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家庭教師 メリーズ は 3にんからうしろゆびさされたみたい。
花屋 マーブノレ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
パジャマ ジェリコ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
わがまま娘 サユラ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
王女 サフィラ は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
家庭教師 メリーズ は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
あれれ、いやがらせがなかったみたい。
照坊主の下駄が、どこからともなく アウトロー ジーマ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 氷霧 かなぁ?
のこってるのは、牧童 クゥ、作家 ヒグラシ、麦わら フー、曲芸師 テッド、花屋 マーブノレ、パジャマ ジェリコ、アウトロー ジーマ、わがまま娘 サユラ、王女 サフィラの9にんだよ。
[飛んでいた小鳥は、ジーマの肩に留まりチチチと鳴いた。
問うべきか、答えが得られるはずもないのに問うべきか、悩んでいる。
取りあえず、何処かへ向かおうとしている彼の後に付いていくことにした**]
(お、落ち着け!)
[火の勢いはどんどん強くなる、とんでもなく熱い]
水!
[そう、強く念じるとテッドは突然びしょぬれになった]
(そういうことじゃないんだよ!)
[ただ、熱さは一気になくなった]
[燃え盛る小屋からなんとか脱出し、うなだれ]
一ヶ所に留まるな…ってことかな。
建物はその原因になるから…。
(だとしたら、番人の意志なのかな…一ヶ所に留まらせたくない理由は、なんなんだろ)
[どこからともなく犬がやってきて]
お前はこのこと、察知してたのかい?なら教えてくれてもいいじゃん…。
[と、犬に]
[冷たい霧が辺りをつつみはじめたでしょうか。]
寒っ。
[ふんわりと、薄柿◆色のストールが肩にかかり、
ずりおちないようにかき合わせ、枕を抱きしめなおし、]
あ、待って。サフィさん。
[はぐれないように、すぐ側を付いていくでしょう。
それでもいつかは見失ってしまうのでしょうか*]
[サフィラの言葉、それに繋がる言葉を聞いて]
迷わせること自体が目的?
普遍的無意識?
……この森はゆっくりしていちゃだめで、迷い続けなきゃ消えちゃうってこと…?
なら−戻ることはおろか
[言いかけて、言葉が途切れる]
迷い続けるか消えるかしかないのかー…?
[間延びした声をあげながらも、瞳に色濃い不安が宿る。]
[サフィラが目を拭っているのを見ると同時期に、ヒグラシのぼやきを耳にしただろう]
ヒグラシさんは変態の人だったんだ?
そういうハナシを書くの?
……まあそれはいいや。
[からかうように言うが早いか、いつの間にか衣更えした自分の身体を動かす]
消えるのが嫌なら動く。
帰りたいなら消えることで帰れる可能性にかける。
ってトコかな?
[そうして、歩きはじめる。麦藁帽子をかぶりなおし]
私は消えたくないの。
[...はメリーズがそっと姿を隠したのに気付いただろうか。きっと指摘されるまで気付かずに]
ん?
[しゃら、と腕輪が腕で揺れる。チリチリと輝いていた]
んー…?
[もしかすると、腕輪は己が闇に溶けないように、と語ったかもしれない**]
どーこーだーy
おい!
[倒れている男を見つけて、慌てて駆け寄る]
息はある。
脈もある。…いやいやそういう意味じゃない。
血は…。
[あちこち見回して]
出てない。
熱もない。
おーい、大丈夫か?どうした?
[頬っぺたをぺちぺちと叩いて、意識が戻ることを期待した。
そういえば、あの医師の卵はどうしたんだろう]
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