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………あー!
てっきり忘れてた…
[談話室に入るなり次々に掛けられる声に、忘れていた記憶が引っ張り出される]
って嘘!?寝癖!?
[ヴィヴィアンの指摘にやっちゃった?という表情でがし、と手を頭に]
[ヴィヴィアンの答えを聞いて少し緊張が解け、堅いながらも笑顔を作る]
はい、楽しむことを忘れない、ですね。
[最後の一言に、寝癖はどこだろうと真剣にシリルの髪を見る]
皆様、今宵はお集まり頂き有難う御座います。
音の世界を……少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。
先ずは『ジュ・トゥ・ヴ』から……
[優雅に一礼すると、ヴァイオリンを構えて。
カーラに目配せをし、伴奏が始まればそれに合わせて弾き始めるか。]
[...は、談話室の席に座って演奏が始まるのを待っている]
ピアノか…カーラさんっていい所のお嬢さんだったのかな?
[...は、そんなどうでもいい事を考えながら待機中]
うふふ。シリルさん、大丈夫ですわ。
[ シリルさんのすぐ近くなら、そのまま小声で ]
・・・ここだけの話、寝癖は私がついた嘘・・・なの。
ごめんねっ。
シリルさん、可愛らしいから、つい。
[ナタリアの醸しだす調べに添うように、丁寧に和音をつづっていき。
互いのペースがあえば、またそれをくずし合うように、また溶け合うように。自由自在に音をたぐっていく]
[演奏者たちの集中を肌で感じる]
そろそろ始まりですね…
クラシックとか、全然わかんないですけど、それでも楽しみですね。
[壁にもたれるように立ちながら、ニコニコと嬉しそうな笑み]
――広間――
[昼から夜にかけて、レリアは解放された書斎や、温室で時間を過ごす。
途中、玄関ホールの掲示板でヘクターが島を離れる事実を知り]
…もう少し拳と拳で会話したかったのになぁ…。
[赤いワンピースの所為か、僅かに過激な発言をくちびるに上げ。一緒に置かれていた用紙の内容に目を通し、一枚取り、鞄にしまう。
そして皆よりかなり遅れて食事へと辿り着くと、食事を運んできたペネロペーから、演奏会の知らせを受ける。]
へぇ…。演奏会ね〜。何だかたのしそう!
こういう雰囲気を味わうのも、悪くないよね?ねぇ?ヒルダ。
[日中の会話を思い出し、小さく笑みを浮かべて。
食事を終わらせると、子供のように浮きだった足取りで、レリアは二階への階段を上っていった]
――広間→談話室――
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