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(オズマの信じられない言葉に耳を疑い、ベッドから上半身を少しだけ起こした。)
………何だと!?正気か?自分が何を言ってるのか分かっているのか?
とうとう本気で狂ったらしいな。あれ程の誇りをどうしたら捨てられると言うのだ?
何もおかしな事ではありません。
(小さく笑って続ける。)
僕自身は、何も持たない一人の人間。僕一人がどうなろうと、それは大したことではありません。まぁ、勝手に死ぬこともできないので、完全にでもないのですが。
本来僕は何も持たぬ存在なのですから、この身は誰かのためにこそ捧げるべきと考えています。だからこそ、僕はあの二人を助けたかった。元々、僕が負けたせいですしね。(苦笑)
僕は、誰かのためになれる力を持っていると認識することで、自分の立ち位置を確立させているんです。義父の教えに従って。
それだけなんです。
…じゃないと、僕はただ、お金につられただけの、賎しい人間に成り下がってしまう。
(暫く黙ってうつむく。)
…僕は、多分…貴方を知ろうともせず、酷いことをぶつけた。僕だって、貴方と同じ立場なら、どうなるか、わからないのに。
…貴方の痛みをまぎらわせる方法が、他に思い付かないんです。
だから。
お願いします。僕を、貴方の側に置いてください。不愉快な思いはさせないので。
(真剣な面持ちで請う。)
>>71
素直じゃないなあ…もう…。
(言い掛けた所までは把握したが、続きが聞けず、不服そうに眉を寄せる。目隠しの下に一部覆われた頬が、赤く染まるのを認めて声を立てずに笑い、目線を下ろす)
…ちゃんと言えたら、優しくしてあげるのに…。
(もったいぶった言い方をすると、濡れた乳首を再び口に含む。舌を回して嬲った後で、痛みがはっきりと伝わるほどの強さで噛み付く。同時に手指で弄っていた方にも、噛んだ強さで爪を食い込ませ、痛みを与える)
御託はいい。貴殿が自らを狗だと言うのならば、さっさと狗らしい事をすればいい。
己の同情じみた侮蔑を他者への優しさと勘違いする輩は適わぬ。
(オズマの話を半分聞かずに言い放つ。)
…!
はいッ!
(僅かに微笑すら浮かべて返事をすると、再び近くに寄る。そっと相手の中心に手を伸ばすと、躊躇いなく口に含んだ。先までより丁寧に舌を絡ませ、快感を与えようとする。)
んぅ!?(再びオズマの突拍子も無い行動に油断し、嬌声を僅か漏らす。)
………。貴殿は一体何が目的なんだ?色が見えないとは貴殿の事を言うのか?
(少し顔をあげるとやや自嘲気味に、端的に答えた。)
ただの、自己満足です。
(されたことを忘れたわけではない。でも、きっと何か理由がある。そう思ったら、もう恨めないのがこの少年だった。今はただ、傷ついているだろう心を少しでも癒したい。ある意味傲慢である。)
>>75
っは、あぶね……。
(赤くなっていたのがばれてはいないかを気にしつつ、ふいと顔を背けようとするが…)
……!!っ、痛ッ…!
こ、の…ちょ、なに、してんだよ…っ
(先ほどまでの優しげな愛撫とはがらりと変わった、痛みのみしか与えられない責めに身体を跳ねさせて慄く)
でも、何もしないよりは、ずっとましだと思うから…
(少しだけ寂しげに微笑すると再びティラエルの中心を口内に含んで愛撫し始めた。上手いとは言えないが、丁寧に。)
一回綺麗に拭こうか
(そういって、どこからか冷たいタオルを持ってきて顔を拭ってやり)
勿論これで終わるとは思ってないと思うけど…
体に変調はない?
…さっきの蜜、僕の飴玉の材料、なんだよね。
……んぁ……ありが…とう
(タオルの冷たい感覚が妙に生々しく感じ、
変な声が漏れそうになるのを抑える)
体調……ぁ!
(冷水で顔を拭かれても一向に収まるどころか、
余計に奥のほうで昂ぶる熱を自覚し、赤くなった顔を隠すように下を向いた)
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