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[>>+2で声をかけられ、やはり動揺する。]
あ、あの…こんばん………
[みるみる姿が薄くなる。活動限界を迎えてしまったようだ。この挨拶はダニールに恐らく届いていないであろう…**]
[宴に遅れてきた青年に、男は見覚えがあった]
あれは…ロラン?
彼も…招待されたのか?
[確か心臓を患っており、先は長くないであろうことも知っていた。
ほんの一瞬何故彼が招待されたかとの疑問はよぎったが]
城主様の…お戯れでしょうかね…
[自分のもとに招待状がきていることを思えば、あり得ない話ではない―そう結論づけた]
― 回想 ―
[ロランとの出会いは男の仕事場だった。
病の体をおして来たのだろう。男と会うなり倒れてしまったのだ。]
(あの時はさすがに焦りましたね)
[医者に診せると、心臓の病と長旅の疲れで倒れたのであろうと診断された。
そして、ロランの荷物から心臓の薬が出てきたことから、薬を求めて態々自分の元に来たのだと知る]
― 現在 ―
なんという…幸運…というべきか…
[薬を無駄にせずに済んだと喜ぶべきか、
ここで出会ったことを嘆くべきか男の心境は複雑だった**]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b5 )
[アナスタシアが掲げたイライダへの乾杯にグラスを合わせて応え、告げられた部屋の位置を唇だけで復唱する。
宴の間を去ってゆくアナスタシアの背とくびれた腰のラインへ視線を投げながら、空いたグラスをテーブルに置いた。]
…氷の花もさまざまだな。
[待っても新たな酒が給仕されないことをいぶかしんで目を細める。
使用人たちは別室で彼らだけの時間を許されているのか。
ここの風習はわからない。]
[礼拝堂で会った少年がだいぶ遅れて入ってくる。
囚われの娘を逃がしたか、自分の言葉を信じて放置したか、問うことはなかった。
あの件に関して助けが必要ならば、おそらく自分以外の者に接触するだろうと思ったのみ。
はきはきとした明るい口調の娘(ナタリー)の提案で交わされた自己紹介で、ユーリーは少年他、この宴に集まった者の名を知る。]
[唯一、紹介されるまでもない男は、給仕のないことを逆手にとって、ヴォッカをハイペースで臓腑に派兵していた。
やがて、その上体は、空になった酒瓶よりも安定を失うにいたり、料理の皿に顔を突っ込む前にとユーリーは立ち上がってグレゴリーの肩を押さえる。]
誰か、こいつの部屋をご存知か。
[問いかけたが、案内役の使用人はこの期に及んでもまだ姿を見せず。]
──仕方ない。
わたしの部屋へ。
ご迷惑でしょうが、手を貸していただけますか。
[ニコライ・ミハイロフと名乗った貿易商に声をかけ──他に頼めそうな男手はなかった──椅子を担架代わりに、脚の方を持ってもらう。]
[マホガニーの椅子の重量を差し引いても、グレゴリーは重かった。
酒のせいではなく──これは筋肉の重さだ。
見てくれの軽薄さとは裏腹に、この男の腕力が相当なものであることは身をもって知っている。
思い出したくもないことではあったが。]
くそっ、フリガーン(ならず者)め。
[彼の所属隊の悪名で罵りながら苦労して階段を運び上げ、自分に宛てがわれた部屋のベッドにグレゴリーを放り出す。]
ご協力ありがとうございます、ニコライ・ミハイロフさん。
[元軍人らしく民間人への感謝を伝え、グレゴリーひとりを残して部屋を出る。
ベルナルトが戻ってこちらの部屋を覗いたら主が変わっていることに驚くだろうが、グレゴリーが騒ぎだしでもしない限り、勝手に入ることもないだろうと、考慮しないことにした。]
食堂へ戻られますか?
わたしはここで失礼させていただきます。
──よい夜を。
[挨拶をして踵を返す。]
[向かうは、黒衣の女が教えた去りがてに教えた客室。
三階への階段をのぼってゆく。
扉の脇、壁に沿うようにして立ち、指の節でドアをノックした。
銀のリングが硬質の音を重ねる。]
― 三階・自室 ―
[ヴォッカの齎す酔いの海に泳ぎ、しまいには大声で歌い出すにいたったグレゴリーに嫌気がさしたのか、それとも食事を終えても皿を下げに来ない使用人に訝しんだのか。
女は宴の場を早々に辞した。
ロランとは入れ違い、軽く挨拶を交わしたが名を記憶に残す事はなかった]
……誰もいない。
いなくなった? 馬鹿げているわ。
[別棟の厨房まで覗きに行ったのは酔狂だったが、そこには誰もおらず。
ただ竃の火の余熱で湿気た空気に、微かな息遣いが潜んでいるように思えて気味が悪かった]
[薔薇の薫の室内に、女自身の香をたなびかせ、窓から宵闇に沈む庭を見ていた。
硬質な音に振り返り、ドアを開いて男を招き入れる]
……宴はオシマイ?
それとも――お腹を空かせたのかしら。
[宴の場よりも、客室の灯は暗い。
男の表情は杳として知れなかった]
[重いドアが開かれる。
わずかな隙間から、ユーリーは室内へ滑り込んだ。
木々よりも高い位置にある窓を背に、部屋に居るのは女ひとり。
――少なくとも、ユーリーの目に映る者は。]
アナスタシア・ニコラエヴナ、
約束を果たしに。
さもなくば、おやすみの挨拶を。
挨拶で仕舞になさるおつもりなの?
[滑り込んだユーリーが己が名を紡ぐ。硬質で意志の勁い声。
兄とは似ても似つかぬ響きに、皮肉の笑みを浮かべ]
もちろん…脱いで頂くわ。
その服は貴方に相応しくない。
[胸の前で組んでいた腕を解いた。
手を伸ばす。
左の指は袖口の金糸へ、右の手は男の襟元、ホックに触れるか触れないか]
その為に来たのでしょう…?
[女の指が喉にかかるに任せる。
それが刃であれば、続く言葉も紡げぬと知りつつ。]
この服の由来のみならず──あなたは、わたしの知らないことを知っておいでのようだ。
城主が、あれら雑多な客たちを、何のために集めたのかも、おそらくは。
それを教えていただけませんか。
書庫へ行こうとも考えましたが、どうせカバーの間で過ごす夜ならば、暖かい方がずっといい。
[外側から腕を回し、女の髪を束ねているピンを抜こうと指を伸ばす。]
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