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…貴殿を見ていると昔の我を思い出す。
我が何もしないで、今の地位に付いていると思うな?(と、低く唸る様に囁くと、オズマを睨み付ける。視線の強さは変わらないが、今までとは違って悔しさや哀しい色が混じったものだった。何か暗い過去を思わせるには十分過ぎた。)
ッ…
(視線に気圧されるように一瞬怯む。が。)
…貴方の過去など知りません。
僕が知っているのは、今の貴方だけ…だ…
(言葉の最後で突然かくんと崩れ落ちる。緊張から忘れかけていたが、大分薬に侵されていたようだ。荒く息を継ぎつつ睨みあげ)
とにかく…今の貴方は…
僕が今まで目にしてきた貴族の中でも…
最低…です…ッ
(殺すなら殺せと言わんばかりに吐き捨てる。)
貴公子 オズマは、なにかと布を使う スレシュに返す。だって縛るっつっても布じゃん…それも柔らかい。少なくとも鎖よりは愛があると思うけどなぁ。
(最低と言う言葉が逆鱗に触れた様だ。力の限り、オズマを張り倒した。)
我を侮辱するか?(眼から哀しさが消え、かわりに怒りの紅さがさしてきた。)
んぁっ……!
(思いのほか甘い声がでて。押し殺す)
あ、あれを!?ボクが?
(困ったように目を「それ」におろす。ややあってから絞り出すように声を出した)
……わかった。やるよ
(そっとそれに口づけを落としてから、躊躇うように口に含んだ)
>>34
ふ、んぅ……っ。
(口腔への激しい蹂躙に呼吸を弾ませながらも舌を吸い返し、時折タオの唇を割り口内を舐り歯列に舌を這わせてのキスの応酬。飲み下せなかった唾液が口端を伝ってゆく)
(顔を少し傾け、頬に触れる手の平をちろりと舐め、苦笑い混じりに囁き返す)
……ガキだとしか思ってなかったのなら、こんな事を続けさせねぇよ。
この俺が……なぁ、こんなザマ晒すなんて全く…。
(終わり際の言葉を独り言のように呟くと、言葉を誤魔化すように再び唇を重ねる。例の菓子の影響か口内まで熱いな……とぼんやり思いながら)
なにかと布を使う スレシュは、プロフェッサー ヤブラスからの「よくがんばっているで賞」の判子を見て礼を言った。「サンキュ!天然ツンデレセインセイ」と
ッ…
(軽い体は簡単に吹っ飛ぶ。かなり痛かったはずだが、身を起こすとははっと笑った。)
…ぁははッ…
単…純。
侮辱…?
自分は…さんざんした…くせに。
されたら…怒るんだぁ…
まぁ…当たり…前?
男爵様…偉いもんね…
僕ごとき…に…言われたら…腹もたつ…よねぇ…
まして…否定もできないし。
あはははッ…!
(壊れたような笑い声。)
そうそう。
男爵の身分は…お金で買えるんだよねぇ?
その肩書きに…どれだけ…意味が…あるのかなぁ?
あははははッ…!
(いかにも狂ったかのような言葉と態度だが、目の光はしっかりしている。挑発しているのだ。いっそ殺せと。)
もう良い。下がれ。狂った貴様には価値が無い。
先程迄の眼が良かったと言うのに。
(汚らわしいものを見る目付きで一瞥。背を向けて、再びベッドに長い綺麗な髪を投げ出し横たわった。)
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