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倫理観、ねえ。
[へらり、唇をゆがめて笑った。]
このゲームがどんなんだか知ってて参加してるアンタが言う言葉とは思えないな。
……知ってて参加したんだろう?
借金でもあるのか?
[ブウン…という鈍い音を立て、モニタのスイッチがついた。
画面は二つに割れており、片方はカジノの様子が、片方はキャロルの満面の笑みが映っている。]
質問にお答えするわ、「住所不定無職のケネスさん」。
そうねぇ……もし一度に大量虐殺をするバカが現れたとしたら、その時は我々スタッフが容赦無く射殺する手筈になってるから、ご心配なく♪
ついでに、銃弾が通じないようなら、カジノのどこかに毒ガスの発射装置も隠してあるから、よ・ろ・し・く♪
殺し合いは、焦らず、ゆっくり。
惨劇は少しずつ進行するのが面白いのよ。
殺しを楽しみに来た猛者の皆様は、餌を「恐怖」でいっぱいに、丸々肥らせてから食べるようにして頂戴な。
番組プロデューサーからのお願いよ?
[カミーラの言葉にはい、と答えてから聞こえてきたケネスとベンの言葉に続けるように]
私はセシリアっていいます。・・・年は十五歳です。
[そうその場にいる人に告げた]
ケネス、「まさに」あんたの言う通りだ。
ここにゃァ、俺を含めて「ゲームのルールを知っているのに」「わざわざ進んで来た」奴等もいる……そんな奴が「殺し」の「規律」とやらを語るのが……なァ?
[笑みを浮かべ、バーボンをまた一口煽る。]
そうさ。俺にゃァ少なからず「事情」ってモンがあんのサ。だからこそ、俺ァここに来た。金が欲しいからなァ。自分の「事情」を他人の血で贖うことにした、卑怯者だ。
だが……「だからどうした」?
「それがお前さんの人生に関わるのか」?
お前さんだって、俺だって、他人を殺さなきゃ自分が死ぬんだ。生きたきゃ、四の五の言わずに「殺す」覚悟をしなくちゃならねぇ。でなけりゃ、そこの兄ちゃんや爺さんみたいな「覚悟のキマった」奴等にあっさり殺されちまわァ。
「死ぬ」覚悟をすりゃー、漏れなく殺されるのがオチだぜ。
……ま、お互いに覚悟キメて頑張ろうや。
セシリア……15歳、ねぇ。
そんな若いミソラで、こんな所にねぇ……。
ケネスと同じで、いつの間にか連れて来られたクチか?
……と見せかけて、実は自ら乗り込んで来た猛者だったら大笑いだな。
[もう一口、バーボンを煽る。]
ま、何にせよ……「お前さんの事情なんざ、俺には関係ねぇ」訳だがな。
ーカジノー
[テキサスホールデムのテーブルにつき、だらりと椅子に腰掛ける。]
了解、ベン。
呼び名があれば本名だろうとなんだろうと構わないさ。
フルネームはお互い生き残れたらな。
なあ、このゲームに参加することは卑怯なのか?
あー、俺やあのチビ……セシリアってのか?
みたいなのは別として、アンタらは自分の命を掛け金にこのゲームに参加した。
それは卑怯なことか?
卑怯ってのは、自分は手を汚さず利益だけをもぎ取ろうとする奴らのことだ。
高みの見物を決め込んでるあの別嬪さんみたいなのだろ。
[近場のモニタに唾でも吐きかけそうな笑顔で手を振った。]
ご回答ありがとよ、性悪さん。
それからよ、ケネス。さっきの話だが。
ギャングスターに協力したいって奴等が何人も現れたら、そいつらで「1つの椅子」を争って、「普通の参加者」とやら同士で殺し合いをすることになるかもしれねぇな。感覚の狂っちまった人間は何をするか分かったモンじゃねぇ。
それに、ブラック・オペレーター…だっけか。そいつはギャングスターからは正体が分からないと、イカれた金髪の姉ちゃんが言ってたぜ。だから、椅子とやらは「1つ」と決まった訳じゃあ無さそうだ……。
ま、なるべくそんな「不毛な」展開にならないように、冷静に事を運ぶべきなのは言うまでもねぇけどな。あくまで、目的は「ギャングスターの殲滅」ってことになってるからな。
「生き残る」のが大前提なのは、言うまでも無く。
―廊下―
[放送を聴き老人と言葉を交わしてすぐ後に、男はカジノルームを出た。
背後で交わされた会話の一部はしっかり耳に入っていたが、部屋を出て以降のことは知らない。
もう一度、誰かの問いに答えてか、ホテル内のあちこちに設置されたモニターにプロデューサーと名乗る女の顔が映った。
足を止めて女の説明を聞く間に、男は一度だけ眉を顰めたが、すぐに平静な顔に戻った。]
関係ない、か。
大有りだぜ。
[まだ面子の集まらないテーブルに飽いたように足を乗せ、天を仰ぐ。]
昨日迄知りもしなかったオッサンが俺の人生、生死に関わってる。
さっきも言ったが、この人殺しゲームに勝つ上で他人の事情を知ることは結構重要だろ。
……どの覚悟を決めるかはまだ決めてねぇが、そうだな。
頑張ってお互い殺し合おうや?
自分でこういうところに乗り込むなんて・・・
[とんでもない、とベンの言葉に小さく首を振る。そしてしばらくベンとケネスのやり取りを聞いていたが]
今夜は一旦部屋に戻りますね。皆さんおやすみなさい。
[本当はケネスとベンのやり取りをこれ以上聞きたくなかったからだがそれは口に出さなかった。とはいえ部屋に戻ったところで眠れるかは怪しいところだろうが]
………眠ィ。
酒入れすぎたか、ちくしょう。歳は取るモンじゃねぇな……
おい、そこのスタッフよ。
寝る所に案内しな。
[男はスタッフを小突いて、個室へと案内させた。……途中、女ディーラーの尻の感触を分厚い掌に*失敬しながら*]
なんだ、ポーカーでも教えてやろうかと思ったのに。
子供は早く寝るって奴かね。
ベン、お前さんは賭け事はやらないのか?
[頼り無い小さな背中にひらと手を振って、自分も席を立つ。]
ちょっとしょんべん*行ってくらぁ*。
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