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遅延メモが残されています。
ウートラ は、突然死した。
次の日の朝、アナスタシア が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく アナスタシア の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 煙霧 かなぁ?
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、ロラン、フィグネリア、オリガ、サーシャ、ミハイル、イライダ、イヴァン、ドラガノフ、ナタリーの9名。
旅人が去りゆけば
濃い霧が村中に立ち籠めた。
不穏な空気の流れるなか
宿の女主人は長い黒髪を散らし
自室の寝台に横たわっている。
― 自室・就寝前 ―
[夜が来れば、用意してもらった部屋へと戻ると、ドアの隙間に紙が挟まっているのを見つける]
これは…アナスタシアさん、か。
[地下牢の話はしていたが、鍵の管理についてはこちらからは何も言わなかった]
(確かに人前で話す事ではないが…だがどうして手紙で?)
[疑問に思ったが、続けて並ぶ3人の名前にも注視する]
(オリガとミハイルはわかるが、姉さんが何で知っているんだ)
[二人は仲が良いとは言え、些か疑念が残った]
まあ、いい。
[明日以降も外出には制限がつくだろうかと思案しつつ、*ベッドの上へ*]
―昨日・自宅―
[そろそろ夜になろうかというころ。]
お前、飯食ったんか?
[イヴァンに問えば、どう返ってきただろうか。]
[まだ、というのが判れば、薄く笑って。]
食ってこい。
飯は巧いだろ、あいつ。
[自分はというと。
宿に戻る気はさらさらない。]
[無理にでも引っ張られない限りは、ここで夜を明かすだろう。]
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