人狼物語(瓜科国)


361 聖杯戦争村 Fate/desire  


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バーサーカー

[道を迂回していては間に合うだろうか。
 危機を報せる棘が、一つ、また一つと多くなる。
 マスターの焦りも代弁しているのだろうか。
 それとも、――――自分が焦っているのか。

 決定した選択は、病院の敷地を横断して東ブロックへ――。]


 すまない。ツカサ。
 マスターがまずいようだ。


[ツカサに背を向け、敷地を横断する為、駆け出す。]

( 317 ) 2009/08/22(土) 02:21:14

キラー

[腕――先端に刃を備える鎌のような長い腕が瞬時に生えた。一本、二本、三本……計、五本。
 数は一つ少ないが、それが制御をより安定させているのか……以前よりも禍々しく、研ぎ澄まされた刃。

 異様な姿を見て、少女が身を強張らせる。それで、さらに哄笑が生まれた。心底からの、喜び。

 やることは一つだった。
 少女の元へとキラーは一足にて間合いを詰め、五本の腕を振り下ろす]

( 318 ) 2009/08/22(土) 02:26:01

梧桐 曹

[ 薄く笑う仮面の下に、どのような表情があるのだろうか。ただ黙って聞いていたが、肝心な処がツカサの耳に届かなかった。]

――え、なに?

[ 聞き返そうとした刹那、仮面の男に緊張が走る。]

 あ、おい、あんた?

[ 駆け出した英霊を、思わずツカサは追いかけていた。]

( 319 ) 2009/08/22(土) 02:30:33

瀬良 悠乎

[その顔は、先ほどまでのキラーとは違っていた。
ただの、殺人者の顔。

逃げようと踵を返す。

 動かないのは、足ではなく。

  動かずにいる、足。

逃げようとしているのが、理性かもしれないと、どこかで思った。
令呪で呼べば、詠唱をやめなければ、最初に気づいていれば。逃げることに、枷を付けたのは――]

 まだだ。

[詰められた間合い。振り下ろされる五本の腕。
地面に手をついて、アスファルトを陥没させ、その衝撃と共に、地面を蹴る。]

( 320 ) 2009/08/22(土) 02:31:22

瀬良 悠乎

[肩を、一本の腕が抉った。痛みが、熱さが、身体に走る。
もう一本は足を裂いた。鮮血が、服を、地面を濡らして行く。]

 バー……サーカー!

[呼びながら、駆けようと、裂かれた足を地に付けた。同時に、声も上げていられないほどの、熱。]

( 321 ) 2009/08/22(土) 02:34:59

バーサーカー

[病院の敷地を横断する。
 今ほど風まで邪魔に思うことはない。
 このまま横断して塀を越え、更に道を駆けて――。
 考えれば考えるほどに到達時間が遠く思える。
 くだらないことを考えている間にも、棘は多くなる。

 だが、もっと不可解なのは、]


 まだ何か用があるのか! ツカサ!


[背後に、きっちり同じ気配がついてきていることだった。]

( 322 ) 2009/08/22(土) 02:35:30

バーサーカー、更に加速する。

( A60 ) 2009/08/22(土) 02:37:45

瀬良 悠乎

[まだ。まだ死ぬわけには行かない。

そう思うのは、何故なのか。浮かぶ疑問。

痛みに耐えて、どこへ行くというのか。

 疑問は、本音だったのかもしれない。]

 キラー……。私を、殺せばいい。
 その五本の腕で。もっとあるのかもしれないな。

 殺したいのだろう? 

 本能のままに、切り裂けばいい。
 私はそれを望んでいるのだから。

[静かだった。認めてしまえば、それはあまりに空虚で。]

( 323 ) 2009/08/22(土) 02:42:32

名塚 聖

[目の前で振り下ろされるいつぞやの五本の腕。
その腕が少女を捉えようとした瞬間だった。
一瞬少女の姿が消え、命中するはずだった腕のいくつかは空を切る]

完全にはかわしきれないか……。

[自分ならどうだろうか?
シュミレーションの結論は回避可能だった]

しかし、瀬良悠乎。
なぜサーヴァントを呼ばない?

[マスターではサーヴァントに対抗する術が啼いを理解していないとは思えない。
少女とサーヴァントの事情を知らない身からすると不思議で仕方がなかった]

( 324 ) 2009/08/22(土) 02:42:39

キラー

[爆発的な、とでも形容すればいいだろうか。華奢なその身体からは考えられない動きで、少女は振り下ろされたキラーの腕をかいくぐった。
 サーヴァントで無くても、魔術師。キラーはさらに笑んだ。あの少年が放ったような、あの槍騎士が内包していたような、自分を消滅させかねない力は感じない]

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ―――――!

[笑った。イキのイイ獲物。少女の行動は、嗜虐心を高めるだけの効果しか得られなかった。

 五本の腕が鞭のように、蛇のようにしなり蠢く。それぞれが別の生き物のように、少女めがけて殺到する]

( 325 ) 2009/08/22(土) 02:43:02

梧桐 曹

[ マスターがまずいと、彼は言った。即ち、ハルカの命が危ないという事だ。
 ツカサたちを撒くためにとバーサーカーと別行動をとったハルカの、命が。

 そんな事実など、実際は知った事ではないはずだった。ほうっておけば、この聖杯戦争でのライバルが一組減るかも知れない状況である。だが、何故かツカサは走っている。]

 ああ、なんだろうね。なんの用だろうね。

[ あの状況下でほうっておくなど、寝覚めが悪くてできるものか。自身とは咄嗟の感情で動いてしまうものだ。理由とか、用とか、そういうもんじゃない。
 追いかけるので精一杯だ。喋る余裕なんてほとんどない。もしもの時の為にと仕込んであった、全身に描きこんだ絵の具に魔力を通す。幾許かの身体能力の強化。だがそれでも、バーサーカーに置いていかれまいとするので精一杯だ。
 すぐ横には、呆れた顔をしながらもついてくる左之助。まあ、しょうがねえよな。そんな一言で、少しだけ余裕ができたような気がした。]

 なにかあったら、助勢させてもらう。勝手なおせっかいだよ!

[ ひとまず、前を行く男に叫んでおいた。]

( 326 ) 2009/08/22(土) 02:49:25

瀬良 悠乎

[振り返った身体に振る刃。それは、幼い身体を、刻むように。
それでも、令呪を使うつもりはなかった。
自分が死んでしまえば、バーサーカーは消滅するのだろう。

最後まで、分かり合うことが出来なかった、とそれだけを悔やむ。

力の入らない両足が、崩れる。地面に倒れ堕ちる頃、その気配を感じた。]

 着たのか。もう、遅い。

[もうすぐ、全てが終わるのだろう。視界は、赤く染まっていた。手も、足も、動かすための筋が切れている。]

( 327 ) 2009/08/22(土) 02:52:29

名塚 聖

[目の前でにキラーの腕に蹂躙され血まみれになった少女が倒れていた。
体は助けろと言っていう、心は見捨てろと言っている。
どちらも正しい意見である。
前者は人間として、後者は聖杯戦争のマスターとして]

くそ、やるしかないか。

Desarrollo de gravedad


[結局の所、自分は魔術師ではないのだろう。
完全な切捨てができないのだから。
体の言葉に従い魔力の展開を始める]

Un principio de condensación

[その身はキラーを倒す為ではなく悠乎を助ける為に魔力を纏い始めた。
それが手遅れだと分かっていても]

( 328 ) 2009/08/22(土) 02:58:48

名塚 聖、アーチャーに、狙撃の指示を念話で出した。

( A61 ) 2009/08/22(土) 03:00:09

バーサーカー

――東ブロック――

[赤い光景。

 辿り着いたのは、三人。
 仮面と、妻を失った男と、槍と。

 赤くなった体をマスターとする仮面は、黒い形を見据える。
 赤くなった体に目を向けず、見据える。]

( 329 ) 2009/08/22(土) 03:01:00

キラー

[蛇の腕が一本、少女の身体を捕らえた。引っかけるように突き刺し、動きを止める。
 後は、簡単だった。白い腕を、美しい足を、柔らかな頬を、細い胴を。突き刺し、切り刻み、中身を晒していく]

……………………。

[哄笑は、不気味なにやつきに変わっていた。長く楽しむためだろう。殺してしまわないよう、場所だけは違わないように気をつけながら、飢えた肉食獣の群れが獲物を貪るように、何度も何度も傷をつけていく]

( 330 ) 2009/08/22(土) 03:04:38

バーサーカー

[――女だった。
 最後の決戦に於いて、スパルタクスは見た。
 ローマの兵士に刻まれ、赤く染まる女奴隷の姿を。

 まだ生きている。
 生きていると思ったから、助けに入った。

 助けに入って、
 自分が戦っていた相手を放置したからまずかったのだろう。
 庇おうとするちっぽけな誇りの前に、兵士は殺到し、
 背後から槍を刺し、前から剣で貫かれ、首を矢で射られ、

 護ろうとした名も知らない女は、足元で息絶えた。

 それでも剣を振った。振るい続けた。
 血飛沫が飛んだ。肉が裂かれた。骨が割れる音もした。
 死体となった女奴隷は、蹴られて砂を血に塗られていた。

 それでも、意識が暗くなるまで剣を振るい続けた。]

( 331 ) 2009/08/22(土) 03:08:22

バーサーカー

[駆ける。

 少女の体を蹂躙する形無き者へと駆ける。


 後の事も先の事も何も考えていない。
 ただいつものように笑った仮面が、

 その背中とも取れない背中へ、拳を叩き付けた。]

( 332 ) 2009/08/22(土) 03:10:24

バーサーカー、形の先にある赤い塊を+見た+。

( A62 ) 2009/08/22(土) 03:12:20

名塚 聖

[ダビデから帰ってきた返事はNOだった。
サーヴァントの気配を感じた故の言葉との事]

しょうがない、ならば僕が打つ!!

Abriendo, un agujero negro

[圧縮された重力は強烈な重力場を作りそれが臨界点に達した時、ブラックホールとなり、キラーへと向かった]

( 333 ) 2009/08/22(土) 03:13:18


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蒲生 延
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キャスター
コミット済 23回 残1942pt 飴飴
瀬良 悠乎
コミット済 34回 残1446pt 飴飴
バーサーカー
コミット済 56回 残525pt 飴
名塚 聖
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眞奈 みなみ
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