人狼物語(瓜科国)


1611 who are you?〜そして誰かがいなくなった〜


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酒場の女主人 ヤーニカ

[それでも罰が当たるとしても、
縋るモノを求める様に顔を清めた後、足は食堂では無く
礼拝堂へ真っ先に向かい……罰を受けた。]

 牧師様……──いるかい?

[建物か自分の鼻か、張り付いた様に離れない匂いが
近付く礼拝堂から漂ってくる。
今濯いだばかりの口がカラカラに乾いて、喉が張り付いて
声が上手く出なかった。
それでも足も扉を開ける手も止められない。

震える声で覗いた礼拝堂。

人の気配は無かった。
いや、人の姿はあった。

もう──生きてはいなかったけれど。]

( 33 ) 2015/08/24(月) 07:09:49

酒場の女主人 ヤーニカ

 きゃああああああああああああ!!!!

[惨劇を告げた鬨の声を響かせて、ずるずると壁に
背を向けて座り込む。]

 ど、どうして、どうして!?
 だって、だって、だって……牧師様が
 狼じゃ……狼、狼? 牧師様がっ!?

[一気に夢が蘇る。
あの化け物を差し出したのは牧師だった。
その牧師が無残な姿になっている。
その意味を理解するには衝撃が強すぎた。
何を意味するか判らない記号と燭台。
何より無残な遺体を前に、誰かが来るまで、
頭を抱えてぶつぶつと呟き続けていた**]

( 34 ) 2015/08/24(月) 07:14:15

【墓】 牧師 キリク

 あいつが、ニイナがどうしたんすか。
 …礼拝堂で、すか。わかりました。

[他の人に聞かせられない>>19、一体どういう事なんだ。
自身の非力さに茫然としていた自分に、キリクの言葉を真っ向から疑ってかかる余裕は無く。動揺を押さえ付けて、後をついて行った。]

( +3 ) 2015/08/24(月) 07:25:51

【墓】 牧師 キリク

[そこまでは覚えている、その後だ。何があった。

 何故。どうして俺はキリクの、アイツの姿を。]

( +4 ) 2015/08/24(月) 07:28:20

【墓】 牧師 キリク

[呆、と揺れる意識。何処に居るかさえあやふやなまま。

やけに確かに届いたのは、ニイナに語りかけている自分の声と姿>>*0
幽かになろうとも、その声>>*1はガンガンと響いて、反吐が出る。]

 …るせぇ。

[言われずとも、そう思えど出た声がやはりキリクのもので、舌打ちさえする気になれない。視線を向けていたくなかった。

それでも、ソレへ抱きつくニイナ>>*2を目にしてしまえば]

 やめろ!ソレは俺じゃねぇ、あいつでも、お前の兄でも!
 やめろ、やめてくれ、なあ!おい!ニイナ!

[なり振り構わず叫んでいた。
叫べば叫ぶだけ虚しくとも、黙って見ては居られずに。**]

( +5 ) 2015/08/24(月) 08:35:54

修道女 クリスタ

 ― 朝/マコトの部屋 ―

 …………。

[床に座り込み、彼の眠るベッドにもたれ掛かるような状態で、娘は眠っていたらしい。]

[ちゃんと横になっていたわけじゃないから、体の節々が音を立てるけれど、気にしないというようにのろのろと顔を上げた。]

[流石に顔や手の血は拭われただろうか。
 血が付着したアルバは、そのままだったけれど。]

 着替え、ないと……。

[自分が正しく気を持っていることを示すためにも、血塗れなままじゃいけない。
 のろのろと部屋を辞そうとして、

 マコトへ振り返った。]

( 35 ) 2015/08/24(月) 08:45:18

修道女 クリスタ


 私はきっと、しあわせだったんだと、思います。

[貴方と会えたことが。
 短い間でも生活を共にできたことが。

 距離はあっても。視線が交わることはなくとも。
 そこにいると思うだけで、安心できていたのに。]

[彼は知らないのだろう。
 最期に交わしたことばが、どれだけ自分にとって――]

( 36 ) 2015/08/24(月) 08:45:58

修道女 クリスタ


 ……自分が生きるためなら何でもしてきた、と言いましたよね。
 体だって、売っていたんですよ、私は……。

 それでも、汚らわしいと思わないで、いてくださるんですか……。

[これを聞いたら、彼は今度こそ自分を拒むだろうか。
 本当なら、自分はその手に触れる資格もなくて。

 生きている間に言えていたら、こんなに苦しくはなかっただろうか。
 やっぱり、苦しんだのだろうか。
 今となっては、もう、知るすべはない。]

 行ってきます。
 ……生きて、きます。

[短い瞑目ののち、扉を開いて、また閉めた。]

( 37 ) 2015/08/24(月) 08:46:18

修道女 クリスタ

 ― 自室そして ―

[キリクに借りたアルバは、結局汚してしまったななどと考えながら、乾いた修道服へと着替える。
 けれどこれを捨てる気にはどうしてもなれなくて。
 昨晩と同じように、椅子の上に掛けておいた。]

 ……ヤーニカさん……?

[彼女の叫び声が聞こえた>>34

 彼女が襲われたのだろうか。
 それとも別の誰かの無残な姿を見たのだろうか。
 嵐なりに空は明るくなってきているから、後者だろうか。]

[いつもの服へ戻った娘は、右足を庇いながら、自室を出て悲鳴を辿った**]

( 38 ) 2015/08/24(月) 08:46:37

傷病者 マイダ

─ 廊下 ─

[髪を指先で弄ぶ。

風雨は悲鳴を思わせ、村で、アリスの部屋で、食堂で、馴れた臭いは感覚を鈍らせる。分かるのは誰も傍に居てくれないこと。

生きているからだ。誰も信じられないからだ。
生きなければいけないからだ。正しく終わらせて貰えるまで。

書物>>14の血の染みは鮮やかな色を幾分陰らせていたから、思考を鈍らせて、横たわっていた彼の名と事実を淡々と記した。

嫌なことは嫌な時間に。
朝だからと無事を喜んで笑いかけたくても、出来なかった。
淡い幻は現実に塗りつぶされて、誰かを信じることも出来ないのでは]

( 39 ) 2015/08/24(月) 15:30:23

傷病者 マイダ

 ……おはよう、

[途中ニイナ>>31に行きあったなら、それしか言えずに俯いただろう。

あと5人を──あるいは、4人を疑わなければいけない。
表情を凍らせたまま、いつものように食堂へ向かうのをじっと見たけれど、こんな女の子まで疑っておいて気遣いの言葉なんて投げられなかった]

( 40 ) 2015/08/24(月) 15:36:11

傷病者 マイダ

[マコトは人間だった。おそらく、自ら命を絶った。
アリスを殺したのが狂った人間だったなら、残る者の無実も彼の無実も証明できない、むなしい力。

誰かが死んで、人狼がいて、処刑されて。
死ぬことばかりを待っている]

 悲鳴……。
 ねぇ、夢かな。幻かな。……。

[雨粒と心臓が打つ音だけが、答えを告げる。
機械的に足を前へ、前へ──]

( 41 ) 2015/08/24(月) 15:55:19

傷病者 マイダ

─ 礼拝堂 ─

[ずっと足を運んでいない場所だった。
悲鳴の方向へ急ぎながら、ようやく気付いてゾッとした。

そこに、悲鳴の主──おそらくヤーニカと、誰かが横たわっている。あの人が設えていた、礼拝堂に。

開いた扉の向こう、見るより先に新たな血が鼻をついた]

 っ……、いやぁ……!
 や、にか……さ、

[息を整えなくては直視できそうになくて、必死に悲鳴を飲み込む。震える手を座り込んだヤーニカの肩に伸べたところで、呟き>>34をいくつか拾った]

 え……?

[牧師。狼。何を言っているのか。こんなに血が──なのに。
咄嗟には憑狼を思い出せずに、混乱に頭が痺れる]

( 42 ) 2015/08/24(月) 16:14:09

傷病者 マイダ

 大丈夫、大丈夫よ……。
 私、ちゃんと見てくるから。大丈夫ですよ……。

[落ち着かせているのがヤーニカなのか自分なのか曖昧なまま、ふらりと立ち上がる。『私たち大人もいます』──私だって、もう大人だもの。

ぼやける脳裏に、現実の赤の生々しさだけが突き刺さる]

( 43 ) 2015/08/24(月) 16:31:50

修道女 クリスタ

 ― 廊下から礼拝堂へ ―

[あのひとは、もういない。
 こわいものなんて、もう、なにもない。
 誰であろうとこの手にかけよう。

 生きる為に。
 この騒動を終わらせる為に。]

[そう、今の悲鳴だって。
 人狼騒動においては、日常のようなものじゃないか。
 動揺するには、値しない。]

[先から煩い心臓を修道服の上から抑え付けるようにしながら、悲鳴と血臭、死臭の元――礼拝堂の前へ。]

( 44 ) 2015/08/24(月) 16:40:03

修道女 クリスタ

 ― 礼拝堂 ―

[そこにいたのは、ヤーニカと、マイダと。
 他にも生存者が来ていただろうか。]

 落ち着いてください……。
 ……私が、言えたことではありませんが……。

[ヤーニカへと歩み寄る。彼女はまだ錯乱しているだろうか。
 彼女の傍へ立ってから、視線を礼拝堂の中心へ移した。

 匂いの元は――]

( 45 ) 2015/08/24(月) 16:40:22

修道女 クリスタ


 ……キリク様。

[まるで悪趣味な装飾を施されたオブジェのように、血によって描かれた魚のようなものの中心に、そのひとは横たわっていた。]

 ……議事録は、どこでしたか。
 この状態を、ちゃんと記すまでは……物を動かしたり、しない方がいいと、思います。

 どなたか、ヤーニカ様をお願いします……。

[そう、記したほうが良い事柄が多い。
 議事録の在り処を聞けたなら、一度礼拝堂を辞して取りに行こうと。]

( 46 ) 2015/08/24(月) 16:40:54

傷病者 マイダ

[血で描かれたイクトゥス、その中心に横たわる遺体のそばにふらりと膝をついた。過った通りの人物だ。ゆらゆらと『キリク』の肩を揺らす]

 キリク、さん。キリクさん……。

 ヤーニカさんが驚いてます。
 マコトさんの事があったのに、こんな悪趣味な、

[馬鹿みたいな事を言っている。
頭では冷えて強ばった身体の事は分かっているのに、飲み込むには一拍も二拍も遅れた。

抉られた頭、乾いた右頬の血、視線は傷を探してさ迷う。
嘘つき、と呟きが漏れた]

( 47 ) 2015/08/24(月) 16:58:58

傷病者 マイダ

 議事録……きのう、拾って……。
 食堂に。

[机に上げてきた、はず。
誰か>>46に言葉すくなに答えて、静かに手を離した。

牧師。礼拝堂。血濡れたしるし。傷つける燭台。
何もかもが冒涜し嘲笑うような悪意の塊に見えて、誰がやって来たか認識しきれない]

( 48 ) 2015/08/24(月) 16:59:48

傷病者 マイダ

[ヤーニカ。現場検分。

燭台へ伸びていた手が一度止まる。冷静な判断だ。
こんな冒涜的な状況でさえ、現実的な対処を優先するのか。
議事録を取りに行く姿を見れば、修道女だった。

この世の光など、本当にないのだなと思う。

普段からは想像できないほど取り乱していたのに。
すべて済んでから手遅れな祈りを捧げるんだろうか。執行人として名乗り出たように、マコトを連れて戻らなかった時のように]

( 49 ) 2015/08/24(月) 17:38:04


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16回 残2315pt 飴飴
傷病者 マイダ
15回 残2474pt 飴飴
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20回 残2007pt 飴
酒場の女主人 ヤーニカ
30回 残1650pt 飴飴

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牧師 キリク (3d)

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