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牧童 クゥ は 3にんからうしろゆびさされたみたい。
作家 ヒグラシ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
曲芸師 テッド は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
花屋 マーブノレ は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
王女 サフィラ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
牧童 クゥ は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
あれれ、いやがらせがなかったみたい。
照坊主の下駄が、どこからともなく 作家 ヒグラシ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 快晴 かなぁ?
のこってるのは、作家 ヒグラシ、麦わら フー、曲芸師 テッド、花屋 マーブノレ、パジャマ ジェリコ、アウトロー ジーマ、わがまま娘 サユラ、王女 サフィラの8にんだよ。
[去っていく花屋の声は、どこか蔑むようにも聞こえました。
必要とは求めること、自ら何かを求めるほどの意思は、
確かにわたくしにはないのです。]
けれど、ひとつだけ……
[そっと胸元に手をあてます。
あの少女のペンダントだけが、心に留まるのでした。
そして]
[霧は既に晴れて、森の暗い空、
月は煌々と冴え渡っておりました。
わたくしは泡にもなれずに、橋の上
しばし湖面に映る月を見つめていたのです**]
[あ。
向かい合う男が、自分の背後の何かを見て驚きの声を上げた。
逃げろ、危ない。
そんなことまで言ったかもしれないが、オッサンの反射神経が間に合うはずもなく。
ゴンッ!
後頭部に大きな音が響き渡った]
は、犯人はめそ…
[その一言を遺して息絶え……ずに気を失った。
ベッドの住人と看護人が入れ替わる形となり、此処は危険!と二人して思っただろう。
小鳥は、誰を指し示すでもなく、歌っている**]
[枕を抱えてランプを持って歩くのはやっぱり少し困難で、
ちょっと辛いなぁ、とそう思っていたら、
ほおずきランプがふわふわと浮かんで、
誘導をするようにゆっくりと進んでいく。]
…ありがとう。
[そうランプに声をかけた。
突如霧は晴れたが、まっくら森はまっくらなまま。]
[金糸雀の声に導かれるように、焼け跡に戻る。
ヒグラシ達はまだそこに留まっていただろうか?
もしいれば、声をかけるだろうけれど。
ただベッドだけがポツリと残されていたかもしれない*]
[土を強く蹴っても気は晴れない。
それでも天気は霧氷は消え、次第に晴れていくのがわかる]
まあ、これだけ真っ暗な森で
快晴と言ってもねぇ。
[それでも震えるような寒さが遠のいたのは僥倖だろう。犬を離せば、勢い良く駆け回っている]
はしゃいでいるのかしら?
[当然、わかるはずも無く**]
森の意志。
人の意思。
夢の意志。
森が夢の意志であり、夢が人の意思であるのなら――
[湖を泳ぐ二人を、見送ったまま、...は湖のほとりで立ち尽くす。天候の変化に機嫌を良くしたのか抱いていた犬は近くを闊歩し、歩き回っていた]
夢の中の私は。
(今ここにいる私は)
湖を泳ぐ少女を見つめる私は。
(この胸に光る宝石に苛立つ私は)
[誰をも理解しようとしなかった自分。
深く関わりあおうとも、知り合おうともしてこなかった。
信用できなかったから
油断できなかったから
それとも――知る事を怖がっていたから?]
会う事を怖かった人がいる。
話しかけることで、見えてくることを畏れていた自分がいる。
[手元にはもそもそした固く古ぼけたパンと薄い味のするスープ。栄養補給もままならない穀物の塊と、塩味だけがただのお湯ではないとわかる程度の酷く粗末な食事だった]
(本当は戻りたくないの? 実際は消えたくないの?)
識りたく、ないってことなのかしら。
[問いかける先がいつしか自分ではないことに*気付いていなかった*]
[見上げれば、紺。洞窟の奥ふかくまで行けば、ぽっかりと地上への穴が開いていた。そしてその上はまっくら森の帳だろう……漆色の空間が広がっていた、かもしれない]
また元の場所に通じているのかな。
[ひんやりとした岩肌を感じながら、「登ろうとす」れば、階段のように岩がせり上がっているのに、気づくでもなく至極自然な所作で上り始めた]
今日はクゥが降りてきおったのだわさ。
[寝ているクゥをなでなでして]
起きたら、これを>>4:+10食べるといいのだわさ。
まずは、腹ごしらえじゃろ。
私は、ちょっと疲れたから、ここで寝ることにするのだわさ。
[指をパチンと鳴らすと、『檻』の中に、立派なベッドが人数分現れる。その一つに寝ているクゥを寝かしつけ、自分はまた別のベッドに寝る**]
……風が…
[吹き込む風が心地よい。湖に解けそうになる次は、風に解けそうになる。これも森の力だろうか]
この森に、ずっといなさいって……
……言っているみたいだねえ
[つぶやいた。上りきれば、向こう側の湖畔に、サユラが犬と立ち尽くしているのを見ただろう。じっとそのさまを見つめ、あの時、彼女の中に消えた輝きと、今彼女の胸に光る輝きを認めた]
いつつつつー!
[気が付くと、先ほどまでとは真逆の構図。
俺達仲良しなのか、此処が下駄落下危険地帯なのか、どっちだろうあ、と苦笑う男の顔の向こうに
表:少女が現れた
裏:小鳥が飛んでいくのが見えた
+裏+]
[対岸に見えるサユラの赤毛は、森の中でよくはえて。けれど今はどこか心もとなかった。自分の印象でしかないもの、口に出せるはずもなく。けれど]
カタワレ みたい。
[それだけつぶやいた。周りには聞こえただろうか?きっと耳を澄まさなければ聞こえない、何か。]
ああ。そうか。
[一人で納得した。]
アレは、私が見たことあるものだった…てトコかな。
[胸の輝きは、自分がいつかどこかで見たであろう、ソレ。実際に見て触れたわけではないけれど、どこかで見た記憶のある、ソレ。何処だっただろう。――新聞か、なにかだったろうか? 思い出せない。]
あ――小鳥?
[彼女の目の前を小鳥が通り過ぎるのはここからでも見て取れる。
青い少女。
そして小さな鳥。
青い鳥を探しているのは誰だろう。
思わせぶりな花屋か、
ぶっきらぼうそうにみえたはぐれ者か、
臆病そうな曲芸師、
寝巻きの娘か――
彼女か、私"達"か]
私に鎖を掛けたのは、誰。
[遠く少女を凝視しながら、呟き続けていた]
--回想--
>>4:77
フランジパニ=シュタイン。
[その言葉を、頭に焼き付けるように唱えた]
[そのまま二人で歩いていく、いつのまにか自分が先導せずに、2人ならんで歩いていることに気付く
が、気にせずにすすんでいった。この先に答えがあるのかも、と思うと歩みは遅くなった]
>>10
そうだね…。
なんか、ある意味での魔力…だよね。
居るべきか消えるべきか、どっちが正しいのか分からない。
でも、森はおいらたちを引きとめようとし、番人はおいらたちを消そうとする。
なんでなんだろうねぇ…。
森と、番人の意思の違い……。
[フーは向こう岸に見えるサユラをみつめているようだった]
(そうえばあの2人、一緒に来たんだったな)
--回想終わり---
……オレがトレイスと最後に会ったのは、あの焼け落ちる前の宮殿だ。
センセイも会ってねぇんなら……どうなんだろうな。
[タバコは吸ってもいいとの言葉に、軽く手で礼を。
視線を動かせば、金糸雀が闇に姿を浮かせながら声を紡ぐのが見える。アレも、森の生き物なのだろうか。]
はぁ。アレが、ねぇ。
まぁ、残念ながらオレは番人じゃねぇと思う。人を隠したり消したりできるワケじゃねぇし。
[ヒグラシの言葉に、期待に添えずに悪いな、と謝るが特に申し訳なく思っている様子はない。]
なるほど。これを話のネタにしたら、どういう作品になるんだろうな。
[登場人物も一貫性がねぇしなと、紫煙を上に吐き出した。]
確かにわからないことが多すぎる。ただ、これが夢なら。理解できるはずもねぇ、って思うのはオレだけかな。
各々の理解が、それぞれ正解なような気もする。
少なくともここは、衣食住、全部困らないっちゃ困らない。満たされている環境。
だけど、光だけが不足している。真っ暗な闇。楽園と言い難いのはそのせいだろう。
……もし、これが自分の心の反映であるのなら、ある意味分かる。自分の生活に何かが足りないんだ。
[す、と目を閉じた。]
そのゴールとやら。それがこの森の暗闇を照らす光、なのかも、な。
[赤と青の少女、対岸の2人は何を思うのでしょう。
わたくしは橋の上、その真ん中に佇んでおりました。
――在るべきものがない胸元から、
繋がった縁から流れ込むこの想いはどこか憧憬にも似て。
それは遠い昔にわたくしにあの首飾りをくれた方、
その方へ抱く想いと少しだけ似ているのかもしれない。
そんな気がしたのです]
[小鳥は、ついととんで、サフィラの元へと行くだろうか。白い橋の真ん中にたたずむ、サフィラの元へ。さすれば、...の目も自然とそちらへ]
[同じ場所を行ったりきたり。抜け出せない迷路。
それはどこか、心の中に似ていた。
同じ場所を行ったりきたり。
心の中では何でも叶えられる。
きっとこの森は――…]
……っと。
[ビクッ、と左手が痙攣した。今回はテッドの顔が浮かんだだろうか。。。しかし、まぁ。いつになっても慣れないものだった。]
鳥、か。
[口に咥えていた煙草を地面に落とし、靴底でもみ消した。
そして、どうすんだい?と周りに問うた。周りに行動を合わせようとするだろう**]
二人ともどうしたの?
ヒグさん、酔っぱらってダウン?
[ベッドの側に駆け寄って、二人の顔を交互にみながら尋ねた。
煙草の残り香に、少し眉をしかめた。
二人が吸い出さなければ、宮殿が燃えたせいだと勘違いしたままで。]
[小鳥は一度わたくしの指先で羽を休めます。
けれど、その羽の色が赤く染まってしまうのが怖くて、
わたくしは小鳥を宙に解き放ちました。
そしてそれは赤い少女の元へと、羽ばたいてゆくのでしょう]
[赤い少女の目を背けるような仕草、
届くはずもない言葉を呟きます、
あるいはこの森ならば届くのでしょうか]
そのペンダントには、
持ち主の願い事を叶えると、
そんな言い伝えがあるのですよ。
けれど、願うことが出来なければ――……
[出来なければ、どうなるのでしょう。
どうなったのでしょう、それは既に遠い昔のお話]
[そして私の視線が探す先は、赤でも青でもなく――
橋を渡り岸にたどり着けば、
わたくしは、ゆるやかに微笑みかけました。
一度声をかけて下さった方、
曲芸師の方はいまだ青の少女の傍らにあったでしょうか]
あなたも違うのですね……
[森の囁きは伝えます、
そう彼は番人ではないと、けれど――けれど]
[つきり、と胸が痛みます。
それ以上の言葉を紡げずに、
わたくしは静かに胸元に手を当てました。
形容しがたい不安が胸の中にざわめいていたのです。**]
[唯一、森で自分に先を指し示したモノは、何処かへと飛んで行ってしまった。
入れ替わるように現れたのは、行方が知れなかった少女]
おう、お嬢ちゃんまだいたのか。
どうだい、何か分かったのかい?
[何故か、今はまだ少女に問いかける気にはならず、違うことを問いかけた]
[横からフーの声が入り]
消えたくない、か。
確かにそうだ、おいらだってそうだ。
(だがやっぱり、消えるべきか、消えないべきなのかは別問題だよなぁ)
[フーの方を見ずに、サフィラを見つめたまま]
消えた方々は、
この森から、解放されたのかもしれないのに……
なぜ、そんなに怖がっているのですか?
ずっとこの森を彷徨い続けていたいのですか?
[わたくしは一度だけ双眸を少女に向けます、
彼女が何者であるか、それが知れるのは、
森の気まぐれでしかありませんでしたけれど。]
[曲芸師は笑います。
わたくしは覗いてはいけないものを、覗いてしまったのでしょうか。けれどそれを止める手立てがあるのかは、しれず]
――……、
あなたが「ただの曲芸師」であるというのなら、
……「ただの曲芸師」のままであれるように、と
祈っております。
[ゆるく会釈をすれば、再び少女へ向き直り]
[鳥かごの小鳥は、今頃どこにいるのでしょう。
――さ迷い人も小鳥と同じ、
ただ鳥かごが広いか狭いか、それだけのこと。
そう、ここは夢という檻の中に似て]
あなたはここが、
本当に自由だと思っているのですか?
[動かぬ少女の両脚に、霜が降りるように
氷がまとわり付いて、その足を地面に縫い付けてゆく。
――そんな幻が見えました。]
[彼女のいわんとしていることは、矛盾に満ちています。
それを不思議と思わないのは、森の魔力のせいでしょうか]
……その「目覚め」を諦めて、
今のままがいいと言うのなら、そう願えばよいでしょう。
けれど。
[夢は醒めるから夢なのだと、
そんな言葉を紡ぐことはできませんでした。
ただ胸元――あるはずの無いペンダントを通して、
赤の少女へと言葉が伝わっている、そんな気がしました]
[そして、青い花はすぐさま散って、白い花へと変わる。フランジパニ。プルメリアの花びらに―…]
誰と語ることもなく、消えてしまうのは、いやだ…
[青い花は散っては白い花びらに変わり、...の足元を覆ってしまった…だろうか。誰も止めなければ。それともそれさえ、闇に消えてしまうだろうか。]
せっかく…
[動けるようになったのに。]
[who. 私は誰? あなたは誰?
永い眠りの中で、私は何になったのか?
何であったのか…]
……。
[うつむいたまま、後ろを振り返れば、橋の袂にサユラが見えた。彼女はこちら側を向いていて、自分のことを見つめているように見えた。彼女は、己をうらんででもいるのだろうか?]
それは、私が、見てしまったから?
[2人の”つながり”を。森の気まぐれで―]
[白い花の香は甘く。
けれど明るく華やかな名のその花は、
手向けの花でもあることをふと思い出します。
わたくしは、けれど。
青の少女にかける言葉が見当たらず、
ただ闇の中で見えてしまった悲しみに目蓋を伏せるのでした。]
(おいらは、ここから消える恐怖より、この森を1人でさまよう恐怖のほうがよっぽど強いよ…)
[フーやサフィラに背を向け、1人岸辺に歩き、座った]
私はもう戻れないの。
[この森からではない。今ここにいる頃のような自分に、だ。
私は、今の私と違う私はもっとずっと人生を生きていて、
もっと理不尽な中、
もっと不快な世界を、我慢しながら生きてきた。
歯噛みしながら、
苛立ちながら、
処構わず蹴り飛ばしてしまいたいような衝動の中、
果たす事も出来ず、ただ生きていた]
そっか。
私は、戻れないんだ。
[子供の頃、こうしていれば――そんな選択肢、IFを想像できない。
望みつつ、違うものを渇望しつつ、
結局は自分の性格と性根は、
無茶をすることなく、違った可能性を考えるでもなく、何度繰り返してもそう代わりのない人生を歩んでいく]
それがわかっているからこんなにも腹立たしくて――
[次第にぼやける視線が、彼女達がまるで自分の手の届かなくなる距離へ遠のいているような錯覚を...に与えていた]
私だって……
わたし、だって……
[遂に零れる弱音。]
お姫様に、なりたかったわよ……
[ジャラリと鳴る鎖は無慈悲な束縛の音。黄色い鳥は彼女を置いて羽ばたいてゆき、白い犬は彼女を捨てて、歩いていった。]
いくじなし…
わたしの…いくじなし…
[世を、他人を、自分以外のせいにして、自分勝手に斜に構えて諦めきって……
不器用な自分すら嫉ましくって]
なにも、しなかった。
(出来ない、無理、そんな事ばかり、思い込んで)
[湖のほとりで腰をおろし、膝を抱えて丸くなった。泣き顔は見せたくない。更に泣く事すらできないでいれば、そんな自分を見せたくない。だから丸まった。誰かに助けを求めることすら思いもよらず。ただ一人だけの世界へと――自分の殻へと*篭もっていった*]
[ぶらりと湖の周囲を歩き続けると、赤い髪の少女が見えた]
おや、あの子は前に会った事あるね?
名前なんだっけ?…サユリ?
[膝を抱える少女の傍に歩を進める。少女が気付くようなら話し掛けようかと]
(私にとっては先を見せる、ある意味希望と癒しの光だった金糸雀も、見る者の思い一つで違う顔を見せるだろうか)
[つらつらと考えながら無意識で煙草を吸おうとし、ふと手を止める。
そういえば、この少女は煙に顔をしかめていたなと思い出し。
そのまま、小鳥の代わりに現れた少女の頭を、優しく撫でた。
どうか、嫌がりませんように。
目の前の男がその思いに気づき、クスリと笑った**]
[顔を伏せたままの少女に、気まずそうに頭を掻いた]
あー。邪魔しちゃったかね?…具合でも悪いのかなと。
大丈夫なら俺、あっち行ってるけど、君、なんだっけ、サユリ?大丈夫?
[そっとハンケチを差し出す。女性にはジェントルです]
邪魔…かぁ…
[顔をあげて、声を掛けてきた相手を見る。
遠い記憶の中の自分は声を掛けてきた男に何と言って追い払っただろう。そもそも声を掛けられたこともどれだけあったか…]
あ、ごめんなさい。
別に具合は悪くないわ。
[ハンカチを受け取ったが、案の定涙は流れていなかった。泣けない自分は、ここでも泣けないのだ]
貴方は――
[何を聞けばいいのか迷う。少しの間をおいて]
ここ、どう思いますか?
[実に今更の問いだった]
なら良かったー。じゃあお嬢さん、お隣失礼。
[大丈夫だと言う返答に二カッと笑うと、少女の隣に胡坐をかいて座る]
ここねぇ…そうさなぁ。まっくらだけど面白いね。
君は?ここ好きかい?
[少女の方を向くと、のんびりした笑顔で答えた]
嫌い。
[間髪入れず、だった]
ここはなれなかった私を見せつけられているから。
けれど…
ここじゃない、ところも…嫌い。
[今度は幾分躊躇うように、呟いた]
[気づくと、足元には沢山の花びらがつもっており、まるで自分を弔っているかのようだと思うとぞくりと身震いした。その事実から目を背けるように顔を上げると、]
…ぁ
[赤毛の少女のそばに、男性が手を差し伸べているのが見えただろうか。既視感。]
――ああ…そうだった
(私は、見たことがある)
[...が思い起こしたのは四角い白い部屋の、わずかな光。差し込む四角い隙間。それは「窓」。さらさらと入るヒカリの中で、紫のドレスをまとった少女と、赤毛の少女が、往来の中ですれ違う瞬間。その場面だったろうか―]
あの、ペンダントを見たのも、そのとき…か
[…動けない自分は、気品あふれる少女も、元気に動き回る少し不機嫌そうな少女も、ひどくうらやましくうつった。そのとき、少女の胸にあのペンダントはあったろうか?
覚えているのは、私と視線が合って、気まずそうにどこかへとかけていく赤毛の少女の姿だけ。]
[少女の答えに首を少しかしげ、拒まれなければそっと頭を撫でるだろう]
なれなかった自分って、そんなに素晴らしいの?
俺から見たら、君はとっても素敵なんだけどなぁ。
[空中から大きなカサブランカを取り出した]
君に似合うと思うんだよね。凛としてまっ白で飾らないのに美しい。東洋ではユリって言うんだよ。
君の名前、サユリって言うんだろう?同じだね!
[勘違いしたまま笑顔で花を差し出した]
[手を差し伸べてくれる人がいるのだ、彼女には。...は、目を伏せた]
…私には―いたのかな…
[自分に手を差し伸べてくれる人が。いたのだろうか。もう起き上がれないとあきらめて、そこで生きているのか、死んでいるのかわからないまま、夢の中で遊び続けたから。解らないのだった]
(マーシャなら、「まほう」を使ったかな。
トレイスさんなら、治してくれるかな)
[自嘲的に夢の中で夢を見て、――――つぶやいた]
もっと、生きたかった。
泡みたいに、消えるのなんて、嫌だ。
[それは「現実世界で」。]
[消して自分は亡くなってはいない――それは覚えている。
けれど、夢の中から抜け出したくなかったのだ。
そこに、逃げていたから。]
だから、暗闇は恐くなかったんだよ。
いつもそこにいたから。
[誰に言うでもなく口にすると、立ち上がった*]
花を…
ありが、とう。
[大きなカサブランカを受け取れば、そうすんなりと言えた。あれだけ素直に言えなかった礼の言葉が]
うん、ありがとう…
それと――
私の名前は……
[...は自分の名前を苗字も含めて告げていた。]
[「光」というのは「出口」と同じモノではなかろうか?等と思いながら、]
あ、じゃ、湖、行く?キラキラ光ってるのよ。
みんなもまだいるかもしれない。
[とはいえ、湖まで案内できる可能性は55%だったりするけれど。
もちろんヒグラシ達が他に行こうとしても強く反対はしない。]
[>>78名前を告げる花を持った少女の姿をまじまじと見つめている]
カサブランカ、やっぱり君によく似合うよ。
その花の花ことばは高貴って言うんだ。
その姿がさ、上を向いて子供の笑顔みたいに、天真爛漫に咲いてる他の花と違って、まっすぐと前を見て背筋を伸ばして立っている淑女みたいじゃないか?…女王様の花だよ。
君はこれから淑女になるんだろうねぇ。今はきっと、カサブランカの蕾だね?
自分のなりたい姿かぁ。
…それ、今から咲けばいいんじゃねーのかな?
[話しながら空中をまさぐり、どんどんと花を取り出す。
白い蔓薔薇のとげを落とし器用に編むとレースフラワーと組み合わせて、緩やかに垂れさがる花冠を作り、少女の頭にそっと乗せた]
女王様になる前だから、今ははカサブランカのお姫様かな?さぁ冠をどうぞ。
お嬢さん、君は笑った方が可愛いよ。
[花屋はいい仕事をしたと自画自賛しつつ、腰に腕をあてて少女の姿を眺めている*]
高貴…、ふふ、そう。
[彼の目に映る自分は当然――今の自分。
それでも彼がそう言ってくれる事が嬉しくて、
自然に笑みが口元から零れていた。
これから…などと言われても、なんてことは今は忘れる。
褒められたことはある。けれど、褒められて笑ったのは――いったいいつ以来だろう?]
フフ、有難う。
[森と森の番人は、彼女達は、などということを忘れ、素直に花の香気――を*楽しんだ*]
(あの日もこうしていい仕事をしたと満足してハサミを置いた。
カサブランカを入れた░▓▒▓█▓░░▓▒のウェディングブーケを仕上げて、シルクの白いリボンを結んで…)
[少女に渡したカサブランカがほんのりと光り、花嫁のベールのように少女を淡く包み込んでいる]
ああ、そうか。俺、あいつにそれで花束を渡そうと…。
[掌には巻きとられた白いリボン]
そうだ、俺は叶えてやりたかったんだ。二人の願いを守りたかったんだ。
体の弱い░▓▒▓█▓░░▓▒の調子がいいうちに式を挙げようってそれで…。っつぅ、頭が…。
[急に割れるような頭痛に襲われ、片膝をついて頭を抱える。傍らの少女は心配して駆け寄っただろうか?そのまま意識が遠くなり、…は白いリボンを握りしめたまま意識を失った**]
[遠ざかる意識の中で二人の顔がフラッシュバックのように瞬いた。[作家 ヒグラシ]と[旅人 ルシアス]の顔だっただろうか?
混乱した意識の中で見間違えてるかもしれないそれを、…は覚えているかどうか**]
[道中、湖のことを聞かれたら、]
お水はキラキラでね!小鳥が泳いでたのよ!
[嬉しそうに説明する。]
霧が出ていた時はまっしろで何もみえなかったけど、
今はもう晴れているのかなぁ。
[そういえば、吐く息はもう白くない。
それでもなんとなくストールは肩にかけたまま。
二人と一緒に湖へと向かった**]
[森の中を一人で歩きながら]
(やっぱり、おいらは普通に戻りたい、普通の生活、普通の毎日に)
[歩きながら、ふと思い立つ]
なんで木に上ろうとしなかったんだろう。
…そうえば、誰かが空を飛んでたっけなぁ…。
……?
[何故ジェリコが眉をしかめたのか。男にはわからない。
何か失礼なことをしたか言ったか。。。自らの行動を思い返す。
少女の小さく小さく紡いだ言葉。内容までは聞き取れない。
恐らくこの言葉は聞かせる言葉ではないのだろうけれど。
聞こうとしても、ジェリコは鼻歌を。]
……ぁー。。。
[小さな声だったが、なんとも間抜けな声が聞こえたかもしれない。
気の抜けた声はは誰に何を伝えるわけでもなく、闇の中に溶けていく。]
[上るための道具など無かったがそんなもの、望めば出てくるのだ]
おいらを、この木に登らせてくれ。
[すると、上からするすると縄ばしごが降りてきた]
水がキラキラで、小鳥が泳ぐ……
[嬉しそうなジェリコとは対照的に呆気にとられる表情の...が居ただろう。
しかし、宙を泳ぐ魚も見たのだ。何があってもこの森ではおかしくないのだから。次には、ふと軽く笑い]
なるほど、そりゃ楽しみだ。
光も……もしかすると、そこで見つかるかも、な。
[勿論確証はない。ただ、その湖を見てみたいという想いはあったかもしれない。見れば、何かが晴れるような気もしたから。]
霧?霧、か……
さっきまで肌寒い感じがしたが、今はそれほどじゃない。
だから、晴れているといい、な。
[ポツリと呟くように、言葉を紡ぐ。]
(もしかしたら、終わらないんじゃないか)
[しかし、そんな思いと裏腹に、枝が細かくなり、はしごでは登りにくくなってきたので、枝や幹を足場に登っていく]
[なんとかてっぺんにやって来て]
大分、たかいなあ…ずいぶん登ったんだなあ…。
(足場が悪い…)
うまいこと、なんとかしてよ、森さんよ。
[するとベッドが現れ、四つ足に枝がからみつき、がっちり固定された]
(便利な森だが…気持ち悪いよな…)
[湖が仄かに光って見えるだけで、闇を貫く光を見つけることはついにできなかった。]
別の場所じゃないのかあ、やっぱり湖かあ…
[諦めたようにベッドにころがる]
村の設定が変更されました。
[青い少女も、曲芸師の方の姿も、すでに在りません。
風に流れる白い花びらへと眼差しを落とせば、
それは赤く染まって、何処へとも無く舞い散ってゆきました。
わたくしはただそれを見つめています。
見下ろす両手も、スミレ色のドレスも、
赤く紅く染まって、そして、
やがてはその赤は黒ずんでゆくのです。
けれどそれもまた一瞬の幻]
[木の葉が降ってきて、
ふと空を見上げるのですが、暗い森のこと。
わたくしの目に映るものは何もなく――
ただ薄闇に身を委ねるのでした]
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