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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
そういや、雛烏の奴、最後に何か言ってたな。
『てめぇも、お客様、待たせんじゃねぇぞっ!なのです、マスター』
ミカたん、今、何時だ……?
[答えを聞いてさあっと血の気が引く。スラムから少し離れた所まで電気の切れた電動自転車を運んだ後、やってきたトラムに飛び乗り、宮殿付近へと向かう]
─スラム近くの空き家─
ふぅ……疲れた。
[ボロボロのソファにどっしり腰を下ろし。]
やっぱり声変える薬、頼んどけばよかったな。声変えるのきつ……。
よし、風呂に入るか。
[コンタクトと付け毛を外し、風呂場へと向かう。]
[シャワーを浴びつつ、鏡に映る自分の姿を見]
んー、やっぱもう少しがっしりと筋肉が欲しいな。
そしたらこういう仕事も回ってこなくなるのにさ。
[ぶつぶつ呟きながら髪の色を落としていく。濡れて、巻いていた髪も元のストレートに。
きれいに化粧も落としたら、水を止め、風呂場から*出るだろう。*]
[トラムに乗車してしばらくすると、ミカたんの髪の色が明滅しながら変化する]
『クライアントから連絡が入ったなのです。今日は都合が悪くなって、延期にしたいそうなのです、マスター』
……マジですか。そういうことはもっと早く連絡してくれよ。
[と言いながらも、遅刻しそうだったのでほっと安堵の息を吐いた]
せっかくここまで来たんだし、ちょっと散歩でもしてくか。
[トラムが宮殿近くに差し掛かると、速度を落としたトラムからひょいと飛び降りる。森の近くの湖を散策しつつ、体を大きく伸ばして息を吸いこむ]
……空気がうまいな。何だか心が洗われるぜ。
『大気中の成分は、町中とほとんど変わらないなのです、マスター』
はいはい、そうですか。
どうしても、行かなきゃ―研究室に。
一度倒れたくらいで諦めるわけにはいかない。
それに―あの…血の海は―。
―っ!!
また―っもう、やめて。
[深く考えようとすると襲ってくる頭痛に抗議する]
『おっきな樹なのです、マスター』
ああ、あれか。確か宇宙樹って奴だな。でも何で宇宙樹って呼ばれてるんだろうな。
『むむ、それはミカたんへの挑戦なのです。ミカたんでーびーを検索してくるなのです、マスター』
[頭に立体映像を乗せながら、湖の周囲をゆっくりと散歩する。巨大な樹を臨むと、引き寄せられるようにそちらへと近づいていく]
―― 病院内・廊下 ――
[パタパタと走りながら白衣を羽織り、髪の毛をうしろで一つにくくる。
そのまま立ち止まることなく処置室の中が見えるオペレートブースへ入った。
パチパチとコンソールのスイッチを入れながら処置室を覗く。
急患担当の医師とオペ立会いの看護婦が1名。
ストレッチャーの上で痛そうに身を捩っているのは、子供。
その身なりは、スラムの子。
神父様に残念な報告をしなければならないのかと、唇を噛む]
遅くなりました。
患者の状況を教えてください。
[インタフォンを通じて処置室の中と会話をする]
――あれ?リアン??
[顔を上げると、さっきまで草むらで遊んでいた仔犬の姿が消えていた]
何処に―。
[辺りを見渡すと、向こうの方に見える二つ?の人影に向かって尻尾を振って走っていくリアンが見えた]
あ…こら―。
『あぁ、リーン。休みに入ったばかりなのに悪いね。
大型のビークルに後から撥ねられたらしい。
内臓には異常はない。ひどいのは地面叩きつけられた両腕だ。
単純骨折だが、綺麗に割れている場所ばかりではないので
骨転位が見られるだろう』
[処置室から言葉を返してきたのは外科部長である医師。
この病院では外科手術では一番の腕を誇り、義手や義足の知識も深い
―そういえばダンテの主治医も、彼だったか―]
了解。プレスキャンの準備は出来ています。
いつでもどうぞ
[オペは担当医師と立会い看護師を医療マシンが補助をする。
オペレートブースはその医療マシンの操作を行う場所だ。
もっとも、大抵オペが始まれば医療マシンに搭載されたAIが
自動で判断を行って動くのでマニュアルで操作をすることは少ないが]
『了解。少し映りにくいかもしれないがプレスキャンをしてくれ』
[医師の声にスキャニング装置を動かす。
モニタに現れたのは、何箇所も折れた両の腕。
そして内部で散った骨のかけら。
撥ねられたのに内臓に異常がないことが不幸中の幸いか。
大筋は医師の視診どおりの結果。さすが、と内心感嘆の声をあげる]
『それでは手術を始めます。サポート、よろしくお願いします』
[小さな身体の体力が落ちる前に手術を終了させなければならない。
時間との戦いが、*始まった*]
[ピー、ピーと電子音が響く。続いてミカたんの緊張感のない声]
『未確認走行物体発見なのです。距離、どんどん近づいてるのです。迎撃するなのです、マスター?』
先に分析してくれ、って、あれか?
[前方を見やるとこちらに向かって尻尾を振りながら駆けてくる、白い仔犬の姿]
『了解したなのです。スキャンを開始するなのです、マスター』
……いや、いい。ありゃ、普通のペットロボットだろ。
[身を屈めて、向かってくる仔犬に両手を差し伸べる]
あれは…誰かが小さい子を肩車してるのかな?
―ってそんな場合じゃないね。
怖がらせちゃうかもしれないし。
もう、リアンったら。
[仔犬のあとを追いつつ、その影に近づいて行くと子供ではない電子音の声が聞こえてきた]
あれは―立体映像?
[続いてリアンをロボットだと言う男性の声]
ごめんなさい。
えっと、とりあえず、ロボットじゃないですからっ。
[仔犬は足元へじゃれついているだろうか。抱え上げようとすると、ふかふかの手触り]
へえ、よくできてるな
[近づいてきた女性の姿に気づくと、顔をあげる。その言葉を聞けば、瞳を輝かせて]
え、本物なんだ。へえ……
[仔犬を目の高さに抱え上げて、じっと見つめている。頭の上の立体映像も、首を突き出して仔犬を注視している]
あ、悪い。つい、見るのが珍しくて。
[作り笑顔を浮かべ、バツが悪そうに仔犬を目の前の女性へと差し出す]
[謝られれば逆に驚いて]
あ…こちらこそ、ごめんなさい。
もしかして、見たことないのですか?
[リアンを受け取り、男性とその立体映像に交互に視線を送りながら不思議そうに尋ねる]
この子がこんな風に誰かに向かってじゃれついていくのなんて珍しいんですよ、とても。
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