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ー 事件より一週間と数日後 : 上層部司法機関 ー
……ほんと、ここの空気はなれんな…
[探偵は上層の司法機関を訪れていた。 尋問官は辞めたが資格が無くなったわけでもなく、弁護人や法律関係の仕事もまだ引き受けられる関係上内部に入るツテがあった。守秘義務の都合上付き添いを連れていくことは出来ず調査に時間がかかるのが難点だったが。
見ているのは、5年前の裁判や尋問の記録だ。]
…『Badger』…『Owls』…『finders』…
……ちっ、あの地区のドンパチ組織多すぎやしないか?
『なにか』を奪い合っていた? 食料とかそういうものだけか?今でも活動してやしないだろうな…
[例えスラムの抗争でも、規模が大きくなりそうなら、その規模を縮小させるために『尋問』や『裁判』は行われる。というか自分がやっていた側だ。
そのおかげで抗争が大惨事になる前に組織そのものを潰し防いだこともあったかもしれない。が、その対価はあまりいい気分のものではなかった]
……はぁー…こんだけの数があつまればそりゃ
『いつものこと』になるだろうよ…… んで…スティーブの妹はどれに巻き込まれたのか……
……"curse of clow" >>237
対立数が多いのはここか……
…いろんな組織から略奪し対立している。一体何を集めていたんだ?
[…しばらくは組織の対立図を想像し、資料を読み込む。
そしてそれが終われば、ぱたりと本を閉じて、資料を収め、帰るために外へ出るだろう**]
― 事件から一週間後 スラム街 ―
[目をそらすスティーブをイルマはきらきらと輝く目で見つめていた。スティーブはきっと、詰まった中身をいかに避けて開けるか考えているに違いない。
箱を渡すと早速スティーブは作業を始めた。箱を持ち上げ、鍵穴を覗く姿はいかにも玄人だ。]
あぁっ。
そういう事ですか!
[鍵穴を見ただけで、てっきり独立した錠だと思い込んでしまっていた。目からうろこの心持だ。
スティーブが何か金属を穴に差し入れると、ガチャリ。錠の外れる音がした。]
わぁ、すごい、すごいです!
今のどうやってやったんです?
[箱を受け取って、興奮気味に錠のあたりを覗き込む。
聞けば、どうもきちんと閉まっていなかったとの事。]
じゃあ、もう一度きちんと閉めてしまうと、
開けるのは難しいって事ですね?
[少ししゅんとしたが、本来の目的は達成された。箱は開いたのだ。]
では、お約束通り、3000。
お渡ししますね。
[スティーブにトークンを渡し、イルマは箱を開けた。]
……。
箱?
[幸いにして中身は空ではなかった。
みっちりと、もう一つの箱が納められていた。内側にはびろうどが張られ、すべりやすくなっている。大きな箱をひっくり返すと小さい箱が滑り出てきた。これもまた、からくり仕掛けのようだ。]
ふふ……ふふふ……これは……
燃えてきました!
[ぐっとこぶしを握り、宙を見上げる。イルマの瞳はめらめらと燃えている。]
ありがとう!ありがとうございます!
おかげで新たな楽しみが増えました!
[スティーブの手を両手でぐわしとホールドしにいく。成功すればそのまま縦にぶんぶんと振りまわす。]
何かあればまたお願いさせてくださいね?
……あぁっ、そうだ。
私、こういう者です。
よろしければ今度遊びにきてくださいな。
ささやかですけれど、サービスいたしますから。
[笑みと共に、イルマはスティーブに名刺を差し出した。
そこには上層のカジノの店名と、『ディーラー:イルマ・リン』と書かれてあった。
問われれば、週2日の出勤であること。出勤の曜日を伝えるだろう。
スティーブが錠前に取り組む姿を思い返し、イルマの笑みは深まる。彼がカジノに来ればきっと、楽しく遊ぶ姿が見られるはずだ。]*
村の設定が変更されました。
─ 事件の1週間と数日後・慰霊碑 ─
ふぅん。
空っぽから少しは埋まったのかな。
[問いへの返答>>386に返すのは確認するような言葉。
こちらを見たヴェスへと向けるのは、笑みを象った唇と、前髪から覗く細められた紫の瞳]
セーガも良く喋るようになったよね。
前に比べれば、だけど。
表情も、すこーしは増えたかな?
[楽しげに弾む声。
ぴょい、と長椅子から飛び降りてヴェスの前に立つ]
君も。
[ぴ、と人差し指をヴェスへと向けて、その手を腰に当てた]
前よりは確かに反応が素直だね。
[呆としている雰囲気が強いが、『ゲイル』として話をした時よりは余程素直だと思えた*]
……
…………誰
(空っぽ)
[それを口にしたのは先日の『死神』だろうか。
『ゲイル』との確証はとれないままであったし『死神』は特殊チームに捕まる所で既に捕まったという話だった]
……
[暫し、そうやって見つめている*]
ー 事件より13日後 : ヴェス宅前 ー
………ーーー……。
[すう、はぁ。 すう、はぁ。]
[今日は仕事は休みの日、ヴェスと約束した日である。
セーガはヴェスの家の前まで来ていた。 ポン、と呼び鈴を押す。押してもいいと前に言われたので、まあいいだろうと]
………ーーーー……ーーー。
…お、はよー。…いけ、る?
[ヴェスの調子はいいだろうか。どうだろうか。
そう言って、無表情に見上げているだろう*]
── 事件より13日後:自宅 ──
[セーガと約束した日。
チャイムが鳴らされると、暫くしてヴェスは現れた。
髪だけ括っている状態だが、出かける準備はしているだろう]
…はよ。
……一応。
[それから、きょろりと自宅周囲を見回す。
ベルの姿があるのかどうか、を見ているのだ。
居ても居なくても着いて来ても、とりあえず何も言わずにセーガとザブトンを見に行こうとするだろう]
[一応ぶらぶらと、少ししんどそうではあるが、セーガよりやや先を歩く形で歩き始めようとする*]
─ 事件の1週間と数日後・慰霊碑 ─
[誰>>396、と言われて、にぱっと笑った]
『影身(エイシン)』。
今の通り名。
[過去ではなく今の名を告げる]
シンでもいーよ。
でも同僚にジンって名前のがいて紛らわしいんだよね。
[ぷぅ、と膨れる姿は正に子供。
それも直ぐに笑みへと戻った]
そうそう、いいこと教えてあげよっか。
機械生命体ってのはね、全部が全部、同じ意思ってわけじゃないみたいだよ。
[笑顔のまま、世間話や噂話をするような雰囲気で言う。
直後、『影身』の背後の空間が少し歪み、拳が現れ『影身』の頭へと振り落ちた。
拳と空間の歪みは直ぐに掻き消える]
いったぁー!
[ヴェスの目の前で『影身』は頭を押さえてしゃがみ込んだ。
「余計なことは言わないの」
通信機から忠告の言葉が届く]
ボクが見つけた情報だもん!
[傍から見ればただの独り言。
ただ、直前の現象から誰か相手がいることは推察も出来よう*]
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