情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
…………。
[続くリュミのお願いには、こくんと無言で頷く。
でも2人を守るためなら、自分の命を投げ出す事も厭わないだろう。
そんな思いは隠しつつ、微笑んで]
うん。その時は一緒に逃げるから。約束する。
急ごうっ。
[ユウナの言葉に首を静かに左右に振る。怖くてもユウナと二人で居れば大丈夫だから。むしろ待っていることユウナを待つことの方が怖い。]
[昨日ユウナが森にアコとアジェナを探しに行った後に残された不安を思うと。]
>>15
ユウナがいてくれるから。
ユウナとなら堪えられるから、どんな事態にでも。
[そう語るとユウナに手を取られ歩を進めた。血の痕跡と臭気が漂う奥へ奥へと。]
この先は確かプールよね……。
[血痕は廊下に途切れることなく滴り、染みとなってプールがある道へと続いている。]
[漠然と一人の人物の顔が浮かんだが、それを吹き払うように青ざめた顔を左右に振る。その代わりにユウナの温もりを感じようとぎゅ、と強くその手を握りしめた。]
[ぎゅ、と握り締めてくるその強さから、リュミの心の不安を感じ取り、大丈夫だよ。声を掛ける。
その横でやはり青い顔をしているアリスにも声を掛け、ぽんぽんと頭を撫でた。]
[たどり着いた先は、何日か前に泳いだ室内プールの入り口。血痕は中へと続き、その道を記している。
リュミの「プールよね?」と尋ねる言葉に、無言で頷き、覚悟を決めて扉を開けた。]
……っ!!
見るな、見ちゃダメだっ!!
[自分の後ろにいるだろうリュミとアリスに声を掛け、前を塞ぐ。
ユウナの眼前に広がっていたもの。それは……己の血の海で泳ぐ、両腕を失った人魚姫――]
[鼻腔の粘膜を穢すような、血と何かの生臭い濡れた獣のような臭いが直撃する。]
{"見ちゃダメ"とのユウナの言葉よりも一瞬早く飛び込む風景。]
[プールの前には夥しい紅黒く爛れたような血。]
[視線はその血だまりの奥のプールへと自然と引き寄せられる。何かがプールの水に浮いていた。見たくなくとも視界に入ったそれから目をそらすことができない。]
[赤く染められたプールの水。この血では人は助からないと直感できるほどの量がそのプールを染めている。今までに点々と続いてきた血痕の量を考えるとその浮いている者の生死は明らか。]
……ゆ、ユウナ……。
[その血の流血量の前に、浮いている者を良く見れば両腕が無くなっている。無残にも何かで切断されたように。]
[両腕が無くなり人魚のように両脚が縫い合わされたそれは既に人には見えない。]
[人ならざるものにされてしまったこのプールを覆う禍々しい穢れを作る原因ともなっているそれは……。]
[見覚えのある髪型に、見覚えのある身体のラインなどから一人の人物に辿り着いた……。]
ルッカ先輩……。
[私はその場に呆然とユウナを見ながら、アリスを抱え崩れ落ちた**]
[あまりにも惨い惨状に、ショックで放心したように目を離せなくなっているリュミの肩を揺さぶる]
しっかりして、リュミ!
アリスがいるんだ。アリスにコレを見せるわけにいかないっ!!
[いつになく強めの口調でそう言うと、軽くその頬を叩く。
アリスには「絶対に中に入っちゃダメだからね!」と声を掛け、シャツを脱と血だまりのプールの中へ。
口の中に錆び臭い味が広がるものの、そんな事は気にしていられず、浮かんでいるルッカの体を抱き寄せ、水から引き上げた]
……けほっ。けほ……っ。う…ぇ……ぐ、ぅ……。
[自分も水から上がり極力二人の目に触れないように、ルッカの体に脱ぎ捨てたシャツをかけて一息つくと、口の中に広がる血の味や、死者を冒涜するようなルッカの姿にこみ上げてくるものが。
必死で抑えようと口元を手で覆い嗚咽を漏らしている]
リュミ……っ!!
[嗚咽を堪えていると、倒れるリュミの姿が見え、慌てて傍へ。自分の精神も限界に近かったが、そんな事は言っていられない。
ルッカの死体をこのままにしておくのは忍びなかったが、リュミを開放するのが先だと判断し、倒れたリュミを抱きかかえ、アリスを連れて食堂へと戻った。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新