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うん、そうだよね。そうなの。
分かってる。分かってるのに…。
ごめんなさい、おかあさん。ごめんなさい…。
[ぽろり。涙が零れた。止まらなくてただひたすら声をこらえて。
しばらくすると落ち着いたのか、呟いた]
私、おかあさんが死んだことで、泣いてなかった…。
……。
[涙を流し始めた樫村の頭を、落ち着くまでそっと撫でる]
そか。悲しすぎると、その時には涙が出ないって、誰かが言ってたぜ。
泣けるようになったのは、それだけ樫村がオトナになったってことなんだろ。
だいたい、すぐに追いつけるわけねえって。
樫村の母ちゃんも婆ちゃんも、時間かけてオトナになったんだから。
……焦ることはねえ。無理して背伸びしたって、転ぶだけだ。
そうやって悩んで、少しずつオトナになってきゃいいさ。
[ブランコを止めた]
……って、俺が言っても説得力ねえか。
樫村、俺よりずっとオトナだしな。
[笑った]
そっか…うん、ありがとう紫籐くん。
もう大丈夫。
無理しないで、おかあさんみたいな優しいオトナになるの。
5年…じゃ難しいかな。うん、10年計画。
がんばる。
いやな話を聞いてくれてありがとう。
紫籐くんにももう迷惑かけない。しっかりするようにがんばるね。
[手の甲で、きゅっと涙をぬぐって微笑むと]
…これから、おかあさんを送るの。
なすびの牛で、ゆっくりと帰ってもらうのよ。
少しでもオトナになった私を見て、安心してくれたらいいなぁ。
…どうして?紫籐くんはこうやって、アドバイスしてくれるよ。
だから紫籐くんのほうが、オトナだと思うよ。
ああ、頑張れ。
樫村なら絶対なれるさ。
そうだな。見守ってくれてるといいな。
樫村の母ちゃん送るの、公民館の横の川かな。
一緒にいてもいいか?
俺がオトナ……
だとしたら、兄貴と如月の影響だな、多分。
うん、ありがとう。
そう、あの川のつもり。一緒にいてくれるの?うん。
[再び微笑んで]
送るのは賑やかなほうが、きっとおかあさんも喜んでくれるから。
そういえば紫籐くんにはお兄さんがいたのね。いいなぁ。
あっでも、津野さんが妹みたいに扱ってくれるから、嬉しい。
藤本くんは、紫籐くんの先生だものね。
[午前中の二人の姿を思い出した]
ありがとう。
兄貴なんて、そんないいもんでもないぜ。
服は全部お下がりだし、おやつは取り合いだし。すぐ殴るし。
ああ、津野が樫村の兄貴代わりか……ちょっと心配だな。
如月はまあ、みんなの兄貴だから。
……こうしてみると兄貴多いな。
おさがりはともかく、おやつは半分こしないの?
紫籐くん殴られちゃうの?
[痛そうな表情になる]
津野さんはおねえさん代わりなのよ。兄貴ではないんだから!
んもう、有松くんは男女とか言うし。津野さんは優しいんだから。
たまにちょっと、いたずらするけれど。
[「肉」を思い出す]
きょうだいがいるのは、いいよね。
なんだかんだで、紫籐くん、おにいさん好きそうだもん。
[くすくすと笑いながら、ブランコから立ち上がった]
今日は、昨日と違ってよい月夜ね。雲も少なくて。
おやつは種類によるかな。殴られてもちゃんと報復する時はする。
[微妙な立ち位置のようだ]
そうだな。津野が優しいってのは認める。
悪戯は、たまにでもちょっとでもないけど。
[複雑なオトメゴコロとか聞いた気もするが、胸の奥にしまっておく]
……俺が兄貴が好きそうって、そう聞こえたか?
[困惑したような表情。否定はしない。続く言葉に空を見上げる]
そうだな。
[頷いて、ブランコから立ち上がる。周囲では祭りの後片付けが始まっている]
報復だなんて、怖いことしないで欲しいな。
もちろんおにいさんも、殴らないで欲しいな…。
好きならなおさら。
でもそういう全力でやりあえる人がいるのは、ちょっと羨ましいな。
[雛のオトメゴコロもなかなか複雑だ]
さっきまであんなに賑やかだったのに、あっという間ね。
越川くんが、みんな変になってるって言ってた。確かにそうかもね。
あの雰囲気は何だか違う空間みたい。
みんなの大切な人が、こっそり見に来て混じっていたから、かな?
[公民館を指さして、ゆっくりと歩き出す。からころと下駄が鳴った]
樫村は優しいんだな。
[羨ましがられるのも少し恥ずかしい]
本当、早いよな。
宏樹がそんなことを?ん……確かに少しそんな感じがあったかも。
祭囃子に導かれてか。もしそうなら楽しめたかな。だったらいいよな。
[時折空を眺め、樫村と並ぶように公民館へと歩いていく]
優しい、のかなぁ?
[自分では良く分からない。巾着を後ろ手にぶら下げて月を見上げながら、紫籐と並んで10分ほどの公民館への道をたどる。特にこれといった会話をするでもなく、楽しかった気持ちを反芻するように盆踊りのメロディーを軽く口ずさむ]
娘島田に蝶々がとまる
とまるはずだよ花じゃもの
踊りは花だよ花だよ
[やがて公民館にたどり着くと、大広間から精霊馬を乗せたお盆を持ってくる。みよ子に頼んでいたのか小さな灯篭も乗せられて、ロウソクの炎がちらちらと揺れていた]
来年は胡瓜の馬に車輪をつけて、自転車にしようかな。
そしたら空を飛ぶみたいに、もっと早く来れるかもしれない。
[川辺は公園よりも近い。午前中に足を浸したあたりまでやってくると、紫籐を振り返った]
ここに、流すね。
少なくとも俺はそう思うぜ。
[公民館への道程、祭りの余韻に浸る。
隣で口ずさまれる唄声に、手足をそれっぽく動かす
公民館へついた後、お盆に乗った灯篭を見つめる]
それはいいな。
でも、ゆっくり行くのも情緒があっていいもんだろう。
[川辺について、こちらを振り向く樫村に頷いた]
[紫籐の返答に、面映そうに微笑んで]
来るときにはきゅうりの馬、帰るときにはなすびの牛。
急いで来て、ゆっくりと帰ってもらうのよ。
[川面に少し乗り出すようにしてお盆をそっと浮かべ、軽く押し出す。じゅうぶんな水量の川は障害物もなく、もう少し下ると汽水域に入り流れも緩やかだ。お盆の船は危なげなく流れに乗り、ろうそくの炎は段々と遠くなる。
雛は立ち上がると、その炎が見えなくなるまで、黙ってその行方をじっと見ていた]
……。ありがとう。
[そして紫籐に向き直ると、礼を言う]
紫籐くんがいてくれなかったら、また泣いちゃってたかもしれない。
でもさっきは、紫籐くんが聞いてくれたから、泣くことができたの。
ほんとうにありがとうね。
へえ、そうなんだ。物知りだなあ。
[流れに乗ってゆっくりと、徐々に遠ざかる盆を見つめながら]
樫村が素敵なオトナになれるよう
ずっと、見守っててあげてください。
[見えなくなるまで、祈りを込めた。そうして、こちらを向いて礼を言う樫村に]
……ん。
どういたしまして。
[照れ笑いを浮かべながら、頷いた]
【→公民館】
さて、戻ろうか。
[公民館から漏れる灯りに導かれるように、歩き始める。
静かな夜、耳の中にはまだ祭りの音が残り*響いていた*]
[紫籐の祈りの声を耳にして、思わず何かがこみ上げてきそうになるのをぐっとこらえる。お互い照れくさい空気を振り払うように、少し大きな声で気合を入れた]
明日からはもっとうんと、臨海学校を楽しむの。
今しかできないことをめいっぱい楽しむのよ。
[そう誓って、再び歩き出す]
明日もお天気だといいね。
[祭りの余韻を味わいながら、月明かりの下、ふたつの影が*並んで揺れた*]
【回想:盆踊り会場】
[昼間あれほど絵を描いたのに、絵を描きたいという余韻が体に残っている。
群青◆色の浴衣を着た北斗は、皆の様子を見ながら、盆踊りから少し離れた街灯の下で自由帳を開いていた。]
[自由帳に書くのは、鉛筆だけ。消しゴムを使わずに、目に付いた……梨子を書いた。]
(梨子ちゃん、すごい。踊るの上手だなあ。)
[自分も踊ってみたいと思ったが、]
僕、練習あまり出来ていないもんなあ……
[そういいながら、あたりをきょろきょろと見回す。
「誰もいないよね?」
そうつぶやいて、覚えている限りの踊りを踊ってみる。
もしかしたら、誰かに目撃されているかもしれない。]
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