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[部屋の管理もそこそこに、再度城内を歩く。
疲れたような亡霊や、商人や。
人か、そうでないものが。
艶やかな匂いにつられ、踏み込むは薔薇の園。
中途、ローズピンクのドレスの女性とすれ違えば、にこりと微笑んだだろう。
>>84。艶やかな赤と白の薔薇。
その中で、深くうねる夜色]
あなた、欠けているね。
[前触れもなく、にこにこと微笑みながら、いきなり話し掛ける。
アナスタシアに示されれば席へつき、そうでなければ立ったまま]
あなたの魂は、半分しか無いね。
残りの半分は、どこへ行ったのかな?
[アナスタシアに許可も取らず、紅茶用の砂糖の壷を開け、角砂糖を噛った。
眷属が居れば、お菓子が欲しいと頼む]
[アナスタシアの闇色の瞳。
艶やかな瞳に映る、少女の姿。
何が楽しいのか、ふふと笑う]
血を吸った薔薇は、焔で焼かないとね。
[紅の中に堕ちる緋。
炎と薔薇は、先程のアナスタシアの独白と同じ物。
不吉な薔薇は、浄化の焔で焼き尽くすもの]
お姉さんは、黒い薔薇みたいだね。
赤い血を吸った、白い薔薇。
なのに半分欠けているから、赤くなれずに黒くなってしまったの。
半分と出会えたら、紅くなれる。
[死ななければ、眷属とならなければ、半身とは会えない。
少女がダニールをしっかり見る機会が有れば、アナスタシアの半身と気付くだろうか。
半身と出会ったアナスタシアの紅は、血か、焔か――**]
[一年前、吸血鬼狩りに来た人間が居た。
彼の者が狙うは吸血鬼の始祖である存在であっただろう。
だが、その争いに巻き込まれ命を落とした人の子が居る。
美しく、無垢な魂を持つ娘だった。
彼女は可愛い妹が居るのだと幸せそうに語っていた。
城主は彼女を眷属にせぬまま愛で庇護下に置いた。
眷属にしなかった事を悔いたのは彼女の命が絶たれてから――。
彼女の面影を残すその妹が此処に来たとは未だ知らぬまま
城主は喪った人の子に想いを馳せ吐息を零す]
―回想/礼拝堂―
[堕ちきらぬ囚われの小鳥>>0:220が礼拝堂に在る。
麗しく囀る声は甘く馨り人であれば酔いもしようが
自らの毒に苛まれるモノがないように城主にとって其れは毒ではない。
ラビという名の娘の啼き声が城主を誘い悦ばせる]
――…あれは来ないよ。待っても来れるはずが無い。
既に、堕ちてしまったのだから、ね。
拒み続けているのはキミだけ――…
[彼女の師がどうなったかを詳しく語る心算はない。
娘の零した涙>>0:231が頬を伝い城主の手へと落ちた。
熱い吐息の気配に恍惚とした表情が薄く浮かぶ]
もっと啼いて、私を、愉しませて――
[我が名を紡ぐ彼女が折れる日は来るだろうか。
どちらにせよ城主は其れを愉しむだけ。
彼女に望むはただ一つきりなのだから**]
[それは一瞬の間かもしれない。
あるいは、一刻かもしれない。
どちらにせよ、ダニールがピアノの音から意識を外していたことに、変わりはなかった]
ナースチャ。ナースチャでしょう?
[音楽室の壁から顔だけを除かせたとき、すでに彼女の姿はなかったのである]
……あれぇ。
別にいいよ、いざとなったらすぐ会えるんだし。
[負け惜しみのような独り言を漏らすと、妹が弾いていたであろうピアノの前へ]
……懐かしい。
[同じような台詞を吐く]
ここに囚われてからは、さっぱり弾いてないですからね。
[それでも暗譜していた出だしの形に、白い両手をかざす。
手首を柔らかくしならせ、鍵盤に重さをかけようとして――やめた]
ここにあの子がいるということは、
あの子も囚われてしまうかもしれない?
わたしみたいに。
[わずかに眉を顰めて、しかし次の瞬間には元の表情に戻った。
そのまま、ふっと消える**]
――ええ、勿論ですとも。
[カチューシャを彼女の望む通り、南の塔へと案内し。
一礼ののち、その場を辞する>>54。]
[そうして僕が次に向かったのは、別の扉の前。]
ナティア様。
御召し物をお持ち致しました。
[もう、部屋へと戻っている頃>>62だろう。
扉を叩き、返事を待つ。]
[用意したのは、真紅と純白の薔薇をあしらったドレス。
それは不思議なことに、華奢な彼女の身体を
ぴったりと包むだろうけれど。
お気に召さないようであれば、そのまま持ち帰る心算で。**]
――本塔1F/大広間――
[人懐っこそうに話しかけてくる青年>>6に対して、眷属然としている男はひたすら無言。青年の勘違いを訂正する気もないようだ。
それから彼がお辞儀をすると、こちらも一礼を返した]
……
[こうして眷属にも「普通の人間と変わらぬ様に」接してくれることは、長い時を経て様々なことを諦めてしまった男には厄介な物としか映らなかったので、青年が目を離している隙に、ここから消えることにした]
――本塔4F/廊下――
[表情に少しだけ苦い物を浮かべて一言だけ呟く。
青年は様々な勘違いをしたけれど、それでも最後に言おうとしたことだけは的を射ていた]
俺は――、囚われてなどいませんよ。
[ただ、男がそれを認めようとしないだけで]
[とりあえず迷い込んだと思しきアリョールという名の亡霊のことを伝えようかと、主の部屋を目指した。
そうして、主と青年が話しているのをかすかに聞いた]
……
[青年の口から「礼拝堂」という言葉が出る>>81と、わずかに顔をしかめた]
[…した、けれど。]
……、……。
[受けとったドレスのデザインを見て、一瞬固まった。]
[庭のそれ、そのままのような深紅と真白。]
[しかし気にしすぎだと首を振って、再び笑顔を見せた。]
ほんっとーに、ありがとうございます!
[ぎゅうと抱きしめるようにドレスを抱え、ペこりと頭を下げた。]
[それから。]
ドレスっ!すごーい!
[抱きしめたままきゃあ、とベッドにダイブしてころころと。]
[けれどもすぐにはっとして立ち上がる。]
[サイズが合わず切ない結果になりはしないだろうか?]
[着てみよう、と恐る恐る着替えを始めた。]
えっ…これ、すごい、ぴったり…。
[薔薇のドレスは身体に合わせて仕立てたかのようで。]
[肌に吸い付くようだ、と感じた。]
ふふ、うふふっ。
[姿見の前で楽しそうにくるくると回る。]
[衿元で、本物そっくりの深紅と真白のコサージュがふわり、*ふわり。*]
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