306 大きな桜の木の村
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売れない脚本作家 ギレス
>>106ミンティス
脚本を受け入れてもらえればいいんだけどね……
なかなか難しいよ。ちゃんとした画になる脚本を書こうと思えばお金にならないし。
小銭を稼ごうと思ったら、魂の篭った脚本なんて書けやしない、まがいものばかりを売り出すことになるから。
……もう売れるなら何でもいいからお金が欲しいよ。
絵描きの卵 ミンティス
>>107
そうだね。桜は儚く散るからこそ、咲き誇る満開の花がいっそう美しく見える。
散ったあとの新緑の葉桜も、冬の寒さに耐える固い蕾も、どれも違った美しさがあると思う。満開の盛りばかりでは、飽きてしまうんじゃないかな。
>>108
ありゃ、間違って買ってきてしまってたか、済まない。
絵描きの卵 ミンティス
>>109
どれほど己の魂を込めたものでも、受け取り手が求めるものと違えば認められないからね。
かといって大衆に受ける為に己を曲げてしまっては、そんなものにミューズが宿るはずがない。
気持ちはわかる。確かに辛い所だね。
まあ、今日は飲みなよ。私のおごりだ。
[ギレスのコップに、ワインをとくとくと注ぐ]
売れない脚本作家 ギレス
ふう……明日も朝から売り込みに行くことにして、今日もこの桜の愛でつつ寝るとしようかな。
明日、できれば450ゲルトは稼ぎたいからね。
朧 ユキ
[各々 反応に、楽し気な 表情]
でも わたしは、儚い桜 好きだから。
桜の国は、少し つまらない。
…精は 見たい。
[ほぅ、溜息]
脚本家の ひと、わたしは、あなたの 本、好き。
心 こもった、本。あなたの 舞台。
…きっと、素敵ね。
売れない脚本作家 ギレス
［生地の痩せた外套を毛布代わりに包まりながら］
>>114クイル
それなりに売れるだけのものを作ろうと思うなら、そう難しいことじゃない。
大衆に迎合して、今の流行っぽい内容の作品を適当に似せて作ればいいんだ。
でも、それで何の意味があるのさ。何を訴えたいのか、それが画に表現されない作品をいくら作ってもね？
>>115ユキ
ボクの作品が好きだといってくれる人がいて、嬉しいよ。
……あの連中もキミみたいにちゃんと判ってくれる人ならいいのにね。
それじゃあ、お休み……**
絵描きの卵 ミンティス
ギレスお疲れ、明日も頑張ってな。
>>118
おいおい、大丈夫かい？
一口飲んだだけでもあんなに真っ赤になってたのに。無理をしちゃいけないよ？
[仰向けに寝かせてあげる]
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