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今日は神楼例大祭の日。このお祭りの時に、神楼神社の境内にある伝説の木に、好きな人の名前を書いたおみくじをくくると、相手に思いが届くという言い伝えがあります。
もう気になるコはできたかな?
女のコは、今日中に気になるあのコの名前を書いたおみくじを木にくくってくださいね。
せんせーは出席を確認しました。ふつーの生徒が3名、せんせーが1名、男のコが3名、女のコが4名いるようですよ。
― 例大祭当日、広瀬家 ―
おう迎えに来たぜー
いや通り道だし41%
今さら鳥居の前で待ち合わせって柄じゃねーだろ21%
歩行祭以来、蘭誘うときは家まで迎えにって何か固まった38%
……今回も俺先に行こっか?
[自転車に乗っていつもの私服姿で。
ただ今回は後ろの荷台に誰も座っていない。
というかそもそも今日この時間一緒に行くことは本決まりしていないかもしれない]
――例大祭当日――
[歩行祭のときと違うのは、百瀬がひとりなところか。
いや、此方も寝起きではないが。]
そういや待ち合わせも何も決めてなかったもんな。
そろそろ来るかなとは思ってた。
……おはよ。
[迎えに来ておいてひとりで先に行くってどういうことだ。
とばかりに眉を寄せ、家の中へ手招く。
自分はもうこのまま外出できる普段着ではあるので、百瀬も多少は不思議に思うかもしれなかった。]
[案内したのはいつもの居間ではまく、客間。]
どうせ祭りに自転車は無茶だろ。
ここに置いていけばいい。
その服装が一張羅だったりするんなら、無理にとは言わないけど。
好きなの選ばせてやるからさ。
せっかくだ、着てみないか?
[襖を開ける。藍、黒、青、白。
畳一面に広げられているのは――幾枚もの男性ものの浴衣。
すべて祖父のものだったと説明するだろう。]
―― 幕間:一人暮らしの味方 ――
[日々の生活のうち、食事は出前と外食とデパートのお惣菜でOK。
洗濯は乾燥機付き洗濯機と近くのクリーニング店で問題なし。
けれど残る一つ、お掃除だけはどうしようもなかったので。
――ル◯バを買ってみた。]
(かわいい……。)
[なんというか、動きが見ていて飽きない。
ペットみたいで可愛いかもしれない。]*
ー 例大祭当日、広瀬家 ー
[出て来た蘭は意外にもすっかり準備できている感じである]
用意がいいんだな25%
どうせボッサボサのバッサバサて、『あ"?』とか言いながら出て来ると思ってた69%
え?なに?楽しみにしてたとか?6%
[ねーよと少数意見を切り捨てて、勧め通り自転車を置かせてもらって、いざ行こうとしたら家の中に通された]
[お茶でも出るのかと居間へ行こうとすれば、何故か客間。
畳に広げられる鮮やかな布地……]
……マジかよ
[蘭の言う通り、確かに着せないとは無かった。
にやりと笑われればもう抗弁しても見苦しい、負けを認めるしかなく]
あーわかったよ、着ればいいんだろ
[いくつかある中から[[coler]]と[[coler]]を合わせた浴衣をチョイス。]
俺着付けとか分かんねーんだけど……
ジュバーンとかも着るの?ガチ?63%
着物着るときってシャツ脱ぐんだっけ?29%
……パンツも?8%
[シャツぐらいまでなら蘭の同席を嫌がらなかったし、蘭が出て行こうとしたら別にいいのにと言っただろう。
さすがにパンツはそうもいかないが。]
……こんなもんか?
[とりあえず自分でやってみたら*08半吉*ぐらいの出来映え。
酷かったら直してもらおう。**]
俺着付けとか分かんねーんだけど……
ジュバーンとかも着るの?ガチ?63%
着物着るときってシャツ脱ぐんだっけ?29%
……パンツも?8%
[シャツぐらいまでなら蘭の同席を嫌がらなかったし、蘭が出て行こうとしたら別にいいのにと言っただろう。
さすがにパンツはそうもいかないが。]
……こんなもんか?
[とりあえず自分でやってみたら*13半凶*ぐらいの出来映え。
酷かったら直してもらおう。**]
諦めがいいのは、美徳だな。
[声を上げて笑う。
百瀬が選んだのは、淡い白系統の絣の浴衣だろうか。
光の差し込む角度で桜色にも見えるそれは、祖父が気に入っていた一枚だと昔に聞いたことがあった。
百瀬の雰囲気には黒や紺より似合うかもしれない。]
シャツは脱げ。
襦袢は着ろ。
[箪笥から引っ張り出した襦袢を頭に被せ、パンツ発言には無言で右足の項を踏んでおいた。
祭り途中で肌蹴た場合は置いて帰るからな。
彼が自分着付け始めれば、面白そうに眺めていた。
下着を脱がないのなら部屋を退出することもないだろうと。
そして、出来上がりはまぁまぁか。
――と思った瞬間帯が崩れて、酷いことになったが。]
ま、慣れてないとこういうのは難しいよなぁ。
ほら足を少し開いて姿勢よく。
[帯を解き、もう一度浴衣を羽織り直させる。
下前見頃を左鎖骨辺りに合わせ、上前を重ね、首元を整え、少し押さえていてくれと指示してから、きゅっと腰紐を結ぶ。
後は角帯を二つ折りに、腰に3重に巻いて。]
あ、きつくしすぎたかも。
[わざとではない。わざとでは。たぶん。
それ以外は至極真面目な表情で、貝の口の結びを完成させた。
膝立ちの状態から腰を上げ、まじまじと全身を見物。]
― 例大祭前、自宅 ―
[部屋の中、持っている服で春と夏に着られる物を全部出して拡げる]
これはカラオケの時に何度か穿いてるやつ。これはあんまり可愛くない。これは安かったから買ったら生地が柔らか過ぎて縫い目から破けたやつ。
[特別な日に一番可愛い自分でありたいと思うのは自然な感情]
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