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校長 ナタリア が転校しちゃったみたい。
無事、意中の人に想いを伝えられましたか?想いは届きましたか?
みなさんの恋は成就しそうですか?
現在の在学者は、2B教師 ダグラス、鈴木 天音、生徒会役員 詩音、並木 陽炎、パーセンテージャー マサノリ、音楽小僧 高科白兎、帰宅部 広瀬蘭、神楼学園のアイドル たま、バレー部 ノッコ、フリーター アリス の 10 名。
[さて。突然ですが、高科家は女系一家です。
父方本家が医者の家なので、うちもそこそこ裕福な分類。
父と母の他、5歳上の姉は大学生で、今は家を出ています。
4つ下の妹1は絵琉那中に今年から通い始め、5つ下の妹2はまだ小6。
妹二人は今日、お祭りに行ってるんじゃないかな。
だから多分、今は家にいないと思う。
そんなことを天音に話しながら、家への道を進んだことでしょう。
両親にとって、天音は小学校から一緒の息子の同級生です。
個人認識はしていなくとも、PTAなどで親同士は繋がりのある世界。
“矢木”の名前で覚えていたとは思います。
年末年始に色々あったときに、大体の経緯や自分の関わり方、
今の天音はもう矢木ではないことなどはざっくり話してありますが]
ただいま戻りました
[玄関の扉を開けて、そう声を出す。いつもより丁寧な帰宅の言葉。
それに気付いた父がリビングから顔を出して出迎えてくれる。
天音の背中に手のひらを添えて怖くないよと招き入れ。
父が天音に、いらっしゃい、どうぞあがって、と声を掛ければ。
会話を聞きつけた母が、来客に気付いて更に天音をリビングへ招き。
自分は、天音の背中から腰の辺りにずっと手を添えたまま。
お土産(?)のロシアン射的ケーキについて、笑顔で話すでしょう**]
[白兎の家の前に立つ。びっくりするほどおおきな家、というわけではない。姉と妹たちがいるのは聞いていたからある程度大きいのは当然だろうと思っていた。
外から見ても手入れが行き届いていて住み心地が良さそうなのはわかる庭に雑草が無いとか花壇の花とか、窓がきちんと磨かれているとか。
白兎の耳元にそっと囁く]
[そう言って白兎に促されるままリビングへ。背中に添えられた手に勇気を与えられ、改めてご両親へご挨拶]
お約束もせず、いきなり訪ねてすみません。白兎さんとは小学校に転校してきた時からお世話になっている、鈴木 天音といいます。
[座ったまま、ぺこりと頭を下げてテーブルにぶつかりかけた]
[ご両親の白兎に似ている所をつい探してしまって、じろじろ顔を見てしまう。無作法かと気づいて俯いてしまうけど、怒鳴られないので顔を上げて、そこに笑顔があるのに気づいて。
笑顔のまま、涙を堪える]
あたしが引いたのは激辛クッキーで、辛いのが苦手で途方にくれていたら白兎さんが全部食べてくれて助かりました。
[そんな表情のまま白兎に視線を移した]
[不思議味のパイをゲットした!]
なにこれ……。
[恐る恐る、ぱくりと一口。
なんというか、よく分からないというか言葉に出来ない、
名状しがたいようであり不思議の国のような奇妙な味がした。
決して不味くはないけど取り立てて美味しくもないという謎。]
……並木くんも食べてみる?
[陽炎にパイを半分差し出してみる。
怖いもの見たさで食べてみるのも面白いかも?]*
[天音との受け答えで口を開くのは主に母。
父はその隣で、北海道土産でもらった銘菓をテーブルにあけた。
流れるように不思議味のチョコケーキとその銘菓の位置を入れ替え。
天音>>4の話しを聴きながら、真顔でケーキを食べ進めている]
俺は辛いの全然平気だしね、気にしないで
もしかしたら妹達も何か持って帰って来るかもしれないし
[父は三口くらいでケーキを食べ終え。
天音の目を見て、ごちそうさま、とひとつ頷く。真顔で。
母は天音をしっかりした娘さんね、と言いながら銘菓を勧め。
己に視線を向け、それでふたりはおつきあいをしているの、と訊いた。
自分はそれにひとつ瞬きをして、頷く]
まだです、これから申し込むんです
なので、ちょっと部屋にあがります
[天音の了解が得られれば、立ち上がって2階の自室へと促す。
手には紅茶と銘菓のトレイを持って]
[すん、と鼻水をすすりながら白兎の後に続いて2階の彼の部屋へ]
思った通り、善良な人たち。お母さんに褒められちゃった。お父さんも、あたしに興味は持ってくれたみたいだし。
[母親だったヒトに褒められた記憶はなく、父親だったヒトに関心を持たれた覚えもない。
彼の部屋へ入ったら、促されるまで立ち尽くしたまま]
ここが白兎の部屋。
[この場所に来られたのが嬉しくて]
言葉は少ないけど、天音が感じてるよりずっと興味津々だと思うよ
だって俺、誰かを家に呼ぶの初めてだもん
[テリトリー意識が強く、広く浅くの人付き合いが主流だったから。
2階奥の東側の部屋の扉を開けて、天音を中へと促す。
部屋の中は基本的にモノトーンで統一されて、派手さはない。
唯一目を引くのは、エレクトーンが置いてあるくらい。
ローテーブルの上にトレイを置いて。クッションを勧める]
そんな、立ってないで座るといいよ
[促すように手を取って、その指先にキスをひとつ]
《ロシアン射的》
[聖沢は頑張った]
半分ずつ交換しよう。不思議の方を先に食べたらタルトがもっと美味しく感じられるかも。
[聖沢に勧められた不思議パイをぱくり。宇宙の深淵を見た。その後に食べる甘めのタルトを美味しく感じられる可能性は3(10)割くらい。
こう、何か科学変化的なアレで美味しく感じられるかもしれないし、不味いかもしれない]
《夏休み前》
聖沢、夏休み。海に行こう。
[広瀬の喫茶店の側の砂浜は泳げるのだろうか、あの喫茶店は広く知らしめたい気持ちと、自分たちだけの秘密の場所にしておきたい不思議な魅力があるが、
それはさておき]
海。海水浴。水着。これだ。
夏休み。いい雰囲気。
[興奮しすぎてカタコトでしか喋れなくなっている]
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