172 死に至る病-Masquerade-【完全ＲＰ村】
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神父 クリストファー
[ふわり。記憶の海から形のないものが浮かび上がる。最後に残った心残りを求め、形を変え街をさまよう。どれくらいたっただろうか、金の髪の少年の元にたどり着いた。
少年の寝顔を見つめ、そっとささやく]
ケビン君…どうしてもお礼が言いたくて…
[長くて短い時間を共にすごしてきた。走馬灯の様に思い出す…初めて会った時。父親の話を聞いた時。結社の相棒として語り合った時。彼を支えていたつもりが、気がついたら支えられていた。少年の成長に驚きつつも、楽しい日々だったと…そう思うから]
ありがとう…ケビン君。
[言葉を綴るのは苦手だから。ただ一言に思いを込めて]
神父 クリストファー
[記憶の海から、別の影が見える。見慣れぬ顔の男性が、ケビンにやさしそうな笑顔を向けていた]
『ケビン、よくがんばったな』
[じっとみれば、男性の顔はどこかケビンに似ていた]
…ああ…あなたは…
[そっと男性の方を向いた。視線が合えば、男性もこちらを向いて軽く頷いた。
そして、お互いに顔を合わせて、頷きあう]
ケビン…幸せに…
[２つの声が重なり、混じっていく。
ぱしゃり、と意識が溶けていき…
波の中に*再び消えた*]
ギーク ジャンクス
[広場に腰掛けて、街を眺めている。足元にじゃれつくリアンを撫でながら、隣に座るアリシアに向かって口を開く]
……みんないなくなっちまったけど。みんなで笑って幸せになるって夢は、前途多難だけど。それでも、それを実現するために、前に進むつもりだ。
俺、街を離れようと思ってる。別の街で失われそうな幸せを守る。
これからアリシアさんはどうするつもりだい？やっぱり、研究を続けていくのか？
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