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[さんざん転ぶわ躓くわしたものの、どうにか青年の倒れたところにたどり着いた。]
うーん、ここは……雷光に頼んだほうがいいのかな、やっぱり。
[懐から、小さな巾着袋を取り出す。中を探って出してきたのが金色の珠。]
じゃ、行くよ、雷光。
[目を閉じて珠を額に押し当てる。一瞬珠はその金色の輝きを増したように見えた。
再び開いた瞳には、それまでなかった金色の光が宿っている。娘らしからぬしぐさで首をボキボキと鳴らし、足元の青年を見やると]
ほう、この兄ちゃんをどっかに運ぶんか。わしにはおやすい御用やけど。
[やはり娘らしからぬ物言い。声音すら、それまでに比べてかなり野太いものになっている。青年を肩に担ぎかけて、ふと自分を伺う気配らしきものに気づき]
そこにいてんのは誰や?
[気配の方に声を投げた]
[少女の変貌に僅か驚くが、すぐに気を持ち直し]
(追手では……無いか)
[追手にしてはその匂いがしない]
(障害になりそうならば、殺して──)
[そこまで考えたところで苦笑。木陰から少女の前へと一歩]
(それが嫌で逃げ出したんじゃないか、私は)
誰だ、と言われてもどう答えれば良いのやら。
通りすがっただけの旅人だ。お前は?
[旅人というには些か草臥れ過ぎたこの形では
説得力に欠けるなと考えながら、
少女の姿をした者に問い返した]
[現れた少女に、逆に自分のことを問われ、いささか困った様子]
『……はて、お前ちゅうんは、芹菜の事やろか、それともわしの事かいな?ま、ええわ』
あー、あんさんと同じく通りすがりみたいなもんや。たぶん、ここで寝とる兄ちゃんも、な。
[とりあえずは、どちらにも当てはまる事を言っておく。
目の前の少女に頼るまでもなかろうと、言い終えてから、青年を担ぎ上げ、歩き出した]
どこぞの屋根の下にいこうかと思うてるけど、あんさんはどうする?
[よければ一緒に来い、と告げると、手当てのできそうなところを探して歩き続けた]
[少女が青年を担ぎ上げるのを待ち、うなずく]
ああ、ではついて行かせてもらおう。
手伝う必要はなさそうだな。……ソレは、お前の知り合いか?
[少女にいとも簡単に運ばれる青年を顎で示しながら問う]
[担いだ青年について問われ]
いや、そこに寝とったのを芹菜が見つけてな。そのまま転がしとくわけにもいかんと思うたんやろ。
ま、久々に表に出られたから、わしにとってはありがたいけどな。
[モノ扱いされる青年がちと気の毒にもなり、苦笑しつつ答えを返す。]
『……せやけどこの娘、わしが芹菜についてるのを見てもさほど驚いてもおらん。
なかなか肝は据わってるようやが、……何者やろ?』
(変わった言い回しをする娘だな)
芹菜……お前の連れか。
[一人で合点し、再び青年を見遣る]
この男、酷い傷だ。
さて、何をすればここまで痛めつけられるのやら。
[指先で撫でるように傷を辿り]
[少女の様子には気づきもしない]
[連れの少女の勘違いには気づいたものの、説明するのもとりあえず面倒なので、その事には触れることなく]
ま、確かにこっぴどくやられとるな。屋根のあるところで、見つかるなら、なにやら飲み食いさせたほうが……
あそこなんかどうやろな。
[視野に入ってきたのは、古ぼけた小屋。敷地の中には、畑や井戸がある模様。]
[少女の言葉に頷く]
無人のようだ。丁度良い。
[先行し、扉を開ける]
[簡素なつくりの内部は、言葉の通り無人]
[喉が渇いたと水がめを覗けば、その中は乾いていた]
[扉が開けられた事をいい事にずかずかと中に入る。
土間を通り、上がり口に青年を横たえると、少女に声をかけようとして]
あー、そういうたら、名前聞いてへんかったわな。よかったら教えといてくれるやろか?
[今更な事をたずねた。]
ああ、そういえば名乗っていなかったな。
私は「シャーロット」と言う。
……水を汲んでこよう。
その男には必要だろう。私にもな。
[手近な桶を拾い上げると、表の井戸へと*向かった*]
[「シャーロット」の姿が外に消えたのを見て、再度首をバキバキと鳴らす。]
さて、と。もうちょっとわしがおらんと何かとまずそうではあるな……。
[自分も上がりこむと、荷物からなにやら膏薬らしき物を取り出し、自分の手足に塗りつけている。さらには首筋から、着物に隠れた胴体、肩、腰などにも。
塗り終えたと思しい頃に丁度シャーロットが汲んできてくれた水を分けてもらうと、青年の傷口を濡らした布切れで拭き、やはり荷物から出した傷薬らしきものを塗った。]
ふう、ま、こんなもんやろ。後は芹菜、頼んだぞ。
[言うと、瞳に宿っていた金色の光がすぅっと抜けた。]
裂光、ありがと。
……う、あいたたたた。
[身動きしようとして、思いっきり顔をしかめて蹲る。声や仕草は、すっかり年相応のものに戻っていた。]
ずいぶんと準備のいいことだな。
[てきぱきと応急処置をする様子を眺めつつ水を口に運ぶ]
[そうする間に、少女は様子を一変させ]
…………?
おい、どうした。
[とたんに苦痛に顔を顰めた少女へ跪き声をかける]
[少女は切れ切れに事情を話し──気を失った]
[戸惑った表情でそれを見詰め]
ヨリマシ、とはねえ。奇妙な業を見せてくれる。
[ふと微笑み、芹菜と名乗った少女を男の隣に寝かせ一息]
いずれにせよ食事が必要だな。
[田畑は実ってはいたがしかし]
……流石に生では…無理だろうな。
探してくるしかないか。
[しばらくは起きる気配もないことを確認し、小屋を後にした]
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