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[私たちは、後手に回ってのカウンターは得意だ。
けれど、今の私にそれが耐えられるとは思えない。
――怖い、今にも落とされると思いながら待つことが]
[だから、それを前提でマリアは先に仕掛けた。
飛ばした初撃はシュウに下からいなされる。
剣でビームを、と考えればおかしいが、その短剣はシールドにもなるのを知っているから切り替えは早い]
[アンギャルドが猛スピードで迫る]
『……そこっ』
[マリアは手首を返した。威力を絞った分、連射が効く。
もう一度細い三日月がこちらへやってくるアンギャルドに飛ばされた]
(……ちっ)
[途端、その軌道が右にそれ、三日月は黒騎士をかするかかすらないか。私の左翼が狙われたと、マリアが警告する。私は身を捻り、腹を上向けるようにぐるりと回転してぎりぎりで避けた]
[それでも、刃先にどこか掠ったか、白い液体が空中に散る]
………
[はっと開いた目に映ったのは高い白い天井。
自分がベッドに横たわり、頭に包帯を巻いていることに気付いたのは
数分間たっぷり天井を見上げてじっとした後。]
[重力に吸われるように墜落した時の感覚を思い出す。]
おれ
空から
落ちたんだ
…護れなかったんだ。
[ベッドに寝転んだまま、小さな手を目の前に翳す。
じわり、目尻に涙が滲んだ。]
―東空域、下層―
[男は空へと駆け上がる。
残る機体は、既に少ない。
そして、男が戦うべき相手は――]
まずは…
[そして男は中央空域へと機体を向けた]
―大会本部/治療室―
う…
[ずきり。
頭が少し痛んだ。けれど、意識ははっきりとしていて。
ロジャーが気付いたことに、治療室のスタッフがばたばたと
やってくる。いくつかの診察を受けたあと
本部への連絡をすると、スタッフが部屋を出て行った。]
[あたりを見回せば、空のベッドがいくつかと
同じように治療を受けて眠っているBF搭乗者たちが目に入った。
窓の向こうには虹色の弾幕と、青い空。]
『倶利伽羅不動 ―― ihwaz ――』
[マリアの左肩からルーン文字が発せられた。
マリアや私の体の周りを、ルーン文字が変化した弾幕がくるくると躍りまわる。私達の近くを通る物体を巻き込むように]
―南東空域下層―
フヅキ、機体状況の走査を…
[実際に浮かびながら、バイザーに映し出される情報を確認していく。
…結論から言えば、予想以上だった。黒隗の支援があったためかもしれないが、そこにまで気づくこともなく]
…行ける、でありますな。
フヅキ、コメット起動であります!
[告げて、急激な加速を感じながら、検索できる情報の中から、必要な情報を探す。
ウィリーの位置情報。
すぐに割り出されたそこをめがけて、彗星のように尾を引きながら、機体は加速していく]
―― ピット/リトルアースの出撃を見送りながら>>94 ――
ははっ、そうか。
それに、最高が'最善'とは限らなかったな。
[憶えがあるのか、気楽に笑う。
一瞬だけ、かつての記憶を思い出したのか遠くを見る目をして。
バン!
ニーナの背中を、グローブで覆われた掌で叩いた。]
私達に任せるんだ。
[ぐっと親指を立てる。
ニーナとフヅキに、グレンと黒隗は協力し、機体の再構築を進めていった。それは決して楽な仕事ではなかったけれども、やりがいのある事だった。]
――――Good Luck。
[空に向かうニーナへ向けて。]
[男は近くを移動する機体を発見した。
そして目指す場所が同じ事も理解した。
そして男は、相手の進路へと、光の弾を撃ち込んだ]
まず出会ったのがお前か。
邪魔だから、堕ちな。
シュート。
[逃がしはしないとばかりに、リトルアースと中央空域の間に弾幕を張っていく]
…あぁ。
起きたか、少年。
[点滴がまだ終わらなくてヒマそうにして居た視界に、
身を起こした小さなすがたが映る。]
搭乗中の負傷は、落ち着いてアドレナリン切れてからが痛むぞ?
辛い所があったら、ちゃんと報告して薬もらっとくといい。
―大会本部 治療室への通路―
[今、大会の方はどうなっているのだろうかと道行く人々の会話に耳を傾ける。
白川重機のBFが自分と同じように墜落し、アルトキュムラスが撃墜されたという事の他には…長いピットインが終わり、再び空で戦いが繰り広げられているという事が確認出来た]
……何故かしら。
[墜落し、軽度ではあるものの怪我もした。それなのに]
羨ましい。
[通路の窓から見上げる空には練習用BFの姿が在り、雲が風に流れる様が見られた。
ふと、足を止めそうになったので慌てて視線を外して治療室へと入って行った]
[ルーンの回転と共に蓄積されていくエネルギー。
『自在剣』での防御は恐らく通用しない。そう判断し、唱える]
“等しく集いて封じ込めよ、織り成す六十の頂点”!
――『バックミンスターフラーレン』!
[発動すれば、60の頂点を持つ多面体が構成され、その内部に砲撃を受け止めようとする筈――だった。だが、思い描いた形状を『禍珠』は創出しない。それどころか]
……まさか、今の、で!?
ッ…!!
邪魔を…!
フヅキ、コメット停止、出力をフルムーンへ!
[フルムーンによる弾幕の相殺と、急激な制動。それで、まずは弾幕の第一波を凌ぐ]
…そのままリミテッドコード・ムーンエイジへ移行。
出力が整い次第、現空域を強行に突破するであります。
[フヅキに告げて、兵装へのエネルギー供給を確認しながら相手へのオープン回線を開く。見れば、ウィリーとシャノンを散々に打ちのめした機体だ。
油断はできない]
貴殿の意思を問います。
交戦か、進路の妨害か、いずれをご所望ですか?
[休めと言われて張り詰めていた糸が切れたように、コクピットの中でしばしうつらうつら舟を漕ぐ。
どれだけ時間が経ったかは判らない所、機体からのBEEP音で、目が醒めた。
ピット時間は、後僅か。]
……う、うぅん。
[通信、一件。
パネルを操作してその『手紙』を開く。
切ない様な、謝罪の手紙、その内容になおの事、自分が恨めしくなる。
一時のそれに任せて、機体を飛ばした事。
そんな事してる場合ではなかったのに、機体を滅茶苦茶にした挙句これだ。]
――あー……。ばかだ、私。
『……起きたか。
修理はできてる、再補強もしたがスペックダウンは免れねぇ。
その上元々が軽量機だ、体当たりの衝撃で骨格まで歪んじまってる、バランスが完全にズレてる。
どんな機動するかなんて判らんし、真っ直ぐ飛ぶかも判らん、正直、潮時かもな。
それでも――飛ぶか?』
[修復で外装もつぎはぎになって、色もてんでばらばら。
そんな機体でも、ひどく愛おしい。]
――うん。飛ぶ。
真っ直ぐ、飛ばせて見せる。
[ここまで残れたのなんて、殆どが運だ。
きっと、まるで勝ち目のない戦いだ、けれど……]
『……よし、時間だ。
行って来い!』
――ありがとう。おっちゃん。
SRF0050後期型 サンダーエース。
発進、します。
GO A HEAD!
[向かうは一つ、中央中心。
機体を軋ませ、飛び立った。]
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