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[想う。
この、永く生きてきた吸血鬼は。
好んだ者も嫌った者も、周りの存在の何もかもが
刻に流れて無に遷ってゆく処を、ずっとずっと…観てきたのだろうかと。
嗚呼、それはなんて
嗚呼、それはとても――…
(寂しい、ね)
唇を強く強く引き結んで、青年は言葉を飲み込んだ。
自分には、其れを云う資格など無いから。
俺が口にする言葉なんかよりも、もっとずっと重くて深くて――
きっと…痛い、から。
同じ立場に居ない存在が、半端な言葉を紡いでも無礼なだけだと。
青年はそう考えて]
[漆黒の眸に切ない彩を浮かべながら、其れでも彼は微笑う]
あー、…そっか。
俺もいつかは消えてラビを置いていくかもしれないし。
ラビもいつかは消えて貴方を置いていくかもしれないし。
或いは其の間逆が起きるかもしれないけれど。
未来を気にしすぎても疲れちゃうし、
返って現が疎かになっちゃうから――…
”今”を大事に、ってことかな。…ね?
[にこりと緩い調子で、されど芯の強さを秘めて紡がれる言の葉。
虚勢でも空元気でもいい。
未来の不安に怯えて動けない侭よりも、動いて掴んで今の幸せをと。
――此れが青年の夢物語。
終わりがあっても無くても大丈夫な、ちょっとずるい物語…]
[唇を舌先で擽られ、それは甘い痺れとなって袖を掴む指から微かに力が抜け、甘い息を吐く。>>*18
寂しいかと聞かれれば、小さく頷きかけて、慌てて首を振った。]
イライダ様がいるのですから、寂しくなど……
[本心を隠した答え。自分自身を求めて欲しいなど、身に余る願いは口には出さずに。]
お傍に居られるなら、どのような形でも良いのです。
後悔など、するはずがありませんわ。
[姉が永遠を望まなかった理由は分かる――花は散るからこそ美しいといつも言っていたから。
最期まで美しかった姉。自身はこの方の傍でずっと咲き続ける花になれたらと思う。]
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b20 )
ダニールは、ここまで読んだ。 ( b21 )
[居室の前に出ていたオリガに何事か呟いた城主。
未だ部屋に戻る気はないらしい。
人の気配の感じる方向へと視線を向ける]
用事を済ませてくるよ。
待つのに飽いたら好きに散策しておいで。
[そう告げれば城主の輪郭は揺らぎ姿は消えて
次に姿を現すのは北塔に居る
アナスタシアとユーリーの前――]
[逃げようとしても絡み取られ。
漏れる吐息でさえも奪われるような口接け。>>*25
求められているような錯覚に酔い、緩んだ瞳を細めながら夢中になって応える。
ただただ、全身で城主を求めるように。]
ぁ……
[唇が離され、名残惜しげな声が小さく漏れた。
どちらのものともつかない、銀糸が目に入れば微かに頬を染め。
未だ情欲に染まったままのローズグレイで、笑う瑠璃色を見詰める。
――もっと、深く繋がりたい。
更に深く城主を求めているのを感じながらも。]
続き……お待ちしておりますわ。
[髪を撫でるその人へ、素直に頷いた。**]
[アナスタシアの手にする酒瓶をチラと見遣り
彼女とユーリーを交互に見比べる]
――…何のご相談かしら。
[ゆるく頸を傾げ問う仕草をみせた。
物騒な話までは聞いてはいないのだけど]
[次に戻す視線の先にはぬばたまの彼女。
アナスタシアを、じ、と見詰め]
ダニールが纏まらないと言っていた言葉を伝えに来たよ。
始まりは、そんなに心配なら生きて欲しいと伝えれば、と
そんな言葉を向けた所からなのだけど、ね。
『「生きてほしい」ですか。
……うん、それを伝えていただくことは、一度考えました。
でも同時に「あの子がこちら側に来たなら……」という思いもよぎって。
心の中で、ぐちゃぐちゃと絡まったまま解けなかったんです。』
[今度は声を真似る事はせずにその言葉だけをそのまま伝える]
――…人間は、いや、ダニールは複雑だね。
[少しだけ困ったような貌をして口を噤む。
ダニールがどちらかを選べなかったそれ。
アナスタシア自身が選ぶべきそれ。
さて、言えなかった当人もそろそろ来る頃だろうか。
ふ、と、彷徨わせた瑠璃にその姿はまだ映らなかった**]
[受け取った酒瓶を抱くアナスタシアは、片腕を失ったアンシンメトリーの中にあっても美しく、彼女と血の絆を結ばれたグレゴリーは、本当のところ、少し喜んだのではないかとすら思う。]
貴女が服に執着するのは知っていますが、
どうせなら、「彼が」好きだったと言ってやってください。
[あながち、間違ってもいないだろうと、人に好かれるも嫌われるも極端だった男のことを思いながら、アナスタシアの右腕に指を伸ばす。]
その手の再生に、血が必要ですか?
その姿を、痛ましいと思うのはわたしだけではないはず。
「ダニール」のために、わたしの血をお分けしても構いません。
[求められるなら、何か血を受ける器を探そうと視線を巡らせた時――]
[イライダが訪れる。
夜明けを偽って部屋に差し込む銀。
それが、天国に属する色ではないと知った今でも、花は花。美は美。
ほんの少し、距離を詰めるだけで心音が跳ね上がるのがわかった。
甘やかに。焦がれて。
この人に会わずに、どうして昼と夜を越えられたのかと思う。]
……。
後ほど身支度を整えた上で、こちらから──と考えていましたが、
[託されたメッセージに、ひとつ頷く。]
わたしは、死に栄光を求める勇者ではありません。
生きろと、そう言ってくれる者がいるならばなおさら──
けれど…、
わたしが生きる場所、わたしの生き方はわたしが選びます。
そのためにも──、
[アメジストの瞳はイライダから離れることなく、その優雅な挙止を追い続ける。]
あなたに、3つだけ質問をすることをお許しください。
ひとつ、
あなたは吸血鬼なのですか?
ふたつ、
あなたは、人間をどうお思いですか?
最後に、
あなたはわたしに嘘をついていますか?
不思議なものですね…
[人は吸血鬼を恐れる…それなのにこの城に集まり、
皆この城主に魅了される]
それだけの魅力があるお方だから…ですね。
[男は小さく溜息をつく]
もし許されるなら…
[城主の…イライダの近くにいたい…それが男の願い。]
―ヴェロニカの部屋―
[静かに、絨毯を確かに踏みしめ、彼女の部屋を訪れる。
そこにはカチューシャの姿もあったろうか。
ハンカチで拭いきれなかった血を落とし、
ヴェロニカが貸してくれるという服を身に纏った]
アルマゾフ様、有難うございます。
……リディヤ様のロザリオを、貴女が持たれていたのですね。
[書庫ではユーリーの元にあったそれ。
どのような経緯かは知らぬが、
柔らかさの中に強い意志を秘める彼女に渡り、よかったと思う。
だからそこに咎める色などは浮かばない。ただ]
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