情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[礼拝堂に近づいてきたナタリーに声をかけられ、一礼する。。
活発そうなショートカットのナタリーの首筋はスカーフで隠されてもおらず、だいぶ暗くなってきた時間帯ではあるけれども、異状は見受けられない。]
リディヤの墓参りに来てくださたのですね、ナティア・コサリコフ。
ありがとう。
ええ──亡くなったニコライ・ミハイロフ氏を…
今夜は礼拝堂に安置し、葬儀は明日にと考えています。
ええ、鐘の音は聞こえていたんですけど間に合わなくて。
[答えながらちょっと眉を寄せる。]
[名前を全部通して呼ばれるのに慣れておらず、違和感があったからだ。]
[かといって、ナタリーと呼んで下さいと言うほどには近づけない印象で。]
明日、ですか。
[ふと、入ってきた入り口を振り返る。]
[もう夕刻も回り、宵闇が広がっている。]
そうですね。今日はもう…遅いですし。
ニコライさんは少しさみしいかもしれませんが…
私に出来るお手伝いがあったら、言ってください。
リディヤさんの時はお手伝い出来ませんでしたから。
それじゃ、私…お城の方に戻りますね。
[そう言ってぺこりと頭を下げた。]
…嗚呼。
陽が落ちてから私を一人きりにしても良いものかしら?
見張っておきたいなら、むさ苦しいヒゲ男が傍にへばりついてても我慢してあげてよ?
[くつくつと喉を鳴らして]
……ついでに、礼拝堂の祭壇にでも縛り付けておけば安心かしらね。
お申し出に感謝します、ナティア・コサリコフ。
ニコライ・ミハイロフ氏に献灯する蝋燭がありましたら、後でこちらに届けてくださると嬉しく思います。
──また、夕食の席ででも。
[礼をかえし、こちらも荷車を礼拝堂の裏手に片付けに向かわんとする。]
吸血鬼なら、もっと簡単に割り切れ……なきゃ、やってらんないですよね。
[生きるために積極的に他者を殺す。吸血鬼とは、そういう生き物だと思っていた。
生きるために。殺されないために。
――嗚呼]
……それって、俺じゃないか。
[呟いた言葉がアナスタシアやグレゴリーの耳に届いたかは分からない。
部屋を出るという彼女に、ならばと自分も席を立ち上がる]
グレゴリー、さん。
巻き込んじまってすみませんでした。
[自室に入り、傷口に宛てていたハンカチを外す。
傷口を確認すれば、血は既に止まっていた。手当てをする必要もないだろう。]
手当てが必要なのは、こちらの方ね。
[薔薇を握り締めた掌。
血で汚れたハンカチを畳み、卓上に置くとベッドに腰掛けて僅かに刺さったままだった棘を丁寧に抜き始める。]
[棘は全て抜く事はできたが、それ以上の手当てをする事は出来ず。
傷口を舌先で舐めて笑みを零し、掌を天井に向けてそのままベッドに仰向けに倒れる。]
あの方にお逢い出来るのなら、全身の血だって捧げたのに。
[自室に戻る口実――リディアへの祈りをするつもりはなく。
ただ、トリスが約束を守る時を待っていた。]
-- 本棟地下 --
はぁい、蝋燭ですね。探してみます。
[礼拝堂でユーリーに頷いたものの―蝋燭のありそな場所にはとんと。]
[そういえば地下の食堂の奥に倉庫の様な扉がなかったかと。]
[思い当たった扉を開いてみたら酒庫のようで。]
なあんだ、倉庫じゃないのか…。
[通り過ぎた食堂にはやはり食事の支度が出来ていて。]
[とにかく、食べてから考えようと食堂へ。]
―武器庫―
[気の進まぬ様子を見せながらも応じてくれるメーフィエ。
武器庫の扉の閂が外され脇へと置かれる。
門番である彼の一歩後ろで城主は薄く笑みを浮かべた]
――…私も好きではないけれど。
[彼の言葉に同意を示し]
御苦労さま。
やすんで、と言ったのにまた働かせてしまったわね。
[労いの言葉を掛け、ふ、と思い出したように彼の眸を覗く]
ねぇ、お酒に飽いたなら次は一緒に紅茶でも頂きましょう。
とても好い香りがする紅茶が手に入ったって
アヴァクームが言っていたから、ね。
[誘う言葉を彼に掛け憂鬱を払うように微笑んだ]
[ニコライの搬送を終え、道具を片付けてロランを振り返る。]
ありがとう、ロラン・シエラ。助かった。
身体に気をつけて、ゆっくり休んでほしい。
いずれにせよ、夕食の席にでも顔を見せてくれると安心だ。
わたしは、他の女性たちの様子を見て来る。
葬儀の直後にニコライ・ミハイロフ氏の件が起きて、フォローしきれなかったから。
[ドレスのまま横になったことを思い出せば、すぐに体を起こしてドレスが皺になっていないか確認する。
持ってきたドレスは全てお気に入り。
大きな皺になっていない。安心したようにホッと息を吐く。
喉の渇きを覚え、ベッドサイドに手を伸ばして水差しからグラスへと水を注いだが。]
……やっぱり、紅茶が良いわ。
[そろそろ夕餉の支度も出来ていよう。グラスに口を付けることはなく、そのまま部屋の外へと出る。
朝食時に呼びにきたニコライが、既に物言わぬ姿になっていることは、知ることもなく。
部屋を出る前、鏡を覗き。乱れた髪と胸に挿した白薔薇を直すことは忘れなかった。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新