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[瞳に残った残影が、
フラッシュのように瞬いて
刹那、刹那、
やがて消え行く。
幻映は瞳に何を残したか]
……、嗚呼
[目を覆った手を外すと、
頬を伝う一雫。
紅い涙を代償に垣間見たもの]
あの人の真実……――
[ベッドに緋色を散らして、
指先で目元を辿れば、涙は透明に変わっていた。
見える世界が、今まで以上に曇って、狭まっている。
曖昧な輪郭の中、声には出さずに呟いた。]
――私は境界線――
闇と光との境界線 ――
[時間感覚が曖昧になっていた。
シャーロットが様子を見に来たのはその後のこと。
ゆるりと首を振って言うだろう。
――何でもありません、お嬢様。
唯、ベッドにはぽつぽつと
*紅い残滓が残っている*]
〔風に乗らずも既に村自体に漂う赤と黒の気配
慌しい足音と軍人達の焦燥を含む怒鳴り声は
彼の地での其れともまた酷似していただろう
戦場と化した村の有様等は何所も変わらない〕
一夜明けても騒ぎは収まらぬか。
[昨夜の廃屋へ戻り破壊された通信機を見下ろし
ポケットに突っ込んだ手の指先は髑髏をなぞる]
アレは何者かね?
〔ベットに眠り地面に転がり闇に解けた赤毛の少年
眠れども眠れども再び目覚め動くとすれば其れは〕
永久の眠りすら無いのか…
否、固体毎に眠りはあろう。
然し…――
〔指先は探るようにぐるりと眼窩をなぞって〕
判らぬが…
[続く呟きは更に小さく紫煙と共に吐き出され
煙草を咥えポケットに手を突っ込み踵を返す]
では何処に?
〔こめかみにぐっと押し付けられる親指〕
…済まぬ。
我は些か感情的だったかね?
如何にも不快なのだ。
[そっと髑髏を撫ぜ紫煙と共に小さく息を零す]
幾ら言おうと詮無い事か。
【時は移り、場所を変える。】
……これは。
[秀麗な眉を寄せ、
小さく歯軋りをする。
軍部より報告を受け向かった先。
村の中、大柄な体躯の男が倒れている。
アーヴァインが死んでいた。]
[あてがわれた部屋は、大して優遇されているわけでもなく。
また、廊下からは絶えず巡回の足音が聞こえる。
厳戒態勢なのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが…]
…
[看護婦の姿のまま、椅子に座り窓の外をじっと見つめる。
その瞳には暗い空だけが映っていた]
急所を一撃。
何処かで見たような正確無比さだな。
……やってくれる、『人狼』。
警戒を強めよ。
誰も出してはならない。
入れてはならない。
『人狼』を駆逐せよ。
[ざ、と敬礼を返す部下達を見、己もまた役目を果たすため動き出す。]
ああ、全く厄介ごとばかりだな―――
お前に逢うといつもこうだ。
お互い様か。
[ジーン。
その名は息に紛れて消えてしまう。
アーヴァインが殺された事は波紋のように瞬く間に広がって行くだろう。
最早手を下さねばならないところまできていた。]
…
[此処へ来たとしても、診療所に居る時となんら変わりはない…
否、掃除をしなくても良くなった。
食事を作らなくて良くなった。
そして…患者は此処にはやっては来ない]
…何も…することが、無くなってしまいました。
[ポツリと呟く言葉は部屋の中に静かに響く。
その呟きを聞くのは看護婦の近くで佇む鞄だけだった]
〔指先に微かな苛立ちにも似た気配
けれど先程より幾らか落ち着いて
眉間をなぞって呉れる指は優しい〕
絡まる思惑の行く末は見えぬな。
[遠く聴いた兵達の言葉を思い返し首を傾げ
宵の墓地に立ちポケットへと視線を落とし]
土の中で眠る気分とはどんなものか、
我も何れ朽ちれば判るのかね?
〔答える声がある筈も無く〕
さて、少尉殿は面倒事にかかりきりだろうし、
我は是から如何するか。
そう言えば、粗野な連中に囲まれて、
ニーナは大丈夫かね?
[別れ際の様子を思い出し呟く]
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