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[彼女の小さな呟きは耳に入らないまま、逃げるようにその場を立ち去った。
無言のまま、しばらく森を歩く]
『あれ?神父さま?』
[どこからか、子供の声がする。メノミリアに気をとられて忘れていたが、目的は子供を捜しに来た事だった事をいまさらのように思い出す]
よかった、無事でしたね…今、街の方では、あまりお出かけしないように、ってお知らせが出てるんですよ。さあ、帰りましょうか。
[子供の方を向いて、いつもの笑顔を向けた…つもりだった]
[両手でカップを持ち紅茶を少し口にする]
美味しい…落ち着く。
[目を閉じて気持ちを静めていると、直接疑っているかと聞かれ、その目をじっと見つめ返す]
……いいえ。
[素直にそう答える]
[なのにそれを待たずに目の前に銃が差し出される]
これで、わたしにリュミエールさんを殺せと言うんですか?
[恐怖よりは悲しみ、今はその方が勝っていた]
『神父さま?泣きそうな顔してるけど、大丈夫?』
[子供の声に、はっとする。]
大丈夫、ですよ。
[もう一度、必死に笑顔を作る]
さあ。帰りましょう。
[子供をつれて、教会へ戻る事にした]
― 森→教会 ―
あ、相方?
[何の話かわからずに首をかしげるが、
寄り添うような十字架を見つめて]
大切な人、だったんですね。
半年前っていえば、あの時・・・。
ごめんなさい、そんな悲しいことがあったなんて
ぜんぜん気付いてなくて
[だめ看護師、ですねと頭を振った]
[見つめ返され、問われれば]
もしもの時のためだよ。
最近感染者との接触はないから大丈夫だとは思っているんだけど
[その感染者もどこにいるかはわからないから、安心はできなくて。]
僕のためにもそれ、そこに置いておいて。僕が感染していて、君を食ってしまうよりかは……撃ち殺されるほうがいいんでね。
[そう言ったところで]
本題なんだけど、アリシア、君『Masquerade』に詳しかったりする?
この間のBarでの君はそう思わせる何かがあったんだけど。
―中央通りのカフェテラス―
[ソーニャと向かい合う席にちょこんと座り、ふうと一息。]
…さて、お答えしましょうか。
なんで感染者が見つかると嬉しいのか、ってお話の。
[オーダーしたミルフィーユを待ちつつ、芝居掛かった様子で、語りだす。]
それはここにいる少年が、昔むかーし、あるかわいそうな主人公の昔話を聞かされて育ったからなのです。
少年は、そんなかわいそうな戦うヒーローを、かっこいいと思っているのでしょう。
[かっこいい、というよりは、そうして当たり前なのだ、という刷り込みに近い思い。]
…まぁ、な。
[ようやく薬瓶を拾い上げて。
死が二人を分かつまで。
その絆を断ち切るために。
彼女を終わらせるために、自ら引いたトリガー。]
残された俺だけが、おめおめと生きてるってわけさ。
もしもの時…こうやって疑心暗鬼になって人同士が傷つけ合うんですね、きっと。
[悲しみは隠しきれない。でも恐怖を感じたのも事実だ]
リュミエールさんが撃ち殺されるほうがいい?
なぜですか?
わたしのほうが感染している可能性だってあります。
誰かが誰かより死んでもいいなんてこと、ないです。
[赤い瞳を強く見据える。それが、わたしが両親が、危険を顧みずに研究を続けた理由]
Masqueradeに詳しい…ですか。
どうして、そんなことを聞くのですか?
[結局かける言葉が見つからないまま。
ダンテにかえって気を使わせてしまったと
慌てて首を振った]
ええと、その
生き残ることにも意味が、あるのかな、なんて
[うまく言葉がつながらずに
コーラを飲んでごまかした]
そうだね……嫌な病気さ……
[公安内でもよく疑心暗鬼に陥って口論していたところを見てきた。ああいうのはうんざりだ。]
だって、いやだろう?得体も知れないものに体を蝕まれて、好き勝手されるのって。
君は大丈夫だと思ったんだよ。
役人の僕が、『Masquerade』にとっては目の上のたんこぶな公安の僕が死んだんじゃないかと心配してくれたんだろ?ならまあ、信用できるかなってね。
[結構単純なことで信用しちゃったかなあ、なんて呟いて紅茶を口に含み]
ほんの少し前まではね、僕はとある薬の調査をしていたんだけども……役人が大量に死んだのは知ってるだろう?
あれでね、僕も感染者探しにまわされることになってね。
前に誘った時はちょっとした好奇心含みだったんだけども……今回は、何か『Masquerade』につながることを少しでも多く知っておきたいからかな。
[少し、真剣な眼差しになった。]
じゃあ、少年が聞いて育ったという昔話をお伝えしましょうか。
「昔々、いずれの時か、人間を喰らい、その人間になりすます鬼が現れた里でのこと。
その里には、一人の男がいた。義を重んじる騎士だった。
騎士はある舞姫を見初め、ついに結ばれた。
やがてふたりの間には女の子が生まれた。騎士も舞姫も娘をたいそう愛しんだが、互いに仕事…任で忙しく、なかなか可愛がれなかった。
それでも騎士は、幼い娘に、義の大切さを教え続けようとした。
ある日、騎士は仕事を休みがちになった。
だから娘は、今こそ父とたっぷり遊んでもらえる時だ、と大喜びした。
しかしそれは、喜んではいけないことだった。
前の日に、騎士は戦場でとある女に誑かされて関係を持っていた。その女こそ鬼だったのだろう。
鬼に取り憑かれたせいで、ぼんやりとしていたのだ」
「やがて鬼は、別の獲物へと取り憑いていった。
鬼の抜け殻の騎士は、ベッドの上で…」
[少し言葉を詰まらせる。]
「顔の半分を失って死んでいた。首筋には、鬼の足跡と呼ばれる痣がついていた。
娘はそれを見てしまった。臭いを嗅いでしまった。
幼子には死は理解できなかった。だが崩れた顔と不快な臭いに、慄いた。
強い恐怖に怯える娘に、舞姫は告げた。
父の顔を欲しがった鬼が、父を喰らったに間違いない、と。
父は生前言った。悪しき鬼は、祓わねば義に背くと。
母はこの場で言った。父を殺した悪しき鬼は、祓わねばお前の義に背くと。
娘は『復讐』の二文字を覚えた。
自分の命を復讐に捧げると誓った。
そして、鬼を祓う巫女になりたいと願い、そのために旅に出て行った」
…さぁて、この後、娘が巫女になれたかどうかは覚えてないワケですが。
こうして復讐に燃えるヒーロー…ヒロイン?の話を聞くたびに、少年の血は騒ぐのです。
だから「鬼」がいる証である、感染者、その死体を見たがる、というワケなんですわ。
…めでたし、めでたし、かな。
[ぱちぱちと手を叩く。少年の目は伏目がち。
と、ミルフィーユがテーブルに置かれる。食べたいなぁと思いつつ。]
例えば、わたしが“何か”を知っていたとして。
それをリュミエールさんに伝えて、現状が変わりますか?
対策が出来ますか?
政府の対応はずっと後手後手で、世界に病を蔓延させてしまっている。
研究所の研究が進まないのは、病のせいだけじゃない。
認識だと思います。
リュミエールさんはお仕事でこの病のことを調べているのですよね?
“お仕事”でしているのなら。
辞めてください、その仕事自体を。
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