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「―――、諦め切れぬというのでしたら仕方ありません。
貴女を風の一つと、数えることにしましょう」
……貴方は、あの魔女より話が通じるように思います。
なのに、どうして肩入れをするのでしょう。
何か訳が。
「………、約束を守らない天狗は天狗ではありません。
バーバラ様が何者であれ、私は彼女を逃がすと約束した。
だから、逃がす。
そして、貴女も下界へは帰さない。――この山の主として」
―――!!
[赫映には、分からなかった。
手に握っていた玉の枝が吹き飛んだこと。
樹上から消えた天狗がどこへいったのか。
山の主が集めていた風が一斉に襲いかかり、視界を潰した。
隙として大きすぎる隙間。
赫映は、舞う翼の黒きを聞いた。 気がした。]
『久しぶり。といっても、一月ほど前だっけ?』
「――――なぜ、貴方が邪魔を」
『……君が律儀に約束を守るのと同じだ。
当たり前のことだよ。
初対面のレディにキュウリを渡すのと同じくらい当たり前』
「……残念です。河童。
貴方は、この山で唯一の友だと思っていたのに」
『いずれこうなることは分かっていたことさ。
君は約束を。僕は仁義を。
互いに曲げられないものがある限りね。
……ホラ、どうせなら全力で殺り合おうじゃないか――!』
……やっと、見つけました。
[赫映はついにバーバラを追い詰めていた。
幾つもの想いを取りこぼし、きっとこれが終われば自分も消えてしまうだろう無為な戦い。幾つもの命が奪われ、漂流していたマーライオンも海に転落し、王大人も死亡確認を決定し、長寿烏は故郷の山を焼かれ、鳴釜は底が抜けて廃棄処分、九尾の狐は長年ポテチばかりを食していたので変身が不可能になり、主が使ってくれないので求職中の式神も溢れている。
――全ては、目の前の魔女が引き起こした災厄。
決戦の地はストックホルム。
多くの魂を手に、赫映は月の力を身に張り巡らせた。]
咎人の私が言うのも可笑しな話かもしれない。
けれど、貴女の罪は決して許されてはならない。
[手にしたキュウリ――黒い羽を先端に付属した一品。
魔女に向け、練り得る限りのフォースを注ぎ――。]
それに。
私も、個人的に貴女を埋葬しなければ気が済みません――!
[放った一撃は、悪しき魔女に届くか否か――。**]
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