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―ヒーロー協会第11支部前―
シャルロット、ホムンクルス達は連れて来ているか?
箱舟に行く前に何か準備しておかなければならない物などがあるのならば今の内だぞ。
しかし花の王め、結局何の頼りも寄越さんままだったな。この騒ぎの中でいつまでフライドチキン屋のバイトをやっているのだ。そもそも買い求める人間が居ると思うのか全く…
――そんなわけないじゃない馬鹿だなあ。
[グラジオラス・シャルロットの頭の中に直接響く声は、公園傍の紳士人形のもの。しかし捜せど周囲にそんな人形の姿は無い]
――やあ、シャルロットはしばらく振り。
一生懸命夜なべして飛行ユニットを作って入ってみたよ。
後、幻銀蓮の種を入手したって知らせが入ったからそれも見に、ね。
[いつの間にか設置されていたらしい背中の飛行ユニットを展開すれば、ビーム状の1.見た目美しい天使の翼 2.口調とぴったり、悪魔の翼 3.形容し難い凄まじい形の翼 4.可愛らしい妖精の羽根 3(4)が開かれた]
…だめ?
[薄ら笑いを浮かべたメイアル>>179に、思わず誤魔化すような笑いが漏れる。
…実は。それがなけなしの脅迫手段だったりするのだ。本当に投げ飛ばすつもりは、あまりなくて]
―――ッ!!
[思わぬ一言によってできた隙を突かれ。脱出したメイアルが、髪に巻いた包帯へと手を伸ばすのを見れば。
全身を粟立つような戦慄が、走って。
即座に離脱しようと、使い得るすべてのバネを使って、ジャス天号を跳躍させた、けれど。
回避は、間に合っただろうか7771〜:回避成功 25〜70:ユーリだけを突き飛ばすことに成功した 〜24:直撃]
/*
はなみか?
「はなみだ!」
〈たのしいね〉
《さけもってこーい!》
[...は、何時ものごとく、花見会場の上をクルクルと回りながら騒いでいた]
シリアスなシーンを台無しにしつつ今晩は
*/
[吹き飛んだ先―――玉座を見上げながら吼える]
魔王殿はこの程度の一撃で吹き飛んだりはしないっ!
テメェのようにただ黙って攻撃を喰らったりはしねぇんだよ!!
その姿をしているのならば・・・拳で語り合ってみせろォォォォ!
[魔王はすぐさま起き上がり、黒き稲妻を拳に纏い突進してくる!]
[それに対応するように...も拳に炎を灯して駆ける!]
[いつかのように紅い拳と黒い拳がぶつかり合う]
オオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!!
あらあら。
かわされちゃった。
[さして残念でも無さそうに、そう告げた。ノアに集められた生命エネルギーの54(100)%は今の一撃で使ってしまったが。今なお、箱舟に乗り込んでこちらへと来る一般人が居る為生命エネルギーは都合よく補充されているような状態で]
ふふ、それでも。
流石に、今のは驚いたみたいねえ?
[笑いながら、魔剣を手元に戻し。2人に向き直ると、優しい口調で告げた]
今なら、降伏すれば許してあげるわよ?
なるほど…一個の強き意志も、群集の…更に本能に近い心には勝てぬということか。
[仮定といえど、無視できぬものがある。実際ここから出られるのかなど考えている様子もなく騒いでいる面々とているのだから]
停滞、そして退廃…天国に似た地獄だな。
[最初から騒ぐ気もほとんどなかったが、改めてつまらぬ世界だというように息を吐いた]
…じゃあ…さ。
[いまの こうげきは]
止める気になってくれるまで、がんばるからさ。
[よけたしゅんかん きこえたこえは]
だから…
[…いつかきいたことのあるものでは なかったか?]
…さっきのそれ もう つかわないでくれない かな
[攻撃の脅威以上にいやな何かを感じて。一気に血の気が引いていくのが分かる。
辛うじて回避に成功し、自分もユーリも無事だったことこそ僥倖だけど。
あれはもう、使わせてはいけない、と。他でもない、たった今掠めて行った“兵器の声”が、告げていた]
また…懐かしき名が出たものだな
なに、我が望むことなど大したことではない。
ただ少し…変えるだけだ。
ククッ…少数が望み大多数が望まぬのに動くことは、正義よりも悪の仕事であろう?
[エルヴァイラが見上げた空に現れし魔王は低く笑いて、地に降りて、同じように天を眺める]
まずは…あの小童の恥さらしな暴走を止めるとしようか。
ん? 我を視るか? 診られて困るほどではないの。好きにするのじゃ。
[暫しの魔王からの沈黙は何を意味しているのか。その合間に頂いた唐揚げを咀嚼しながら、花見会場から離れた場所へと足を向ける]
以前会った時があれば、挨拶を交わす間柄ではなかったじゃろうし、
改めて自己紹介をしておこう。
我が名はエルヴァイラ。人であった頃から変わらず残っているものじゃ。
[ドロリと身体のあちこちに穴が開き、そこからコールタールのようなドス黒いモノが顔を覗かせる。一番大きな穴は彼女の動の中心だった]
我が腹は随分前からただの模造品じゃ。
イキモノとして必要なものは根こそぎもっていかれたのじゃからの。
どこぞの神の使徒により仕込まれた"天使"とやらの化け物を詰め込まれた故。
孵化したそれを成敗するとばかりに正義と名乗る輩に母体諸共暴かれた故。
ぐしゅしゅ……よくある話じゃ。
――お店は真っ先に隕石で潰れちゃったからね…もうあの人形に乗り移る必要もないでしょ。
[「なんだこれは!!!!」と叫んでいるグラジオラスを他所に、シャルロットと現状をまとめつつ話を進めている花の王]
――異次元テクノロジィを手に入れたんだね。2人はそれをどうするつもりなんだろう?
[花の王の疑問が響く。その声は形などないのに酷く重く圧し掛かるようなもので]
別に何をどうしたいという気持ちはないな。
ただ、いじげんとやらに飛ばされた連中をこちらに戻せる可能性があるようなのでその為に使えたらと思っている。
また、それが出来たならば後は…いじげんてくのろGを誰にも使わせないように、したい。
誰かを消せば、消された者と縁ある者が恨みを持って掛かってくるだろう、そしてそれも消し、を繰り返すだろうしな。そして振り返れば悲しみの綴れ折り、最後は孤独。
果てしなく虚しい事ではないか。
[ブーツを脱いでシャルロットに手渡しながら答える]
/*
浮いてるさんはこんばんはー。お墓は自由なとこなので気にせずなのですな。
ドンファン>んじゃあここで一発絡むか。でもノープランなのだがなっ
我が悪に縁を持ったのはそれらの敵対陣営だからではない。
そのザマで"生きていた"我に興味、関心があったのは悪のみじゃった。
怪人として生かされたのは、そうでなくば存在できなかったからじゃろうな。
恩讐などは既にない。私怨はあるがの。
[正確に魔王のいる場所にたどり着けば、いつもの...がそこにいた。と言っても、魔王とかつて関わった彼女の姿とは異なる姿であろうが]
だから我も少し、力を貸そう。魔王よ。
あの小僧に伝言があれば、伝えてやるがいい……。
[...は己の体内にある群居性欲求の塊を52%ほど魔王の意思に強制的に共感させた]
ぐしゅしゅ……これも余興じゃな。遊びは、皆の共通した楽しみゆえに。
頑張るねえ……
それにしては、顔が青いじゃない?
[そう告げると、からかうように笑って。青薔薇に目を留めると。カンナギに言葉をかけていく]
そうね。
その子をあたしに差し出してくれるというのなら。
もうあの兵器を使わない事を考えてあげても良いんだけれどな?
[カンナギにとって、その相手はきっと大事な相手なのだと分かっていて。それでもメイアルは言葉を続けた。まるで彼女の覚悟を試すとでも言うように]
さあ、どうするの?
愛と正義のジャスティス便さん
ぅ・・・っぐ、オォォォォォォォォォォ!!!
[力任せに拳を振り切り魔王へと届かせる!]
[そのまま体制を低く整えて、跳躍し拳を天へと突き上げる!]
ハアアアァァァァァァァァァッ!!!
<< 爆 昇 竜 拳 !!>>
[直撃こそ外してしまうが、吹き上がる炎の柱が拳を通して天井を突き破り箱舟を内部から焼き壊していく! 58 【50以上:カンナギ達のいる玉座の間まで炎の柱が到達する 50未満:箱舟内のどこかで爆発する】]
まだ、まだァァァァァァァ!!
お主の声が聞こえてきませぬぞ、魔王殿ォォォォォ!!!
[魔王の姿を模したモノへ吼え続ける]
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