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[自室に戻り、羽織を脱いだ。
紙戸の前では加藤が見張っているようだ。何と周到な。]
……せめて鍛錬くらい…。
[魔力を回そうとしたが、――やめた。
ライダーの本音を聞いた以上、勝手な真似は出来ない。
それに――。]
いざとなったら窓があるしな。
[そちらを横目に見て、姫倉はゆっくりと*目を閉じた*。]
―中央ブロック・ホテルグランパシフィック―
[ホテルに着くと、すぐにフロントに電話をして、救急箱を持って来させる。
渋るランサーの胸元に、オキシフルをびしゃびしゃにかけて当て布をしてから、包帯でぐるぐるに巻いた。
……お世話にも、綺麗に巻けたとは言いがたいが。]
…たっちん、ちゃんと休んでますか?
ベッドは2つありますから、片方使ってくださいな。
[英霊は眠らなくても支障は無いらしい。
けれど、少しでもそれが身体の休息になればと、自分の隣のベッドを勧めた。]
[パジャマに着替えて自分の方のベッドに潜り込む。
ベッドメイクされた綺麗なシーツの乾いた感触が、肌にひんやりと心地好い。]
ふぁ……
[小さな欠伸をすると、それが合図だったように、いつの間にか安らかな寝息を*たて始めた*]
[朝食後。出掛けるという提案は、言下に却下した。
深夜遅くに帰ってきて、朝早くから食事の準備をして。碌に休んでもいないはずだ。
そも、夜の聖杯戦争に備えるなら、昼は休むべきなのだ。
サーヴァントと違って、マスターの体力と魔力は、あまりにも限られているのだから]
あ……ヤマダ、フクイ。私が着れるような服、ある?
『ああ、姐さん。どうも、おはようございます。服ですか?』
『加藤さんに聞かないと、判んねッスけど。どんなん着たいんスか?』
ええと……ゴクドーっぽいのを。
『……は?』
この屋敷、みな、ゴクドーでしょ? 合せようと思って。
[山田と福井は、あたまを抱えた]
『オレ「ご○せん」くらいしか知らねェっス』
『馬鹿野郎、姐さんに芋ジャージ着せる気か。
大体「ごく○ん」は2000年代だろうが、ブチ殺されるぞ(世界の修正的な意味で)』
『……福井さんの発言もどうかと思うッス』
『うるせぇ、馬鹿野郎。……ま、普通に考えたら「極道○妻たち」か?』
『加藤さんが好きな映画っスね』
『岩下志麻の悪口は言うなよ。死ぬぞ』
『判ってるッス。でも、姐さんに着物は難しそうッスね』
――……なんで?
『胸が大きいと、キツイらしいッス』
『馬鹿野郎、山田手前……』
『じゃあ、アレどうッスか。「セー○ー服と機関銃」。あんま知らないッスけど』
『――いいですね! 流石は山田の兄貴!!』
『石川! お前どこから湧いた!?』
『極道は細かいこと気にしないものです。いいじゃないですか、セーラー服』
『馬鹿野郎――いや、そりゃ、薬師丸ひろ子は好きだが』
『決まりですね』
[――結果]
『マブいッス! 姐さん超マブいッス!!』
『馬鹿野郎、山田手前、うるせぇ』
『はぁはぁはぁはぁ』
『馬鹿野郎、石川手前、死んどけ』
『姐さん、これでポーズ決めて欲しいッス』
『馬鹿野郎、山田手前、それカチ込み用のマシンガンじゃねぇか!!』
『弾は抜いてるッスよ』
『当たり前だ馬鹿野郎。しかし……グリースガンか、映画そのままだな』
『台詞はこうでお願いします、姐さん』
カ ・ イ ・ カ ・ ン!
――撃ち殺す死傷の弾!
『――……イイ』
[冷静にみれば、召喚年齢20歳前後なので少し無理はあるはず]
―南ブロック/望月邸―
[猫は互い違いの色の眼をしていた。
まだ包帯で片目を隠していないアーチャーは
一つ瞬いた。]
……――偶然か、揃いだな。
[眼を細める。
吹く風には冷え込む気配。
一度部屋の中に戻り、暫くして
また縁側に戻ってくる。袴を履けば暖かいかと
試行錯誤の結果、明治大正の書生のような格好になった。
手には煮干。]
猫は魚が好きだと 聞 ――ッ
[足元にもう一匹追突。バランスを崩して縁側から落ちた。]
― 南ブロック / 姫倉拠点 ―
…。
[沈黙。]
……………。
[長い長い沈黙。]
――。
[そろそろ、天井の木目を数えるのも、畳の目を数えるのも、畳のほつれを数えるのも飽きてきた。
寝てばかりはいけないので運動をしよう。
そう思い、傘を振り回していたら加藤に怒られた。]
…このままやと暇すぎて死んでしまう。
[頭を掻いた。わしゃわしゃと掻いた。
考えた末に、加藤にこう切り出した。]
加藤。ちょっと厠(かわや)行きたいんやけど…。
[言うと、加藤は思案するように黙りこくった。
やがて、「分かりました。手早く」と返ってきた。
喜びたい一心を抑え、威厳を保ったまま紙戸を開ける。]
おおきに。
…ん?
[何やら居間の方が騒がしい。何かあったのだろうか。
お忍びで行動するなら人に会うべきではない。
火急なら手伝わなければならないこともあるだろう。]
何や騒がしいな。なんぞあったん、――。
[紙戸を開けた。
たかれるフラッシュ。一斉に上がる歓声。
その中心にいたのは――。]
…。
[閉じた。見なかったことにした。
加藤に宣言した通りに厠へ寄り、自室へユーターン。]
[どうやら自分は幻を見たらしい。蜃気楼というやつだ。
今日は冷える。そのせいもあるだろう。そう結論した。
そうでなければ世紀末聖少女の密教染みた会合が、この拠点内で開かれているわけもない。乱れた風紀には厳罰を。黒服達の教育は(恐らく)頑張っている。]
さて。
[部屋に戻ってきたのは良いものの、手持ち無沙汰。
結局、加藤が背後について回ったので厠作戦失敗。]
しゃーない。あっこから出るしかなさそうやね。
[傘を手に、窓を開く。吹き込む風。身が震えた。
放ったままだった羽織を羽織って、紐を締める。
そうして、桟に脚をかけ、外へと飛び出した。]
―南ブロック/望月邸―
…不覚。
[復活。
見上げた視界には山茶花の花が咲く。
それから、金木犀の香り。
猫は此方を不思議そうに見上げてきた。
――動物、特に猫は
“霊的なもの”や“魔”を感知する能力に
優れているというが、アーチャーは其れを知ってか知らずか。]
主、何か必要なものはあるだろうか。
[尋ね、申しつけがあれば
揃えて買ってくる心積もり。]
― 南ブロック/拠点→ ―
[一応、
『姐さんへ
廃ビルに行ってきます。
何かあったら組の者に言うてください。
達生』
とは書置きした。
自室にあるそれを発見されるかは分からない。
でも、何も知らせないよりはマシだろうと思った。]
…何も出来ひんってのは、歯痒いしなあ。
しかしどれくらいかかるやろ。
[日課となりつつある修行。
いつ身を結ぶのか――さっぱり分からないが。
住宅街を、北に向かう。]
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