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―まっくら森・回想―
[光>>0。湖に降りてくるそれは、暗闇が逃げ出しそうなほどの輝きを持っていたに違いない。]
そうか、これで元の場所へ……
[同時に。何か忘れかけていたモノを思い出せそうで思い出せない。
この森の暗闇が自分の心の闇ならば、晴らす光は一体何なのか。何か忘れている。
何故仕事帰りに車を使わず、森を歩いて休憩していたのか。
それに……この幼い番人とは、どこかで会っているような。]
――ッ おい、大丈夫かッ
[少女が倒れるのを見ると>>2、急いで傍に駆け寄ろうとしただろう。
しかし、光は広がり男の体を包み始める。手を伸ばすも白色に視界を遮られ………そう、"夢"から醒める。]
――――!!
[彼女の名を叫ぶように呼んだ。声になったかはわからなかったが。
別れの言葉も言えないまま、意識は真っ白に塗りつぶされて。。。]
−まっくら森の湖にて−
[意識を手放した時、誰かに名前を呼ばれた気がした。
けれど、何も反応できないまま、しばし闇の中へ。
その体から紫水晶◆色の光が浮かびあがって、
球体のまま、ふよふよと漂う。
よく見れば、光の中に小さな妖精が飛んでいる。
ほおずきランプに腰かけようとして失敗したり。
少女が目覚めるまで、その周りを漂っていた。]
[薄く目を開けると、飛び込んでくる紫水晶の光。]
『いつまで寝てるのよ。とっとと帰りなさいよ!』
[驚いて目を見開く。
キーキーと甲高い声で、球体が語りかけてくる。]
うん、帰るよ。帰るけど、もうしばらくここにいていい?
『…。帰りそびれても知らないわよ!』
うん、大丈夫。待ってる人がいるもの。
[よいしょっと上半身を起こして、ストールと木靴を抜いて、
傍らに置いて。裸足で、湖に足をつけた。]
えへへ、気持ちいい。こうしてみたかったんだ。
『好きにしなさいよ…』[呆れたような声。]
うん、好きにする、よ。
[橋を照らす光の中へ、帰っていく人たちが見えれば、
またね、と呟いて、手を振った。
やがて、枕を大事そうに抱えて、光の橋へと**]
[ふと気がつくと、>>0湖のほとり。しかも、森は暗くない]
「扉」とやらが、開いたのだわさ?
[と、問うと、光の中に戻っていく人々の姿が>>52>>53]
ここを戻ればいいのだわさ?
[吸い込まれるように光の中に消えていく*]
編集と朝まで飲んだ帰り道。
眩し過ぎる朝日(と言うには遅い時間だけど)にクラリと目眩がして、目をしばたかせた。
その瞬きの間に、キラリと光る小さなナニカ。
目を凝らしてよく見ると、それはあの森に残してきたはずの、金の名を持っ小鳥。
雲一つない青空に、円を描く黄色。
そして、誘うように一声鳴くと、何処かへと飛んで行った。
何かに駆られるように。
追い掛けた。
走った。
息が切れた。
ふらついた。
よろけた。
倒れ込むように飛び込んだのは、ちょうどライスシャワーが舞う教会だった。
みなの祝福を受け、溢れるほどの笑顔を浮かべる男女には、どこか見覚えがあった。
おめでとさん、と呟いて背を向ける。
そして空を仰ぎ見ると、小鳥はもう何処にもいなかった。
―とある町外れの森・結婚式の始まる何時間か前―
[目を覚ませば、切り株を枕に寝ていたようだった。妙にリアルだった夢。アレは夢、だったのだろうか。
しばしぼんやりとしていたが、意識が覚醒していくにつれて色んなことを思い出す。]
……そうだ、いかねぇと。
[やっと、やっと目的を思い出した。さっきの森とは比べものにならないくらい、明るい道を歩いていく。
向かう先は、この先の森に住むモノ好きな職人の居る小屋へ。]
「おぉ、お前か。あと少しだ、そこで座って待ってなよ。」
おいおい、まだ出来てなかったのか。。。ちょいと急いでくれ。
[薄暗く色々なものが散らばる小屋の中で、壁に背を預けた。
振り子時計の音と、金属を丁寧に彫る音が小屋の中を支配する。]
「しかしまぁ、お前が結婚、ねぇ。どういう風の吹き回しだ?」
[軽く笑いながら、職人は作業を続ける。...は言いたくないと言わんばかりに窓の外を見つめた。]
「まぁいいさ。オレとしても、友人が危険な仕事をするのは気が気でないよ。さっさと丸くなりやがれ。」
……片足を失ったお前に言われたかない。義足、手配するの大変だったんだからな。
「悪ぃ悪ぃ、お前には感謝してるよ、っと。出来たぜ、もってけよ。」
[ほい、と職人は手のひらより一回り小さい小箱を投げて寄越した。]
「お代は……今度カミさんと喧嘩したときにでも、一緒に飲むの奢れよ?」
[職人は再度笑う。つられて...も笑っただろうか。と、不意に呼び止められた。]
「おい、その胸ポケットに挿してる奴、それも追加徴収だ。」
[疑問に思って胸ポケットを見やれば、リナリアの花。アレが夢であり夢でなかったという象徴。]
「お前なぁ……確かにお前がしてるのは珍しいけど、花言葉を考えてみろ。
結婚を幻想と思うどころか、浮気心持ってると思われたくないだろう?」
[そう言われると言い返せなくて。少し名残惜しかったが、あの森にいたという象徴を職人に渡す。]
お前は、式に来ないのか?
「お前の幸せそうな顔が癪だから行かねーよ。どうせ幸せな結婚式になるのはわかってるしな。
さっさと行けよ。時間もギリギリだろう?」
時間がギリギリなのはお前のせいだけどな。
[大きく笑う職人。...は挨拶代わりにひらりと手を振り小屋を後にした。ありがとよ、と言葉を添えて。**]
ふあ…。
[目を覚ますと、机の上で突っ伏したままで寝ていたらしい]
寝てたのだわさ…。
[魔法の薬の調合のためにいろいろやっている内に寝込んでしまっていたらしい。できあがった薬の瓶には「幸せになる薬」というラベルが貼られていた]
さて、この薬をどう使ってみるだわさ?
[その瓶にコルクの蓋をして、部屋を出る。部屋を出ると、そこは雲の上。雲の上に建つ小屋だった]
ちょっと下界を覗いてみるとするだわさ。
[空飛ぶ箒に乗って、下界を目指す]
[何故か引かれるようにして、ある場所へと飛んでいく。一組の結婚式が開かれているようだ]
ふうん…。人間もバカなのだわさ。
あんな風に大騒ぎしても、ほんの数年もすれば、お互いの悪いところが見えて、あっという間にお別れしてしまうってのにねぇ…。ご苦労さんだわさ。
[そんな口を叩きながらも、何故かその上空で待機したまま]
なにやら、あの者達、気になるぞよ…。なんでかの?
すると、新郎新婦の姿が現れる。
と、その時。
あっ。
[手から瓶が離れた。瓶はそのまま落下して、新郎の頭に当たって、新郎新婦とその周りを囲んだ人達に思いっきりふりかかった]
あちゃー。
あの者達、幸せになってしまうんだわさ。
[右手の平を目にあてて、ぺちっと音を立てた]
せっかく、苦労して集めた材料…。
[マーシャは、ぐったりとして凹んだ]
もっとおもしろそうな材料に使いたかったのだわさ…。
あんな、いかにも、幸せそうな者たちに使っても、おもしろくもなんともないのだわさ。
[悪態をついて、その場を去っていく。
下界の教会では、新郎が頭を抑えながら、きょとんとした顔をしているかも知れない。それほど痛くはなかっただろうが。
周りに居た者は、それを不思議な目でみているかも知れない]
−教会の控え室−
なんだか、夢みたい…。
[朝から何度も同じ台詞を繰り返す。
その度に、夢じゃないですよ。とスタッフさんに苦笑され。
“籍を入れなくていいの。花嫁さんになりたいの。”
そんな我が儘から、みんなに協力してもらって、
今日という晴れ舞台を用意してもらった。
それだけで充分幸せ者だと思っていたけれど。
不思議な、不思議な夢を見た日に受けた検査の結果を
主治医の先生が朝一番に教えてくれた。]
夢、みたいだわ。
[窓の外を眺めながら、ぼんやりと呟く。
純白のウェディングドレスを身に纏い、
ヘアもメイクもセットが終わっている。]
「ティアラとブーケが遅れてますね。どうしましょう。」
[スタッフさんがおろおろと焦っているのにも
のんびりと受け流して、]
大丈夫、変わった人だけど、約束は守る人なのよ。
[やがて、やけに派手な足音が控え室へと近づいてくる。]
ほら、ね。
[相変わらずの人に、
花冠とブーケを手渡され、元気よく送り出された。]
あ、なんだか急に緊張してきた。
[ドキドキしている。さっきはサラリと言えたけれど、
彼にはいつ伝えればいいだろう。]
影が消えたから、本格的にもらってください…とか、
私の方から言ってもいいのかな?
[もしかしたら真似事だからつき合ってくれているのかもしれない、と
そんな不安も少しあったりして。]
それだけでも充分幸せなんだけど。
―新郎控え室―
[新婦とは違う部屋にて待機中。あと少しで式が始まるだろう。
あの後、滑りこむように控え室に入り、着替え終えたところであった。
自分には身内が居ない。だから控え室はスタッフが居るくらいだった。]
「あ、煙草はやめてくださいね。せめて今日だけは。」
勿論……アイツのことを考えれば、この先もやめるさ。
[医者から聞いた病。黒い影。
別に病気だから一緒にいるわけではない。惹かれたから一緒に居たい。
その感情は恐らく本物だった。感じたことのない感情だったから嘘かどうかもわからないけれど。]
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