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んー……
[正直覚えてない。
けれど天音がそう覚えているのなら、今は父親と同じく忙しい母親は家庭のことも頑張ってくれていたのだろう。
それが普通の母親像であり、天音の両親についてそんな記憶が引っかかるような印象は自分の中には無かった気がするがさておき]
じゃあ天音ちゃんが母親になったら、近所の子の傷直してあげないとな。
それだけ嬉しく思ってるんならやってあげたらその子もずっと覚えててくれるさ。
にしても……
天音ちゃんって母親って感じするよな69%
誰と結婚すんのかなー……29%
……俺?2%
[さすがに自惚れだろうか。]
うん、美味しい。流石、まさのりシェフ。バッチリです。です
[一枚目をペロリと平らげます。体育会系ですからね]
隙あり!あり!
[そして、すかさず残りのサラミ入りに手を出します。当然残りはサラミなしになる訳で]
ボーノボーノ
[と、誤魔化します]
― 雪の公園 ―
[マサノリが覚えていないなら別の友達の母親なのかもしれないが、自分の母と違う母親像は強烈な記憶で]
あたしが、母親に
[そう言われて肝が冷えた]
あたし、は、
[ふるふると首を振る。自分の、子供。子供の、自分]
イヤ!要らない。あたしは、あたしが、
[他人の子供になら優しくできる気はする。でも、自分が子供を産む、育てる、それらは意識的に考えないようにしてた。しばらく混乱は落ち着きそうにない]
……ピザ代の差額ぐらいは請求するからな。
[それでも来ようとするノッコに対し、自制心と欲求のせめぎ合いは精神の消耗が激しすぎるので、ちょっとだけ理由付けた。]
とりあえず自分で頼んだものは食えよな。
移動するのはそれからだ。
[白い部分を押し付けられて返品扱いされてはたまったものではない。
あといろいろと落ち着く時間が欲しかったのかもしれない]
― 雪の公園 ―
え? あ? お!?
ちょっ何が!?
落ち着けって!
[天音の混乱(>>76)が何なのかまったくもって見当がつかないし、正しい対処法など知る由もなく。
拍車をかけることになりかねない行為という可能性を考えぬまま、両手で天音の両肩をつかんで体の動きを止める。
チャンスがあれば揺れる頭も抑えようとしただろう]
[なんでこうなってしまったのか。
何がイヤで要らないのか。
思い返して、該当しそうな発言は何か。
強いて言えば……]
そんなに、俺のことイヤ?
[たかが2%、されど2%という結論になった。]
― 雪の公園 ―
[混乱しながら、頭の中で色々な事を思い出している。マサノリに両肩を掴まれて振り解こうとしてから相手が誰かを思い出して少しだけ落ち着いた]
ないよ、マサノリくんが要らないなんて事。
[マサノリをみつめる目は、幼稚園の卒園式の時と同じ悲しい瞳。小学校が別々になれば一緒に遊ばなくなるのはわかっていた。ショートメールでの連絡をしていたから余計に遊ばなくなったのかもしれないと今は思う]
ごめんね、男の人に触られるのが少し怖いの。
[もう振り解くつもりは無いが、身体が震えてるのは伝わるだろう]
だから、あたしはお母さんにはなれない。
[笑顔を作ったけど、泣きそうに見えるかもしれない。
公園の外、雪で戯れに来た子供達が遠巻きに見ているが、何故入ってこないのか本気でわからない**]
― 年末、駅前 ―
[駅ビルにある100均ショップへお買い物。
原価や各種費用や設定した粗利率を元に弾き出された値段設定の美しさが感じられない100円均一という存在について数学者の両親は好ましく思っていないようだが、収入が乏しい彼にとっては安さが全てである。
その帰り、改札前を通ろうとすると――]
おおっ!
[ちょうど改札から出てきた、紙袋を提げた女性が視界に映り込んだ。]
(マスクでよく見えねーけど白い肌、冬にサングラスかけるクールビューティーっぷり、それでいて幼いっぽい髪形、それらひっくるめて表しているちょっとだけ過剰なバランスのスタイル。)
ニア おおーびじんじゃん、ぜひなかまにせねば 100%
[珍しく自分の中で満場一致、それだけ好みに合致したのだろう。]
おねーさんおねーさん
荷物重そうだね、そこまででよければ持つよ!
いやいや中身は見ないから。
[ナンパ決行決定、追いかけて話かけた。
……それがクラスメートかもしれないという可能性はまったくもって頭に浮かばなかった、完全に0%だった。]
― 雪の公園 ―
……。
なれないなんて言うなよ、向いてるって45%
ごめんね、触らないようにするから普通に遊ぼう34%
てことは天音ちゃんからは触れる?13%
ハァーイ、あたしマサ・ノリコ、よろしくぅ〜8%
[おどけたのは彼なりの解決策。
笑いで和ませようとしつつ、それでも触りたいらしい。
どちらにしても当初の目的である雪だるま作りを提言することになるだろう]
《クリスマス過ぎ》
[天音の家の周囲を警戒していて、白兎に発見されて背中を叩かれた]
別に、勘違いするならそれでいいけど。ランニングのついでだから。
[そう言って小走りに逃走した]
出世払いでお願いします!まさのりシェフ!
[払う気はなさそうです]
それとも、体で払いましょか?うりゃ。うりゃ
[と言って、右腕を差し出して、力こぶのポーズをしますが、かなりこの状況でかなりキワドイ発言だということは全く気がついていない様子です]
ノッコはお部屋の掃除とかは得意だよ。だよ
あ、うん……
いただきます、ます
[そう言って、最後の一切れに手を出します]
うわ……チーズだらけ。だらけ
[自分で注文したくせに、文句を言います。とか言っているうちに、雨足が強くなってきました]
雨、強くなってきたね。きたね
[ほろ苦いガトーショコラ。
飾り気のない焼きチーズケーキ。モンブラン。タルト。]
お待たせいたしました。
[白いシャツに黒いエプロン姿で。
並木の前に差し出した淡い柿◆の皿には、大きな苺が一粒乗せられたショートケーキ。
甘酸っぱさと、柔らかく甘いクリームと、ふわりとしたスポンジの調和が人気だが、これを選んだ理由は――。
苦かったり甘いだけより、いいかなって。何となく。*]
[体で払う(>>85)と言われてうひょーってなるのは思春期の男子にとって当然。
しかしそれがどうしても100%にならない。
それは右腕だけダグラスポーズのせいで、ノッコが明らかに勘違いをしているからだ。
騙して連れ込むのは簡単ではあるが――]
なぁノッコちゃん
俺って、善人と悪人、それぞれ何%だと思う?
[いつも自分で自分を判定して内訳を露わにしてきた彼が、初めて他人に尋ねた。
それだけ迷っているのかもしれない。
12月の冷たい雨がパーカーを通して滲み刺さるが、次の一歩のために必要なこと]
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