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永遠の旅人 エーテル に 3人が投票した。
沈黙の カチューシャ に 2人が投票した。
永遠の旅人 エーテル は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
現在の生存者は、沈黙の カチューシャ、放蕩息子 ベルナルト、医者の娘 ナタリー、陽気な女将 サンドラ の 4 名。
[ジョーカーが踏みつけた女の事が切れる。]
踏むなんて無粋だなぁ、っていうかもったいね。
あの女はアルコール依存症っぽかったから、肉は旨かったろう。
[やっぱり狼だった。]
ん……
[なにやらふわふわとかけられて、そのまま抱き上げられる。このままで大丈夫と言おうとしたけれど、幸せなのでされるに任せてみた。]
ロラン…お前、
本当に可愛い奴だな。
[一連、それでもついてきてくれるその人が愛しくないわけがなくて。
そのまま近寄ると問答無用に抱き寄せようとしたけど…。]
ん?起きたかな。
[サーシャの声がしたので、また振り向いた。]
看てやっとけよ。
生きてる時もだいぶ酷い目にあったんだろう、こいつ。
[さっきのサーシャの様子を知らないわけはなくて…。]
それに笑ったほうがこいつも可愛いや。
まぁ、遠くにはいかねぇから…。
ただ、人間から怒られたら、ちょっと見えないところにいっとくよ。
[長い日陰生活を表すようなことを言った。]
[気付けば、ギルベルトがハーレムだと思ったが、別段羨ましいとは思えなかった……]
>エーテル
[この場に現れた彼女を見遣る]
よぉ
>シュテ
あぁ、何か違和感あると思ったら。カメラがねーのか。
[珈琲をはふなふさせながら飲み干した]
ん〜、美味しかった!
ねぇアナスタシア、もう一杯。
あ、でもなんで珈琲なん?
[サーシャが起きたその時は]
サーシャ、サーシャ。
ちょっと生前の誓いを果たさせて。
[正面から抱き締めて背中を叩き、牙を立てる代わりに頬にキス…しようとした]
[ダニールの飲み干した紅茶のカップを片付けていると、またひとつ、愛しい人の魂を追うように此方にやってきた女性の魂を感じた。]
嗚呼――……貴女、も。
お疲れ様。
[エーテルの為に、新しく湯を沸かし始める。
と、空になった珈琲のカップ。
ユーリーの疑問には微笑んで。]
何となく、かしら。
珈琲党の気がしたのと、そうね、アルコールでゆっくり眠った方が良いのじゃないかと思ったの。
皆と同じ様に紅茶で良ければ淹れるわね。
[賢者は、結局量産されてしまった死体の事を想っていた。この食堂車の中だけで、それは四つ在る。]
この列車には……人狼の肩を持つ奴が多過ぎた。そうは想わないかい、サンドラ。そしてベルナルト。
[おさらいをする教師のような口調で、言葉を紡いで行く。]
イヴァンを殺し、おおかみさまおおかみさまと鳴く献身的な狂人、サーシャ。
愛だとか云う不合理な感情に惑わされて、自らの敵を倒そうとせず、理解し合おうと願ったロラン。
自らの役目を忘れ、たった一夜の恋に狂った女、エーテル。
そんなだから、頭の悪い人狼達に好き放題を許してしまうんだよ。
全く、面白く無い。
そう、人狼は人狼で、救い様が無い程頭の悪い連中だったな?
[羊さんと左手を横に広げ、やれやれ、と云うジェスチャー。]
今まで何十人も殺し、喰っておいて、この列車内でもとても美味しそうにラビを食べておいて、ロランだけは喰おうとせず、ユーリーから守ろうとさえしたミハイル。
恋に狂ってしまったのかね? ロランの優しさに触れ、愛に目覚めた―――のだとしたら、滑稽だ。
あいつが今まで容赦無く殺し、喰って来た連中にも、ロラン以上に優しかった人間は居ただろう。そしてロランよりも若かった頃が在り、恋をして、それから家族を作り、愛を深めて行き、穏やかな余生を過ごそうと頑張っていただろうにね。そして、人狼で在るミハイルは、それらを踏みにじり続けて来たのにな?
それだけの事をしてきて突然あれだよ、ナタリー。
全く、救い様が無い。
……あるいは、
シャノアールの想像の中の私くらいの方が
“かわいい”か?
[ふつり、と沸いたものに無表情になりながら、
ミハイルに小さく問いかけて。
ぺたり、サーシャの額に冷たい白い手を押し当てた]
ユーリーに至っては……本当、見境が無かったな。
あの自分本位さは、或る意味で人狼にはぴったりだったが。
[転がるユーリーの死体へと目を遣り]
シュテファンを殺し、ダニールを殺し……そしてエーテルを自分の仲間にしようと。「狂人」にしようと思ってたら、何だか失敗して。自分のモノに為らないなら、血肉として自分そのものにしようとしていた。
まあ、立派な人狼だったと云えるが……野性の狼はね、自らの仲間にまで手を掛けようとはしないものだよ。そもそも野性の狼は、あれでいて人類の害獣等を始末してくれる、益獣だから―――人狼とは、似ても似つかない生き物なのだが。あ。
[何かを思い出したかのように、ユーリーの死体へと近付き。ごそごそとポケットを漁る]
[そしてトランプを一組取り出して、羊さんと一緒にそれを開封して行く。]
挙げ句、確か……列車を爆破して、後続車両と切り離そうとか考えてやがったな。爆薬は、多分ユーリーの部屋か。
少し考えれば解りそうな事だが、その爆破の衝撃で脱輪したら、運転手も乗客も人狼もみんな死ぬだろうね。立派な列車事故だ。
あいつは本当に―――考え無しだったな。欲望に素直と云うか。「エーテルを助けろ、助けられなかったらお前を殺す!」とかナタリーに云ってたし。そりゃあ、裏切られる。そんな男を信じてついていく女なんて居ないよ。
あ、エーテルが居たか。
[苦笑して、エーテルの死体の方を視線を動かした。]
処でサンドラ、どうして私が、こんな事をペラペラと喋っていると思うかい?
[デックから、一枚ずつカードを選び、取って行く。]
冥土の土産? 強者の余裕?
それは違う。私はお前を殺す積もりは無いし、その気になれば、素手でさえ殺せてしまう程にか弱いよ。
[選ばれたカードは、スペードのA。クラブのA。スペードの8。クラブの8。そして、ハートの3。]
物語には、語り手が必要だと。
そう、思っているからだよ。
こんな悲惨な事件。こんな惨たらしい物語。
誰かが語り継いでやらないと、可哀想だろう?
悪いのは全て、人狼でした―――ってね。
[全てを表向きにし、ユーリーの傍へ扇形に並べた。残ったカードは、ひとまとめにしてテーブルの上へ。]
[ナタリーの状況説明に>>24>>25を聞けば]
エーテルは自分でナイフを使ったのかよ。
あいつらの間に何があったのかは知らなかったし初耳だけど、
…何てーか、そんなもんかね………
[信じる物愛する者の為に命を投げ出したと聞けば聞こえはいいが。
思慮深そうな者でも、愛が絡めば狂うと言うのか。
大して思慮深くもなく、自分の為に狂った己には否定も肯定もし難い、と嘆息する。]
ナタリーは盲目的に付き従ってた訳じゃねえのな。
理屈に合わない…筋の通らない命令なんざ潰してやっていいと思うぜ。
[撃った理由を聞けば、感情の籠らぬ声でそれだけ口にする。どこかに獣の痕跡が残ってでもいれば、複雑な表情で見詰めるだろう。]
とはいえ……二等車両に救急箱を取りに来るまで、俺はあいつを人間だと思っていたんだがな。
[これで全員。問いへの返答のような彼女の頷き>>26にも、頷きを返した。銃を拾い上げたのは、彼女がシャノアールに声を掛けている間のこと。]
[食堂車の適当な位置に座ろうとしたところで、シャノアールに呼びかけられる。>>0]
…人狼事件に関わった奴が多い割には、結局人狼側に有利に働いちまう条件が揃ってた……とは思う。
俺含め混乱してんのも多かったし、無理もないが……
[事実、前の事件の呪縛から未だ逃れられていない者も居た。
「仲間」の話に耳を傾けつつ、シャノアールが並べていくカードを見詰めている。――5枚。
爆破だとか物騒な単語まで飛び出せば、苦笑が浮いた。
サンドラを生かす目的に話が及べば、もう一度彼女へと視線を据えた。]
[小さな、頼りなげな少女の形をした何かが、囀っている。
小鳥のように。
本来、その年頃の少女はそうした物なのであろうが。
しかしその声音は、その歌は、限りなく冷たく昏い。
聴きたくない、そう思いながらもつい聴き入ってしまう、相反する現象が彼の中で起こっていた。
そうしてもたらされた情報が、かっ、と彼の頬に血を滾らせ、自分でも気づいていなかった感情に囚われる。
それは「殺意」か。
しかしやり場のない、どうする事もできない無力感に苛まれてただ硬く、拳を握る。]
(いや、しかし―。
確か―、そう、あの人は、「また来世があるわ」と微笑んだ。)
[ふ、記憶の片隅に一つの希望を見つけ出して、胸にしらじらと、夜明けのように光が差すのを感じる。
そして、同じように無表情に佇むロランを見詰めた。]
驕り。
その通りですよ。
いつまでも、彼女の運が続く訳はありません。
我々人間だって、馬鹿じゃあありませんよ。
[彼女が奪い去って行った物、それでも奪う事ができなかった物を思って重く頷いた。]
>>2 ふむ、僕を殺した実行犯はあなたでしたか。
>>+4 「ねーのか」…って。
て、ことはあなたが僕のライカを壊したんじゃあありませんか!!
[と、色めき立つが、全く緊張感のない相手に、ふっ、と馬鹿らしくなって黙った。]**
[うとうとと。こちらに来てからというもの青年はよく眠っている。
暴力も悲しみも届かない世界で。微睡むように。
ふと、額に優しい何かが触れて。夢の中で、幸せそうに笑った。]
――少し後――
[微睡みからさめてベッドを抜け出す。恋人たちが何をしているかは知らないけれど、邪魔をしないようそーっとそーっと。
みんなのところに戻ってみれば人が増えていて。]
……ぇ!?
[ユーリーにお疲れ様を言おうとしたら、いきなり抱きしめられて硬直した。]
……!!!
[たっぷり10秒後。手よりも先に足が出たか。**]
[「良かったな」と此方に送った本人に言われるのは、中々に複雑な物だな、と胸中で呟きを落とす。
言葉通りに良い事だと思っているのか、厭味か皮肉のつもりなのか、はたまた単なる社交辞令なのか。
彼の様子からは判別が付きかねぬ]
………………。
[そもそも此方も、彼を息子と取り違えて非常にみっともない所を見せた自覚は大いにある。
正気に戻ってみれば(死んでいるけれど)、39個くらい穴を掘って埋まっても足りない程の羞恥を抱えてもいる]
[そんな感情がないまぜになった表情を、傍目にはそれと分からない程度に動かして]
――――……ん。
[否とも応とも返せず、曖昧な相槌を一つ打つ]
[生者の間では、今も剣呑な空気が立ち込めたまま]
[エーテルを踏み付けにしたカチューシャの小さな足には、彼女から流された紅が散っている。
幼げな容姿と裏腹に、大人びた口調に低い響きな声]
……シャノアール。
[ベルナルトから、そう呼ばれていた幼子。
では此方で生者を見詰め続けているシャノアールはシャノアール自身では無く、彼処に居る少女が彼女なのだろう。
其れがどういった原理に因るものかは、己に与えられた死の刻限が合わず知らぬまま、想像もつなかなったけれど]
[それでも彼女の『中身』に厭な物を感じるのは、己の能力故か、死者故か]
[観劇者が語り出す。
舞台に上がった役者達の振る舞いを、観劇者の立場から]
[全てを見通し見下し、嘲り、批評するかのような声音]
…………悪趣味なことだ。
[嫌悪を露に、息を吐く]
人も――獣、も。
……そんなに単純なものでは、ないよ。
[つい先刻口にした己の言葉はさて置いて。
ロランとシュテファンの言葉それぞれに、同意を籠めて頷いた]
[...が縛られていたスカーフがはらりと腕から落ちた。縛られている振りはもう必要なさそうだ。
体がガチガチだ。椅子からゆっくり立ち上がると、ナタリーが淹れてくれた茶に手をつける。やはり緊張しているのだろう、熱さがさっぱりわからない]
[そして様子が変わったカチューシャに驚いた]
・・・・・・・あんた、あんたもなのかい。
ツーペア、か。
[少女が選んだ5枚のカードには役が出来ている、
並んだそれに何かしら意味はあるのだろうか。]
しかし、優しさに触れ愛に目覚めるとは……、
彼女はよほど、君と私を陳腐なメロドラマの主役にしたいらしい。
……いささか目が曇りすぎではないだろうか。
[なんとなくミハイルに同室を迫っていた、
あの時の女の姿を思い出してみれば]
……君は、身に覚えはないか?
[ちらり、問いかけてみたりして]
[解き放たれたサンドラは緊張した面持ちだ、
一晩の列車に乗り合わせた、それだけのことで、
さしてゆかりがあるわけでもない。
けれど生きてほしいと思う。
そして、――どうにかあれを止めてほしい、とも]
もはや何も為せぬ身だというのに、
死人とは身勝手なものだな。
[呟けば目を閉じて、ぽふり寝台に横たわる]
>>8
何が、「も」なのかは知らないが……。
私やナタリーは、別にお前を取って喰おうとは思って無いぞ?
[その様子を、面白そうに。愉しそうに。]
[これからどうするのかと問うナタリー>>8:26の声を聞きながら]
………ん。
サンドラは語り手、として。
[シャノアールは彼女をどうするのだろうか。護衛というわけでもあるまい。
ふと浮かんだ疑問を口にすることはなく、曇った窓の水滴を右手で拭き落とした。
現状の生存者4人と、死者が4人――窓硝子に描き出される異様な光景が、雪景色と重なった。]
[サンドラが椅子から立ち上がる。
解いたのか解けたのかは分からないが、開放された彼女に二人が何も言わないところを見ると、構わないのだろう。
驚きの声を上げるサンドラに告げる。]
心配しなくていーぜ。
喰わないってことに関しては、コイツの言ってるのは本当だ。多分だけど、な。
到着したら………
………、
到着して「お前の事情を手伝ったら」、
無事に残ったモンは開放してやる、ってことで良いんだろ? 契約はよ。
[シャノアールを見る。
ナタリーがどうするかは分からないが、生き残るのは、サンドラと、そして、カチューシャと。
カチューシャの身体が致死毒に冒されていることを、男は知らない。]
>>11
ちゃんとお前が、汚れ仕事をしてくれたらな?
汚れた王子様と、血塗られたお姫様。
それはとても愉しそうで―――ゾクゾクするね。
[ベルナルトは気付いているだろうか。本来なら少女の躰は、声も出せない程に傷ついていた事を。腕も足も、癒えない酷い傷跡が在った事を。きっと、文字通り―――その躰だけは、綺麗に帰って来るのだろう。しかしその忌まわしい記憶に、果たして本来の少女が耐えられるかどうか。]
>>6
そうね、どちらかというと成り行きで…だったから。
[この列車に乗ってから気づいたのだ。
彼にもらった力が、狼達と会話できることだったなんて。]
盲目的…普通はそうなのかしら?サーシャみたいな?
[でも、サーシャも最終的にはロランに執着した。]
もしかしたら、ユーリーの側には盲目的な狂人しかいなかったのかもね。
それで、私の態度に納得いかなかったのかしら…?
[それが事実だったとしても、どうしようもないが。
潰してやっていい。感情の籠もらぬ声だったけれど、]
…“人”に肯定されるとホッとするわね。
[そう言って頬を綻ばせた。もしかしてこの人も理不尽な命令に
振り回されたことがあるのかな、とふと思ったが、
カチューシャに話しかけようとベルナルトから視線を外した。]
[>>9のカチューシャを忌々しそうに見る]
人間でない存在・・・・・・それは確かだろ?
まったくたいしたもんだ。騙されたさ。
[それから...は>>11ベルナルトを警戒するかのように見た。カチューシャ(シャノアール?)の事情に精通しているような彼を、ナタリーのような人間かどうか、判断しきれなかったのだ]
契約・・・・・?
[なんのことだろうと思いつつ、夜明けが近い空の色と、列車の減速の気配を敏感に感じ取るために、足先に力を入れた]
>>16
私は―――人間だよ。
多分ね。
少々人でなしかも知れないが。
ダニールやアナスタシアだって、人間だったろう?
世界には、賢者も居れば魔法使いも居て。
人狼や妖魔が居て。占い師や霊能者が居たりなんかして。
昔々から、そう云う風に回っているのさ。
[不思議そうな顔をするサンドラに]
人間なら、誰彼構わず見境無く食べてしまうような、そんな男には出来無い、繊細な繊細なお仕事が在るのさ。
>>17
云ってた云ってた。
私としては、より安全に脱出出来るのであれば、どちらの味方をしても良かったのだけれどね?
[ナタリーの方へと振り返り]
人狼は、囁きと呼ばれる会話手段を持つが、狼のように鳴く事も出来無いお前にどうしてそれが出来たのか。
考えた事は在るかい?
[今未だ生を持つ彼女は、幸いなのだろうか、不幸なのだろうか]
[己があの場に居たとしても、何も出来いかもしれない。
否、何も出来ない可能性の方が高い]
[――それでも]
[自分があの場に居られない事は、酷く不幸な事に思えた]
>>21
私が思うに、あれは通信系の魔法だよ。
周波数を定めて、特定の相手だけと話す。
詰まる処魔法なんてモノは、理性と論理と法則に過ぎないからね。
[ふと、辺りを見回し]
こんな大きな鉄の塊が動くのも、昔の人間にとっては魔法でしか無いだろう。これを作った技術者達も、魔法使いと云い換える事が出来る。
お前には、技術者とはまた違った……魔法使いの才能が在るよ。
それをどうするかは、お前の勝手だがね。
生きてるうちが花なんですよねぇ。
死んで花実が咲くものか、とかも言いますねぇ。
この言い回し、どっちか片方でいいんじゃありませんかねぇ。
どう思いますか。
[やきもきと、せかせか歩き回りながらどうでも良い事を言っている。]
逃げて逃げて、最後にカウンター>>6:69 、ですよねぇ。
それでいいんです、あなたの作戦は間違っていないんですよ…!
[口惜しげに、自分を卑下するとも取れる言葉を漏らすサンドラに、聞こえるはずもないのに声援を送る。
とにかく生きて―、朝を迎えることに意味があるのだから。]
俺は無駄撃ちはしない主義なんだがな。
[シャノアールの返事>>12に眉を顰める。
立場が弱いのは此方だ、今は余計なことは言わない方が良いだろう。]
王子ぃ?
…俺はそういう役どころじゃあない。
やること終わらせて、どっかで野垂れ死ぬのが似合いだよ。
[会う心算はないことを暗に告げる。]
だが、あいつはこんな所で消えちまっていい筈が…ない。
[言いつつ、表情は徐々に翳る。
二等車で契約を交わした瞬間から、ずっと付き纏う違和感。
本当にそれが正しいのかと。
間違っているのは自分の方ではないかと。]
[そうして、サンドラに向き直る。
自分を見る目に警戒の色を捉えると、苦い笑みを浮かべた。]
そう、契約だ。
残念ながら、今のコイツの中身と……あ、いや。
……なあ、サンドラ。頼みがある。
北に着いて暫くしたら、カチューシャを任せても構わないか?
[意味の通らない話に、サンドラは怪訝に思うだろうか。
サンドラは元より、ナタリーもシャノアールの正体を知っているとは限らない。下手な事を言うと逆効果になるかも知れぬと。
どう話したものか、幾度か言葉に詰まり口篭りながら、伝える。]
此処にいるコイツじゃなくて、カチューシャを頼む。
ああ?
[ジョーカーと呼ばれる女が愛だの優しいだの語って、
それに堕ちた馬鹿な男呼ばわりをしている。]
無茶苦茶恥ずかしい言い方だな。
[と、ふと、でも考えてから…。]
――……お前、優しかったっけ?
[生きている時のこと、思い返しつつ…。
またそんなことをロランに言った。]
>>23
それでは、面白く無いなあ。
[そう云う様子は、何処か他人事で。]
まあ、何もかも思い通りになるのであれば、そもそもこんな場所に居ない。
それもまた一興、か。
>>24
カトリーナ・アドリアノヴナ・テレスカヤ。
[ベルナルトの言葉に対し、突然そんな呪文のような言葉を云う。]
特別君に優しくした覚えはないな。
背中に鉛玉を撃ち込むことを優しい、
とでもいうのなら、話は別だが。
[伏せた身体を少しだけ起こして、見上げる]
――……だから、
身に覚えはないか、と問うたのだが。
[どうにも彼を貶める言葉に、
歪んだものを感じるのは過敏というものかも、しれないけれど]
[...は>>17ナタリーを聞いて『それは、煮ても焼いても食えない女ってイヤミかい』とこっそり思ったが、やはりそういう意味ではなく、物理的に彼女は人間なんだと確信する。]
>>18 カチューシャ
基本は人間で、それに特殊能力がついてる、といった感じなんかねえ。自己認識としては。
他者からの認識とは、いささかずれてるかもしれないけどさ。それはお互い様な話か。
>>19 ナタリー
[...は、苦笑して]
生存本能が人一倍強い、というのは褒め言葉になるんかい?
[しかし、一度折れかけたその本能を、エーテルが継ぎなおしてくれたのだが]
一応礼を言っておこうかな。ありがとう。
>>27
余程人間離れしてる連中が、自分を人間だと云って、人狼を迫害する。
そう云うケースも色々在ったようだね?
本当に恐ろしいのは、人狼では無く―――人間の方さ。
[右手の羊を動かして]
そして私は、その恐ろしい人間だよな? メリーさん。
[クスクスと、自分の人形劇に笑った。]
>>24 ベルナルト
一体なにを・・・・・?
[ベルナルトの言ってることは、...にとってはさっぱり要領を得ない。
中身?
こいつでないカチューシャ?
しかし…ベルナルトが戯言で自分を惑わそうとしているようにも見えなくて。
いぶかしげにベルナルトを見る自分に苦笑の表情を見せた、彼のその表情は、どこか諦めを含んでいたようなアナスタシアを思い起こさせられた。]
[なぜ、自分でカチューシャの面倒を見ないのだろう? 多分、自分がわからない理由があるのだろう。
カチューシャは十分しっかりしているようにも見えたが、うなずいてみせた]
・・・・・・・・いいよ。
[自分の勘を信じよう。ベルナルトは、多分、人だろう。]
そりゃあ、期待に沿えそうもなくて悪ぃな。
……汚いモンは近づけたくねーのさ。
[他人事の様なシャノアールの言葉には、自嘲的な笑みを。
執着の割に何処か的外れな、歪んだ拘り。]
生きるために殺してきた。
そして、生かすためにお前さんを殺すのを止めた。
…………?
[呪文のような単語に、怪訝そうな表情を向ける。]
>>30
名前だよ。
この躰の。
カトリーナ・アドリアノヴナ・テレスカヤ。
カチューシャは、愛称。
たった一晩では……名前さえ、理解し合えないのが普通だ。
それなのに……
[視線を、二つの死体へと注ぎ]
下らない。全く、下らないな。
[肝心な所を伝えることが出来ないというのに、サンドラは頷きを返して返してくれる。>>29]
自分が生き残る為に、多くを殺してきた。
他人は頼れないと、大事な物は自分で抱えて来た。
取引でもなし、こんな風に、人に何かを頼むってのは初めてだ。
聞き入れて貰ったのも、な。
……ありがとう。
[心からの礼すらも、稀なこと。頭を下げたのも、恐らくは初めてだろう。
サンドラが自分を人間だと信じた事は分からない。
が、彼女の言葉に嘘は無いだろう。]
フルネーム、か。
そうか、「かちゅーしゃ」としか書かなかったから、ずっとそう呼んでた。
[数時間前、この食堂車に皆が集った時の事を思い出す。
シャノアールが視線を注ぐ先を黙って見詰め、目を逸らした。]
普通は、そうだな。
でも、不思議なことに短時間でそうなる奴らも案外といる。
それこそ何か、魔法でも掛かってんじゃないかって思うぜ。
[「この躰の名前」と口にしたシャノアールにもう一度視線を戻す。
その物言いは微妙な線ではないのだろうか、特に隠す心算はないのかと探るように。]
>>34
どうでも良い事だ。
どうせ、この列車を降りて。一週間もしたら。
二度と会う事は無いだろうからな。
[ふむ、と少し考え。]
ただ、奇妙な縁が在るかも知れないが。
どうでも良い事、だよ。
[>>31カチューシャの言葉が、なぜか胸に響く。
確かに彼女の言うとおり、名前すら知らないで別れる人もいるのに、そのたった一晩で激しい恋に落ちたものがいたのだから。
聞きつけない彼女のその長い本名を...は一度で覚えることは到底できそうになかったが前に立つ男はどうだったろうか。
...はちらっとベルナルトを見た。]
[>>32ナタリーの言葉を聴いて、胸の痞(つか)えがようやく取れたような気がした。
生きていることに罪悪感を持つのは、もう止めようと思う。
思いを振り切るように]
そろそろ、駅かな?
[窓から外を見ると、見るからに寒そうな凍てつく大地が見てとれた]
何を思い過ごしてるんだ?
[いろいろロランがもやもやしてるとは気づいていない。
そして、いつのまにか、サーシャがいなくて、あれ、と言った。まぁ、居眠りしてたわけだが…。]
まぁ、オレは、別にもう、なんでいわれようが構わないが…。
馬鹿は自覚してるし。
今まで何十人も殺して、なのに、お前をなぜか殺す気がなかったのは本当だし。
>ダニール
[よく分からない表情を浮かべているダニールに、思い切り無邪気な笑顔を向けてみた]
>シュテ
あ〜あ〜
…だって、カメラは嫌いなんだよ。魂取られる……
>サーシャ
…ぅぐ…
[前のめり]
[>>33ベルナルトに頭を下げられたことに、不安がよぎる。嫌な予感がして…。
今まで人を頼ることを知らなかったらしい人間が、こんな時に物事を頼むなどということは、重要なことでしかないだろう。
この約束は守りきろう・・・・そう心で誓う]
……シャノアールは。嫌い。
[もう一度、何度でも。]
……人の、考えてることは、変わるよ。
なのに、ずっと同じじゃなきゃダメみたいに。
そんなふうに、単純だって、考えてる方が、頭悪い。
[ぎりぎりぎりぎり。]
[あれ、そんなに痛くなかった…]
いや、まだ夜明けは早いんじゃね…?
……あぁ、俺、即死じゃなくてさ。
エーテルんとこに戻ってから、息絶えたかった…
[置かれたトランプの手札を見て、ぼやいた]
>>37
そうだな。
では―――そろそろ行くか。
[ベルナルトの方へと視線を向け]
降りる準備をしろ。
緊急時とは云え、私もお前も人を一人殺してるんだ。
不必要で歓迎出来無い面倒事は御免でね。
[テーブルの上のデッキからカードを二枚抜き、並べる。それはスペードのジャックと、ジョーカー。歪な形のブラックジャックだ。]
些細なことだ。
気にするな。
[寝台の上はまだちょっとあったかい、のでぬくぬくしつつ。
けれど憮然とした表情は変わらぬまま]
……私は君達があれこれ言われているのは、
なにかこう気分が悪い気がする。
――……?
なんだ、獲物だといっておきながら、
結局わたしを喰う気はなかったのか?
そうか、そんなに食い甲斐がなかったか……
まあこの身体ではな。
[ぺたぺた]
[真っ白な窓の外を眺める。
薄まる闇色は、夜明けが近づいているからだろうか。
片腕で窓を押し開ければ、薄く冷気が吹き込んだ。]
………っ、と。
[ぶるり、と身を震わせて手を離す。
窓は元の位置へと音を立てて戻った。]
………、……!
[はっとして列車内を見回す。
一瞬でも、正常な空気を身に浴びた為だろうか。
余りの臭いが鼻について仕方が無い。
死の臭い、血の臭い、これは――異常な状況ではないか?
いや、異常だ。と心の中で繰り返す。]
ナタリーはどうする?
着いて来るか?
別にお前さんは……取り調べを受けても、何も出て来ないだろうし。
サンドラや運転手達と仲良く取り調べを受けても構わないとは思うが。
下手に逃亡者として覚えられても、面倒だしな。
まあ、任せるよ。
頑張って、幸せになる事だ。ック。
くく……。
[何かが琴線に触れたのか、壺に入ったか。そんな風に、笑った。]
………何か、たった一夜で感覚がおかしいぜ。
死体の山、血の海の中で、何談笑してんだか。
[奇妙な空気の中、笑い出したいような、叫びたいような、おかしな感覚。急に、全身を襲う震え。]
…原因不明の死を遂げた男、急所を一突きで死んだ女、
銃弾に射抜かれた人狼、ナイフで血塗れの男……
列車の前方にも後方にも、10体の死体。
飛び降りた女の死体は此処には、ない。
10体……!?
[何を今更と思うようなことを、ひとつひとつぶつぶつと繰り返す。
サンドラの視線には気づく事が出来ず>>36、降りるぞと声を掛けられても、眉間に皺を寄せたまま。]
アナスタシア。
[とてとてと占い師の方に近づく。この職業の人に敵意を抱かない日が来るなんて思っても見なかった。]
カチューシャ。甘いの、あげたい。
[自分の身体を使われて、落ち込んでいるだろう少女に、なにかお茶を飲ませてあげたいと訴える。]
アナスタシアのお茶、おいしかったから。
[今の青年はおそらく、人生の中で一番素直。]
>>43
一体どうした。
機関室に一つ。
此処に四つ。
私の部屋に三つ。
その隣に一つ。
向こうに一つ。
車外に恐らくは一つ。
車内には、十個の死体だ。
面倒この上無いね?
だから到着と共にさっさと逃げる。
それが、どうかしたか。
[列車は走る。走る。北へ向かって、停まる事も無く]
[この列車が停まる頃には、一体車内は、彼等は、どうなっているのだろう。
そして停まった後には、何が残ると言うのだろう。
そしてこの凄惨な事件の痕跡を以て駅に着いたとして、彼等はどうすると言うのか]
…………どうするのかな。
[少しだけ、変わる問いの形。
沈んだ様子のシャノアール――実際には幼い少女なのだろう――を目に、気遣わしげに呟く。
サーシャが何を思っているかまでは知りようが無いけれど、ベルナルトの交わした『契約』に対しての想いは同じだった]
収束は、割と穏やかなようですねぇ。
[いつのまにか居た。]
ナタリーがサンドラさんと取調べを受ける?
サンドラさんに偽証しろと言うことでしょうかね…?
[少し悩んだ。]
[とても素直なサーシャをもう一度水晶玉で覗いたら。
それはそれは綺麗な皓い光を見る事が出来るかもしれない。
優しい申し出に、母親が子に向けるような笑顔を向け、頬を一撫で。]
待ってて。
貴方にも、淹れてあげるから。
[ミルクとティーハニーをたっぷり入れたアールグレイにしよう、とケトルを手にした。]
[地上では、残された人々が夜明けを迎えようとしている。
きっと、キーパーソンはベルナルト。
彼の選択を、見届ける事にしよう。
白み始めた空の光を受けてキラキラと光る琥珀色を掬って、アールグレイとミルクが作るマーブル模様の上に、とろり。]
カチューシャ。
[本来の少女の名を呼ぶ。]
サーシャから、よ。とびきり甘くしたわ。
まぁ、どんな風になったって、俺は、俺の魂ってやつは…
ぇ、ちょっと待て。
……ぅわ、俺の躰、標本とかにされちゃうのかな…
[…は嘆いた]
おーかみさまの標本……
[一瞬欲しいと思ったけれどそれはつまり標本にされた狼様が死んでいると言うことでそれは悲しいし切り裂く勢いを失った爪になんの魅力があるのだろうと考えると唾棄するべきものにも思えでもいつでもあの姿を見られるのは魅力的かも知れないとかぐるぐるぐるぐる]
[窓の外を見やる、雪は止んだのだろうか。
銀色の世界がゆっくりと通り過ぎてゆく]
……到着してしまうのか。
[掌を見つめる、この手に銃があれば、と思う。
あったとして、あの少女の身体に弾丸を撃ちこめるのか考えて]
―――……、
[ふと、意識はベルナルトへと向けられた]
……わたしの躰、は。
あのまま雪に埋もれるのかしら。
……出来たら、ジラントとジェーニャの近くに埋め直して欲しいのだけど。
[列車から<<逃げた>>己の魂が此処に有るのを今更不思議に想いつつ。そこはご都合主義。空気も紅茶も美味しいです。]
不必要で歓迎出来ない面倒ごと、確かにそうだな。
でも、この血も、あの血も、
生きてる奴等も、喰われた遺体も、全て置いて?
[逃げるということか。
それはそうだろう、留まって律儀に尋問を受けるとは思えない。]
逃げた後は、誰かの心を壊すまで嬲って、お前に、器として差し出して。
そして………そして、どうするんだ。
意味は、あるのか……
[自問するように呟きは続く。
内容は周囲にも聴こえていただろう。]
[シャノアールの貌ではなく。
14歳のカチューシャの貌が、確かに見えた。]
そう?
嬉しいわ。
[つられて笑顔になる。
嗚呼――娘と、こんなやり取りをしたかった。
この夜が明けた時、出逢えたなら。
言葉も話せぬまま死を迎えた子に、紅茶を出せるだろうか。]
[『到着してしまう』いろいろな人のつぶやきを聞いて。
ふと、永遠に列車が着かなければいいのにと思った。]
……列車、つかなければいいのに。
[そうすればずっと一緒にいられる気がするし、あの悪霊が世に放たれることも、これ以上誰かがひどい目に遭うことも、もしかしたらないのかもしれない。]
……外。明るくなってきた。
[けれどどんなに拒んだとて、夜は明けてしまうのだ。いつかは、必ず。]
[そして、不貞寝してしまう人を見てた。]
いや、食わなかったのは…。
[その身体のせいとかじゃないんだけど…といおうとしたけど…。]
どうした?ロラン、具合悪いか?
[元気なさそうなので、声をかけたけど…。]
>>46
人生に意味は無いよ。
遅かれ早かれ、どうせ誰もが死体になる。
死体になったら、それで終わりさ。
[そう云う少女は、何処か愉しそうで。]
だからこそ、意味を作り出す。
自分の生まれて来た意味を。
生きる意味を。
作り、見出し、与え、時には奪う。
それが、充実した人生って奴さ。
ベルナルト。元より意味なんて無いんだ。
それでも。
意味が、見つかりそうか?
標本とかで、一生晒され続けるのは勘弁…
これがあの人狼です!とか、ガイドされたりとか? ぅっわー……
せめて、個人蔵にしてほしいぜ…。
もう死んでいるのに、
具合が悪いなんて、あるはずないだろう?
[別に、何がどうというわけでもないのだけれど。
そう、なんとなく拗ねたように見上げて]
……仮に具合が悪かったら、どうしてくれる。
>>+58
ああ、そうか。死んでたな。
[なぜだか拗ねてしまっている人に、何か悪いことをしただろうかと思案するが、原因がよくわからず…。]
仮に?
いや、具合が悪いなら、寝てろ。
[そして、そんな仮定形を出されて、ありきたりな答えを返しつつ…困り顔。]
おーかみさま、かんしゃします。
[ユーリーから尻尾に触る許可が出れば、とろけた目でそれに抱きついた。
お茶の最中かも知れないしもっと前かも知れない。時系列は気にしたら負け。]
素敵……
[ほぅ、とため息をついてゆっくり撫ぜる。人間には無い器官。自分の意志で動くのがまず不思議。力強くてかっこよくて。うっとり。]
おおかみさま。
[呟くその姿は、列車を見るシュテファンの目にちょっぴり似てたかも知れない。]
[死者の間で交わされる、遺体の行方]
[サーシャがユーリーの尾に目を輝かせている姿には、来世があるというのならば彼が更正してくれている事を願うばかり。
出来ることならば自分が更正させたいと思ってしまうのは、講師の性か無駄に溢れる父性の為か]
私のからだ……。
[己の肉体を見下ろして、口にしてみる]
――むらに、帰りたい。
[肉親を殺された村人達。彼等の傍には居られないと逃げ出した村。
向けられる憎悪の声、向けられる瞳の数々。
その瞳に篭る感情は怨嗟ばかりだと思っていたけれど……もしかすると、其ればかりでは無かったのかもしれない。
ただの、希望かもしれないけれど]
……寝させられるだけか?
つまらない。
[じぃ、っと見上げたまま、少し唇は尖るように]
もっと色々してくれるものだと思った。
[サーシャに背中を向け、好きなように尻尾を触らせた。
わざとするりとその手から逃れ、喉元をくすぐって見たり]
あぁ… それが聞けて、なんかすっげー満足。
[背後で呟く「おおかみさま」の言葉に。
思わずぞくりとして背筋を伸ばした]
ほんと、可愛いよな、サーシャ。
>>+63
あー、薬草とりにいくとか…でも列車だし、死んでるし。
肩こりとかならさすってやるんだが…。
何がしてほしいんだ?
[とがった唇、やっぱり拗ねた感じにどうすればいいかと…。]
[さて、息子によく似たやつが、狼の尻尾を生やしているのを間近で見て…。
あぁ、やっぱり嫌なんだろうな。あいつ、距離取ろうとしてるぜ?
…と、思っている]
[ユーリーのフォローに]
そうね。
見つかれば……良いのだけれど。
[サーシャの礼には、「どういたしまして」と暖かな眼差しを向けた。]
遠まわしに言っても通じないのなら、率直に言おう。
君は私のことを存分に構うべきだ。
[何か出てくる言葉がどれもどうしようもなかったので、
ふつっと忍耐が途切れました]
大体わたしがかわいいというのはなんだ。
サーシャにもかわいいといっているではないか。
確かにサーシャはかわいいが、あれは仔犬のような可愛さであってつまり子供扱いと相違ないだろう。
つまりそれなら、可愛くない、といわれたほうがましだ。
尚且つ君はシャノアールを可愛くない、と言ってたが、
彼女にそんな判断基準をすること事態なんとなく面白くなかったことを付け加えておこう。
[淡々と無表情に告げれば、ぽふっと不貞寝モードに戻った]
からだ?
[ユーリーの尻尾をぎゅむぎゅむしながら、首をかしげる。]
行くとこ、ないし。
……おーかみさまに食べてもらいたかったけど、シャノアールは、絶対やだ。
[帰りたい場所も眠りたい場所も持たないから。狼の血肉となり、永久に側に居ることを望んでいたけれど、それは叶いそうにない。
他の人々のように愛しい人の側を望むのなら。]
……ろらんのそばが、いいな。
[もしも共同墓地に葬られるようなことになればその通りになるのだろう。彼女が弁護士の手などで郷里に戻されるのならそれはわからないけれど。]
……いまはいっしょだから、いい。
[くすくす笑って、うっかり尻尾の毛を引っ張りすぎた。]
>>+68
――……あ?
[寝てた人の口から、次々と何か不満が聴こえてきた。
そして、聴こえてきたのだけれども、
一体何を言われているのか瞬時判断できなくて。
え?え?と考えているうちに、また不貞寝された。]
――……え?
[茫然]
……かわいい?
[数時間前に聞いたのならば脳が焼き切れるほど昂揚し、何でも命令してくださいと続けていたであろう言葉ぱーと2。けれど今は。]
……なんで?
[エーテルに囁かれるべき言葉を自分が奪ったような気がして。つまるところ地雷だった。]
あー、なんか、よくわかんねぇけど…。
オレ、お前が可愛くなくても、お前がいいけど…。
撃ち殺されても、お前がいいよ。
そんな問題じゃないかもしれんが……。
[枕殺しかねない人の背中をみつつ……。]
――……、
[枕をそのくらいで勘弁してやって、ぽい。
ちらっと一回振り返った]
一番最初にわかりやすく結論を言っただろう。
[さすられた、どういうことだろう。
宥められているということだろうか、
そう思ったら、やっぱり面白くなくて]
[村に帰りたい。もう叶わない願いだけれど]
[せめて、村を出る時に会えば良かった。
心ならずにでも護ってくれていた親友に、村の行く先を任せてくれていた皆に]
[死して尚胸に残る爪痕を、両の手で抱え込むよう触れる。
もう生者に会う事は、叶わない。だって皆は死者の姿を見る事など出来ないのだから]
……死者の魂は、どこにいくのかな。
[今はまだこうして列車内に囚われたままの自分達。
深い深い夜が明けて。
生者達が朝を迎えたなら、どうなるのだろうか]
あい……して?
[今度こそ手が止まってしまった。
あいしてる。その言葉の意味がちょっぴり曖昧。]
スリーは……ナタリー?
[現世や彼らの話を総合して、判断。]
俺が狂人で。狼様の役に立てたから、かわいい?
[言っていて、ちょっと嬉しくなった。狼の役に立つのが狂人の喜び。それは、つまりは好きな相手に喜んでもらいたいという単純な思い。]
それなら、いい。……嬉しい。
[ふわふわに毛繕いされたユーリーの尻尾をそっと撫でて。にこりと笑った。**]
[こちらをちらりと見る様子にほっとしたけど。
どうやら不満は消えていないようで。]
結論 -----
ああ、お前のこと
本当にいつだって-------
[さする手を止めて
その身をひきよせようと]
いつだって、と言うには、
少々過ごした時間が少なすぎると思う、が……。
[いつもどうりに情緒の無い言葉を、
淡々と紡ぎかけた唇がひきよせられる勢いに止まる。]
――……、
[それには抗うことなく、温度を感じる傍らに。
ただ見上げた黒い瞳は、拗ねた色を残したまま]
雑事も戯言もいらない。
示すのならば態度で示せ。
[示す態度、に無論具体的な要望があったわけではなく。
言より行動が重視される局面である、と判断しただけで、
つまり何も深い考えはなかったのだが]
――……なにか、
言葉を間違えたような……
いや、これで正しいのだろうか……?
[一度悩ましげに眉を潜めて、結局瞳を伏せた*]
…………っ、
[シャノアールの言う通りに「仕事」を済ませ、カチューシャが戻って来たとしても。
誰かの犠牲によって生を取り戻すことを彼女は望むのか。自分の意志とは無関係に人を殺したその身体で生きることを望むのか。
そう、二等室のあの部屋でも迷い、シャノアールと"契約"した後も幾度も胸を過ぎる、問い。
先の事を考えれば、全身が怖気立つ。
自身の思い入れだけで、自分はあの少女により深い傷を刻み、消えない十字架を背負わせようとしているのではないか――?]
[長い長い、息を吐く]
……何でだろな。
傷ついた細い喉とか、声が出せないトコとか見てたら、
護らなきゃいけないと思った。救わにゃならんと思ったんだ。
何が何でもこいつは生かさなければいけないと思った。
[最初の死者が出た後、探し回ったのも。
食堂室での集会に混ざりつつ、何処かで気にかけていたのも。]
でも、それだけじゃなかった。
多分、何よりもまず、生きていて欲しいだけだった。
[独白のような言葉の後、誰にともなく紡ぐ。]
シャノアールは……魂の状態で見てるっつってたな。
其処にいるかは分かんねーけどよ。
俺はお前を救えるもんだと思ってた。
でも、この方法じゃどう考えても駄目だった。
人の都合なんざお構いなしの身勝手な奴が乗り合わせてて、悪かった、な。
[シャノアールの愉しげな声を聞く。
少女の物なのかシャノアールの物なのか分かりはしないその声も、妙な親しみさえ覚えてしまう程度には、もうすっかり聞き慣れてしまった。]
意味、か。
ああ、人生に意味なんかなかった―――ずっと。
んっとに、笑えるぜ。ロクに回りもしねぇ頭で、会って間もない子供をどうにか護ろうとしてこのザマだ。
散々色んなモンに手を染めてきて、色んなもんを犠牲にしてきた俺がだ。
……尤も、これも、生きる意味を見出せてたってことになんのかも知れねーけどな。
[胸元の銃を取り出し、カチューシャに向ける。
撃鉄を起こし照準を合わせれば、僅かに自身の眉間が動いた。]
そう、死体になったら終わりなんだ。
だからこそ意味を求めるってのにも、異論はない。
だが、身体も人生も一人に一つだ。
カチューシャの身体はお前のモンじゃねえ。
次の身体も、そいつ自身のモンだ。
何より、お前みたいなのを解放したら、
死んだ奴らに申し訳が立たない。
契約反故で悪いが――返してもらう。
>>+83
ああ、まぁ、そうなんだが…。
[過ごした時間が…というのには納得しつつ、
でもこれで引っ込んじゃいけない気がする。
そんな思惑を知ってか知らずか、見上げる眸はまだ疑心がある。]
――……
[そして、畳み掛けられるように態度で示せとか言われれば、そりゃもうやらないわけにはいかなくて…。]
――…お前、そんな厳しい顔して、
なんてこと言ってるんだよ。
[でも、むっつり無表情の女でも、やっぱりもう
……なワケで…。]
[引き寄せる身体の力を途中で抜くと、
自らもベッドに座って、小柄な人を抱きしめた。
その人はそんなに細いくせに、言うことはいちいちはっきりぱきりと強すぎる。
でも、だからこそ、柔くしたい、その姿もみたいと思うわけで。
とりあえず、返事が返ってくる前に、いや、返ってる途中でも構わず、その顔を引き寄せて口付けた。]
[そして、しばしの時間のあと…。
目の前に人に……。]
確かに、過ごした時間は少ないが、
その割には、
の割合は高いと思うぞ。
[なんだかんだで今晩でキスするの何度目だ?]
はっは、―――はっはっは。
別に身勝手だとは思わないよ。
どうせ、人生に意味など無いから。
だからこそお前には、『色々大事なモノを失ったけれど、それでも一人の少女の命を救う事は出来ました』―――そう云う意味を、くれてやろうと思ってたんだけどな。
[右手の羊を取り出す。そこから出て来たのは、何て事は無い工作用のハサミ。]
それで、たった一つの意味に縋り生きて行くお前を見て。
大笑いしてやろうと思っていたのに。
何せ―――人様の人生を掻き回すのは、最高に最高に愉しいからな?
[ゆっくりとベルナルトへ近付いて行く。その命を、奪う為に。]
それにしても、この列車には死にたがりばかりだったな。
死を恐れ、生きたいと願わない限り、手に入らないモノはいっぱい在ると云うのに。
体面を気にして、実利を取らない奴等が多過ぎた。
お前もそうだよ、ベルナルト。
私を殺したいので在れば、どうして後ろからやらない。
何故、声を掛ける。
己への云い訳をしたいのであれば、背後から忍び寄り、首を絞めながらだって出来るだろう?
なのに、何故わざわざそういうお喋りをするのか。
答えは簡単だ。迷っているからだよ。
本当に、殺して良いのか?
助けられるはずの少女を、自分の意志で殺して良いのか?
お前は迷っている。
自信が無い。
だから、己の感情、理論、内側―――そう云ったモノを吐露する事で、決意を固めて行かなければならない。
[ゆっくりと。ゆっくりと。飛び掛かる為に間合いを詰めて行き。]
その引き金は重過ぎて。
ゆっくり、少しずつ、『自分は間違って無い』―――そう云い聞かせないと引けやしないんだ。
下らない。サーシャを殺した時のお前は、もうちょっとマシだったぞ。
……。
[人狼を冷たい目で見ないことが嬉しいと。そう言ったユーリーの言葉を反芻する。
人狼の悲しみを考えたことがあるのかという、ロランの言葉を思い出す。]
……あの人は。人狼を、楽しんでたけど。
[自分に祝福の爪痕を与えた狼を思い出す。村を滅ぼすのが愉しいと言った彼の言葉しか、その表面の部分しか、そういえば自分は知らなかった。
狼が嫌われるものであることは知っている。周りの会話で、事件の記録で。
けれど自分にとっては救い主で……でもロランが狼に食べられたとしたらどうだろう? 信仰を保ったのだろうか?]
……わかんない。
[なんだか難しかったし、ロランたちの様子は見えないけど受信する電波がなんだかおもしろくないし、とりあえず毛繕いに集中してみた。]
[しばらく立ちすくんでいたが、ゆっくりと、サンドラに近づいていった。
途中ベルナルトから制止されようと構わずに。
そして、サンドラの肩に手をおいた。
拘束するほどの力はいれず。]
ねぇ、また黙って見てるだけなの?
[耳元で囁きかける。
それはサンドラにしか聞こえないほどの小さな声。]
生き残るためには、それが一番賢明かも。
でも、ベルナルトさんの持っている銃、
もう弾が入ってないのよ。
このままだと、彼、死ぬかもね。
…どうする?*
[ナタリーの小さな悲鳴に反応して耳をぴくり]
………もぅ弾入ってねーだろ。
ベルナルトも、気付かねぇ程てんぱってるのか?
ありゃもう立派な『鈍器』だよ…
…祈りみたいなもんだ。
お前みたいに頭が良くねえ、色んなモンを割り切れるほど長く生きてもねえ。
言葉にするとしないでは、大違いなんだよ。
それに地獄に行ってからじゃ、何考えてたか伝える術がないだろ。
[シャノアールの言葉は何一つ否定せず、肩を竦めた。
しかし、意味を与えてやらなくもないと言わんばかりの言葉にだけは眉が跳ねる。]
何だそりゃ、憐れみか?
俺は人から施しを受けるのは、何より嫌いなんだ。
[ほら、もう一つシャノアールを殺す理由が出来ただろう。
言い聞かせるよう、胸の漣に溶かし込んで行く。
殺せるはずだ、迷わず殺せと。]
[羊の中から出てきた鋏に、ほんの少しの困惑が浮かぶ。
少女と鋏、それに羊が、命の掛かった場には余りに不釣合いで、更なる迷いを生む。
が、工作用と言えど、命を奪うつもりで使えば十分凶器になるだろう。見誤るな、あれはシャノアールだ。]
………殺して良いのかと。
他に方法はねえのかって。
お前の事は見て見ぬフリしてでも、残りの生を取り戻せればって、
ああ、迷ってる。迷ってるさ!
[じりじりと間合いが詰まる。
余り近づかれると、リーチの長さが逆に不利。
喉の奥が引き絞られ、小さく鳴った。]
でもな。
聞いてりゃ、お前はお遊びが過ぎるぜ。
人の人生を弄ぶしか愉しみがねえんなら、そろそろ隠居のし時だ――!!
[指に力が籠る。
照準ぎりぎりで、銃爪を弾く。]
[―――銃身は、光を放たない。*]
[ふぁあ、と背伸び]
………というか。
上手いよな……
躾られた?
ははっ、他ん所もしてくんね?
[返事は待たず、狼の姿になる。ミハイルの黒狼よりもやや小さかった。寝そべり、サーシャに背を向けた**]
……やれやれ。
[特に何かを云う訳でも無く。引き金を引くのと同時に飛び掛かり、その胸へとハサミを振り下ろした。明確な殺意と経験に裏打ちされたそれは、何者の邪魔も無ければ躰へと突き立てられるだろう。少女に迷いは無い。そんなモノが在っては―――此処まで来られなかったからだ。]
[...は困惑と混乱の極みにいた。目の前のことをどのように理解していいのか分からなかったのだ。
自分に少女を託した男は、明確な殺意をもって少女に対峙をしている。
男を見る、少女の冷ややかな視線を見て、男が本当に守りたかったものをようやく察した。]
あたしは…どうすればいい…?
[心のままに動くこと、それこそ生きる証かもしれない。
それなら、彼を止めるのはお門違いだろう。
迷いながら、ただ、呆けたように見守っていたら、肩を誰かに触れられ、我ながら大きくびくりと震えた。]
[ナタリーが告げる事実を、頭の中で咀嚼する暇など事態は与えてはくれない。
ただ、目の前で、鋏の銀色の光を見た瞬間に、...は走り出していた。]
やめてっ!!
[安全な止め方なんて知らない。ただ必死の捨て身でカチューシャに体当たりをして切っ先を反らす。
ハサミがその拍子に肩口に触れて燃えるように熱かったが、流れ落ちた血液が自分だけのものかどうかはわからない。]
ははは…。
カチューシャは軽いね。ウエイトの差は伊達ではないだろ。
早くダイエットしなきゃいけないって思ってたけど、役に立ったかな。
[軽口をたたいて痛みを紛らわそうとした]
……っち。
[距離を取り、進路を妨害するように椅子を蹴飛ばす。そしてテーブルナイフを二本まとめて掴みながら、前方車両へと消えて行った。]
最後は、ハイド・アンド・シークと洒落込もうか?
ちゃんと百、数えてくれよ―――。
[そんな声を残して。]
[滲む瞳を伏せた濃い睫毛が隠す、
朱に染まる目尻、触れられる心地よさに多分少しは照れていた]
何の割合だ。
聞こえてない。
……再度の発言を要求したい。
[男の肩に小さく首を預けてぽつり。
もっとも問う言葉が聞こえていたら、
双方の合意が伴うのは初めてだろう、ときっぱり告げていたに違いない]
[生者を見やる、
膠着していた事態は、弾切れの銃で動いた。
傍観者と評論家は、ようやく舞台に上がったらしい]
……しかし、隠居のしどき、とは、
なかなかうまいことを言う。
[口端にわずかな笑みが浮かんだ]
………、!?
[何が起きたのか理解が出来なかった。
飛び掛かられながら、もう一度、二度弾くが、いずれにせよ間に合いはしない。鋏が銀の軌跡を描くのを見た時、サンドラの声>>63を聞いた。]
―――ッ!!
[衝撃に身を折るも、新たな痛みはない。胸に刃が突き立てられたわけではないようだ。
サンドラの体当たりに救われた事に気づけば、驚いたように彼女を見る]
サンドラ……
[何故、と呟く。カチューシャを託した傍からこの状況、とても理解し難いものであったろうに。
ナタリーがサンドラに囁きを落としていたことに、気づいてはいなかった。>>58]
ちいっ………!
待て!! シャノアール!!!
[前方車両の闇へと紛れるシャノアールへと叫ぶ。
何とか立ち上がり、サンドラの肩口を見れば流れ落ちる赤。]
……助かった。
サンドラ、説明する間も無くこんな事になって悪い。
俺はアイツを追いかける。
[サンドラとナタリーへそう言い残して、前方へと走り出す。二人はどうするだろうか。
シャノアールは二人を殺しはしないと言っていた。
このまま此処に居れば無事に駅に付けるだろう。しかし、もし前方車両に行くと言うなら止めはしない。]
……むかしとったキネツカ?
[砂漠の真ん中でキャラバンを滅ぼしたせいで、物凄く暇を持て余した人狼たちに二週間みっちり教えてもらったのだ。
道案内もしていた星読みの占い師を早々に食べてしまったせいで、遭難仕掛けたのもいい思い出。多分。]
ん……
[わからないというよりは、わかることを拒否している。反射的な思考の停止。肯定をもらえたので、安堵した。]
シャノアール!!!出て来い!!!
[走っては歩き、時折壁に凭れ、未だ薄闇に包まれた車内を進む。幾ら処置はされていても、血が足りぬままである事に変わりはない。
一等車の廊下を回り、各部屋の扉を開け、注意深く内部の様子を探る。先刻は気にも留めなかった死臭が、今は耐え難い程に鼻につく。]
[ふと、銃を手に持ったままである事に気づく。
今になって漸く、撃つことが出来なかった理由に思い至り]
……ハ…… 弾切れ、か……。
そう、か。そうだよな………
殺す感触が手に残らねーんじゃ……、…。
[ゴト。もう使い物にならなくなった武器を捨てる。
床を叩く重い音が、人の気配のない室内に反響した。
数拍の後、再び隠れたシャノアールを追って歩く。]
ベルナルト…っ!
っ…っ!
[走り出したベルナルトを止めようとすると、走る痛みに思わず動きを止めてしまう。
傷はそれほど深くないだろうけど、ぬるりとした感触と、鉄に似た臭気は不快きわまりなかった]
なんで、あの二人は殺しあっているんだ…?
もうすぐ、約束の地に着くのに。
[思わずナタリーを見る。彼女はどうするのだろうか]
……かっこいい
[完全に狼の姿となったユーリーに楽しそうに触れる。
しばらくは黙々と没頭していたけれど。]
……ベルナルト!
[鳴らない銃声が事態を告げれば弾かれたようにそちらを向いただろう。
下の獣からぐえとかいう声が聞こえたかもしれない。]
[嗚呼、あの子はまた探されている。守るためのそれは功をなさず、殺すためのそれも一度は阻まれ。そして今度は。]
……おねがい、ベルナルト。
[自分を殺した人に望みを託すのも変な話。けれど彼を憎む気持ちがないのも確か。下手人が彼だっただけで、自分はシャノアールの作り出した状況に殺されたのだと、本能で理解している。]
……しなないで。
[生者に願いを託すしかないから、同じことを繰り返し願い続けるしかないから、死者はいつか祟りと化すのかもしれない。そんなことを一瞬だけ考えた**]
[列車の前方から、何者かの悲鳴が聞こえたような気がした。それによりベルナルトは探している人間の場所の検討が付くだろうし、己の迂闊さで死体がもう一つ増えてしまった事にも気が付くだろう。これで、文字通り―――列車の中の生存者は、たった四人だけになった。]
細工は流々、後は仕上げをご覧じろ。さてさて一体、どんな顔をしてくれるやら?
[それだけ云うと、鮮血に止まった場所で……ぺたりと。まるで糸が切れたように、座り込んだ。]
[ユーリーからの申し出を、それはそれは丁重にお断りした。
――ものの、視線を外す事は出来ぬまま、彼の動向を目にしている]
…………っ。
[再び獣に変ずる彼と、彼の毛皮を楽しげにグルーミングするサーシャの姿。
一見すると微笑ましくも見えるその光景に、胸の傷を押さえて]
……サーシャ、くん。
[距離はたっぷり取ったまま、控え目に声を掛ける。
彼等の注意が此方に向こうと向くまいと頓着はせず、戸惑いがちに言葉を重ね]
君は……。
ユーリー君個人を、好ましいと感じているのかい?
そうだと言うなら、私は何も言わない。
けれど……違うと言うのなら、そんな謂われの無い奉仕のような真似は、止めたほうがいいよ。
[彼が狼を崇拝している事を差し引いても楽しそうだと言う事には気付かないから、気遣わしげな表情で水を差した]
[ユーリーの「潰れ方」と云う表現には顔を歪ませる。]
問題は、損傷具合ではないわ。
……冷蔵庫を、選びたくなかったから……いいえ、違うわね。人間にも人狼にも絶望したから列車を降りたの。
わたしは……みんなのように、乗り合わせた人と新しく人間関係を作る気がなかった。
物語の登場人物になれない存在は紙面から消した方が映えるでしょう?
[自嘲の笑み。]
―少し前―
そろそろ目的地に到着するのですねぇ。
[などと持ち前の貧乏性を取り戻して、再び列車内の設備を眺めて回っている。
そのまなざしは、「おーかみさま」と囁くサーシャに、よく似通っていたかも知れない。
そんな時ふと、ユーリーの尻尾をもふっているサーシャと目が合い、軽く溜息をつく。]
不憫ですねぇ。
いくら狼好きと言っても…、森林警備隊ぐらいで留めておけばよかったものの…。
[とかぶりをふっている。
しかし列車"マニア"も立派なマッドネスの範疇であることには気づいていない。]
……ユーリー君もユーリー君だよ。
[胸の爪痕を抱え、震える声で告げる]
エーテルさんは、自分から望んで死を選んだ。
……でもそれは、君を想ってのことだったのに。
[獣の寛ぎ切った姿に、痛みだけではなく眉を顰める。
震える息を吐き出し、もう一度死んでしまうのではないかと思うくらい痛む胸を押さえて]
薄情だ、君は。
………………酷いよ。
[息と共に吐き出した憤り。
彼に言葉が届くとも思えないけれど]
しかし君は、実に無神経ですねぇ。
[>>+72ユーリーがアナスタシアにかける言葉に、眉を跳ね上げて抗議している。]
標本が嫌なら…、剥製という手がありますよ。
どうですか?
[これが自分を殺した男であるらしい。―いや、狼か。
生前、その気負いのなさに少し心を許した相手であるので、悔恨にも似たような負の感情を抱くのであるが。
―目の前の相手は変わらず気負いがないので、なんとした物やら、と、やはり眉間に皺を寄せて溜息をつく。
(本当に剥製にされてしまうがいい。)
最終的にそう思いつくと、昏くにたりと笑った。]
>>+94
いや、なんでもない。
[内容は剣が入っていても、口調はほんのり柔らかになった気がする。
そんなロランをまた包むように抱きしめた。]
態度で表現するべきなんだろ?
[そして、こちらを見上げれば、またその額に口付けを落とす。
もう何かいろいろ、観念したわけで、
いやそれは観念というものではないんだろうけど…。]
列車降りたら、どうなるんだろうな。
[それから、ロランが生ける者のほうを見るのに倣った。
賢者の女が、逃げていく。
ジョーカーと自称する女が。]
[言い切ると、ずるりとその場に座り込む]
[激痛も、冷や汗も、浅い息も。
全てが生の記憶から来る幻覚だとは、理解しているつもりだけれど]
…………つらい。
[へたりとへたり込んだ。
その直ぐ傍――或いは、重なり異なる空間――を、死の隠れんぼに向かう小さな足音が、通り過ぎた]
[四人のうち誰のものでもない悲鳴に、ことり、首を傾げた。
やがてそれが哀れな運転士のものであることに気づけば、忘れてた、と呟いて。
名も知らぬ誰かの死を悼むような高度な機能は青年には未だ未搭載。]
―少し前―
好ましく?
[ダニールの言葉をオウム返し。一瞬手が止まるけれど、熟練の編み手が手元を見ずに作業を続けるように、すぐに再開。]
ユーリーが、おおかみさまじゃなかったら?
[思い出す。軽薄な様子に好感を抱いた覚えは……ない。]
う……。
[口ごもった。]
……運転手。
[忘れていた。
――訳では無いけれど、人狼は彼を襲う事は無いだろうと無意識に思い込んでいた]
駅まで、あとどれくらいなんだろう。
[列車を停めれば、目的地に着く事は無い。
生存者が揃って北の地を踏む事は]
…………どうするつもりだ?
[床にへたり込んだ格好のまま、前方へと意識を向けた]
……悲鳴?
[扉に掛けた手が止まる。
列車前方の闇に目を凝らした。]
………誰の?
いや、前に居るとしたらシャノアールか……
[その筈なのだが。嫌な予感が拭えない。
後ろの車両にちらと目を向け、それから前方車両へと走る。]
今にして思えば、やはりあなたを冷"凍"庫に捕縛しておけば良かったですねぇ。
その方が、安全だったかも知れません。
[>>+100 アナスタシアの言葉に、そちらへと向き直り、自嘲的な笑みを認めて眉を潜める。
表層的な現象に惑わされて、彼女を糾弾した筆頭は自分であったから。
彼女を突き落としたのは、自分だったのかも知れない、と気づいてしまった。]
あー、だめです。
死んでは、だめなんですよ…。
[彼女を冷凍庫に保存しておけば。
生き延びられれば、何かのきっかけで人生、どうなる物かは解らない。
それは、今こうして皆にお茶を淹れてくれている彼女を見れば、よく解る。]
生前に、こうしてたくさん言葉を交わせなかったことが悔やまれます。
[やっとそれだけ搾り出すように言った。]
……でも、おーかみさまは、おーかみさま。
[理屈ではないのだと。伝わらないもどかしさに苛まれながら、ぽつり。**]
あー、あのバカ女。
何考えてやがる。
もう、やりたい放題だな。
[運転手に手をかけたのだろう。
さて、列車はどうなったか。
とまるのか、それとも、加速がつくのか。]
>>+111
奴らもだし、オレらもだ。
身体は、オレは、あんなんで死んだしな。
お前とは離されるのは見えてるよ。
[ぽつり]
[特等車か、それとも別の部屋だろうか。
扉を開けた先に広がるのは、およそ想定を超えた情景だった。
床に広がる鮮血と。
座り込む小さな身体と………?]
――――!!
どういう…ことだ………?
[シャノアールは恰も隠れんぼでもするかのように前方へ消えたはずだ。何故血の海の中で座り込んでいるのだろうか。
首を振る。分からない。
罠だろうか、しかし―――
恐る恐る近付いて行く。
乾かぬ血が、靴を濡らした。]
おお!いいですよ!
そこです!そこを一気に左のジャブで!
[そして今、写眞店の男はサンドラのナイスファイト>>64に興奮している。]
いやー、言われてみればサンドラさん、実にいい体をしていますよねぇ。
ええ、あの体格なら階級は―…。
[ボクシング好きの血がうっかり失礼な事を言わせようとして、危ないところで思いとどまった。
そしてまた、今度はダニールの言葉>>+108を耳に留め、「え?」と蒼ざめ振り向いている。]*
−食堂車−
[もみ合う3人を離れた場所で見つめていた。
サンドラは間に合ったようだ。
けれど、カチューシャは捨てぜりふを残して、前方車両へと消える。
とりあえず近くにあった救急箱を手にして、サンドラの側に駆け寄る。
そして、その時に聞こえた赤い囁きに苦笑を浮かべた。]
[運転手の死体の傍で、少女は涙ぐみながらぺたんと座っていました。赤く赤く染まって。運転手の喉は、どうやらナイフで掻ききられてしまったようです。少女の手の中の、ナイフによって。]
…べるおにーさん…?
[からん、と。少女は呆然としたように、ナイフを取り落とします。訳がわからないといったように。まるで、悪夢でも見ているかのように。]
あはっ、お見通し、だった?流石、賢者様、ね。
もしかしてベルナルトさん籠絡失敗も想定の範囲内?
でも、私、あなたのことを積極的に殺すつもりはないのよ。
死んでも構わない、と思ってるだけで。
後、やっぱり“人”のことが好きみたい…。
ジョーカー、あなたのことも嫌いではないけどね。
>>+116
――……そうか。
わかった。
[白い手が手に絡む。
それは冷たいのだけど、心地よい。]
………離れるな。
[そして、手を取って、行くぞと…。]
[こくり、微かに笑みながら頷いて
その手を離さぬままに、皆の所に戻る]
……しかし、
一体何が起こっているんだ?
[人の耳には聞こえぬ囁き――
どのような言葉が交わされているのだろう。
ナタリーが笑っている]
[返ってきた囁きに、なるほど、と感心していたが、
最後の言葉にしばしの絶句。]
…今、運転士室?先頭車両にいるみたい。
運転士を殺したって。早く行きましょう。
[サンドラがふらつくようなら支えながら、先を急いだ*]
― 運転士室 ―
シャノアール………?
[少女の手からナイフが離れる。
赤く染まった刃の意味は、運転手の死体から溢れる血を見れば一目瞭然だろう。]
いや、カチューシャ……か?
まさか。でも、あいつ………そんな筈は。
[困惑に首を振り、疑念は消えない。
しかし、血の海に膝を付き、手は自然と伸ばされる。
有り得ない万が一、その可能性に引き摺られるように。*]
………、……。
[涙を見れば、言葉に詰まる。
カチューシャをよく知る者であればこれが本来の少女であるかどうか判断がつくのだろうが、自分には分からないのだ。
苦渋の表情の末、結局は、少女の目の前に座り込む。]
……こいつは、お前がやったんじゃない。
大丈夫。大丈夫、だから。
[涙を流す少女に言い聞かせようと繰り返す。
運転手を殺したのは、「カチューシャ」ではないのだと。
血の付いたナイフを一瞥しただけで遠ざけもせず。]
べる…おにーさん…。
[縋るように、少女はべるおにーさんの胸へと飛び込みます。まるで、助けて助けてと、叫んでいるかのように。涙を溢れさせながら。]
[シュテファンの表情に、彼が自分の死について責任感或いは罪悪感のようなものを感じている事に気付いた。
否定をするようにかぶりを振って]
……そんな貌しないで。
対話をしようとしなかったのはわたし。
信じて貰える努力を怠って、人狼を見つける力を放棄して、死んだら家族に逢えるって勝手に思い込んで飛び降りたのもわたし。
わたしは――
死ぬ、きっかけが欲しかっただけかもしれないわ。
だから、貴方が気に病む必要はないの。
話なら、ほら、今出来ているじゃない。
独りになってから淹れる気なんて起こらなくなった紅茶も、もう何度淹れたかしら?
[優しく微笑みかけて、シュテファンの前にアッサムのミルクティーを、ことり、と置いた。]
[地上をみる。
運転手の魂にも、お疲れ様と紅茶を置いて。
ベルナルトの胸で泣くカチューシャ。あれが<<偽者>>なのは、此処に居る本物の彼女が証明している。]
……悪趣味ね。
[どん、と。袖口から出したもう一本のテーブルナイフを、その胸に突き刺します。突き刺し、そしてねじり込むように。抉り込むように。]
……。
だから、云ったのに……。
[前肢をじたばたさせて訴える]
サーシャ、ぉい、急に背中に乗り掛かるなっ
[彼がどけば、ふぅと息をはく]
は。サンドラが、庇いに行ったか。
全くスリー(ナタリー)もとんだ悪女だな。
…ぜってー、感化されたに違いねぇ。
[ジョーカーが進行方向に駆け出したのを見れば]
あぁ。暢気な奴がもう一人居たな。
―――ぐ、あぁッ………!
[急所を辛うじて逸れた人狼の爪跡から、ほど近い場所。
胸を突き刺し抉るその刃は、息も出来ぬ程の衝撃と激痛とを伴って、深々と身体に埋まり]
…っ……は……っ、
は、はは……やっぱり、か。
シャノア……ル……ッ……
[少女の皮を被った悪魔を抱きしめ、
背を撫でる、その姿。眉根を寄せる]
――……みすみす、機会を逃すか。
男というのはセンチメンタルな生き物なのだな。
[現世の出来事は、
もはや遠く感じた気がした、が。
傍らでそれを聞いた男の反応はどのようなものだっただろう]
[渾身の力を振り絞ってシャノアールを殺そうとしたのだろうか、腕が伸ばされる。
しかし、その手は少女の首元を掴む事無く静止した。
腕の中の少女の眼は、見慣れてしまった女の物で。
冷ややかなその色を捉えれば、憎悪と、憤怒と、悲哀と、ありとあらゆる感情が綯交ぜになり、最後に僅かばかりの安堵とが浮かんだ。
それぞれの感情が何に対しての物なのか、薄れ行く意識の中ではもう分からない。]
…………、………
[止まった指先が僅かに空を切り、やがて静かに背中へと下ろされた。泣いていた少女を宥めるような、撫でるような動きで掌が数度上下した後、落ちる。
シャノアールが離れれば、男の身体も容易に床に崩れただろう。]
−食堂車−
[>>77ナタリーの手当てを受けながら、椅子に腰をかけて深呼吸をする。]
ありがと…。平気…。なんかあんたに迷惑ばっかかけてるね。
[ナタリーの分析を黙って聞いていたがベルナルトが危ないと聞くと]
ああ、追いかけよう。
[迷わず立ち上がったが、わずかにふらつく。ナタリーがそれを支えてくれたが、大丈夫と首を振った]
[ナタリーに武器を探すように言われ、周囲を探すがあまり手ごろなものは見当たらない。
細い棒のようなものが見当たり、なんだろうと取り出してみるとシュテファンの私物だったのだろうか。破損した三脚のようだった。持ち手の部分を破けたスカーフで縛り滑り止めにする。
こんなものかね、と調子を見ていたが、>>78ナタリーの言葉に度肝を抜いた]
運転手を殺した!?
この列車はどうなるんだ!?
あのバカ娘・・・・・・・!
ベルナルトは…
[...は痛む傷を押さえながら前方へ急いだ]
>>87
背徳の賢者には、騙されるなよ?
[そう云うと少女は、擦れ違う様に。どさりと、支えを失ったベルナルトの躰が倒れる。]
……。
[ごしごしと、袖で涙を拭う。]
…いただきます。
[つ、とアナスタシアが差し出したカップを受け取り、そのまま一口啜る。
と、優しげな色合いの芳香が、舌の上を通って喉へと滑らかに転がった。
「気に病む必要はない」と言われても、そのまま素直に気分は晴れず。
とは言えそこを言い募り、その微笑みを消してしまう事が怖くて、紅茶へ逃げた。]
お茶を淹れるのが、とてもお上手ですねぇ。
旦那さんは幸せ者です。
[あえて、の現在形。]
……冷えそうだな。
[ベルナルトを見下ろし、感傷に浸るのは僅か数秒。運転手の黒いコートを取り、返り血が跳ねているそれをばさりと羽織る。少女にとって大き過ぎるそれは、黒い外套のようで。]
あーあ。
……下らない。
[それから、がこんと。列車のブレーキを掛けた。]
ったく、
これであの女は、これからもイキがって生きてくのか。
[起こった出来事を腕を組んだまま見ている。
とりあえずは、現段階で勝ち組なジョーカーという女を。]
――……ほんと、あれじゃモテねぇな。
[そして、床に倒れた男の姿には微かに眉根を寄せた。]
>>+124
機会を逃すか…。
[ロランの言葉には、同意せざるえない。
そう、あの時、ロランに牙は向けられなかった。
もし、戸惑うことなく、噛み付けば…。
ロランに撃たれることはなかったのだけど…。]
…確かに、死後の世界は色々なしがらみが解けて、なかなか気楽に過ごせる物です。
僕もまさかサーシャくんとこうして話すようになるとは思いませんでしたよ。
[狼をもふるサーシャを、目を細めて眺めつつ、アナスタシアに向かって続けている。
この先一同がどうなるかは解らないけれど。
目の前に一人、生前のしがらみを胸に苦悩している男が居るけれど。
反面自分には、生前何のしがらみも無さ過ぎたのだけれど。
今は緊迫したこの場の事は考えたくないんです、とお茶をすする。]
[ダニールに一歩踏み出したが、飛び掛かりやしなかった]
あぁ、そうだ。
ずっと聞いてみたかったんだ。
……「父親」って、どうだ?
何か変わるんだろうか…。
ベルおにーさんのばかぁ!!
…ほんっと、お人よしなんだから!
…わたしの事なんか考えずにわるものたいじしてくれればよかったんだよ。
[倒れた彼に縋ろうにも、触れる事は出来なかった。]
>>+132
ん?いや……。
オレも、せんちめんたる? みたいなのかな、とかね。
[ベルは本当に死んだのかな、とそのあと付け加えて…。]
見なくていい?
なんでだ?
ぅおあっと・・・・・!??
[...はナタリーと共に急いで移動していたが、急速に列車が速度を落とした。
車体が大きく揺れてバランスを崩してとっさに壁に手を突く]
ちょっと…。列車、停まった!?
―現在―
[>>+130 しかしそんな白昼夢にも似た逃避は、儚くもさっさと破られる。
運転士が喉を掻き切られ、そして今ベルナルトが斃れている。
>>91 あまつさえ、容赦なく強引にブレーキが引かれ、列車は断末魔の叫びのような軋みを上げる。]
あの女…!!
この列車を脱線させる気じゃないでしょうねぇ?!
後世に引き継ぐべき名鉄を…!
僕はこの列車の地縛霊になろうかと思ってたんですが…!
[やはりどこかずれた事を叫びながらも、その顔は蒼白。
頼みの綱は、彼の三脚を武器に立ち上がったサンドラのみ。
果たして彼女は間に合うか…。]
まあ……割と愉しめたよ。
きっと。
それじゃあ、な。
[手をひらひらとさせながらベルナルトに声を掛けると、扉を開け。少女はこの列車を降りて行った。白み始めた空は段々と赤みを帯びていき、見る者に夜明けを感じさせた。]
―少し前―
[ユーリーの言葉>>+136 に、投げ捨てると言われても冷凍庫は作りつけなんですが、と異を唱えようとして、車両を切り離すとかいう計画があった、とシャノアールが言っていたのを思い出し、軽く唸る。]
あー、ホルマリン漬けと剥製は違います。
剥製は皮を丹念に組織から取り外し、中に綿を詰めて生前の様子を再現した物ですよ。
そうか、皮は剥製に、内臓はホルマリン漬けにすれば良いですね。
一石二鳥というものですねぇ。
[嫌がる様子ににたにたと畳み掛けている。]
[ベルとジョーカーの姿に。やりとりに。喉奥をぐるると鳴らした。
あの時。シュテではなくベルを襲っていたら。
こんなにも苦しむことはなかったよなぁ…]
[>>93 危惧していた、大事故には至らず、列車はゆるゆると停車した。
ほっとしたのも束の間、邪悪な気配が遠ざかってゆくのを感じる。]
これが、結末…?
[幽霊はぼんやりと、呆然とそこに立ち尽くしている。]
[...は運転室のドアに手をかけて一気に開く。そこは既に血の海で、その中にベルナルトも倒れているのが見てとれた。]
ベルナルト・・・・・・・。
[遅かった。
間に合わなかったようだ。
しかし、まだベルナルトの息はあるようだが、立派な体躯の青年が、少女に返り討ちにされたというのか。
カチューシャはどこに行ったのか]
[ユーリーの野次に、
ミハイルが苦々しい表情をするのが見えれば、
ぱっと掴んでた手を離して]
……私にはよくわからないが。
体面や体裁や世間体、というものも大事か。
[大人しく寄り添った]
──ちょっと前──
……おーかみさまでなくても、嫌いじゃないよ。
[ユーリーを見て告げる。生前は話す機会もなかったけれど、いくつかの会話は優しかった覚えがあるから。]
好きは、わかんないし、だめだけど、でも。
[……狼様だから好き、と、優しいから好き、と、軽薄そうなところが苦手、と。うまく統合できていないからごちゃごちゃな言葉になった。]
[個がある、というダニールの言葉>>+115には、うまく応えられない。]
……人間は、怖かったし。おおかみさまは、優しかったよ。
[絞り出すように言うけれど、その括りなら……ロランは、ダニールは、どうなるのだと自問する。この列車のみんなは例外? 今まで出会った人間の数から言えば確かにそう。けれど、一括りにするにはあまりに大きな例外。]
……だから、おーかみさまの、役に、たちたい。だけ、だよ。
[ダニールが辛そうにうずくまるのを見て、よくわからない落ち着かない気持ちになる。けれど、彼の言葉を受け入れるわけにはいかなくて、彼と同じ動作で胸の傷に手を当てた。]
[ちら、とユーリーを見る。]
……どちらかに希望を見いだせていたら、違ったかもしれないわ。
例えば、ジェーニャが喰べられてなければ、人狼に味方していたかも。
可笑しな事を訊くのね。
選べる訳ないでしょう。どちらもかけがえのないわたしの一部だもの。
[ユーリーに鼻白んだ貌を向ける。
人狼には――いや、愛を知ったばかりの彼には、理解出来ないのだろうか。]
[地上では、サンドラの腕に赤が走る。彼女も漸く赤に染まったのかと、狂人の思考回路が一瞬働いた。]
……ベルナルト。
[泣く少女を。近づくベルナルトを、あきらめ混じりの無表情で見つめる。
見えてしまった結末。声は届かない。……そして、赤。]
……。
[ぎゅっとコートの胸元を握った。
この結末も、ある種のハッピーエンドなのかも知れない。別たれた者たちは、生を厭うた者たちは、ほら、みんなこちらにやってきた。
夕方の自分なら、死に溢れた列車を見て笑っていただろう。
死の直後の自分なら、シャノアールをなんとか殺す方法は無いかとあがいていただろう。
……今は、あっけない結末に、ただ薄い悲しみを感じるだけ。]
[人間の聴覚では捉えられない言葉を、『何か』と会話するナタリーの姿。
彼女とシャノアールの遺体を確認に向かった時の、暗い廊下での事を思い起こす]
[今でさえ淡々とした彼女の様子。
怖い筈が無かったのだろうと、今更に理解をした]
…………ベルナルトくんっ!!
[少女に向かい手を差し伸べるベルナルト。
彼に縋り着く少女の手には、白銀の煌き。上がる紅]
[死者の叫びなど届く筈も無く、彼は地に崩折れる]
[コートの胸元を握り締めるサーシャに、近寄ると、その手をぺろりと舐めた。
顔を近付け、擦り寄る]
まぁ、今まで、俺らん為に、ご苦労さん。
[労いの言葉をかければ、人の姿に戻る]
あーぁ。もぅすぐか。
あっちは朝日で眩しいな。
[と、東の空を見やる]
ちょっとお待ちなさい。
[サーシャの思考>>+151を受け取ってしまい我に帰る。]
僕は望んでここに居る訳じゃありません。
終れません、こんな所では終われないんですよ…!
[胸に一つ、硬く光る希望をぎゅ、と握りしめている。]
地縛霊になるとか、呆けた事言ってる場合じゃあありませんねぇ…。
[「この列車で暮らせるのというのは、魅力的なお話でしたけれど。」
いつかのように、何かを決意したかのような、澄んだ表情で佇んでいる。]
愛は、理屈じゃないのよ。
だから、直接の加害者でなくとも――
……わたしは、人狼も人間もまだ赦せない。
[ぽつり。
ユーリーに答えた後]
その感情と、紅茶を振る舞いたいって云うのは別物だけれど。ね。
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