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−廊下−
[しばらく廊下からシャノアールの部屋の様子を眺めていたが、
覚束ない足取りで出てきたサーシャに、]
私、先に行くから。ゆっくり付いてきて。
[そう声をかけて、踵を返して先を急ぐ。
一部屋一部屋ドアを確認しながら。]
[>>+19 てっきり怒られる物と思っていたのだが、緩く微笑む気配に少し驚く。
そういえば、さっきもやすやすとこの人は捕縛されようと手を差し出したのだった、と、やはり女性はよく解らない、などと戸惑ったりもしている。
しかしその、哀しげな思考の色に、どうしてやる事もできないもどかしさも感じ、俯いた。]
…人を信じるという事は、難しい事ですねぇ。
信じない事は、もっと難しいです。
[指先は力なく落ちる。
重い目蓋を支えていられなくて、目を閉じる。
再び開くことがあるのか、わからないから。
黒い瞳は、目の前の男の顔をじっと見つめて。
それはもう一度、静かな微笑を浮かべた。
閉ざされた目蓋の裏で、
夜の中、ちらちらと降り積もる雪が、重なる]
[血の道しるべをつけながら、どうにかたどり着く。
破られたドアの向こうには、二つの影。]
……ろらん!!
[駆け寄るけれど……その肌は、いつもにまして蒼白。]
ごめんなさい! ごめんなさい!! 俺が首しめたりしたから、ねえ、やだ、お願いろらん、いっちゃやだ! やだ!!
[涙が、あふれていた。]
−一等車両とある個室前−
[すぐに、酷くドアの破損された部屋が見つかった。
ノブを回すことなく、押すだけでドアは開いて。
元来た道を振り返つつ、部屋を覗く。
サーシャは付いてきているだろうか?
この部屋も血の臭いが充満している。]
見つけた…。
[ミハイルとロラン、二人の姿を見つけて、溜息をついた。]
でも、ごめんなさい。
救急箱は食堂なの、急いで取ってくるから、待ってて。
[部屋のドアの前に、灯りのついた燭台を置くと、
慌てて食堂へと救急箱を取りにいった。]
[冷たいのは、ロランだけではない。
そう、自らの背からも、おびただしい出血をしていること、
ふと、頭がぐらついて、自覚する。
だけど、それを感じさせたくなくて…。
再度、ロランを抱きしめる。]
お前、は、死ぬな…。
[そう、自らの頬が濡れている。
血じゃなくて、透明な何かで……。]
[>>+20 ふわり。
いつの間にかアナスタシアの意識が傍にあって。
暖かい胸に抱かれていた。
突然の事に少したじろぐが、忘れてしまったと思っていた、遠い過去の出来事を思い出し、目を閉じそのまま体を預ける。]
ああ―。
おかあさん…。
[それはまだ見ぬ妻への呼びかけだったかも知れないが。
早くに大人になる事を求められ、しかし大人になりきれなかった男へのささやかな救いだった。]
おねがい、おおかみさま、ろらん、たすけて!!
[ミハイルの腕をつかみ懇願する。だって、彼は狼で、狼は、強くて、気高くて、なんだって……
……出来るはずがないことは、流石に気づいていたのに。]
[食堂で、救急箱を取って返った。
誰かいたかもしれないが、確認する余裕はなかった。]
なんか、私、すごい役立たず、だわっ。
[思わずそんなことを口にしながら駆けていく。]
[部屋に戻ると、既にサーシャも辿りついていたようで。
ミハイルに抱きよせられているロランにすがりつくサーシャ…。]
…それじゃ、治療できない…。
サーシャさん、ロランをみせてくれるかな?
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