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[ロランが食堂に姿を現して、夜食を作ると言うから]
イライダさん、食べません?
元気出して、襲われたら、フライパンでひっぱたいてやりましょう。
[みんなも。と、言って、野球のバットでも振る仕草。
空元気でも、出ればいいと。
だから無理に食べろとは言う気はない。
それから、ロランに]
責任、とらないと駄目なのかな。
[あまりに責任と繰り返すから。
伺うような上目遣いで訪ねた**]
……ロランさんの言う対処、は
誰か一人を選べって事よね…。
[気が重いからか、そこから先に思考が進まない]
出来るだけの事は、しようと思ってるんだけど、ね。
[そしてロランと一緒に厨房に入る。
何を作るのかは、ロラン任せ、だったけど]
[イライダとナタリーの会話は夢うつつに聞いたように思うけれど、自らが占い師であるとは未だ確証を持っては告げられず、口にすることはない]
…イライダさんは、なぜ研究をしようと思ったんですか。
[食事の準備が整ったなら、起こされる。
軽く食事を口にしながら、たずねるのは研究の内容ではなく、彼女自身のこと。
もしも、そう、確証さえもてたなら、彼女は人狼の牙の前に身をさらそうとも自らの見た真実を告げるだろう。
それはきっと、明日のこと――。
静かに思い出話に耳を傾けたなら、自室へと戻るだろう]
―食堂→オリガの部屋―
………ロランさんだって、村人だよ。
[繰り返されるロランの言葉に、少しだけ違和感を覚えて。窓から視線を外し、首を傾げながら彼にそう告げた]
僕、オリガの様子を見てくるね。
[人狼への対処も気にかかったけれど。でも、それ以上に気になるのは少女の様子だった。
夜食を作りに行く面々へ頭を下げ、自分は使用人の少女の部屋へと]
―明日の明け方近く:自室→イヴァンの部屋の前―
[調子が悪いこともあってか部屋に戻ったならストンと意識を失うように眠りにつく。
夢に見たのはイヴァン―否、妖魔の姿]
そんな…。
[思い出されるのは昨日のイヴァンの常とは違った様子。
時間帯も考慮することなく、イヴァンの部屋へと向かう]
…イヴァン!?
[彼はどんな様子でいたのか、なんだかそのときのことは曖昧で…]
[ああ、今までとなにが違ったというのだろう…彼が人ではないと知ったことが?
見えぬはずの彼女の目がその瞬間だけ視力を取り戻す。
――最後にみた彼の表情は寂しげだったのか満足げだったのか、彼女の目に焼き付いて、再び光は失われる。
床に座り込んだ、彼女を取り残して――。
この一幕を今はまだ誰も知らない]
― 夜:ロストヴァ家・マリーヤside ―
[泣き濡れた彼女の元に、母親からもたらされる赤い花嫁衣装――姉が彼女のために仕上げた。
急いで仕上げていたのだという、母親の言葉に姉の思いを知る]
姉さんも、何かを感じていたのね。
[こんなものよりも姉にいてほしかったと思ったけれど、これは姉の思いのかけらと思えてぎゅっと抱きしめる]
あきらめないわ。
[無力な己を痛感したけれど、それでも彼女は宿へと足を運ぶことを止めないだろう。
姉と再会を果たすまで――それがどんな姿であろうとも]
― 終幕・了 ―
―オリガの部屋―
[慣れないノックの音を響かせた後、そっと彼女の部屋へ。
寝台には青ざめた顔で寝込む少女の姿があっただろうか]
……オリガ、大丈夫?
[人気のない室内の空気は、酷く冷えている気がして。彼女の枕元に椅子を引っ張ってきて、見守るように腰かけた]
驚いたよね。急に、こんなことになって。
[白い息を吐きながら、彼女に声をかける。
返事は無かったかもしれない。それでも出来るだけ平静を装って、彼女が少しでも元気が出るように、語りかける]
オリガはアナスタシアさんのこと、慕っていたものね…。
でも、君のことは、僕が守るから。
だから心配しなくて、良いから。
[訥々と告げる声だけが、室内に響く。しばし、音は途切れて。
凍ったような空気が二人を包んだ]
………熱、あるんじゃない? 平気?
[恐る恐る、彼女の額に手を伸ばした]
―――――――――…。
[熱はなかった。むしろ酷く冷たかった。
黙ったまま額から手を離す]
ごめんね。
[少女の小さな手をそっと握った]
……ごめんね。
[謝罪の言葉を繰り返しながら、気づけばぽろぽろと涙を零していた]
何もできなくて、何もしてあげられなくて、ごめんなさい。
君は幸せにならなくちゃ、いけなかったんだ。
なのに。それなのに、どうして――――…。
[ぐしゃぐしゃになるまで、泣いた。泣いてもどうにもならないって分かっていたのに、涙は止まらなかった。一秒一秒がオリガの命を奪い取っていっているようで、時計の針の音が憎かった]
[泣き腫らしたまま、気づけばうつらうつらと、椅子の上で居眠りをしていた。
オリガの手はしっかりと握ったまま。感じられる体温は―――まだ、あっただろうか。分からない。
分からない、振りをした]
―――――――…ぅ、うぅ。
[酷い頭痛と、全身を引っ掻きまわされるような苦痛を感じて目を覚ます]
……?? ?
[何が起こっているのか、直ぐには理解できない。
だって、占われるのも、消えてしまうのも、初めてだから。知識では分かっていても、これが「そう」なのだと直ぐにはピンとこない]
い、 たい…。 痛い、痛い痛い痛い …ッ
[冷や汗がだらだらと出てきた。吐き気もした。其処で漸く、今が「異常事態」だと認識するに至る。
痛みを堪えようとしても、声が喉の底から零れだしてくる。必死に口元を手で押さえつつ、ふらふらと立ち上がった。
……こんな所を、彼女に見られたくは、ないから]
たっ ッ、 …た、す、け、て―――…
[壁伝いに廊下を歩く。
悲鳴をあげているのは、身体だけではなくて。…というよりも、身体の痛みの方は、次第に楽になっていって。
次に削られていくのは心。「イヴァン」が、「想い」が、「思い出」が、ざらざらと音を立てながら、崩れ落ちて行く]
に。 兄さん、 ミハ、 …… 。 ………?
[歩いて、歩いて、漸く辿り着いたのは誰の所だっただろう。
顔はまだ分かる。とても大好きだった人だということも分かる。けれど、名前が思い出せない。それでも助けを求めるように、腕を伸ばした]
ごめんなさい。ごめんなさい。
ぼくは ぼくが、 イヴァンで でも、其れは嘘で
ちがう 本当に ぼくは、 ただ、…
[支離滅裂な言葉を吐きながら、子供のようにがくがくと震える。
その様子に彼はどう対応しただろうか。いずれにせよ、もう、妖魔の眼には何も認識できていない]
消えてしまう 占われた ぼくは
ぼくが いなくなる 妖魔は 占い師に 殺される
でも人狼を みつけ ないと だから だけど
………… …こわ い 。
[そうして遂に、相手のことも完全に分からなくなった。
急に彼を見上げたかと思うとびくりと肩を竦め、逃げるように走り去って行った]
だから、もう、「イヴァン」でいる必要は無いんだ。
「イヴァン」はお終い。
[最後に彼女の瞳に映った青年の顔は、一見無感情で
――けれど、やはり何処か寂しげな眼差しだった]
それじゃあね。さようなら。
[でも、それも一瞬のこと]
[さよならを合図に、さらさらと、彼の身体は砂になって崩れ落ちて行く。身体と一緒に、「イヴァン」が「想い」が「思い出」が、全て消え去っていく]
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