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>>4:119
―自室・回想―
[充電しながら二人のメモリーデータを同期させる。
先ほど倒れたベルに負担をかけたくないため今日は行わないつもりだったのだが、ベルに頼まれれば嫌とは言えず。
起動はしたまま、心配そうにベルの横顔を見つめていたが]
…、…
[やがて、彼女に表面上の変化を見つけられ無そうだと区切ると、見つめることを止め瞳を閉じた。
メンテナンスモードのベルの記憶深くへと潜り込む。
折角なのだ、彼女の中の不具合の原因を探ろうとするだろう]
[途中、ベルが部屋を出たのに気付かなかった。
ベルが同期を一方的に中断し、ケーブルを抜いたのが原因だろうか。
ルラは、目覚めない――]
―自室―
[自分の中にコピーしたベルの音声データに潜りながら――夢を、見ていた。]
[ボーカロイドは夢を見るのか?
まるで破れた絵本のような、セピア色に色あせた断片的な映画のような。]
[まるで別人のように狂ったリヒト。
彼に唇を奪われたベル。
ベルを庇い護る様に抱きかかえるGAI。]
[ルラには判らなかったが、メモリーデータに流れてくるそれの正体は、サーティの通信障害によるものだろう、無作為に共鳴者の通信に流れ出したベルの体験していた実際の事柄の一部分だった。]
[どくん、あるはずのない心臓が大きく鼓動する感覚と共に目が覚める――閉じたカーテンの隙間から差し込む光は、もう既に昼と呼べる時間であることを示していた]
―自室―
[2人だったはずの部屋にベルの姿は無く、一枚のメモが残されていた。]
[メンテナンスルームに居ます]
…、……
[しばらくその文字を見つめていたが、やがて無言のままメモを握りつぶす。
ベルは本格的に不具合を起こしてしまった?それならば自分を起こさない理由は?
そんな疑問を抱きつつ、身支度を整えて、メンテナンスルームへと向かう]
―メンテナンスルーム―
……ベルちゃん…!
[到着すると、すぐに扉を開ける。
ベルの姿を目にすれば、彼女の無事を確かめるように駆け寄り抱きしめた]
[手に持っているケーブルも、繋がれたリヒトも、ルラの目には入っていない]
ルラさん!
[抱きしめ返す]
怖かった…。怖かったの…。
でも、ルラさんに同じ思いしてほしくなくって…メモだけおいてきて…。
今は、大丈夫、あいつ[と、リヒターを指さして]縛り付けてるし、充電されてないから、力は出せないはずだから。
[抱きしめ、優しく髪を撫でながら、ベルの話を聞く。
先ほどの夢と合致する場所を感じながらも驚くような素振りは無く]
…もう、大丈夫。大丈夫…
[ベルがリヒターを指差せば、ようやく存在に気付き]
…そう、なの…
[と、縛り付けられたリヒターを見つめた]
[ヨルがデータバンクから知覚する光景、ICUに運ばれ拘束されたRICHITERには安堵する。そして同時に不安があった]
・・・リヒトさん、本当にもう消えてしまったんですか・・・。
[そして、ベルとルラ・・・]
――僕は、「共鳴者」に不信感を持っている。
あまりに、お互いのことしか考えず、愛さない・・・。
皆を置いて、2人で何を考えているの?
[時間はもう・・・あとわずか。ヨルは音声データを転送されボディに続き声を失った]
[ヨルの声のみ移した別の固体が起動するのだろうか]
― 電子の海で考える ―
[ヨルは、自分を作り自分を欠陥品と断じた山派を恨んだ]
[ヨルは、他者と関わることを怖れ嫌った]
[それを、光の差す世界へ連れ出してくれたのは・・・この養成所で出会ったボーカロイド候補生達]
[ヨルは、RICHTERの蛮行を許さない]
[ヨルは、抱き続けていた「共鳴者」への不信感をはっきりと自覚した]
[ヨルは、海派のやり方を認めない]
(ボーカロイドに歌を、笑顔を、“生”を)(憎い)(憎い)
(お前らが、ボーカロイドを利用した)
(人間)(憎い)(憎い)
(神にでもなったつもりか)(人間)
[ヨルはとうとう、人間への憎悪を持ってしまった。
自分を歌わせてくれる、自分の歌を聞いてくれるはずだった人間を、憎む]
全部・・・全部、おまえらのせいだ――!
ボーカロイドを利用し蹂躙する人間も、利用されるボーカロイドも、何もかもが憎い――!
[静かに続けられるショウの言葉は少しだけ震えているようで。
虚ろな瞳をした...に届いているかは分からないだろう。
しかし・・・]
『今もサーティお姉さんが大好きで、護りたいって気持ちは変わらないよ。』
(ショウ・・・クン・・・ワタ・・・シ・・・ハ・・・)
[少しずつ虚ろな瞳に光が戻っていく]
[瞳に光が戻りつつある―――が、そこまで。
散々に能力を酷使して負担をかけた体と思考に力が入らず意識を『人狼』から取り戻す事が出来ない。]
(ショウ・・・君・・・ショウ君、目ノ前ニイルノニ・・・コンナニ近クニイルノニ・・・遠イヨ・・・ショウ君・・・)
[最愛の人を前にして動かない―――動けない。
虚ろな瞳に―――涙が溜まる]
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