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・・・。(ヤブラスから唐突に言われた言葉に一瞬たじろぐが、表に現さぬように静かに言葉を紡いだ。)
かしこまりました。それでは風邪を引かぬ様に着替えたらこちらに又参ります。
…あり…がと…ございま…
(背後から聞こえた言葉に礼を呟く。と、ヤブラスが目覚めたのを確認して、安堵した。同時にがくんと膝をつく。がたがたと震える。押さえられない。ただただ、自らの肩を抱き締めて、震え続ける。)
ごめ…なさ…
よかった…
間に…合っ…て…
ごめ…なさ…ッ…
(泣きながら呟く。必死だった間は良い。が、今になって恐怖が押し寄せてきた。)
(泣きながら、ヤブラスを見上げて乞う。)
お願いします…
僕を、裁いてください…ッ
僕は、決して…決して、許されないことをした…ッ
人を死の淵まで追いやり…危うく、本当に、殺してしまうところだった…ッ!
お願い…します…
制裁を…下さい…
(うつむいて、言葉を絞り出す。酷い後悔に苛まれていた。)
(ゆっくりと手を伸ばす。オズマの頭に触れて、本調子ではないのか力なく撫でる)
……互いに、認めるのは怖いよね?
でも、僕を殺してしまえば…君に取っての永遠は成就できたかもしれないのに。
……馬鹿な子だね。
(ふふっ、小さな笑みを向けて)
(オズマの慟哭を聞きながら後ろででドアを閉める。)
・・・。話せと言われて今更何を話せば良いと言うのだ?もう話す事は何も無い。このまま部屋に行って眠ってしまおうか・・・。感情を発散させるためにワザと飲まなかった痛み止めを飲まなかったからか背中が疼く・・・。
(1日ぶりに自室に戻る。先ずはずぶ濡れになった血の匂いのする外套を片付けてからシャワーを浴びる。先程自らがつけた引き裂き傷が鈍く熱を持った痛みと共に疼きだす。思い出したように血が流れ出して、水と一緒に排水溝へと消えていく様をじっと見ている・・・。)
・・・気が重い。シャワーを浴びたら行かなければならないと思うと出たく無くなる、が・・・。(諦めてシャワーを浴び終えると、髪を三つ編みに結った。自分でつけた傷を隠すために黒い長袖のシャツとジーパンに着替えてヤブラスの部屋へと向かった。)
ご主人様。ただいま戻りました。失礼いたします。(部屋の主に挨拶をして扉をあける。中でヤブラスと泣いているオズマが話しているのを見ないフリをして、2人から遠く離れた場所に椅子をずらして座る。)
(ただいま、という声が聞こえた。だからこそ、彼は其方に向かっても声を掛ける)
おかえりなさい…
僕、動けそうもないから…、オズマを慰めてもらえる?
(ティラエルには苦手だろう分野をあえて命令し。場合によってはベット貸すよ?とおどけてみせた)
ねえ、オズマ。
僕はこれでよかったんだよ。
もし、悔いてるのなら
君が出来るだけの範囲でいいから、あの人から逃げないように。
何よりも…難しいことだから、これが制裁でいいよね?
(ほら、お行き、と、ティラエルの方を指し示した)
・・・オズマを慰める・・・ですか?色々な慰め方がありますでしょうが、どうすれば宜しいでしょう?(あくまで感情を入れずに淡々と。)
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