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[大剣がイライダの胸を貫こうと煌く。
その銀色の光が目に入った途端、動かなかった足が勝手に動いた。]
イライダ様!
[叫びが、いつの間にかそこに居た姉のそれと重なる。]
嫌……駄目…!!!
[イライダを庇おうと飛び出したその身体は、姉のものと重なり――。]
――ッ!!
[声にならない悲鳴と共に、飛び起きる。
夢の出来事にもかかわらず、焼けるように熱い痛み。イライダの胸に抱かれる感触。
全てが生々しく、動悸は目が覚めてもなお激しいまま。
落ち着かせようとその身体を震える手で抱きしめた。]
……ぁ……っ。
[イライダがそこに居るのに気付き唇を震わせるが、その名すら呼べずに涙を流す。
姉の命を奪った相手が、捕らえられ――眷属となりこの城に居るとは知らずに。
頬を伝う涙をそのままに、寝台の上から抱きしめて欲しいと言わんばかりにイライダへと手を伸ばした。**]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b6 )
── 厨房 / グレゴリーの死んだ後 ──
[アナスタシアが嘘を告げる必要もなく、グレゴリーの「滅び」は事実なのだろう。
鉛を流し込まれたかのように重たい躯を引きずり起こし、テーブルに手をついて支える。]
………、
…彼は、何処で?
吸血鬼の能力で、それを掴んでいるなら教えてください。
[さっきまでとは別人のような掠れた声で問う。]
彼は──わたしの友だ。行かねば。
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b8 )
[ユーリーに顎を引いて頷く。
疾く、友のもとへ]
貴方は彼を失いたくなかったのね。
…ごめんなさい。
[甘い理想。
その心根が好ましいと思うから、低く、彼の運命を歪めた事への悔いを口にした]
北の塔。一番上よ。
[場所が気になる。あそこに居たのは。
グレゴリーを止めるまでは死なないと言っていた娘の深碧が脳裏に過ぎる]
フィグネリア・エーリンと争ったなら……彼女も無事ではないかもしれない。
[フィグネリアの「答え」は聞いたから、心なら踏み止まってくれるはずだけど]
もし、もう一度牙を受けていれば――
―――。
[ゆらりと立ち上がる。
テーブルに手をつくユーリーの背中に指先を僅かに触れさせ、瞑目した。
数秒。
嘆息と苦笑を同時に漏らす]
……。駄目ね。
貴方を連れて跳ぶ程の力はないみたい。
悪いけど先に行くわ。
[闇の中に溶け入ろうとして、ベルナルトにぬばたまの瞳を向け]
――今なら走ることもできるはず。
ついて来てね。
私、どうせなら貴方がいいの。
[霞へ消える寸前、意地悪な笑みを浮かべて胸を指差した**]
[少なくとも、フィグネリアはふらつきはするだろう──
咄嗟に、グレゴリーとカチューシャの間へと割り込む。其が可能だったのは、カチューシャの祈りの力だろうか?
再び、マイン・ゴーシュを構える──]
カチューシャは、私が守る…!
[──チャンスは、逃さずに。
今ロザリオを取り出した所で、圧倒的──自分の力では叶わない。ならば、相手の力を利用して、その牙を剥く瞬間まで、切り札は隠しておこう。
その餌は、自分自身 ]
[ヴェロニカと気持ちが通じた気がした。
彼女がぶつかってきたなら、よろめき壁へ背から打ち付ける。
すぐには追えない。
その間にも、彼女は吸血鬼と少女のもとへ]
…………っ、あ、
[手の短剣を自らの脚へ向ける。
薄れる意識を引き戻す。
ここで自我を失うわけにはいかない。絶対に。
しかし次の瞬間――ふいに呪縛が解けた]
[耳に届くのは、少女の祈りか]
―― 食堂 ――
[豪華な卓に手を付いて、青年は気分が悪そうに溜め息を吐いた。
頭がくらくらする。
魂の彩が急に…緩やかに、白から黒へ、また逆へと次々に裏返る事象は、
霊体にもそれなりに負担な様で]
幽霊なのにさ、苦しいって、……ちょっと詐欺だよねえ…
[自分の身に起こっている状況を把握していない青年は、恨めしそうにぼやいた]
……逆らってみせるわ。
[少女を守ると。間に割り込み、自らを餌にしようとするヴェロニカ。
彼女からはこちらが伺えるだろうか。
視線を交わせたなら、娘はいつもの深碧で語り掛ける]
< うしろから まず 一撃を >
[ヴェロニカに意識を逸らせていたか、
先程の祈りの衝撃もあったか、
グレゴリーは娘の微かな気配に気付くのに、――遅すぎた]
――――ッ
[刺す力は残っていない。
たから彼の母へと同じ、首筋を狙い振り払った。
赤がぱっと舞い散り、視界を染める。
それに魅入られた隙。
グレゴリーが反撃したか、娘は短剣を弾き飛ばされ、もう*戦えず*]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b9 )
[ぼやいた瞬間、すかっ、と身体が傾いだ]
わっ、ととと、…と?
[右手を見る。卓に置いた筈の手。
半透明の其れは現在、手首まで卓に埋まっている]
…………………。
[すかっ すかっ
何度やっても変わらない。
指先には何の感触も生まれず、空を切る音だけが虚しく響いた。
嗚呼そうか。そうか、もう――]
触れないん、だ。
[ぽつりと淋しそうに呟いた]
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