 21:12:22

【墓】 囚われし者 ラビ

[堕落―――――。
 堕ちてゆく
  紅き闇


    ぬばたまの夜 ]



―――…は、ぁ…。



[最初に零したのは甘い吐息。
 最初に開かれたのは深紅の眸。
  覚醒めに刻まれたのは紅き刻印。
   紅き舌と共に覗いたのは白い犬歯。


             ―――――人を終え眷属として堕ちる。]

( +19 ) 2011/01/26(水) 21:28:11

敗残兵 ベルナルト

……う。

[首筋に並んだ吸血痕>>117に眉を顰める。
予測はしていたが、はっきり見たのはこれが初めてだった]

……。
城主が『そう』だとは限らない。他にいるのかもしれない。
とにかく、この城の何処かに居る吸血鬼の餌として、俺達は集められた?

[青年に特別な力はない。
魂の変質など、感じることも出来ない。
だから――続く彼女の言葉を信じるしかない。>>118
伝承とは、往々にして現実に尾ひれをつけて語られるものだから]

餌として集めるだけなら、何故殺さない?
中途半端に生かしておけば、俺達はいずれ互いが吸血鬼であることを疑い始めるのに……

( 120 ) 2011/01/26(水) 21:35:33

遊牧の民 ナタリー

-- 埋葬場 --

 どうか、安らかに。

[ぽつりと祈りをくくる言葉を落とし、立ち上がる。]

 吸血鬼が、いたならば…か。

[フィグネリアの忠告めいた言葉を思い出していた。]

 居るの、知っちゃったんだよねえ…。
 でも…。

[なんか違う。少し違和感。]
[だってあの人は、招待客なのだし―。]
[ならば、この城が吸血鬼の城と呼ばれる所以は?]

( 121 ) 2011/01/26(水) 21:37:24

【墓】 囚われし者 ラビ

― 回想>>4:192 ―

[寝台に腰掛けたロランを見詰める。
 深紅の眸は熟んだ熱を孕んでいた。]

ろらん。

[鈴の音にも似た然し耳朶を擽る甘い囀り。
 ロランの傍らに座り
 白い指先が髪を梳くのを心地良さげに感じていた。
 白薔薇の衣に映える深紅の眸は
 ロランを夢見る眼差しで見詰め続ける。]

( +20 ) 2011/01/26(水) 21:39:23

追われし者 ユーリー

── 墜落現場 ──

[誰かが、ニコライに白百合を手向けてくれている。
 それは、ひとりの人間の死が知られたということでもあった。]

望まぬのなら、向うを向いていなさい。

[ロランに警告してもう一度、ニコライの遺骸を検分する。
 やはり、吸血鬼に噛まれたような痕はなかった。
 リディヤとニコライの死で吸血鬼を憎むのは逆恨みに過ぎる。]

( 122 ) 2011/01/26(水) 21:40:18

【墓】 囚われし者 ラビ

― 回想>>4:193 ―


そ…?


ボクはロランが好きだよ。
甘く口接けてボクを求めて。


今も、もっとボクを求めて欲しい。


[ロランの震える指先を包み込むように娘は手を添える。
 然しロランは手元に引き寄せ自らの気持ちを抑える。
 手が白くなる程に固く握り締めて。]

( +21 ) 2011/01/26(水) 21:41:22

追われし者 ユーリー

[ニコライの側から立ち上がりかけ、覆い布の端に見覚えのない血痕があるのに気がついた。
 それがナタリーのものとはわからぬまでも、出血の原因は予測できる。]

ガラスの破片は早く片付けておかないと危険だな。


[箒を探し、ついでに見つけた庭園整備に使う荷車に、ロランの手を借りてニコライを乗せ、礼拝堂まで運んだ。

 リディヤの墓の傍らに佇むナタリーの姿を見る。]

( 123 ) 2011/01/26(水) 21:41:49

城主 イライダ

―居室―

[眷属の涙が城主の胸を濡らす。
暗がりに見えるそのフォルムは男女のそれのよう]

斯様な無体は断って良い。
断りきれぬなら私の名を呼びなさい。

[漸く泣き止んだ女の耳朶に甘く囁きを触れさせる]

暫くは眠っておいで。

[闇の揺り籠へと眷属を送り届ければ、は、と息を漏らした]

( 124 ) 2011/01/26(水) 21:45:06

敗残兵 ベルナルト

……無い頭で考えても仕方ないか。

ともかく、何とかして吸血鬼を探し出さないといけませんね。
被害者同士が混乱するにしろ、吸血鬼が暴走するにしろ、これ以上死人が出るのは御免です。――俺と吸血鬼を除いて。

[もう色々と遅いような気もする。幼い命は失われてしまったのだ。
いただきます、と手元のグラスを掲げ、唇をつけた。
リディヤの死の原因を問われれば、そうだと首をかしげ>>119]

干からびては居ませんでした……よね?
胸に刺さってたんでしたっけ。ナイフじゃなくて……

[グレゴリーの方がより事情を深く知っていよう。
確認しつつ、彼が口を開くなら説明は任せるつもりだった]

( 125 ) 2011/01/26(水) 21:46:23

【墓】 囚われし者 ラビ



ろらん、ボク覚えてたよ。


ずっとずっと昔から。

紅い胸飾りをもらったあの時から。

だから、ね。


[ロランが泣きそうな貌で微笑む。]

( +22 ) 2011/01/26(水) 21:46:43

遊牧の民 ナタリー、誰かの気配>>123に振り返った。

( A9 ) 2011/01/26(水) 21:48:35

【墓】 囚われし者 ラビ



ろらん、泣かないで。


[娘はそっと咲う。甘い吐息を混ぜながら。
 ロランの黒髪を子供をあやすように撫でて。
 ロランから視えなくなる最後の口接け。

 最初は唇を啄ばむように。
 次は深さを増して。

 薔薇の妖香。
 城主の薔薇園城主の薫香に似た其れを残し、
 娘はロランの前から姿を薄れさせた――――。**]

( +23 ) 2011/01/26(水) 21:51:25

敗残兵 ベルナルトアナスタシアの首もとがどうしても気になってしまう様子。

( A10 ) 2011/01/26(水) 21:52:12 飴

追われし者 ユーリー

[ナタリーがリディヤの葬儀に来ていなかったのは把握している。
 だが、この奇異な「宴」に同席しただけのつきあいの少女を見送るつもりのない者がいたとしても、それは個人の自由だ。
 皆を朝食に呼んだニコライのように、個々に声をかけてまわったわけではないから、鐘の音の意味に気づかなかったということもありえる。
 殊にナタリーは、服装からわかるとおりに異文化をもつ民の末裔だ。
 グレゴリーによってリディヤの死が告げられたとき、食堂に居なかったのも覚えている。

 知らせより前に、ナタリーはアナスタシアと共に食堂を出て──]

  ──…

[今、墓の前に佇む姿はナタリーひとり。]

( 126 ) 2011/01/26(水) 21:52:13

フィグネリア

―本塔―

[書庫へ向かう前、さらに階段を上る。
足の向く先はアナスタシアが泊まる部屋]

ただ、調子が悪いだけ……なら。

[心配する気持ちと、沸き起こる不穏な感情が揺れる。
元々彼女にはどこか人を惑わす空気があった]

…………。

[ノックしようと上げた手は、しかし扉を叩かずに。
中からは彼女以外の声がした。
内容までは聞こえないけれど、男性だとは知れて]

( 127 ) 2011/01/26(水) 21:53:56

ヴェロニカ遊牧の民 ナタリー……あの娘は、人間に近い一人だと思いながら、歩みを進める。

( A11 ) 2011/01/26(水) 21:55:31 飴

アナスタシア

>>125
[ベルナルトの独白のような言葉は目を細めて聞いていた。芳醇な薫の葡萄酒が、どこか饐えたような酸味を帯びて感じるのは――舌が変わったからか、トリスの血が混じっているからか。

俺と吸血鬼、と聞けば>>125不快そうに目尻を上げる]


貴方は死にたいの?

[城内で死ねば永遠の虜囚になるかも知れない。
戻らなかった兄の魂に思いを馳せる。今も此処に居ると、魂が変質しても未だ、感じられる]

( 128 ) 2011/01/26(水) 22:00:43

城主 イライダ追われし者 ユーリーに意識を向けるが、常に誰かといるので近づけぬと思う。

( A12 ) 2011/01/26(水) 22:03:39 飴

フィグネリア


お見舞いは後ね。

[いつもなら無関心だが、今は誰だろうかと思う。
気配を殺したままその場を立ち去るが、
軍人や吸血鬼にそれが通用したかは分からない]

次は、書庫。知らなくては始まらないわ。

[ひら、と指からハンカチが落ちる。
娘はそれに気づかずに教えてもらった道筋を行く]

( 129 ) 2011/01/26(水) 22:03:49

アナスタシア

[ベルナルトがグラスを傾ける頃>>125、廊下にまた人の気配。
他の二人が気付かないようなら自分も反応しないことにして]

胸を……。少なくとも、喰われたのではないのね。
その子も、彷徨うのかしら。


[ロザリオが命を絶ったと聞けば悼むように声は静かに。
思うのはやはり、四阿で言葉を交わした少女ではなく、どうやって死んだのかわからない兄のこと]

( 130 ) 2011/01/26(水) 22:05:01

遊牧の民 ナタリー

 ん?誰かいたような気がしたんだけどな。

[あたりを見回して首を傾げた。]
[感じた視線が礼拝堂の中からとは露知らず。]
[さらに、礼拝堂の鐘の意味に気づかぬほど異文化の民と思われている―]
[そんなことも知るはずもなく。]

 気のせいかなぁ。

[首をかしげながら礼拝堂へと足を向ける。]

( 131 ) 2011/01/26(水) 22:08:13

敗残兵 ベルナルト

……え。

[アナスタシアの不快そうな声と表情に、瞬く。>>128
少し考えた。そして――、結局頷く]

積極的に死にたいって訳じゃありませんよ。
ただ……俺以外の人間ばっかり先に死ぬんだったら、俺が真っ先に死んだ方がましだな、って。その程度の話です。
縁を繋いだ人間の死体を見るのが嫌なんだ。
臆病な男です。

[一気に言葉を吐き、グラスのワインを飲み干す。
外は宵闇の帳が下りてきた頃だろうか]

( 132 ) 2011/01/26(水) 22:13:21

遊牧の民 ナタリー

-- 礼拝堂 --

 あっ、ユーリーさん、ロランさん…。

[二人が運んできたと思われる白い布の包み。]
[それは恐らくは―]

 ニコライさん…連れてきてくださったんですね。
 リディヤさんと同じように葬儀を?

[首をかしげて問いかけた。]

( 133 ) 2011/01/26(水) 22:13:35

追われし者 ユーリー

[礼拝堂に近づいてきたナタリーに声をかけられ、一礼する。。
 活発そうなショートカットのナタリーの首筋はスカーフで隠されてもおらず、だいぶ暗くなってきた時間帯ではあるけれども、異状は見受けられない。]

リディヤの墓参りに来てくださたのですね、ナティア・コサリコフ。
ありがとう。

ええ──亡くなったニコライ・ミハイロフ氏を…
今夜は礼拝堂に安置し、葬儀は明日にと考えています。

( 134 ) 2011/01/26(水) 22:18:05

フィグネリア、血染めのシルク>>129は廊下の端へ、音もなく。

( A13 ) 2011/01/26(水) 22:18:30

アナスタシア

>>132
そう。
それを臆病と呼ぶかは知らないけど。

[他人の死体などどうでもいいでしょう?そう言いたくて、冷ややかに染まりそうな表情を俯けた]

貴方は吸血鬼には向かない性格だということはわかったわ。凄く…人間らしい感情だもの。


[空になったグラスを卓に置き、暗くなった外を見た]

夕食はきっとまた用意されているんでしょうね。
私は…その前に、リディヤという子のところへ行っておくわ。弔いには行けなかったから。

( 135 ) 2011/01/26(水) 22:23:39

アナスタシア、しっかりした足取りで部屋を出ようとした。

( A14 ) 2011/01/26(水) 22:26:14

遊牧の民 ナタリー

 ええ、鐘の音は聞こえていたんですけど間に合わなくて。

[答えながらちょっと眉を寄せる。]
[名前を全部通して呼ばれるのに慣れておらず、違和感があったからだ。]
[かといって、ナタリーと呼んで下さいと言うほどには近づけない印象で。]

 明日、ですか。

[ふと、入ってきた入り口を振り返る。]
[もう夕刻も回り、宵闇が広がっている。]

 そうですね。今日はもう…遅いですし。
 ニコライさんは少しさみしいかもしれませんが…
 私に出来るお手伝いがあったら、言ってください。
 リディヤさんの時はお手伝い出来ませんでしたから。
 それじゃ、私…お城の方に戻りますね。

[そう言ってぺこりと頭を下げた。]

( 136 ) 2011/01/26(水) 22:27:59

アナスタシア

…嗚呼。
陽が落ちてから私を一人きりにしても良いものかしら?

見張っておきたいなら、むさ苦しいヒゲ男が傍にへばりついてても我慢してあげてよ?

[くつくつと喉を鳴らして]

……ついでに、礼拝堂の祭壇にでも縛り付けておけば安心かしらね。

( 137 ) 2011/01/26(水) 22:32:19

追われし者 ユーリー

お申し出に感謝します、ナティア・コサリコフ。

ニコライ・ミハイロフ氏に献灯する蝋燭がありましたら、後でこちらに届けてくださると嬉しく思います。

──また、夕食の席ででも。

[礼をかえし、こちらも荷車を礼拝堂の裏手に片付けに向かわんとする。]

( 138 ) 2011/01/26(水) 22:35:12

敗残兵 ベルナルト

吸血鬼なら、もっと簡単に割り切れ……なきゃ、やってらんないですよね。

[生きるために積極的に他者を殺す。吸血鬼とは、そういう生き物だと思っていた。
生きるために。殺されないために。
――嗚呼]

……それって、俺じゃないか。

[呟いた言葉がアナスタシアやグレゴリーの耳に届いたかは分からない。
部屋を出るという彼女に、ならばと自分も席を立ち上がる]

グレゴリー、さん。
巻き込んじまってすみませんでした。

( 139 ) 2011/01/26(水) 22:35:18

【墓】 門番 メーフィエ

―武器庫―

うるさい祭りは好きではないんだがな。

[いまいち気は進まぬし少女の意図も相変らずよく分からないが
他ならぬ主の頼み>>4:*39だから、とばかりに、
のろのろと武器庫の扉の閂を外すと脇に置いた。

主の身に、あるいは一年前のように眷属の身に、
何事も起こらなければいいと願いながら**]

( +24 ) 2011/01/26(水) 22:38:07

敗残兵 ベルナルト、アナスタシアの言葉>>137に、礼拝堂の虜囚を思い出して顔を顰めた。

( A15 ) 2011/01/26(水) 22:38:37

フィグネリア

―本塔2階、書庫―

[そこは書庫でもあり、書斎だった。
手前の書架の雑誌は暇をつぶすのには良いだろうが、
今の娘に必要なものではない。
紙の香りと、ひやりと首筋を撫でる冷えた空気。
奥へ奥へと進んで行けば、重厚な革背表紙の並ぶ棚がある]

……これは、

[鎖を手首にかけ、羊皮紙をめくった。
読み進めればそれは官能の詩。
闇に魅入られ快楽に落ちる。それを愚かだと嘲笑うことは
自分には許されないだろう。娘は唇の端を上げる。
それをユーリーも手に取った>>2:134などと知る由もなく]

( 140 ) 2011/01/26(水) 22:43:31

オリガ

[アナスタシアの部屋から出る寸前、トリスがナティアの手に口付けるのを見る。>>55
 その仕草に戸惑う様子のナティアの反応に、思わずクスリと笑みを零して。>>59]

 ナティア様も、何かありましたら私の部屋にいらしてくれて構いませんわ。

[一言だけナティアに声を掛け、部屋を出た。
 隣の部屋に入る前。そのまま廊下から聞こえてきた声の男たちを探しに行くトリスへ。]

 約束、お忘れなきよう。

( 141 ) 2011/01/26(水) 22:44:56

オリガ

[自室に入り、傷口に宛てていたハンカチを外す。
 傷口を確認すれば、血は既に止まっていた。手当てをする必要もないだろう。]

 手当てが必要なのは、こちらの方ね。

[薔薇を握り締めた掌。
 血で汚れたハンカチを畳み、卓上に置くとベッドに腰掛けて僅かに刺さったままだった棘を丁寧に抜き始める。]

( 142 ) 2011/01/26(水) 22:45:09

オリガ

[棘は全て抜く事はできたが、それ以上の手当てをする事は出来ず。
 傷口を舌先で舐めて笑みを零し、掌を天井に向けてそのままベッドに仰向けに倒れる。]

 あの方にお逢い出来るのなら、全身の血だって捧げたのに。

[自室に戻る口実――リディアへの祈りをするつもりはなく。
 ただ、トリスが約束を守る時を待っていた。]

( 143 ) 2011/01/26(水) 22:45:44

遊牧の民 ナタリー

-- 本棟地下 --

 はぁい、蝋燭ですね。探してみます。

[礼拝堂でユーリーに頷いたものの―蝋燭のありそな場所にはとんと。]
[そういえば地下の食堂の奥に倉庫の様な扉がなかったかと。]
[思い当たった扉を開いてみたら酒庫のようで。]

 なあんだ、倉庫じゃないのか…。

[通り過ぎた食堂にはやはり食事の支度が出来ていて。]
[とにかく、食べてから考えようと食堂へ。]

( 144 ) 2011/01/26(水) 22:49:53

城主 イライダ

―武器庫―

[気の進まぬ様子を見せながらも応じてくれるメーフィエ。
武器庫の扉の閂が外され脇へと置かれる。
門番である彼の一歩後ろで城主は薄く笑みを浮かべた]

――…私も好きではないけれど。

[彼の言葉に同意を示し]

御苦労さま。
やすんで、と言ったのにまた働かせてしまったわね。

[労いの言葉を掛け、ふ、と思い出したように彼の眸を覗く]

ねぇ、お酒に飽いたなら次は一緒に紅茶でも頂きましょう。
とても好い香りがする紅茶が手に入ったって
アヴァクームが言っていたから、ね。

[誘う言葉を彼に掛け憂鬱を払うように微笑んだ]

( 145 ) 2011/01/26(水) 22:52:21

追われし者 ユーリー

[ニコライの搬送を終え、道具を片付けてロランを振り返る。]

ありがとう、ロラン・シエラ。助かった。
身体に気をつけて、ゆっくり休んでほしい。
いずれにせよ、夕食の席にでも顔を見せてくれると安心だ。

わたしは、他の女性たちの様子を見て来る。
葬儀の直後にニコライ・ミハイロフ氏の件が起きて、フォローしきれなかったから。

( 146 ) 2011/01/26(水) 22:53:21

オリガ

[ドレスのまま横になったことを思い出せば、すぐに体を起こしてドレスが皺になっていないか確認する。
 持ってきたドレスは全てお気に入り。
 大きな皺になっていない。安心したようにホッと息を吐く。
 喉の渇きを覚え、ベッドサイドに手を伸ばして水差しからグラスへと水を注いだが。]

 ……やっぱり、紅茶が良いわ。

[そろそろ夕餉の支度も出来ていよう。グラスに口を付けることはなく、そのまま部屋の外へと出る。
 朝食時に呼びにきたニコライが、既に物言わぬ姿になっていることは、知ることもなく。

 部屋を出る前、鏡を覗き。乱れた髪と胸に挿した白薔薇を直すことは忘れなかった。]

( 147 ) 2011/01/26(水) 22:54:12

騎兵長 グレゴリー

―回想(廊下)―

[ベルナルトの言葉に目を丸くした>>40。]

 ほう! 彼は女性でありましたか!
 胸のつっかえが取れた思いですな!

[握手の時に感じた違和感――男の手にしては小さい。女の手なら、至極普通なのだろう。]

 外見からは全くわかりませんでしたなあ、はっはっは!
 まだロラン殿の方が……と、これは流石に失礼ですな。
 慎みましょう。

( 148 ) 2011/01/26(水) 22:56:44

騎兵長 グレゴリー

 ふむ、アナスタシア嬢にナタリー嬢……。
 それにトリスど――嬢と合わせて三人も。
 ふむ――。

[リディヤの告別を差し置いてまでの体調不良――状況を鑑みれば不自然ではない。
気の弱い捕虜等は精神の疲れから病に罹る。
自嘲するようなベルナルトの物言いに、静かに口を挟んだ。]

 なに、正解を得なくてはならないのは長の務め。
 我々の務めとは、馬鹿な考えを虱潰しにしていくことでしょう。

[そしてドアを開き、また閉じ、ようやく目当ての扉へと>>66。]

( 149 ) 2011/01/26(水) 22:56:57

騎兵長 グレゴリー

―アナスタシアの部屋(回想)―

[中から聞こえた声に、二人して見合わせて入る>>66
安楽椅子に座っている姿を認め、部屋の中を見回した。]

 失礼、体調が悪いと伺ったので――ふむ、元気そうですな。

[看病の二人を探すも、既に居らず。
塔のナタリアは体調を確かめるように立ち上がった>>70
話す内容はベルナルトに任せ、ただ二人の会話に耳を傾ける。
ただ、吸血鬼を見たという言葉には目を見開いた。]

( 150 ) 2011/01/26(水) 22:57:20

騎兵長 グレゴリー

 ――女性、ですか。

[考える様に、自分の記憶にある女性の名前を数え上げる。
アナスタシア、カチューシャ、フィグネリア、ナタリー、ヴェロニカ――誰かが足りない。]

 ああ、トリスだ。

[思わず声を上げ、『失礼』と咳払い。
衝撃的な話が二つ続くと、最初の者は忘れてしまうらしい。
二人は城主が吸血鬼の可能性について話始め。]

 ふむ……そういえばここの城主も女性という話でしたな。

[一度も会っていない為か、既に城主に対しては『人か否か』だけの関心でしかなくなっている。
ワインを勧められて受け取るも、唇を湿らす程度に止める。
二人の話に耳を傾けていると、突如こちらにアナスタシアの視線が向く>>117。]

( 151 ) 2011/01/26(水) 22:57:44

騎兵長 グレゴリー

 ――ふむ。

[思考する――この場で殺してしまうのが安全。
しかし、それでもアナスタシアをこうした者が生きているというのも事実。
続く言葉に、まだ血を知らぬのではないかと訝しむ――吸血鬼として自立したなら、告白する理由はない。>>118。]

 闇に引き摺り込まれるのは、血の味を知った時というのが相場。
 貴女がまだ血の味を知らないなら、吸血の束縛はそれで解けるでしょうな。

[この女は今すぐどうの、という者ではない。
親吸血鬼をどうこうしたか、という問題だ。]

( 152 ) 2011/01/26(水) 22:57:57

騎兵長 グレゴリー

[アナスタシアの皮肉めいた笑いに、大声で笑う>>137。]

 はっはっは!
 女性からそんなお許しを得られたのは何年振りでしょうなあ!

[くつくつと笑い、手で制する。]

 貴女が誰かを襲わないように見張りを立てるくらいなら、今、貴女を狩ってしまった方が手間がない。
 ――違いますかな?

( 153 ) 2011/01/26(水) 23:05:16

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

[彼女は太陽のような人だった―――

遠い遠い昔。男は快活な村の少女に思いを寄せていた。
彼女の周りには笑い声が溢れ、誰もが彼女を可愛がっていた。
彼女こそまさに、光の中の住人にふさわしかった―――]

……

[そして。
今は亡き彼女に、何故だか似ている少女もまた。
光の中にいるに相応しい者に思えた。

なぜなら、ベンチで女性の手を握って励ましの視線を投げるその瞳は。
希望を失っていないように見えたから]

( +25 ) 2011/01/26(水) 23:09:52

海賊紳士 トリス

── 回想・廊下 ──

[廊下に出ると騒がしい二人組の男達がいた>>61

おい!レディーの部屋の前で騒々しいぞ!
倒れたばっかりのがいるんだ、もう少し気を配ったらどうだ!

[見舞いに来た、と言う言葉に険しい顔で]

あまり時間は取らせるな
病み上がりなのだからな

[そう言うと扉から離れて自分の部屋に戻って行った]

( 154 ) 2011/01/26(水) 23:11:10

アナスタシア

>>153
そうね。

[あっさりと頷いた]

それを言いながら私を殺そうとせずにただ行かせるなら、詭弁を弄して更に手を抜こうとしているだけね。

――違わないでしょう?

( 155 ) 2011/01/26(水) 23:12:21

ヴェロニカ

……ないわね。
酒で吸血鬼と戦え、なんて…?

[本棟へと歩みを進めたが、ざっと見回ってそれらしきものは見当たらず。

酒庫では聖水のひとつでもないかと探してはみたものの、
強いて言うならばどこぞの騎士が煽っていたヴォッカ、程度]

重くて無理。

[瓶を場に戻した所で、>>144何者かが扉を開く音を聞いて、体を固くした]

( 156 ) 2011/01/26(水) 23:14:30

アナスタシア、扉を抜けて廊下へと。

( A16 ) 2011/01/26(水) 23:16:42

敗残兵 ベルナルト

……。

[どうしたものかと、アナスタシアとグレゴリーの会話を困ったように見つめている]

俺は……邪魔ですよね、やっぱり。

[『それなら、朝になってから行けばいいんじゃないですか?』
……言葉が喉に出かかったが、飲み込んだ]

( 157 ) 2011/01/26(水) 23:16:51

海賊紳士 トリス

── 現在・自室 ──

[結局日が暮れる頃になって部屋に戻って来た>>108
 昼は寝る気満々だったと言うのに
 ふ、と同種の気配の残り香を感じる>>95

すれ違ったか

[まあ良い、もう一回呼べば良い事だと思い
 いるかどうかも分からない者達に催促を述べる

 自分がそいつらの言葉を聞けるなら、直接出向けるのだがそう言った事は才能とでも言うべきなのか、とんと身に付かなかった]

( 158 ) 2011/01/26(水) 23:21:14

騎兵長 グレゴリー

[アナスタシアの言葉に、あっさりと頷く>>155。]

 ええ、全くその通りです。ただ――。

[アナスタシアから目線を外さぬまま、ゆっくりとベルナルトを顎で指す。]

 その際には、ベルナルト殿の理解を得なければなりませんなあ。
 私とて二人を向こうに回すことは分が悪い。
 まして『人間相手』は腕も心も鈍るというもの。

( 159 ) 2011/01/26(水) 23:21:22

遊牧の民 ナタリー

-- 食堂に行く前・酒庫 --

[倉庫じゃないのかと肩を落としたとき、何か気配を感じてぎくりとした。]
[ネズミか何かか?と思いながらも―]

 だれっ、誰かいるの?

[奥のほうへと声を投げた。]

( 160 ) 2011/01/26(水) 23:25:58

ヴェロニカ、扉を開いた者が気付けば何事かの会話をし、気付かぬなら身を潜めて出ていくのを待って。

( A17 ) 2011/01/26(水) 23:26:32

騎兵長 グレゴリー、懐から短刀を引き抜いた。

( A18 ) 2011/01/26(水) 23:27:03

アナスタシア

>>159
大げさね。女と怪我人じゃない。
…手を抜く事ばかり考えていては出世出来なくてよ。


[言い捨ててドアを潜ったが、ベルナルトの困ったような声>>157には、ひょいと扉の影から顔を出した]

邪魔だなんて。
ヒゲ男よりは随分マシだわ。エスコートしてくださるの?

[グレゴリーの短刀にぬばたまをちらりと這わせ、ベルナルトに微笑んだ]

( 161 ) 2011/01/26(水) 23:28:13

オリガ

[部屋を出る。廊下の隅に落ちたハンカチは、陰になっていたかそれとも先に誰かが拾っていたか。>>129
 気付くことはなく、廊下を歩く。
 食堂へ行こうか、それとも別の場所へ行こうかと考えながら、階段を降り――結局足が向いたのは、音楽室。
 竪琴の前に座った。
 姉の奏でる音色が好きだからと、いつもせがんでいたことを思い出す。]

 私も、お姉さまのように弾けたら良かったのに。

[姉の弾いている姿を思い出し、弦に手を伸ばすが弾く事はしない。
 立ち上がり、胸に挿した白薔薇を椅子に置くと部屋を出た。]

( 162 ) 2011/01/26(水) 23:29:26

ヴェロニカ

……ナティア?

[>>160の返答を受けて、宴の際に親近感を得た相手…ナティアだと気付き、声を返して]

……よかった。弔いに来なかったから、何かあったかと…

[その変わらぬ雰囲気に、そして相手が安心感を持っている者であった事に。多少安堵の表情を零した]

( 163 ) 2011/01/26(水) 23:31:14

敗残兵 ベルナルト

……俺の理解?
それって――

[言いかけて、グレゴリーの懐に光を見た。
抜かれた短刀に息を飲む――が]

俺で……宜しければ。
グレゴリーさんは――それで、決めてください。
俺が無事のまま戻ってきたら、何も問題はないじゃないですか。そうですよ。

[アナスタシアの声に>>161むしろ安堵した心地になって。
グレゴリーに向かって、そう捲し立てた]

( 164 ) 2011/01/26(水) 23:33:31

海賊紳士 トリス


[にしても、鬱陶しく感じるーーーあの男
 ベルナルトとか言う自分の正義こそが正しいのだと言わんばかりの若造

 人間が自己正当化に優れた生き物だと思ってはいるが
 あそこまで行くと他者を脅かす事を厭わないのだろう
 ああいうのを吸血鬼にすると、本気で相手を喰い殺すだけの奴になりかねない

 正直ここで死んだ方が後の世の為にも感じられるがーーー]

まあ、その前に宴が終われば言う事なしではあるがなあ?

[そんな事が起こる筈もない事は分かっていた]

( 165 ) 2011/01/26(水) 23:37:04

遊牧の民 ナタリー

[奥から返って来た声>>163にふはあ、と体の力を抜いた。]

 なぁんだ、ヴェロニカさん…びっくりしたぁ。
 リディヤさんの弔い…間に合わなかったんです。

[アナスタシアが体調を崩して…とフィグネリアにしたのと同じ理由を話す。]

 さっき、お墓にお祈りしてきたとこです。
 そこで、ユーリーさんに蝋燭があればって頼まれて。

 ニコライさんもあんなことに。
 一体なにが起きてるのかわからなくて…怖いですね。

[眉を下げて小さく吐息を零した。]

( 166 ) 2011/01/26(水) 23:37:19

城主 イライダ

―武器庫―

[メーフィエに微笑みを向けていた城主の表情が翳りを帯びる。
影が伝えるトリスの催促の言葉>>158]

義理は果たしたでしょうに。

[独り言ちて小さな吐息を零すと
今は城主にしか映らぬ眷属の彼に申し訳なさそうな表情]

私から誘ったというのに用が出来てしまったの。
お茶はまた今度で良いかしら。
……ごめんなさいね。

[断りの言葉を紡ぐ城主の方が多分残念そうな顔をしているはず。
後ろ髪引かれながらも霧に紛れ其処から姿を消した]

( 167 ) 2011/01/26(水) 23:37:51

追われし者 ユーリー

―― 書庫 ──

[礼拝堂を離れ、城の中へ戻る。
 書庫から明かりが洩れているのに気づき、奥を覗き込んだ。

 灯火の下で書物を読んでいるのはフィグネリアと認め、自分の存在を知らしめるように棚をノックする。]

フィグネリア・エーリン──
こちらにおられましたか。

  あれから、どうしたかと──探していました。

( 168 ) 2011/01/26(水) 23:41:15

城主 イライダ

―トリスの部屋―

[霧が何時しか闇となりじわり滲むように城主は姿を現した。
肖像画にあるのと同じ姿で部屋の中、扉の前に佇む]

――…それで、何の御用かしら?

[ことり、首を傾げ尋ねのみを向けた]

( 169 ) 2011/01/26(水) 23:41:58

騎兵長 グレゴリー

[ベルナルトの言葉に首を竦めた>>164。]

 ――これで貴女に手を出すことはできなくなりましたな。

[短刀をぶらぶらと弄んだあと、懐に仕舞い込む。]

 さて、私はこれでベルナルト殿の目を盗まない限りは貴女に手出しできなくなりました。
 怪我人とは言え兵士……なめてかかれる相手ではありませんでな。
 それに比べればまだ、貴女の親吸血鬼を探し出して滅ぼす方が簡単に思える。

 では、失礼。明日には吸血鬼の呪いが解けていることをお祈りします。

[一礼して、部屋の外へ。]

( 170 ) 2011/01/26(水) 23:45:47

ヴェロニカ

…そう、大変だったのね。それは、大丈夫かしら…

[理由を一通り聞けば、面子が足りなかった事実にも整合性がついた。
妙な不信を抱かなくて済んだ事に、胸をなでおろす]

……ニコライ。 …嗚呼。彼だったのね………
…怖い…。 貴方も、気を付けて。

[あんなこと。外から見た光景の主の名を漸く知る。
あの姿が、一瞬よぎり…胸の前で、十字を切り。
人外がいるかもしれないと、忠告を促した]

そうなのね。私も、探し物をしていて…

[『武器を』。その一言を伝えるほど信頼できてはいない。
相手を見定めようとする瞳で捉えて、何も判らない…と思うとともに、疑心を湧き立たせるのは自分には合わないと苦笑した]

( 171 ) 2011/01/26(水) 23:49:27

海賊紳士 トリス

ああ、生きてたか

[まあ、万が一という事もあった
 あのベルナルトがイライダを見つけていたならタダでは済まさんだろうと

 見る限り>>169、怪我を負ったとかそう言う訳でもないので少なくともあの血の気の多い連中には見つかっていないのだろうと結論づける]

オリガと言う娘が、お前に会いたがっていてな
仲を取り持ちに来たわけだ、俺が

[全く俺を使うとは良い度胸だ、と思いつつ
 この城の女の剛胆さには目をみはるばかりだとも思う]

( 172 ) 2011/01/26(水) 23:51:28

薄命の青年 ロラン

[自分の投げた言葉が相手の中で如何様に変容したのか。>>101

そんなことは当然解らないから、
お互い擦れ違った思考の侭、宴についての情報を聞くだろう]

アナスタシア…さんから?

[あの人は何かを知っているの…?そう疑問を呟きつつ、
『ルール』の単語には深く頷いた。
ユーリーの言しかり、城主の態度しかり、
単純な殺戮だけが目的でないのは明白だった。

ユーリーの言葉を一通り聴き終え、ゆるりと目を瞑り。
………ふぅ、と。一度、大きく息を吐いた。嬉しそうに。]

( 173 ) 2011/01/26(水) 23:57:12

城主 イライダ

生きていてよ。

[簡潔な応えをトリス>>172に返す。
如何してそんなことを言うのか分からずに
微かに不思議そうな表情が過った]

――…私に会いたがっている娘?
何時から仲人なんて引き受けるようになったの?

[薄らと聞き覚えのある名に棘の刺さったような感覚。
それを隠すように揶揄を彼女に向けた]

( 174 ) 2011/01/26(水) 23:57:21

薄命の青年 ロラン

…貴方の言う通りだ。

俺もね、吸血鬼が――彼らが、どうしてこんな宴をしているのか、
其れを知りたい。
きっといろんな理由が…あると思うから。

[浮かんだのは不思議な色を浮かべていた城主の眸か]


その上で、言いたい。

       やめよう、  って。

( 175 ) 2011/01/26(水) 23:57:41

薄命の青年 ロラン

話し合えば、今みたいなのとは違う、
でもお互いが納得出来る、
もっと別の方法があるんじゃないのかな。

誰も傷つかない、誰もが喜んで愉しめる、そんな…

だってさ、ほら。宴だよ?
宴ってさ、俺あんまり経験無いけど、楽しむものでしょう?

( 176 ) 2011/01/26(水) 23:58:04

敗残兵 ベルナルト

そうですよ!
親吸血鬼が居る限り、たとえアナスタシアさんを滅ぼしたって犠牲者は増え続けるんですから!

[グレゴリーが短刀を懐にしまい込み、部屋を出て。
どっと溜息を吐いた]

……なんだかなあ。
じゃあ、行きましょうか。怪我人でよければ、エスコートしますよ。

[そんな感じに声をかけて、彼女と共に墓場の方へ足を向ける。
先導というよりかは、むしろ後を付いていく方が近いかもしれない]

(闇に堕ちるってーと、大抵人格とか記憶とかがどっかしら抜け落ちたりするもんなんじゃねえの?)

[何も変わってないよなあ。
彼女の背中を見ながら、そんな事を考えていた]

( 177 ) 2011/01/26(水) 23:58:54

薄命の青年 ロラン

城主さんも
  (吸血鬼も――)

眷属さんたちも
  (ラビたちも――)

勿論、此処に集まった俺達も含めて――

みんなで。
美味しい料理を食べて、無邪気に踊ったりとかして。
会話が弾めば一晩中、交流を深めて。

        しあわせに。

( 178 ) 2011/01/26(水) 23:59:04

薄命の青年 ロラン

[青年は微笑う。穏やかに。
あくまでも、俺の考え…信念だけどね、と。
相手の結びと同じ言葉を、茶目っ気を篭めて真似ながら]

( 179 ) 2011/01/26(水) 23:59:27

伯爵令嬢 カチューシャ

―回想/庭園・葡萄棚―


>>85>>114

武器…。

(わたくしが、そのような物を扱えるのかしら…。)

( 180 ) 2011/01/27(木) 00:00:06

薄命の青年 ロラン

ううん、もう言うことは無いよ。

[他の証言は?と聞かれれば首を振って応じる。
そして相手の手の中のロザリオを指差しながら]

あのさ、そのロザリオ…ユーリーさんが持っていてくれない?
貴方が持っている方がいい気がするんだ。

[既に半分闇に堕ちた自分にとって、十字架で払う闇は無いし。
それに]

ほら、吸血鬼さんと話し合いをするのに
相手が嫌がる武器持ってると会ってくれなそうじゃない?
俺には空っぽの手の方が似合うから。

[戯言と共に、道化た素振りで広げた両手をひぃらり振った。
ユーリーが返そうとしても受け取らないだろう]

( 181 ) 2011/01/27(木) 00:00:32

伯爵令嬢 カチューシャ

吸血鬼になら、やはり
聖別された十字架が良いのでしょうけれど

(おそらく、この城には無いような気がした。)

( 182 ) 2011/01/27(木) 00:00:49

【墓】 門番 メーフィエ

[振り向くと、城主のねぎらいの言葉>>145に]

ありがとうございます。
このくらいなら、大したことでもありませんので……。

[瞳を覗かれ、紅茶へと誘われると薄く笑み]

お茶会、ですか。
それはとても楽しそうですね。
是非参加したいですね。

( +26 ) 2011/01/27(木) 00:01:31

アナスタシア

[去って行くグレゴリー>>170に褪めた顔で]

祈りなんていらないわ。

私、あの人は信用出来ない。吸血鬼を探して滅ぼす方が簡単なんて…本気だとしても。
貴方と私を二人きりにすれば、貴方は二度と生きて姿を見せられないかも知れないのにね。

[呟きはベルナルトへ。
グレゴリーとは少し離れて、階段へ向かった]

( 183 ) 2011/01/27(木) 00:01:59

海賊紳士 トリス

仲人も案外向いているかもな!
海賊やめたらそうするか

[揶揄>>174を軽く受け流すと]

まあ、ちょっとした取引の結果俺はお前を紹介しろと言われたってだけだ

で、どうする?会うならお前の名を眷属に言えば通してくれるように眷属に計らえよ
会いたくないってならしょうがない、俺がオリガに言っておいてやろう

( 184 ) 2011/01/27(木) 00:02:39

アナスタシア、廊下の端に落ちているシルクの、甘い香りに気がついた

( A19 ) 2011/01/27(木) 00:02:46

伯爵令嬢 カチューシャ

(扱えるかどうかは別として
何か持った方が良いのかもしれない…)

わたくしも何か武器を探してみますわ。




―→本棟へ

―回想・了―

( 185 ) 2011/01/27(木) 00:04:48

オリガアナスタシアがつけた傷を、無意識に撫でながら廊下を歩く。向かう先は食堂。

( A20 ) 2011/01/27(木) 00:05:31 飴

遊牧の民 ナタリー

 ひとまずは落ち着いたみたいですよ。
 きっともう心配は要らないと思います。

[アナスタシアのことを伝えてにこりとする。]
[もう一人の遺体がニコライのものとは知らなかった様子に首を傾げたが―]
[そもそもヴェロニカがどこにいたのかを知らないわけで。]

 ええ、気をつけます。
 ヴェロニカさんも気をつけてください。

[探し物をしていると聞いたなら、何を探しているのかは聞くことなく。]

 そう。じゃあ蝋燭を見つけたら教えてください。
 ユーリーさんのところへ持っていかないと。

[それだけ言って、じゃあ、また後でと酒庫を後にした。]

( 186 ) 2011/01/27(木) 00:07:26

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

……その通りですよ。
十字架など、外から持ち込まない限りは存在するはずもありません。

[光の中の住人へ>>182、ぬばたまの夜の住人から。
無駄だと分かっていても、話しかけてみたくなって]

( +27 ) 2011/01/27(木) 00:07:35

【墓】 門番 メーフィエ

[城主の顔がにわかに翳りを帯び
やがて紡がれる断りの言葉>>167を聞くと]

そうですか。
いつでも構いませんよ。
何なら宴の後にでも――

[こちらもわずかに残念そうな表情を見せて主を見送った。
ぬばたまの闇に主が紛れた後]

滞りなく終わってくれればいいのだが。

[ほんの少しばかり、心配そうに**]

( +28 ) 2011/01/27(木) 00:08:49

伯爵令嬢 カチューシャ敗残兵 ベルナルトの質問の意味を考えている

( A21 ) 2011/01/27(木) 00:09:04 飴

薄命の青年 ロラン

[墜落現場の再検分では、見ていられず目を背けた。

ふらふらと…きっととても危なっかしい足取りだったろうけれど、
なんとかユーリーを手伝ってニコライの遺体を運んだ。
礼拝堂に辿り着いた頃にはすっかり息切れして、
肩を大きく上下させて呼吸していた。

ニコライに向けて深く黙祷を捧げ…

ユーリーの礼>>146に緩く頷く]

いえ…お役に立てて良かった。
うん、じゃあまた後で。

[立ち去るユーリーの背を、そっと見送った]

( 187 ) 2011/01/27(木) 00:10:33

城主 イライダ

[トリスは相変わらずの調子]

からかい甲斐がないわね。

[軽く肩を竦め彼女に背を向ける。
どうする、と問われると僅かに振り向き]

――…取引、ね。
勝手に取引の材料に使わないで頂戴。

[矜持の高さゆえかツンとした態度]

眷属に言えば、といっても私以外には見えぬでしょうに。
一人きりの時に、私の名を呼べば――…
気が向いたら会いにゆくよ。

――…話は、それだけ、かしら。

( 188 ) 2011/01/27(木) 00:11:56

アナスタシア

― 廊下 ―

[屈んでそれを拾う。
シルクのハンカチに赤の花。新しく甘い血の香り。
オリガに渡したものとは違った。
裏を返して、 ]

………。

[目立たない銀糸の縫い取り。
繍された名前に、あからさまな険が宿る]

――ベルナルト。
このハンカチは、ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリインが持っているはずなのだけど。…怪我でもしたのかしらね?

( 189 ) 2011/01/27(木) 00:12:02

【墓】 囚われし者 ラビ

[一年前――――
 眷属達を屠りに来た吸血鬼狩りの師と弟子。
 惨劇の刻。

 聖別されし道具と武器。
 邪を祓い一振りの元に呪を断ち闇を切り裂くもの。

 其れは ぬばたまの檻に鎖ざされし魂 さえ例外ではなく
 然し今はいずこにあるのか。

 聖別されし道具と武器すら既に堕ちたか
 それとも葬られたのか――――。]

( +29 ) 2011/01/27(木) 00:15:29

アナスタシア追われし者 ユーリーを探して文句を言う事を最優先事項にすることにした。

( A22 ) 2011/01/27(木) 00:16:50 飴

遊牧の民 ナタリー

-- 食堂 --

[食事の用意が矢張り出来ている。]
[気味が悪いと思わない方がおかしいが、とにかく手を付ける。]
[人が集まったときの空気はどうだっただろう。]

[いつも何が起きているのかわからないことだらけだ。]
[なるべくは共にいる時間が多いほうがいい…とゆっくり食事をとっていた。]

[リディヤのことも聞きなおしたりしながら食事を終え、
 三々五々散っていくのと同じタイミングで食堂から自室へと戻った。]

( 190 ) 2011/01/27(木) 00:17:37

ヴェロニカ

…それなら安心ね。でも、尚更。一人には、しない方がいいかしら…

[ナタリーの笑みに笑顔を返し、アナスタシアの体を気遣って]

…ありがとう、そうするわ。

[後の二つの言葉への返答はひとまとめにし。
酒庫を後にする姿を見送れば、傍らの手を取って、外の建物へと武器を探しに行く事にした]

( 191 ) 2011/01/27(木) 00:18:44

敗残兵 ベルナルト

……使われるのには慣れてますから、いいんですよ。

[兵隊とは、得てしてそういうものだと思っている。
指揮をする上官が死ななければ、良いのだ。代わりはいくらでもいる。
そう言い放ったのは、無理矢理己を駆り出した領主だった。

沈んでいた思考を引き戻したのは聴きなれた名前>>189]

ユーリーさんの?
……本当だ。

[傍らからハンカチを覗き込む。ぺったりとした赤に眉を寄せて]

あの人、ここに来ていたのか?

( 192 ) 2011/01/27(木) 00:19:18

伯爵令嬢 カチューシャ

―本棟・玄関―


[もしも、一つ一つ全ての部屋を探すとしたら

陽は落ちてしまうだろう]

( 193 ) 2011/01/27(木) 00:20:17

伯爵令嬢 カチューシャ

[廊下を歩きつつ
リディヤと言い、ニコライと言い…

……不慮の事故のような事が続いている事も気になった。]

( 194 ) 2011/01/27(木) 00:21:12

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

[光の中の住人たる少女。
果たして彼女の願いは――――]

……

[彼女や他の女性を追って本棟に向かおうとした時、ふと、影のような姿と化した眷族の一人が目に留まり]

誰を――見つけようとしてるんすか?

[薄い笑みは消え、完全なる無表情が男の顔を覆う。
影の正体は一年前にこの城に惨劇を呼んだ吸血鬼狩りの――師と呼ばれていた方]

( +30 ) 2011/01/27(木) 00:23:00

ヴェロニカ

…武器で十字を組んでも、駄目よね?

[道中、カチューシャ>>182の言葉を思い出す。
吸血鬼への対策──十字架程度しか知識はないのだ。

…ヴァンパイア・ハンターを名乗った騎士の短刀を思い出して提案するも、その案は、自身でさえしっくりこない]

( 195 ) 2011/01/27(木) 00:24:06

オリガ

[食堂には食事の用意はされているにもかかわらず、誰も居なかったか――居ても数人ばかり。
 首を僅かに傾げながらも、用意された茶器で紅茶を入れて席に座る。
 もちろん添えるのは薔薇のジャム。]

 皆さん、食事を取らないのかしら?

[そんなことを考えながら、ジャムを指で掬って舐める。
 指先には棘の刺さった傷。薔薇の香りと甘さに、微かに混ざる鉄の味。
 その傷口をもう一度舐めてから、カップを手に取った。]

( 196 ) 2011/01/27(木) 00:25:17

アナスタシア

>>192
そうね…こんなところで何を?
怪我をするような何かがあったのかしら。

( 197 ) 2011/01/27(木) 00:26:53

海賊紳士 トリス

一人きりの時に、お前の名前を呼ばせれば良いんだな
伝えておこう

話はそれだけだ、精々殺されないようにな

[まあ、簡単に死ぬタマでない事は分かっているが
 どうにもこの城主>>188は抜けてそうな気がするので、釘を刺した

 消えたなら、そのまま何も声をかける事なく見送るだろう]

( 198 ) 2011/01/27(木) 00:27:29

遊牧の民 ナタリー

-- 自室 --

[盥に水を流し、手巾を浸す。]
[ワンピースを脱いで晒した健康そのものの肌を、絞った手巾で拭く。]

 吸血鬼、ほんとにいたんだ。
 でも、何であの人…私にアレを見せたんだろう。

 それにオリガさんも…一体。
 
[オリガの血を口にして、アナスタシアは吸血鬼になった…?]
[なにがどうなっているのだろう?]
[状況を理解するには情報が少ない。]

 何かあったらいらしてって言ってたけど…。

[あの時>>141、一瞬、アナスタシアのように吸血鬼になるなら―]
[という意味に捉えてドキッとしたのだけど。]

( 199 ) 2011/01/27(木) 00:30:51

オリガ

[改めて見れば、用意された食事は今この城に居る人数分――つまり、ニコライの分はない。
 しかし、それに気付くことなく。暫く紅茶とジャムを交互に舐めながら待っていれば、人が集まってきただろうか。
 その時に、漸くニコライのことを聞いただろう。]

 そうですか。ニコライ様が。

[この城に来てから、僅かな間に二人もの死者が出た事に溜息を吐く。]

( 200 ) 2011/01/27(木) 00:32:29

騎兵長 グレゴリー

―大広間―

[人を見つけやすい大広間でユーリーを待つ間思考を巡らす――知るところ吸血鬼は二人。
いずれも女性……片方は名前を知れど、手は出せず。]

 まあ、怪しいからなー。

[ベルナルトを前に動かなかった理由はただひとつ。
――如何にして吸血鬼を殺すか?
それを試すことのできる状況にはなく、『心臓を串刺しにする』というのも確実だとは言い切れない。
記憶にある吸血鬼伝承――主に、戦場で聞きかじったものだが――何度も確認するように。]

 大蒜、十字架、聖水、聖餅――教会関係は当てになるかなー?

[何となく胡散臭い――所詮は生臭坊主が権威を振り翳す為の創作ではないか?]

 ああ、それと火か……。

[それならば、あり得そうかもしれない。
報告するまでに、支度を整えておいても悪くはない。]

( 201 ) 2011/01/27(木) 00:32:31

敗残兵 ベルナルト

……あの人、礼拝堂で葬式やった後何してたんだろう?

[ニコライが身を投げたとは思いもよらなかった。
武器庫を探しに行ったのだとしても――三階に来る理由がない。
不可解そうに首をひねりながら、ふとハンカチに記された名前を見やった]

……あれ?
ユーリーさんが持ってたハンカチ、だよな、これ?

( 202 ) 2011/01/27(木) 00:33:02

【墓】 古よりの眷属 イヴァン

いや、訊かなくても分かる話っすね。
血相変えてるように見えるから、既にあの礼拝堂から逃げたお弟子さんってところっすよね?
それとも―――我が主以外の吸血鬼っすか?

[血相を変えた様子で何かを見つけようとしている影に無表情で一歩距離を縮めて――凄もうとしたが]

……

[急に面倒になった。
いつも通りの薄い笑みを浮かべると、影を置いていく格好で男は本棟内へと姿を消した]

( +31 ) 2011/01/27(木) 00:34:37

城主 イライダ

――…ええ。

[短い応えをトリスに向ければ視線は外され]

精々気をつけるとするわ。
眷属との約があるから、
容易くはやられたりしない。

[危険が増えるのを承知で武器庫を解放した城主は
ゆらりと影に紛れトリスの部屋を辞する]

( 203 ) 2011/01/27(木) 00:35:07

ヴェロニカ、礼拝堂か武器庫か。何かを見つける事を期待して…手をしっかりと握りながら、本棟を後にした**

( A23 ) 2011/01/27(木) 00:40:14

アナスタシア

>>202
あの人が着ている服は「ダニール」からの借り物なのよ。
我がもののようにこれを使ったんでしょう。

――…。

[ハンカチに染みた血の匂いはだが、ユーリーのものではない。
城内で逢った女。フィグネリアの薫]

…リディヤのところへ行くのは後にしましょうか。
夕食ならあの男も来るでしょうから――


[血への酔いと怒りが混じり、凶悪な衝動が募る。
それはやや、血の誘惑にベクトルを傾かされて。

女の意識は血痕の主、フィグネリアへと向かっていた。


 穢れた血で染みがついた  ]

( 204 ) 2011/01/27(木) 00:40:49

【墓】 ダニール

― 回想 ―

その宴には、「わたしたち」もお呼ばれしていいですか?
……ふふっ。

[姿の見えない亡霊は、人数に含まれていないから。
いつの間にやら会話を眺めて、ロランの理想>>178に茶々を入れていた、とか。]

― 回想おわり ―

( +32 ) 2011/01/27(木) 00:40:52

海賊紳士 トリス

[気づけば、とっぷりと日が暮れつつあった
 昨日を考えると、そろそろご飯時なのかもしれない]

今日も美味い肉が出れば良いが
ーーー辛い物が食べたいな、それでいて熱ければ言うこと無しだな

[そう言って食堂に向かう事にした
 オリガにも伝えねばなるまい、先程の密約を]

( 205 ) 2011/01/27(木) 00:41:18

薄命の青年 ロラン

―― 城門 ――

[お腹が空いたというよりも、
そろそろ薬を飲まなきゃな…と思い、食堂に行こうし。
其の途中でふと気が向いて、城門へと足を向けた。

跳ね橋は相変わらず動く気配を見せず、
堅牢に、檻の役目を果たしている。

此処を渡ったのはほんの昨日のこと。
なのに――なんと変わってしまったことだろう。

この場の空気も。自分自身も]

( 206 ) 2011/01/27(木) 00:47:31

敗残兵 ベルナルト

ダニール?
……借り物、って。

[そういえば、ユーリーは宴の際に服装を違えていたことを思い出す]

その方と、何か……?

[何かひっかかるものを感じつつ、問うて。
先に夕食に行くことを提案されれば、そうですねと頷く。
あのような態度を見せた手前、ユーリーに会うことを考えると少し気が重かったが]

じゃ、地下ですね。行きましょうか。

[促しながら、階段の方に向かって一歩踏み出す]

( 207 ) 2011/01/27(木) 00:50:16

薄命の青年 ロラン

[吸血鬼に食べられようと門をくぐった自分は。
吸血鬼からの誘いを断って、
寧ろ人として生きることを選んでいる。
心の半分は既に闇に堕ちたというのに、
それでも、闇からではなく、今の位置から――共に在りたいと。

其れは闇を拒否しているからではなく。
寧ろ闇と、]

友達に?
…なんて、戯言かなあ。

[眷属ではなく、対等な…位置で。
ふふっ…と青年は笑う。]

( 208 ) 2011/01/27(木) 00:53:26

薄命の青年 ロラン

[ユーリーに対し、先程自分が綴った言葉を思い出す。
大言壮語? 誇大妄想?
そうかもしれない。
でも、理想を語るのは多分勝手だ]

ほら、俺ってさ。身勝手な人間だから――…

[いいじゃないか、とか思う。
死を前にすればきっと何だって出来るのだ。想いが有れば]

( 209 ) 2011/01/27(木) 00:54:31

薄命の青年 ロラン

宴が早く終われば、いいのにな。

そうすれば城主さんもまた眷属を表に出してくれて――
ラビとも逢えるようになって。

そう。俺は、結局自分勝手なのかも。やっぱり。
だって……宴が終われば、其の先に待つものは…

[城を振り返り、其の最上階を眩しそうに見上げた]

君は、其処にいるのかな。
また、逢えるかな。
ねえ…ラビ。

( 210 ) 2011/01/27(木) 00:57:17

【墓】 囚われし者 ラビ



…聞こえる?、ろらん。

[>>208ロランの耳朶に唇を寄せて娘は囁く。]


聞こえてるよ

[蕩けるような微笑みを浮かべ、
 後ろから両腕をロランの胸元に這わせる。]

( +33 ) 2011/01/27(木) 00:57:36

アナスタシア

何か?
ダニールは…

[ハンカチを一度握って、指を開く。乾いた血は掌は汚さない]

ちょっとおつむの弱い馬鹿男よ。
私の兄。


どこぞで遊び歩いてるみたいだから、無理矢理にでも連れ戻さなきゃって思ってるの。

向こうは嫌だって言うかも知れないけどね。

( 211 ) 2011/01/27(木) 00:57:50

薄命の青年 ロラン

虚空に手を伸ばし、何かを掴むように指先を曲げる。
幻に視るは――…紅い、……


与えられるよりも、
欲しいものは自分で手に入れにいかなきゃ、  …ね?

( 212 ) 2011/01/27(木) 00:57:59

アナスタシア


[ベルナルトと共に食堂へ入った。
頭数は少なかっただろう。

会話を聞かれていたかのように、テーブルにはソバの実のお粥(カーシャ)が置かれていて、苦笑する]

( 213 ) 2011/01/27(木) 00:58:07

【墓】 囚われし者 ラビ

[然し其れは風や気のせいの様に、
 今の青年は感じられないのだろう。
 喩え僅かなりに闇の気配が感じられても。]

( +34 ) 2011/01/27(木) 00:59:19


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生存者 (12)

追われし者 ユーリー
26回 残592pt 飴
城主 イライダ
15回 残446pt
アナスタシア
31回 残195pt
海賊紳士 トリス
10回 残568pt 飴
敗残兵 ベルナルト
21回 残266pt
伯爵令嬢 カチューシャ
13回 残695pt
騎兵長 グレゴリー
13回 残421pt 飴
オリガ
14回 残412pt
フィグネリア
12回 残461pt 飴
遊牧の民 ナタリー
23回 残192pt
薄命の青年 ロラン
23回 残140pt 飴
ヴェロニカ
13回 残513pt

犠牲者 (1)

夜の僕 アヴァクーム (2d)

処刑者 (3)

囚われし者 ラビ (3d)
忌み子 リディヤ (4d)
貿易商 ニコライ (5d)

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (5)

ダニール (2d)
門番 メーフィエ (2d)
古よりの眷属 イヴァン (2d)
灰色の亡霊 アリョール (2d)
酒庫番 シュテファン (2d)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

一括操作




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