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― 大会会場・屋台村 ―
まったく……研究者ってヤツは神経質でいかん。
[そこにはぶつぶつと愚痴をこぼしながら、屋台を物色して回る老人の姿があった。]
こんな大会、大昔の飛行士が見たところで何も分からんだろう。
ヤツが来た方がよほどマシってもんだ。
[憎まれ口なのか気をつかってるのかなんなのか、不機嫌そうな口調でひとりごちる。]
あ、兄ちゃん、そいつ一本くれ。
[……が、なんだかんだで*楽しんでいた*]
伝説 オメガ は肩書きと名前を オメガ ダグラス に変更しました。
――大会会場/ダイアナの店付近>>190〜――
ははっ、確かにこの辺りの匂いはたまらない。
[キラキラと全てに目を輝かせる少年に笑いかけ、少年の憧れを受け止める。紅蓮はグローブの脱がれた手を差し出し、がっしりと握手しようとした。]
私は大会スタッフのグレンだ。
こちらは、紹介しなくても大丈夫なようだね。
[ナサニエルに話しかけるのを見て、紅蓮は言葉を控える。
焼きそばパンを半ば食べ終えている白兎は、ピンと立てた両耳を周りの音を拾うように半回転させ戻した後、紅蓮の服を引っ張る。容易く意図を理解した紅蓮が白兎の近くに手を降ろすと、器用に肩までよじ登って座り、ダイアナの店の方向へ前脚を指して示した。]
「そこ。」
[それから、紅蓮が袋に入れて持ち歩いていた棒付メロンを引き抜くと、ロジャーに差し出す。]
「地球産メロンだよ。食べる?」
[グレンは、ちらっと楽しげにナサニエルを見た後、]
きみも、ナサニエルと同じBigFireのパイロットなんだね。
ロジャー。きみのような子が、BigFireに乗ってくれるのはとても嬉しい。
[だけど、とグレンは続ける。]
空では、子供も大人もない。
その覚悟は出来ているかい?
[少年を見つめる目は、優しいが厳しい。]
――大会会場/スピードレース用BigFire格納庫――
[空で弾幕バトルを行うというメインイベントの前座として、先程まで、BigFireのスピードレースも行われていた。ここは、メインイベント用BF格納庫とは、また離れた格納庫。]
「ふー…っ。」
[「速度」を追い求めた流線型の小型BigFire。流線型ではあるがBFのコアが一部露出している。
そのBFに腰をかけ、煙草に火をつける人物が一人。男か女かは分からない。ただ、腰掛けている傍に尻尾が見える。]
「メインはバトルだからって言ってもさ。まだ、足りない。」
[光を最低限に落とした格納庫。明り取り用の窓から差し込む光が、空中の塵に反射してきらきらと光る。その光る塵のカーテンに向けて、紫煙が吐き出された。]
「ったく…。
まだ足りない。誰かと競争したい。
そいつにBigFireがなくても、ここに有るのを使えばいい。レース用にカスタマイズだって出来るし戻す事も出来る。
空が使えなくても、地上の低空レースフィールドはあるんだから。」
[誰なのか分からない人影は、格納庫の天井を見上げ呟く。呟きは反響し、やがて*消えた。*]
―大会運営本部前・ホログラムBBS―
ふむふむ。
スピードレースに射撃大会、BFパフォーマンスと…
運営側もいろいろと考えるものでありますな、フヅキ。
[そのうちのいくらかは、既に終了しているようだけど。
腕に抱えた端末に話しかける声は、感心が半分と、呆れが半分といったところ]
…ゴードン殿も同じようなことは言っていましたが…
やはり戦闘前に手の内を明かすというのは…
[けれど、前座とはいえ数々のBF競技会の中には、単独で賞金がかかっているものも少なくない様子。
その事実と、本命である戦闘前に機体性能を晒すことに対する危惧との板ばさみで、BBS前で一人、頭を抱えて悩む姿があったそうな。
…そもそもそこを通りがかった目的である、『資材倉庫探し』は、急ぐ用事でもなしと棚に上げて。]
―― 大会本部 ――
[マリアの胸についている宝石形ネット端末がきらりと光を増した]
『……あ。テスト飛行の許可、おりたんだ』
[賑やかでファンタジーな音と小さな光の競演。
……その端末が「胸元」なのは設計者の趣味だ。
予め設定しておいた明滅パターンなので、
すぐにその意がマリアに伝わる]
『……さぼっちゃえ。
ウィリーなら1人でも平気でしょ』
[マリアは大会会場が写されたホロスクリーンにちらりと視線を流して、両手を合わせながらいかにも「いい事を思いついた」風な声音を出した]
[もちろん、脚本どおりに]
『ウィリー、がんば♪』
[MiddanEden以外にも試走に申し込んだ人がいるのだろうか。レースとレースの合間の時間にのそのそとモニターの中に姿を見せる水晶竜や、その他BFにマリアは軽やかに投げキッスをして会場とは逆方向に足を向けた]
[マリアがいかなくても、私が飛べばその経験は共有されるのだから]
[声をかけた少年−もっとも特別な者であるのはわかっていたが、わざわざ手をズボンでぬぐい手を差し出すのを見て微笑む。]
私の名前を知っているとは光栄な事だ。
……握手でよければ、いくらでも構わないよ。
[少年の目の前に手を差し出す。
少年の表情を見ていると、例え周りからシルバーコレクターだの揶揄されていたとしても、純粋な憧れで見ている者もいる、という事を思い出させてくれる]
君ならば、中々優秀なBFの乗り手になれる。
……何、少し話してその上で握手をすればわかるものだよ。その人間の器量、というものがね。
[そして少年自らが最年少の大会参加者であるという事を話すとなるほど、と目線で答えつつ話をする]
―― 大会会場 空域 ――
[各種BFイベントの合間を縫った、僅かな時間。
水晶の次元竜が大空を舞う]
[風を切って流れる、長い緋色の鬣。
エメラルドグリーンにきらきら光る鱗の数々。
ばさり、ばさりと時折力強く翼はためかせた]
[舞台の広さを感じるように、上に、下に、色々な角度から空を集会する。華やかなショービジネスでナノマシンに蓄積された経験をフルに生かした優雅な動きの流れで]
―― 屋台村 ――
[一方その頃。
マリアは軽やかに運ばれる足で、屋台村の中でも怪しげな土産物を売っている一角へと向かっていた]
[極彩色のアイスクリームを舐めながら]
―運営本部前―
んんっ…
[不意に頭上が翳った気がして、顔を上げる。そこにはBFと言うにはあまりに有機的に見えるドラゴンが、悠然と宙を待っていた。
先ほど格納庫でも見かけた、大会参加者のBFだ。
逆光を翳した手で遮りながら、その姿をしばし眺める]
ふぅむ…見たところショーパフォーマンスを前提とした機体でありましょうか…?
形状からしてその技術力は侮りがたしといったところでありますが…
[その形状は、空中機動という面にはいささか不向きであるように思える。と。その言葉を飲み込み、一瞬の思索に耽る]
…ふむ。フヅキ、大会本部へ弾幕の使用許可申請を。
スターダストの出力を最低に抑えればダメージにはならないはずでありますし…
[星型ばら撒き弾をかいくぐるドラゴンの空中機動はデモンストレーションにもうってつけだろうことを告げれば、許可申請は通りやすくなるはず。
リトルアースが整備中とはいえ、機体を動かすことなく弾幕兵装の一つを地上から撃ち上げるだけならば問題にもなるまいと判断して、許可が下りるのを待つことにした。
もっとも、相手BF側への意思確認も必要であろうから、時間がかかるのはもとより覚悟の上ではあったけれど]
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