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[それでも罰が当たるとしても、
縋るモノを求める様に顔を清めた後、足は食堂では無く
礼拝堂へ真っ先に向かい……罰を受けた。]
牧師様……──いるかい?
[建物か自分の鼻か、張り付いた様に離れない匂いが
近付く礼拝堂から漂ってくる。
今濯いだばかりの口がカラカラに乾いて、喉が張り付いて
声が上手く出なかった。
それでも足も扉を開ける手も止められない。
震える声で覗いた礼拝堂。
人の気配は無かった。
いや、人の姿はあった。
もう──生きてはいなかったけれど。]
きゃああああああああああああ!!!!
[惨劇を告げた鬨の声を響かせて、ずるずると壁に
背を向けて座り込む。]
ど、どうして、どうして!?
だって、だって、だって……牧師様が
狼じゃ……狼、狼? 牧師様がっ!?
[一気に夢が蘇る。
あの化け物を差し出したのは牧師だった。
その牧師が無残な姿になっている。
その意味を理解するには衝撃が強すぎた。
何を意味するか判らない記号と燭台。
何より無残な遺体を前に、誰かが来るまで、
頭を抱えてぶつぶつと呟き続けていた**]
[呆、と揺れる意識。何処に居るかさえあやふやなまま。
やけに確かに届いたのは、ニイナに語りかけている自分の声と姿>>*0。
幽かになろうとも、その声>>*1はガンガンと響いて、反吐が出る。]
…るせぇ。
[言われずとも、そう思えど出た声がやはりキリクのもので、舌打ちさえする気になれない。視線を向けていたくなかった。
それでも、ソレへ抱きつくニイナ>>*2を目にしてしまえば]
やめろ!ソレは俺じゃねぇ、あいつでも、お前の兄でも!
やめろ、やめてくれ、なあ!おい!ニイナ!
[なり振り構わず叫んでいた。
叫べば叫ぶだけ虚しくとも、黙って見ては居られずに。**]
― 朝/マコトの部屋 ―
…………。
[床に座り込み、彼の眠るベッドにもたれ掛かるような状態で、娘は眠っていたらしい。]
[ちゃんと横になっていたわけじゃないから、体の節々が音を立てるけれど、気にしないというようにのろのろと顔を上げた。]
[流石に顔や手の血は拭われただろうか。
血が付着したアルバは、そのままだったけれど。]
着替え、ないと……。
[自分が正しく気を持っていることを示すためにも、血塗れなままじゃいけない。
のろのろと部屋を辞そうとして、
マコトへ振り返った。]
私はきっと、しあわせだったんだと、思います。
[貴方と会えたことが。
短い間でも生活を共にできたことが。
距離はあっても。視線が交わることはなくとも。
そこにいると思うだけで、安心できていたのに。]
[彼は知らないのだろう。
最期に交わしたことばが、どれだけ自分にとって――]
……自分が生きるためなら何でもしてきた、と言いましたよね。
体だって、売っていたんですよ、私は……。
それでも、汚らわしいと思わないで、いてくださるんですか……。
[これを聞いたら、彼は今度こそ自分を拒むだろうか。
本当なら、自分はその手に触れる資格もなくて。
生きている間に言えていたら、こんなに苦しくはなかっただろうか。
やっぱり、苦しんだのだろうか。
今となっては、もう、知るすべはない。]
行ってきます。
……生きて、きます。
[短い瞑目ののち、扉を開いて、また閉めた。]
[マコトは人間だった。おそらく、自ら命を絶った。
アリスを殺したのが狂った人間だったなら、残る者の無実も彼の無実も証明できない、むなしい力。
誰かが死んで、人狼がいて、処刑されて。
死ぬことばかりを待っている]
悲鳴……。
ねぇ、夢かな。幻かな。……。
[雨粒と心臓が打つ音だけが、答えを告げる。
機械的に足を前へ、前へ──]
─ 礼拝堂 ─
[ずっと足を運んでいない場所だった。
悲鳴の方向へ急ぎながら、ようやく気付いてゾッとした。
そこに、悲鳴の主──おそらくヤーニカと、誰かが横たわっている。あの人が設えていた、礼拝堂に。
開いた扉の向こう、見るより先に新たな血が鼻をついた]
っ……、いやぁ……!
や、にか……さ、
[息を整えなくては直視できそうになくて、必死に悲鳴を飲み込む。震える手を座り込んだヤーニカの肩に伸べたところで、呟き>>34をいくつか拾った]
え……?
[牧師。狼。何を言っているのか。こんなに血が──なのに。
咄嗟には憑狼を思い出せずに、混乱に頭が痺れる]
大丈夫、大丈夫よ……。
私、ちゃんと見てくるから。大丈夫ですよ……。
[落ち着かせているのがヤーニカなのか自分なのか曖昧なまま、ふらりと立ち上がる。『私たち大人もいます』──私だって、もう大人だもの。
ぼやける脳裏に、現実の赤の生々しさだけが突き刺さる]
― 廊下から礼拝堂へ ―
[あのひとは、もういない。
こわいものなんて、もう、なにもない。
誰であろうとこの手にかけよう。
生きる為に。
この騒動を終わらせる為に。]
[そう、今の悲鳴だって。
人狼騒動においては、日常のようなものじゃないか。
動揺するには、値しない。]
[先から煩い心臓を修道服の上から抑え付けるようにしながら、悲鳴と血臭、死臭の元――礼拝堂の前へ。]
― 礼拝堂 ―
[そこにいたのは、ヤーニカと、マイダと。
他にも生存者が来ていただろうか。]
落ち着いてください……。
……私が、言えたことではありませんが……。
[ヤーニカへと歩み寄る。彼女はまだ錯乱しているだろうか。
彼女の傍へ立ってから、視線を礼拝堂の中心へ移した。
匂いの元は――]
……キリク様。
[まるで悪趣味な装飾を施されたオブジェのように、血によって描かれた魚のようなものの中心に、そのひとは横たわっていた。]
……議事録は、どこでしたか。
この状態を、ちゃんと記すまでは……物を動かしたり、しない方がいいと、思います。
どなたか、ヤーニカ様をお願いします……。
[そう、記したほうが良い事柄が多い。
議事録の在り処を聞けたなら、一度礼拝堂を辞して取りに行こうと。]
[血で描かれたイクトゥス、その中心に横たわる遺体のそばにふらりと膝をついた。過った通りの人物だ。ゆらゆらと『キリク』の肩を揺らす]
キリク、さん。キリクさん……。
ヤーニカさんが驚いてます。
マコトさんの事があったのに、こんな悪趣味な、
[馬鹿みたいな事を言っている。
頭では冷えて強ばった身体の事は分かっているのに、飲み込むには一拍も二拍も遅れた。
抉られた頭、乾いた右頬の血、視線は傷を探してさ迷う。
嘘つき、と呟きが漏れた]
[ヤーニカ。現場検分。
燭台へ伸びていた手が一度止まる。冷静な判断だ。
こんな冒涜的な状況でさえ、現実的な対処を優先するのか。
議事録を取りに行く姿を見れば、修道女だった。
この世の光など、本当にないのだなと思う。
普段からは想像できないほど取り乱していたのに。
すべて済んでから手遅れな祈りを捧げるんだろうか。執行人として名乗り出たように、マコトを連れて戻らなかった時のように]
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