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[許しの声が下る。
妖艶な魔力は故意に隠されたか、ギラつくこともなく。
今、そこに見えるのは女ひとりの肩で政務を担わんと孤軍奮闘する健気な女性の像のみ。]
ご厚意、感謝いたします。
わたしは皇帝陛下にお頼みし、故郷に秩序を取り戻したいと考えています。
陛下に奏上する訴状を作成し、ご裁断を仰ぐ間、こちらに逗留させていただきたく。
[簡潔に告げながら立ち上がる。
此方に向けられたたおやかな指に──結婚指輪の有無を確認せんと視線を留めつつ。]
こちにらも噂は伝わっておりましょう。
支配者階級を打倒しようという「革命」
城下をよく知らぬ者が申し上げる無礼は承知の上で、あなたも革命にお備えあそばしますよう、ご忠告いたします。
どうか思い出してください。
──絶望へと追いつめられた人間は、容易に狂います。
[はからずもそれは、吸血鬼に追いつめられた人間の逆襲と変わることなく。]
[ユーリーが佇まいを正せば
差し伸べた手は漆黒のドレスの前で重ねられる。
その手にあるのは紅玉の指輪であるが嵌められるのは左の中指。
既婚である示しは無く伴侶は居ない事が知れよう]
もっと難しい事をお願いされるのかと思ったわ。
[彼の言葉遣いは由緒正しい出であると如実に語る。
小さくそんな感想を零して了承の頷きを向けた]
御苦労された事でしょう。
此処で疲れを癒し再興の為のお力を蓄えて。
私にはさして力はありませんが――…
出来うることであれば助力は厭いません。
[彼の望みに興味はないが
どのような道を辿るかには興味が湧いた。
労るような言葉を掛けて淡く微笑む。
――魔の証ともいえる甘い薫香はいつの間にかなりを潜めていた]
――…「革命」への備え。
[ユーリーの語る革命に微かに肩を震わせる。
それはあたかも「革命」という人間の力に怯えるかのよう。
近隣の村は生贄を差し出すほど従順ではあるが
何時、人間が牙を向くかは分からない。
多勢を制すには骨が折れることは確かで]
ご忠告痛み入ります。
そう、……用心するにこした事はないもの、ね。
[案じるかのように伏せられた睫が頬に長い影を落とす。
ユーリーの言葉を心にとめるかのように頷いて、彼を見上げた]
[それは、今から数年前のことだったか。
仕事の都合で生家を離れてから、半年ほど経ったある日。
一通の招待状を手に、男は姿を消した。
最後に見かけた人の話によれば、彼はこう言って笑っていたという。
『ちょっと、“城”まで』]
[手紙を火にくべた。―あっと言う間に燃え上がる――。
もしもそこに誰かがいたら、燃え上がる火の中で
このような言葉の端が見えたかもしれない]
”お前の宿命――りの力――道ならぬ―魅入られた魂―
―――当家の―――
―浄化――奴らに――気取られるな―
――清らか―乙女であれ―”
[イライダの応え、そして示された寛大さと不安の仕草に、
もっと…望んでもいいのだろうかと、
イライダに「出来うること」を思えば血が熱くなる。
だが、口にしたのはささやかな希望のみ。]
ならば、二人きりのときはあなたのことを、イライダと呼ぶことをお許しください。
そして、わたしのことも尊称など抜きにして呼んでほしい。
──ユーリと。
それと、礼拝堂へ出入りしてもよろしいか?
父母の死を悼み、我が身の罪を…
――見つめるために。
[言葉よりも多弁な眼差しは、銀の髪に縁取られた貌に据えられ。
許諾を得られたならば、それを期に暇を告げてイライダを解放するつもり。**]
[そこには城主とおぼしき美しい女性と青年が何事か話していた。
―彼女の蠱惑的な美しさに圧倒される。]
何か、取り込み中のようだわ。
もう少し後でお伺いしましょう**
[人と戯れている間は退屈を忘れる事が出来た。
ユーリーの望みに寛容であるのも一種の気紛れではあるが
見目麗しく志の高い男は個として興味を誘う。
ささやかなる望みに浮かべる笑みに微かに滲む魔性の気配。
蠱惑な眼差しを向けて]
私もそう呼んで貰える方が嬉しいわ、ユーリ。
[礼拝堂への出入りには微かに悩むような間が空いた。
そうするに相応しい場所でないことを城主は知っている。
捉えた小鳥の姿が一瞬浮かぶが出会い知るのも良いかと思い]
貴方がそれを望むのであれば――…
[控えめな承諾の言葉を告げて、
暇を請う彼に静かに腰を折り見送る態を見せた]
― 四阿 ―
[速やかに供された紅茶の、カップの縁を撫でる。
赤が好きだと言った娘の後ろ姿は城へと消えたか]
そんなに好きなら、この薔薇園に火を放ってみましょうか……美しく赫くかしら。
[さぞや赤かろうと、苛烈な衝動を薄い瞼の皮膚で覆って、薔薇と混じる紅茶の薫を暫し楽しんだ]
いいわ…美味しい。
[添えられたプリャニキ(お茶菓子)を割って、小さな欠片を口許に運ぶ。指についた薔薇の雫と、蜜の甘みが蕩けて滴るようだった**]
――回想――
[ピアノの音が響き渡る城内。本当に、たくさんの人がいた。
何故かあちこちに自己紹介をする黒髪の男性を見る。>>115]
(あの人も、嫌われているんだね)
[彼が亡霊で、相手には視えていないのだとはつゆも思わず。
足が無い女性は、さすがに亡霊だと解る。>>172。こちらは青年と会話。
アリョールの顔をよく見れば、見覚えが有ると思い出せたかもしれない。
忌み子と呼ばれた、リディヤの――。
少女にとって、生者も死者も変わらない。
視えるものにとって、それは普通の他人にすぎない。
ただし少女は人間。見えるだけ、触れられない。
話し掛ける事も無く、少女はゆるりと微笑みながら、城内を歩く]
[そこぞの亡霊か眷属に、部屋を見繕ってもらう。
どこでも良い、と言ったら、南塔の中程の子供部屋を与えられた。
小ぶりなベッドと、大量の玩具。
かつては子供も住んでいたのかもしれない。
生贄の少女に、荷物は無い。
着せられた赤いケープは、人柱に相応しい豪華な縫製。
そして、気休め程度と渡されたロザリオ。
ロザリオを投げるように渡し、家の扉を閉めた両親。
その顔は、安堵だった]
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