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突っ込みはいらねぇな?
[トレースされた子供の笑顔。
外側は同じでも、中身は外に滲み出る――ように見えるのは、自身の憂いの為か。]
……、シャノアールだな。
60点。
それで、これからどうすんだ。
準備も終えたし戻るか? 俺はあっちの様子が気になる。
[食堂車の方向を顎で示してみせる]
私は……ただ思うことを、
そのまま口にしているだけだ。
[優しい、という言葉には、ぱちり瞬いて、
けれど聞き慣れていない単語にはにかむように、目線を伏せて]
ん、君達がびぃえる出来ると、私はきっと嬉しいと思う。
少し、心配にもなるが……
[とろん、としたサーシャを見上げつつ、
誘いには当然のようにこくこく頷いた]
[ひゅう、と喉の音を鳴らしながら大きく深呼吸をする。誰にも聞かれないように、自分を叱咤するようにつぶやいた。]
・・・・・生きようと思ったのだから、怯えてばかりじゃダメだよね。
[チャンスを見極めるためにも。いつでもスカーフを千切れるように、腕に力が入りやすいようにした**]
>>11
あっちの様子?
[ふむ、と。少し顎に手を当てて考え、それから羊さんを右手につける。]
この列車から、ようやく全ての人狼が居なくなった。
それだけだよ。
狼を怒らせるものじゃないわね。
死ぬかと思ったわ…。
[サンドラが苦しそうな声を出してるのに気づくと、]
お茶、いれましょうか?
私も喉がカラカラ…。
[あっという間に死体が増えた部屋で、動じることなく、
淡々と。特に拒否をされなければ、サンドラの分もいれるか。
その場合は一口飲んでからカップを渡すだろう*]
[悪夢のような夜がまるで嘘であったかのように、それはあっさりと告げられて]
……居なく、なった?
[意味が理解出来ず、鸚鵡返す。
口中で数度反芻すれば、驚きは疑念へと変わる。]
……何故。 死んだのか。
さっき仲間だっつってたナタリーか?
それとも、ユーリーか……
何も聴こえなかったぜ。悲鳴も、怒号も。
[信じられぬとでも言うように眉を寄せ、探るようにシャノアールへと視線を据える。]
>>15
尤も、人狼より性質が悪いのが残っているが、ね?
[肩を竦め]
食堂車から、結構離れているからな。
見に行くかい?
[ごそごそと、羊さんの中に何かを仕込みながら]
特等車だっけか……
何でこんな部屋に泊まってたのやら。
[見に行くかと言われれば、ゆっくりと立ち上がり、靴先で椅子を元の位置に戻した。]
お前―――の中身とこういうトコに居ると息が詰まるしな。
行くぞ。
[羊のパペットを弄る様子に目を遣りはしたが、何かを仕込んだことには気づかず。]
>>18
良い部屋だと思うんだが。
本当は私が使いたかった。
[そんなどうでも良い会話をしながら、食堂車へと歩いて行く。]
頭の良過ぎる女は、どうにも嫌われるらしいな。
[しれっと、皮肉を受け流しながら。]
寝台も広々してた。
…お前寝相悪そうだし、案外お誂え向きだったんじゃねーのか。
[床に寝ていた器――確かオリガと言ったか―の姿がふと思い出され]
まあ、それはしゃーねえな。
性格の悪い女は然程嫌いじゃないが…
[シャノアールの受け流しを更にさらっと闇へと溶かしつつ、一等車両の扉に手をかけ、灯りの漏れる食堂車の方へと歩く。
遠目には変わったことはないように見えるが…]
[>>17 「人狼より性質が悪いの」が要所要所で、元は彼の商売道具だったパペットを弄ぶ度に、知らず眉根に深い皺が刻まれる。
少女の姿を奪った魔物が、横たわる「狩人」の体を踏みつけるのを視て、目を背けた。]
[誰が言ったか、事実夜はしらじらと明け始めていた。
東の空が、微かに朱を含んでぼうっとほの白く光りはじめ、いずれ星々が、月が、明星のみを残して家路を急ぐことだろう。
いつの間にか止んでいたのか、この地方では始めから降っていなかったのか。
いずれにせよ、今は空に雪の気配はなく、ほんの僅かな陽の光が凍った大気を溶かして、靄が煙る。
もう少し経てば、実に壮麗な景色が姿を見せるはず。
生きていれば、それはどんなにか胸に迫ったことだろうか。
ぼんやりと、しばらく陰気に視線を宙にさまよわせた後、男は気を取り直して、心のレンズを窓の外に向けた。]**
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