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[グラジオラスが目を覚ますと、すかさず問答無用でむぎゅり。そしていつかのように頭をぽんぽん。
そしてその場にいるであろうJJに聞かれないよう耳元で小声で囁く]
おねーさん、シャルです。とりあえず今は話を合わせて。
[JJがその場にいればそちらを向いて]
もう大丈夫なようですから、この子の事は私に任せていただけますか?
―喫茶まろん《中立亭》―
まあ、大丈夫ですか?
[なにやら大変なことになってしまった店主に瞬きして。
奥のソファまで彼を運ぶと]
いま、手当ていたしますからね。
エレメントおb――
[そこでカルロが来たため、癒しは発動せず+表+が裏なら店主の頭の上にししゃもが降ってきた。]
―回想・崩れゆくビル付近―
[静止した時間の中。
アニュエラの救出劇があった事など、無論知る由もなく]
[そして、再び世界が動き出した時――]
おお!? これは――
[どこかに向かって投げ飛ばされるビルの破片、そしてそれを更に吹き飛ばす熱風の壁。
時間停止の弊害で全く状況はわからなかったが、ともかく自分自身は無事だったらしい]
って、アタクシの事はどうでも良いんじゃ!
ビルの中に居た者は無事だったのか?
[周囲に居た者たちの顔を見回した]
―回想・了―
―現在・倒壊したビル付近―
[目の前で、ドンファンと魔王が何やら取り込み中なのが見えた]
これは魔王の仕業……ではないのかい。
魔王以外にこれだけの破壊力を持つ輩が居たとはねぇ……。
[滅びてこそいないが、そこかしこがボロボロになった町を見回し溜息を吐く。
破壊倒壊は日常茶飯事のジンロウ町であるが、それでもこれほど大規模なものは珍しい]
厄介事は重なると言うけどねぇ……。
ふむ、やはり魔王殿の所業ではなかったか。
いくら悪とはいえ・・・無差別広範囲に被害をもたらす等、何らかの宣言が必要であろうしなっ!
[正義として根本的にどうなのかという事を暑苦しく語りながら魔王の元へ歩んでいく。 近くにトメ子達がいるならば+裏+【表:気付いて声をかける 裏:気付かない】]
この前は助かり申した。
あの固まっていた人々は無事に救い出し家路に着きましたぞ。
色々あって駅前は色々と吹き飛びまくりましたがなっ!
[細かいところは、もの凄い端折った]
[予想より少々遅く、1分ほどでやってきたカンナギ>>129
が一直線に青薔薇の娘に飛びついて抱きしめるのを見れば、苦笑して視線を外す。
中途で止まった詠唱>>146の影響か、ぴちゃりと頭に落ちてきた海水を拭いつつ。]
あやつ、すっかり惚れおったかの。
[呟いた直後にはカンナギが出て行く後ろ姿>>130が見えた。]
やれやれ。せわしないやつじゃ。
まあ、若い内は走りまわっとるのが一番じゃがな。
[微笑ましげな、そんな述懐。]
そろそろ終わったところか
[服の埃を払い終えて呟いたところで、動き出したトメ子へと目を一度だけ向けてからドノファンへと戻す]
さて、それは悪にもよろう。
我は昔ながらのものゆえ礼儀として行うがな
[最も現在被災地などへの活動のためにこちらへと手を回す余力はなかったようだが]
この前か、我は何もしておらぬ。
ただ自己満足のために動いたのみよ。
[駅については深く触れなかった]
(魔王が人助け……?)
[詳細不明なまま行方不明になっていた魔王の行動の一端が、ドンファン>>149の言葉によって明らかになった]
あやつもわからんやつじゃのう……。
[熱弁を振るっているドンファンはこちらに気付いていないようだ]
おうい!
アタクシは帰るよ、ありがとうねぇ!
[詳細はわからないながらも、恐らく助けてもらったのだろうと判断し礼を言う。
その場にアニーが居れば、勿論彼女にも。
名残惜しいが、トメ子にもトメ子でやるべき事があるのだった]
―駄菓子屋「つるや」へ―
―3丁目公園付近?―
[しばらくの間、屋根を跳んでいた後から今まで自分が何をしていたのかを思い出せず、JJに自分は何をしていたのかを訊ねたりして少しばかり困らせていたり。
傍に居た女性が唐突に抱き付いて来て、頭をぽんぽんと叩くのにシャルロットを思い出すが、姿も声も違う]
あー、えっと…
[誰だ?と問おうとした丁度良いタイミングで、女性が耳元で囁いた。>>145道理で、と納得して大人しく彼女の言う事に頷いて話をあわせる事にした]
JJ、足を止めさせてすまん。
後…今の事は他の皆には黙っていてくれ。
―『明家計画』アジト―
ああ、ああ。そうか……ライフルの……は? れみんとんえむなな……ええい! ライフルでいいのじゃ! ライフルで! 拘りなんぞ知らぬのじゃ!
[改めて先ほどの怪人からカルロ(>>69)とドンファン(>>124)への狙撃成功の情報を電話で伝え聞いた。特に前者の出来事の詳細を聞くと複雑な表情に]
そうか。威力が大き過ぎたか。
『正直、殺傷はしたくないのじゃがの』
無傷無反動で、逃走を追跡されるのも困るしのう。
時限式というのがまた一手間じゃ。タイムラグをなくした完全版が待たれるのじゃが。
うむ、ポークとかいう怪人、ああ、アヤツが絡んでおったようで事態は厄介な……
はぁ? 関係ないじゃと! くっ……そうじゃな。威力を抑えたものを極力用意しよう。拳銃の方はこのままで良いのじゃな? ふむ。わかったのじゃ。
さて、そろそろじゃな……
―町のどこか―
「コピーです」「ペーストです」「「コピー&ペーストです」」
[書類のような表面をしたモノリス怪人が二体、遂になって現れた]
「ハァイ、コピー」
「なんだい、ペースト」
「実はこないだのことなんだけど、ウチのボスがねウンウン悩んでいたのよ」
「へぇ! 自分の猫の葬式で社員に香典を要求するような強心臓のボスがね!」
「それがね、聞いてみたらリストラで人員削減している最中なんだけどどうしてもあと一人、足りないって言うからアタシ言ってあげたのよ。「それなら目の前に一人いるじゃないですかって」」
「へぇー殊勝だね! それでキミのボスは何て?」
「自己犠牲の精神がお前にあるなんてなんて感激しちゃってるから、勿論続けて言ってあげたわ「アタシの目の前にほら、今ここに」って」
「そりゃあボスも吃驚だAHAHAHAHAHAHAHA」
「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
[二人?の笑いにどこからとも無くわざとらしい笑い声が被さった]
「じゃあ行きましょう、コピー」
「そうだねペースト」
[そう言うと二人?は<<プロフェッサー JJ>>の能力をコピーした偽者を作り出し、町に放った。その能力は40%の出来]
なにごとだ?
「なにごとだ!」
〈どうしたの〉
《どうしよー》
[アンクルの叫び声に驚いて(?)そちらに近づいて行くと、シンクの中に納まった青薔薇を見つけて]
おかえり?
「おかえり!」
〈なんでそんなところに〉
《おいしいの?》
「『〈くわねーよ〉』」
【偽造怪人プロフェッサー JJが現れた!】
「ワシはプロフェッサー JJじゃー
ワシの全ては化学に殉ずるのじゃー
ひゃーははははは。科学の力で逆らうやつは皆殺しじゃー」
[知性も乏しく、出来はイマイチらしいその偽造怪人はローラーブレードのまま町中で適当な人家に押し入っては、自称科学の力とやらで爆発物を爆発させてみたり、カップラーメンを作って3分以上放置してみたりと、白衣をはためかせ迷惑行為に勤しんでいた]
「ひゃーはははは。ワシはプロフェッサー JJじゃー」
[眼鏡の縁の色が違ったりするかも知れないが、ちゃんと会った事のある人間からすれば一発で別人とわかるレベルかも知れない]
だいじょうぶか?
「だいじょうぶか!」
〈だいじょうぶ?〉
《はなしょうぶー》
[アンクルがぎっくり腰になると心配そうに(?)その上をくるくると回る。]
―駄菓子屋「つるや」奥の部屋―
[帰宅したトメ子が発見したのは、警告音を発し続けているコンピュータだった。
ログを遡ると、『X:439(1000) Y:196(1000)に圧力120 危険域です』と赤字で記された箇所があった。
その記録の時刻はポーク班長が謎の失踪を遂げた時刻と一致しているのだが、その事実を知る物はいない]
異次元ゲートの不正使用……。
新たな悪の組織の侵入か、はたまた……。
ま、考えていても仕方がないかの。
[老婆はコンピュータの置かれた部屋を後にした]
ま、そういうことじゃな。
[青薔薇の娘>>162に頷き、それからちょいちょいと呼び寄せる。]
時におまえさん。そろそろ話す気にはならんかね?
おまえさんがなにもので、なにをしようとしているのか。
どうもワシには、このところのジンロウ町がおかしいように思えてな。最近の魔王といい、今日の騒動といい、今まで無いような騒ぎばかりじゃ。
ちょうど、おまえさんが現れるようになってからなにかが変わった、と思うんじゃが、どうかね?
[眼鏡の奥で、きらりと目が光る。]
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