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……私は、本当のところ、今、揺れています。
私と主義の異なる誰かを犠牲にして、私の願う理想を求め続けて良いのかどうか。あるいは、それは間違った手段なのではないか、と。
マスターだけを狙撃して、葬っていくのなら、まだ道は楽でしょう。けれど、”英霊の座”に上げられたのではない――ある意味では一般人でしかない現世の魔術師を、その為だけに殺すのは私には違う、と思えるのです。
……けれど、もし。
みなみが私のために犠牲にならない、と約束するのであれば。
私は、貴女に契約相手たることを望みたい。私はまだ私の理想を捨てきれない。
勿論、そうなれば、他のマスターやサーヴァントからの攻撃対象となるでしょう。その時には、私は全力でみなみを守ります。ただ、完全に守りきれるとは約束できない。
それでも良ければ、私に協力してくれませんか。みなみ。
−北ブロック−
[あれから準備を終え、部屋の外へと出た二人だったが、
明確な目的地はなく、どこへ行こうかと考えながら歩いていた。]
相手の居場所が分かれば容易な話なんだがな。
[
寝起きの無防備な姿を――というより、恐らく寝顔をも――見られた。
ある意味で、一糸纏わぬ姿を晒したほうが――というか、既に肌を重ねてはいるし――まだ、気が楽だった。
羞恥と混乱に思考の大半を占められて、主の言葉も碌に頭にとは入らずに。
道すがら、何を話したのかもよく判らないまま。
主の背中にとついて歩いていれば、いつの間にか、現代の工房が集まる一帯へと達していた。
]
――……?
[
――……僅かな魔力の残滓を感じて、ふと、我に帰った。
どこかで感じたような、そんな魔力の、仄かな名残。それを、主へと報告した。
]
……正確な位置はわからないかもしれないけど、式神の感知できる範囲内なら、魔力を使われた気配があれば気付けると思う。
[そう言うと、飛ばした式神に、意識を集中させる。]
[くだらん。――以前ならばそう切り捨てていたはず。
しかし、今日は何故かキャスターの寄り道に付き合う気になった。]
興味があるなら調べるがいい。ただし5分で済ませろ。
……わたしには、あるよ。もう一度、聖杯戦争の中に身を置く理由。
[もしも名塚が戦いを続ければ良いと言わなければ、どうしただろうか。実際にはもう何度目かになる問いを、ダビデの言葉を聞きながら頭の中で繰り返した]
最初に聖杯戦争に参加をすることにしたのは、魔術師として大成する為、だった。そうする事で、喜ぶ人がいるから。わたしは、小さい頃からずっとそれだけを考えて生きてきたから。
それは、今でもそう思ってる。
[ダビデの肩越しに見えるローボード。そこに飾られた写真にふと視線をやって、すぐに伏せた。全てを耐え抜く力だった、その人物の姿]
でも今は、それ以上に知りたいの。どうして"英霊ではない"ジャックを、わたしが呼び出す事が出来たのか。
……だけど、本当を言うと、怖いの。
死ぬことが怖いんじゃなくて、自分が怖い。
[英霊とそのマスターには、何かしらの繋がりがある。例えば、縁の品、血。ジャックとみなみの間にその二つがあるとは思えなかった。だとすれば、ジャックとみなみにある繋がりは"精神性の近さ"にあるのかもしれないと、みなみはそう思った。そしてジャックをダビデが"間違った手段"だと言うのなら、みなみとて変わらないのかもしれないと言う、恐怖。少なくとも自分が"間違った手段"だと、"悪"であると判断される理由が無い人間だとは、みなみは思えなかった]
今は勝ちたいと言う気持ちだけじゃないから、ダビデにマスターを進んで狙えっていう事はしないよ。
――だけど、ダビデは、わたしで良いの?
[各地に飛ばされた式神に、徐々に魔力が送り込まれ、蝶が淡い光を放つ。
その中の一つが、微弱だが、何かの気配を察知した。]
……南西の方ね。
確か、あの辺は工場地帯だったかしら。
[信長の額にそっと手を触れ、蝶の見ている景色を繋ぐ]
前に、私は言いましたね。
“世界の外側”から主の導きを現世に降臨させ、人の罪の贖罪を為さしめる(>>0:372)、と。
神の栄光によってしか、それは満たされない(>>0:379)、と。
ですが――それは、誤った考えなのかもしれない、と思い始めてきたのです。あるいは、奢りなのかもしれない、と。
[きっかけは、彼女のサーヴァント――『キラー』の現界だった。
聖堂教会を訪ね、神父に質した結果明らかになった事実。
今回の聖杯戦争の異状。
“神の子”の血を受けたとされる“聖杯”という名の願望機。
だがそれが真実何であるかは、未だ殆ど解明されていない。
――少年はそう語り、言葉を締めくくる]
今回の聖杯戦争は、主からの恩寵ではなく、主からの試練なのだと。そう考えるべきではないかと、私の中で考えが変化しているのですよ。
教義的な事柄ですから、理解しづらいかも知れませんが……
人の世の中で生まれた罪は、あくまでも人の世の中で贖われる事を、主はお望みなのかもしれません。
[理想というにはあまりにささやかかもしれない。既に答えの出ている事かもしれないのだから。だが、少年はそれでも求める事を決意していた]
交叉市に顕れた聖杯の真相を明らかにし、述べ伝える事。
……それが、今の私の願いです。
[
主の言葉に、小さく頷いて。
細い魔力の糸を辿るため、意識を集中する。
廃墟――或いは、そう偽装した――工房の跡へと、それは続いていた。
糸を辿って、近付いてみて――……直ぐに、それは判った。
――……それは、あの少女の。
]
――……いえ。
申し訳ありません、気のせいだったようです。
[
遺品を探して、それを縁者に届ける――という選択肢も、あったかもしれない。
――けれども、なんとなく。
それよりは、そっとこのままにしておくべきではないか――と。そう思った。
]
どこもかしこもラブに溢れているな。
[仮面は語る。
でも「バーサーカー」は既に消滅しているので、仮面から聞こえてくるその声は、瀬良悠乎が引き起こした妄想(ねがい)故の声なのかもしれない。]
こう言うとランサーTが特異点のように思われるが、ある種、彼らの境遇類似はラブと言えなくもない。遍く満ちるはやはり愛なのだろう。
ならばマスクメロンではなくウォーターメロンであることに大した違いはあるまい。全てはメロンに対する愛なのだ。
――その事を。
私が認めてやれなくて、誰が認めてやれるというのだろう。
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